【鬼滅の刃】胡蝶しのぶの死因やシーンを徹底解説!勇気ある最後とは?
胡蝶しのぶの死因は、多くの鬼滅の刃の読者に衝撃を与えました。胡蝶しのぶは鬼殺隊最強の剣士「柱」の一人に数えられる実力者ですが、上弦の弐・童磨との戦いの末に命を落としています。本記事では胡蝶しのぶの死因が明らかになるシーンや、童磨との因縁について解説します。
目次
胡蝶しのぶとは?
胡蝶しのぶのプロフィール
胡蝶しのぶは、鬼に対する対抗組織である鬼殺隊最高の実力者である「柱」を務める女性です。また、胡蝶しのぶは自分の邸宅である「蝶屋敷」で戦闘で傷ついた隊士達の治療やリハビリを行うなど、戦闘面以外でも鬼殺隊に多大な貢献をしています。彼女自身も薬学、特に毒の扱いに長けており、鬼との戦闘でもその毒の知識を活かした戦術をとります。作中では下弦の伍・累達との戦いのシーンで初登場し、累の手下の鬼を持ち前の毒で瞬く間に仕留め、柱としての実力を示しました。
胡蝶しのぶの性格
胡蝶しのぶには、元々カナエという姉がいましたが、彼女が生きている頃はおっとりとした姉とは対照的に、しっかりもので気が強い性格をしていました。実際に敵やカナエらにキツく当たるシーンもあり、彼女の勝気な性格をよく表していました。しかし、姉が鬼に殺されて以降は本来の自分自身の性格を隠し、姉の性格を受け継ぐようにおっとりとした温和な性格に変わりました。
胡蝶しのぶの強さや呼吸
鬼滅の刃の作中で、鬼殺隊の隊士は「呼吸」と呼ばれる技術により、自分自身の身体能力を向上させて鬼と戦っています。胡蝶しのぶはその中でも「蟲の呼吸」という呼吸法により鬼と戦っています。隊士達は基本的に鬼の首を斬ることで鬼を倒しますが、胡蝶しのぶは小柄な体格故に俊敏性には優れているものの、腕力が弱く鬼の首を斬り落とす力がありません。
しかし、持ち前の薬学の知識により鬼を殺す毒を調合し、それを細い独特な形をした彼女専用の刀に仕込み、それを突き技により鬼の体内に注入することで鬼を毒殺する戦法をとっていました。実際に作中の戦闘シーンでも、十二鬼月以下の鬼をその毒で難なく瞬殺しています。また、柱になるには十二鬼月を倒すことが最低条件であることから、少なくともしのぶは過去に下弦の鬼を倒していることは確実であるため、その毒は非常に強力であることがうかがえます。
鬼滅の刃の概要
鬼滅の刃は週刊少年ジャンプで2016年から2020年まで連載されていた漫画で、累計発行部数1億5000万部を誇る大人気作品で、アニメ化や映画化もされています。特に映画「無限列車編」は、興行収入400億円を突破し、それまで1位だった千と千尋の神隠しを抜いて国内歴代興行収入1位となるほどのフィーバーとなりました。
鬼滅の刃のあらすじ
山奥で家族と平和に暮らしていた少年・竈門炭治郎は、ある日自分が家を留守にしている間に鬼に家族を惨殺されてしまいます。そして、家族の中で唯一生き残った妹・禰豆子も鬼の血を浴びたことで鬼に変わってしまい、炭治郎は絶望の淵に立たされます。しかし、鬼殺隊隊士である冨岡義勇を始めとした様々な人々との出会いを経て、炭治郎は妹・禰豆子を人間に戻すことを決意し、長期間の修行を経て鬼殺隊に入隊し、鬼との戦いに身を投じていきます。
胡蝶しのぶの死因や最後のシーンを考察
胡蝶しのぶの死亡シーンは何巻?
