【鬼滅の刃】神崎アオイと伊之助の結婚理由とは？二人の出会いから子孫まで調査

神崎アオイと嘴平伊之助（はしびらいのすけ）は鬼滅の刃の最終回で、嘴平青葉（はしびらあおば）というひ孫がいることが明らかになっています。神崎アオイと伊之助はいつ出会い、関係を深めていったのでしょうか？ふたりの関係を深めるきっかけは神崎アオイがつくったおにぎりでした。この記事では最終決戦のその後に深まった神崎アオイと伊之助の関係や神崎アオイの人物像、栗花落カナヲ（つゆりかなを）との関係を紹介していきます。

神崎アオイは鬼滅の刃に登場するキャラクターです。最終選別を突破した鬼殺隊の隊士ではありますが、恐怖で戦場に出ることができなくなってしまいました。その代わりに神崎アオイは蝶屋敷で傷ついた隊士たちの治療や家事などの仕事をしています。面倒見のいいしっかり者で、隊士の体をいつも心配しているため時には隊士を容赦なく叱りつけることもあります。

嘴平伊之助（はしびらいのすけ）はいつも育ての親である猪の頭を被っていますが、その下の素顔は女性かと思うほど美しい容姿をしています。人の話を聞かずに突っ走るタイプの性格ではありますが、自分の弱さを知ったときには信じられないほど落ち込んだ様子を見せるなど精神面は弱い部分もあるようです。母親に捨てられたと思っていましたが、実は母親は上弦の弐・童磨（どうま）によって殺されていたことが判明します。

嘴平伊之助（はしびらいのすけ）は鬼との戦いの最終回のその後は怪我を癒やすために蝶屋敷で治療してもらっていました。最終決戦で蝶屋敷の主人である蟲柱・胡蝶しのぶ（こちょうしのぶ）は亡くなっており、栗花落カナヲは失明していることに加え、主人公の竈門炭治郎（かまどたんじろう）と結婚しているため、神崎アオイがその後の蝶屋敷の主人になったと考えられます。帰る場所はない伊之助はそのままアオイと共に長屋敷で過ごしていたのかもしれません。

神崎アオイと嘴平伊之助（はしびらいのすけ）が互いを異性として意識するようになったのは鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）との決戦後、つまり鬼との戦いの最終回のその後であると考えられます。そんなふたりの関係について考察していく前に、ふたりが登場する鬼滅の刃の概要とあらすじをおさらいしておきましょう。

鬼滅の刃とはufotableによるアニメ化をきっかけに、社会現象レベルの大ヒットを記録した漫画です。それぞれの登場人物に深い過去と設定があり、敵側である鬼にも愛着が湧くと話題になりました。映画の興行収入は日本最高記録を塗り替え、老若男女の誰もが知る漫画となりました。

鬼滅の刃は生身の人間が呼吸を使った技によって、超回復力と強靱な肉体、そして異能力を持った鬼と戦う物語です。主人公の炭焼きの家の長男である竈門炭治郎（かまどたんじろう）は鬼に家族を殺され、鬼にされてしまった妹を人間に戻すために鬼との戦いに身を投じていきます。殺された仲間たちや家族の想いは炭治郎によって繋がれていき、鬼殺隊1000年の悲願である、鬼の頭目である鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）を倒す力に変わっていきます。

最終話でふたりのひ孫である嘴平青葉（はしびらあおば）が登場する神崎アオイと嘴平伊之助（はしびらいのすけ）。怪我を顧みずに突っ走る伊之助を神崎アオイは度々叱りつけていましたが、鬼滅の刃の終盤までふたりが互いを意識している様子はありませんでした。そんなふたりの馴れ初めを時系列順に紹介していきます。

神崎アオイと嘴平伊之助（はしびらいのすけ）との出会いは蝶屋敷です。那田蜘蛛山（なたぐもやま）で下弦の伍・累（るい）とその家族にされていた鬼と戦った伊之助は仲間と共に怪我の治療で神崎アオイがいる蝶屋敷に運ばれました。嘴平伊之助はここで初めて神崎アオイによる看病を受けます。鬼滅の刃の原作でふたりが深くかかわったのは、このときの機能回復訓練です。