胡蝶しのぶは、鬼滅の刃の作中クライマックスの戦いである「無限城」の戦いの中で死亡しますが、その死因が分かるシーンはコミックス17巻(2019年4月発売)の中で描かれていました。
胡蝶しのぶの死亡の経緯
胡蝶しのぶは、無限城の中での上弦の弐・童磨との壮絶な戦いの末死亡しましたが、彼女と童磨の間にはしのぶの姉・カナエを巡る因縁がありました。本項では、しのぶと童磨の戦いの様子と死因などについて紹介します。
経緯①童磨との戦いがはじまる
鬼達のボス・無惨により無限城に招かれた鬼殺隊隊士たちは、城の中で鬼達との全面対決に至ります。これはしのぶも例外ではなく、城の中で鬼達との戦いとなり、その過程でしのぶは上弦の弐・童磨と出くわします。実はしのぶにはカナエという姉がおり、作中では既に故人でしたが、その死因は童磨との戦いにより命を落としたものでした。このため、しのぶは童磨に対し強い憎しみを露わにし、しのぶが童磨に挑む形で戦いが始まりました。
経緯②頚への一撃
戦いのさなか、しのぶは得意の毒攻撃を次々と童磨に打ち込んでいきますが、その全てが童磨に解毒され、倒すことができずにいました。逆にしのぶは童磨の攻撃により、肺を斬られるなど全身に重傷を負い、死の淵に追い込まれてしまいます。それでもなおしのぶは戦意を失わず、瀕死の体を押して渾身の一撃「蟲の呼吸 蜈蚣ノ舞・百足蛇腹(ごこうのまい・ひゃくそくじゃばら)」を童磨の頚部に打ち込みます。しかし、その一撃すら童磨には通用しませんでした。
経緯③指文字でのメッセージの意味
渾身の一撃が通用しなかったしのぶは、逆に童磨に捕まり窮地に立たされます。この状態となった時、しのぶの継子(弟子のようなもの)である栗花落カナヲが駆け付けます。カナヲに気づいたしのぶは、最後の力を振り絞り、カナヲに対し指文字で何らかのメッセージを送ります。
経緯④童磨に吸収されて死亡する
カナヲに対し指文字でメッセージを残した直後、しのぶは童磨に全身の骨を砕かれて、童磨に吸収される形でカナヲの目の前で最後の時を迎えてしまいます。しのぶはそれまでの童磨との戦いで、肺を中心に全身に致命傷を負っていましたが、最終的な死因は童磨に吸収されるという、実に壮絶なものでした。
経緯⑤カナヲと伊之助も参戦する
目の前でしのぶを殺されたカナヲは、その憎しみを抱きながら童磨との戦いに挑みますが、しのぶの最後のメッセージを踏まえ、童磨に接近しすぎないよう慎重に戦います。そのさなか、戦場に嘴平伊之助も乱入し、童磨との戦いに参戦しますが、2vs1の状況でなお、童磨が優勢のまま戦いは継続します。
経緯⑥全身を毒にした罠
しかし、戦いの途中で童磨は目が急に落ちるなど、まるで猛毒にやられたような症状が出始めます。実は、しのぶは鬼に効く藤の花の毒を長期間にわたり摂取し続けることで、自分の体を全身毒漬け状態にしていました。その量はしのぶの全体重37kg分と、通常の致死量の700倍にもおよぶ量でした。このため、しのぶを吸収していた童磨は、その毒が遅れて効き始めました。
経緯⑦童磨は倒される
毒によってまともに戦えなくなった童磨に対し、カナヲと伊之助はそのチャンスを逃さず、童磨の首を斬りにかかります。童磨は毒にやられてなお血鬼術を出してきましたが、毒の影響で技にキレがなかったため、カナヲは「花の呼吸 終ノ型・彼岸主眼(ひがんしゅがん)」で童磨に接近し、その首に斬りかかりましたが、童磨の血鬼術により腕が凍り付き、首を斬り落とすまでは至りませんでした。
しかし、ここで伊之助が機転を利かせ、自分の刀をカナヲの刀に向けて投げつけ、カナヲの刀を押し込むことで童磨の首を斬り落とし、上弦の弐の鬼を討ち取ることに成功しました。以上から、童磨の最大の死因は毒を摂取したしのぶをわざわざ吸収したことであることが分かります。
胡蝶しのぶの指文字の意味
しのぶが死の直前にカナヲに向けて送った指文字のメッセージですが、これは「吸うな」という意味と推測されています。童磨の血鬼術は氷を操るもので、これを吸い込むと肺が傷つき、呼吸を武器にする鬼殺隊士はまともに戦えなくなります。このため、正確なメッセージとしては「敵の血鬼術による氷を吸うな」といった内容と推察できます。
胡蝶しのぶが自分が犠牲にした戦略に出た理由
しのぶは自らの体を毒漬けにし、童磨に自らを吸収させて弱体化させるという捨て身の作戦をとりました。これは童磨の「女を喰うことに異常に執着する性格」を利用したものでした。また、上弦の鬼の実力は柱3人分に匹敵すると言われており、1対1では童磨を倒せないと考えた故の作戦でもありました。実際に他の上弦の鬼との戦いでも、複数の柱や他の隊士(炭治郎、善逸、伊之助など)が組んでやっと倒したものばかりであるため、童磨を殺すためにはやむを得ない命がけの作戦でした。
胡蝶しのぶの死亡を知った他キャラの反応
胡蝶しのぶの死亡を知った冨岡義勇の反応
無限城の戦いでは、胡蝶しのぶ以外の柱達も戦いに巻き込まれており、その中には水柱・冨岡義勇もいました。義勇としのぶは鬼殺隊の任務でペアを組むことがあり、その中で義勇はよくしのぶに毒を吐かれ、それに対し義勇が言い返すと言った掛け合いをするなど、比較的親しい間柄でした。そのため、しのぶの死亡を聞いた時の義勇は愕然とした表情を見せていました。
胡蝶しのぶの死亡を知ったカナヲの反応
栗花落カナヲはしのぶと童磨との戦場に駆け付け、目の前でしのぶの死を見せつけられました。カナヲにとって、しのぶは亡きカナエと同じく自分を拾ってくれた恩人・保護者であり、大切な家族でした。このため、カナヲは童磨に対し強い憎しみを燃え上がらせました。しかし、カナヲはしのぶからの指文字のメッセージを見ていたため、憎しみを燃え上がらせつつも戦いは冷静に対処しようとしていました。そして、童磨に対して挑発的・侮辱的な発言をするなどの大胆さも見せていました。
胡蝶しのぶの死亡を知った伊之助の反応
伊之助は、カナヲが童磨に苦戦している最中に戦いに乱入しました。そして、カナヲ達との会話の中でしのぶが童磨に殺されたことを知ります。伊之助は戦闘で重傷を負った時、蝶屋敷でよくしのぶの世話になっており、しのぶのことを慕っている部分がありました。このため、伊之助は童磨に対し怒りの感情を抱きます。また、童磨は伊之助の素顔を見て、昔喰った女に似ており、その女と伊之助が親子だということに気づきます。
伊之助は猪に育てられるという特殊な生い立ちをしていましたが、それは童磨に追われていた伊之助の母が、伊之助だけでも助けるために逃がしたためであることが分かりました。そして、伊之助の母は童磨に殺され、骨まで残さず喰われたことも分かりました。それを聞いた伊之助は、自分を愛してくれた実母の微かな記憶がよみがえるとともに、母の死因となった童磨に対し怒りと憎しみの感情を燃え上がらせました。
胡蝶しのぶの死亡後や転生
童磨は最後に胡蝶しのぶに恋をした?
カナヲと伊之助との戦いに敗れ、首を斬り落とされた童磨は地獄に落ちる直前に、しのぶと再会しました。そこでしのぶは童磨の首を片手に持ち、「やっと死にました?」と笑みを浮かべながら発言し、カナヲ達の勝利に喜びを見せていました。その笑みを見た童磨は、何故かしのぶに対しときめき、恋をしている様子を見せ、しのぶに対し一緒に地獄に行かないかと誘おうとしました。
作中での童磨は他人に対する感情が異常なキャラとして描かれていましたが、しのぶに恋する描写はまさにそれを象徴するものでした。童磨からのアプローチに対し、しのぶは笑顔で「くたばれ」「糞野郎」と言い放ち、失恋した童磨は地獄に堕ちていきました。
胡蝶しのぶは天国でカナエと再会した?
童磨を地獄に堕とした後、しのぶは天国に到達し、そこで姉・カナエと両親と再会しました。そこでは桜の花びらが舞っており、かつて幸せに溢れていた家族の再会を祝っているようでした。そして、カナエとしのぶは童磨を倒し、自分達の敵討ちをしてくれた愛弟子・カナヲに対し労いの言葉をかけ、それを聞いたカナヲは人目をはばからず号泣していました。
胡蝶しのぶが生きている可能性は?
しのぶは童磨との戦いに敗れ、最後は全身の骨を砕かれ、童磨に吸収されるという最後を迎えました。そして童磨が死んだ時、童磨としのぶが会話するシーンがありましたが、これは死後の世界でのものであり、それ以降しのぶの生存を示す描写はなかったことから、しのぶは間違いなく死亡したということが分かります。
胡蝶しのぶは最終回で転生した?