機能回復訓練とは怪我をして寝込んでいたことによってなまった体の能力を回復するための訓練で、蝶屋敷でおこなわれます。伊之助たちは神崎アオイと栗花落カナヲ（つゆりかなを）による機能回復訓練を受けました。薬湯の入った湯飲みをすばやく手に取って相手にかける訓練と鬼ごっこのような訓練がありましたが、神崎アオイは伊之助によって容赦なく薬湯をかけられました。さらに鬼ごっこの訓練では伊之助は神崎アオイを逆さ吊りにしています。ちなみにこの後伊之助は栗花落カナヲに完敗していました。

遊郭編で毒を使う鬼と戦った結果、嘴平伊之助（はしびらいのすけ）は毒が効きにくい体であることがわかります。しかしそれは薬も効きづらい体ということです。伊之助はそのことを聞くと、自分は不死身だと喜んでいましたが、神崎アオイはとても心配している様子でした。心配する神崎アオイに対して嘴平伊之助（はしびらいのすけ）は言い返しており喧嘩もしていました。

鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）を撃破し、鬼との戦いが最終回を迎えたその後、嘴平伊之助（はしびらいのすけ）は蝶屋敷で療養をしていました。よく食べる伊之助はおなかが空くと度々おにぎりを盗み食いしていたようで、神崎アオイがそれを注意しています。神崎アオイは伊之助の盗み食い対策として、伊之助が食べてもいいおにぎりを食事とは別に用意するようになりました。伊之助は神崎アオイがつくったおにぎりを食べながら幸せそうな表情を見せています。このおにぎりの件から伊之助は神崎アオイを意識するようになったと考えられます。

嘴平伊之助（はしびらいのすけ）は幼い頃から山で育ての親である猪と暮らしていました。伊之助は母に捨てられたのだと考えていましたが、ふんどしにしっかりと名前が書いてあることから捨て子ではないと我妻善逸（あがつまぜんいつ）に指摘されています。その指摘通り、母は伊之助のことを心から愛していました。神崎アオイが伊之助に真正面から注意したり、特別におにぎりを用意したりする姿には母性が感じられます。伊之助は神崎アオイの優しさに母の姿を重ねていたのかもしれません。

鬼舞辻無惨を倒した最終回のその後、嘴平伊之助（はしびらいのすけ）は神崎アオイにどんぐりや木の実で作られたアクセサリーをプレゼントしています。伊之助は神崎アオイが特別につくってくれたおにぎりにとても喜んでいたので、おにぎりのお礼としてプレゼントをしたのかもしれません。伊之助にとってどんぐりはとても大切なもので、厭夢（えんむ）に見せられていた夢の中で禰豆子（ねずこ）を冒険に誘うためにツヤツヤのどんぐりをプレゼントしています。伊之助はおにぎりのお礼に宝物をプレゼントしたのです。

鬼滅の刃の原作漫画の最終回に嘴平青葉（はしびらあおば）という青年が登場しました。嘴平伊之助（はしびらいのすけ）と同様に女性のような美しい顔立ちをした嘴平青葉は嘴平伊之助（はしびらいのすけ）と神崎アオイとはどういう関係なのか。また植物学者であった嘴平青葉が犯してしまった、研究所をクビになるほどの大きなミスとはなんだったのかを紹介します。

嘴平伊之助とよく似た美貌を持つ青年である嘴平青葉（はしびらあおば）は、神崎アオイと嘴平伊之助（はしびらいのすけ）のひ孫であることが明かされています。このことから、神崎アオイと嘴平伊之助は結婚して子孫を残していることが判明しました。鬼滅の刃の最終回直前まで叱る母と叱られる子どものような関係だったは神崎アオイと伊之助は、その後仲良くなったことがわかります。

嘴平青葉（はしびらあおば）は嘴平伊之助（はしびらいのすけ）と同様に男性とは思えないほどの中性的な美貌を持つ青年です。体つきは伊之助とは異なり、線が細く儚げな雰囲気を持っています。性格もめそめそしがちで内向的な様子。ミスを犯して研究所をクビになった後は公園でひとりで泣いていました。