作中で壮絶な死因による死亡シーンが描かれたしのぶですが、その後は鬼滅の刃最終回でしのぶとカナエによく似た女子高生が登場しますが、彼女達はしのぶとカナエが転生したものであることが判明します。転生したキャラクターは他にもおり、柱であった伊黒小芭内や甘露寺蜜璃、義勇の友人だった錆兎や真菰の転生キャラも登場していました。
胡蝶しのぶの過去や童磨との関係
胡蝶しのぶの過去①両親を亡くす
元々胡蝶しのぶと姉・カナエは、薬の調合関係の仕事をしていた両親と幸せに暮らしていました。しかし、その幸せな日々は、ある日両親が鬼に殺されることで破壊されてしまいました。しのぶ・カナエの姉妹は幸い岩柱・悲鳴嶼行冥によって救われますが、二人は幼くして両親を失ってしまいました。その後二人は鬼殺隊に入り、鬼から他の人たちの幸せを守るため戦うことになります。
胡蝶しのぶの過去②カナヲを拾い育てる
鬼殺隊として活動していたしのぶとカナエは、ある日人買いに売られかけていた一人の少女と出会います。その少女は貧しい家に生まれ、幼少期から両親に虐待されながら育ち、名前すら付けられていませんでした。その状況を見かねたしのぶとカナエは、人買いから少女を奪還し、その少女を「栗花落カナヲ」と名付け、自分達の妹のように育てることにしました。
胡蝶しのぶの過去③カナエが童磨に殺される
鬼殺隊の隊士として活動する中で、カナエは実力をつけ柱の地位にまで昇進していました。しかし、そのカナエはある日強い鬼に出くわし、戦いに敗れ死にかけてしまいます。そこにしのぶが駆け付けますが、そのしのぶに対しカナエは鬼殺隊を辞め、一般人として暮らすよう諭します。しかし、しのぶはそれを聞き入れず、姉の敵討ちをするためにカナエを瀕死に追いやった鬼の特徴を聞き出そうとします。その気持ちを汲んだカナエは、鬼(童磨)の特徴を伝え、そのまま命を落としました。
胡蝶しのぶの過去④新しく蟲柱になる
両親と姉を鬼に殺されるという、同じ死因で失ってしまったしのぶですが、姉の敵討ちをするため鬼殺隊に在籍し続け実力を伸ばし、遂に姉と同じ柱の地位(蟲柱)にまで上り詰めます。しかし、皮肉にもしのぶは姉の敵である鬼(童磨)との戦いに敗れ、両親や姉と同じ死因で命を落とすことになりました。
胡蝶しのぶに対する世間での評判や人気
鬼滅の刃の読者の中には、胡蝶しのぶの毒使いとしての戦い方を好む人もいるようです。しのぶは他の隊士と比べて非力であるため、鬼の首を斬り落とすことができません。しかし、その非力さを自分の毒の知識と素早さなどでカバーするという、ひと工夫凝らした戦い方をしており、それを好む読者もいるようです。
鬼滅の刃の作中では、胡蝶しのぶは冨岡義勇と組んで任務にあたる場面が多かったため、2人に感情移入したりカップリングを妄想している読者もいるようです。
胡蝶しのぶは柱としての戦闘の実力や蝶屋敷運営による鬼殺隊への貢献、そして持ち前の美貌により作中でも屈指の才色兼備なキャラクターであり、読者からの人気も高いキャラクターです。このため、しのぶが好きすぎるあまり、その死を受け入れられない読者もいるようです。
また、鬼滅の刃のアニメ勢の中には、胡蝶しのぶの名前をネット検索し、検索ワードに「死因」というワードを見つけて落胆する人もいたようです。鬼滅の刃は漫画は完結していますが、アニメはまだ中盤の「刀鍛冶の里編」までであり、アニメのみ観ている人は結末を知りません。そのため、胡蝶しのぶの死因や壮絶な最後についてうっかり検索してしまい、落ち込む人もいるようです。
胡蝶しのぶの死因は吸収だった
本記事では、胡蝶しのぶのプロフィールや過去、作中での活躍シーン、死因や死亡したシーンなどについて紹介しました。しのぶは柱の中でも鬼の首を斬らず、毒で鬼を殺すという特殊な戦法を取りますが、その戦い方は姉の敵である上弦の弐・童磨には通用せず、童磨に吸収されて死ぬという、壮絶な死因により最後の時を迎えました。しかし、しのぶはその事も計算に入れ、あらかじめ自分の体を毒漬けにしていたため、童磨のしのぶを吸収するという行動は自らの首を絞める結果となりました。
しのぶの毒が効き始めた童磨は、それまで圧倒していたカナヲと伊之助に形勢を逆転されてしまいます。そして最後は二人の連係プレーで首を斬り落とされ死ぬことになりますが、その死因はしのぶの毒が大きく影響したものでした。しのぶを始めとした胡蝶家の面々は、その死因が全て鬼に殺されたものという悲劇的な最後を迎えましたが、最後はしのぶの活躍により敵討ちを果たし、天国で一家は再会し幸せそうな顔をしていました。
この記事のライター
tera_yuuki56
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