嘴平青葉（はしびらあおば）は鬼滅の刃における重要アイテムである青い彼岸花の研究をしていました。嘴平青葉の研究により青い彼岸花は日中にしか咲かず、夜は大きなつくしのようにしか見えないこと。非常に繊細な植物であり、気候などの外的環境の影響によって咲かない年も多いということが明らかになりました。鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）は日光を克服するために、青い彼岸花を1000年にわたって探していましたが日中にしか咲かない花を夜にしか活動できない鬼が見つけることは難しかったでしょう。

青い彼岸花の特性を解明したことで一躍有名人になった嘴平青葉（はしびらあおば）ですが、青い彼岸花をうっかり全て枯らしてしまうという重大なミスを犯してしまいました。嘴平青葉は謝罪会見を開き、非難を受けることになりました。しかし最初の鬼である鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）は青い彼岸花の入った薬を摂取して鬼になっています。嘴平青葉が青い彼岸花を絶滅させたことによって、もう二度と鬼が復活することのない世界になったのです。嘴平青葉はこのミスで世界を救ったといっても過言ではありません。

嘴平青葉（はしびらあおば）が植物学者になった理由は、神崎アオイが関係しているのではないかという説があります。鬼との最終決戦で、蝶屋敷の主人である胡蝶しのぶは殺され、栗花落カナヲ（つゆりかなを）は失明してしまいました。しっかり者の神崎アオイはその後蝶屋敷の主人になったことが考えられます。神崎アオイは薬についての知識もあったはずなので、植物についても詳しかったと考えられます。嘴平青葉は祖先である神崎アオイの影響で植物学者になった可能性があります。

命懸けの戦いを繰り返す鬼滅の刃の作中で、神崎アオイが出てくる蝶屋敷での場面は隊士たちにとってはもちろん、ファンにとっても癒やしでした。ここからは蝶屋敷で傷ついた隊士たちの治療を懸命におこなっていた神崎アオイがどんな人物なのかを紹介していきます。

神崎アオイはしっかり者な働き者で、いつもシーツの洗濯をしたり、料理をしたりと忙しそうにしています。そんな神崎アオイですが、遊郭編で重傷を負った竈門炭治郎（かまどたんじろう）の意識が戻ったと聞いてシーツを被ったまま大急ぎで駆けつけていました。シーツのおばけのような姿は神崎アオイがおっちょこちょいであることを表しています。

神崎アオイは料理の手際もわかる通り、手先が器用です。竈門炭治郎（かまどたんじろう）がいつも背負っている禰豆子（ねずこ）が入るための箱の肩紐が、遊郭編でちぎれて壊れてしまった際も、神崎アオイがその修繕をおこないました。

神崎アオイは昔から姉妹がほしいと考えていました。栗花落カナヲが自分の苗字を決める際に蝶屋敷の人々が候補を出した際に、神崎アオイは自分の苗字である「神崎」の姓をカナヲに推ししています。神崎アオイとカナヲは蝶屋敷で共に過ごした仲であるため、遊郭編で宇髄天元（うずいてんげん）が神崎アオイを戦場に連れだそうとした際にカナヲは必死の思いで宇髄天元を止めています。カナヲにとって蝶屋敷の住人はみんな大切なきょうだいのようなものでした。もちろん神崎アオイもカナヲを大切に思っています。

神崎アオイは家族を鬼に殺され、鬼殺隊の隊士になることを決めました。しかし最終選別ではじめて刀を持って鬼に対峙したときに恐怖を感じ、鬼と戦うことはできなくなってしまいました。最終選別を突破できたことは神崎アオイは偶然だったと言っていますが、神崎アオイの同期には刀を持って2ヶ月で柱になった霞柱・時透無一郎（ときとうむいちろう）がいたため、その影響もあって最終選別を突破できた可能性があります。

鬼殺隊の隊士であるにもかかわらず鬼と戦うことのできない神崎アオイはサポート役に回り、怪我をした隊士たちの治療を懸命におこなってきました。しかし戦場に行くことができないことに神崎アオイはいつも後ろめたさを抱えていたことは事実です。そんな神崎アオイを救ったのは竈門炭治郎（かまどたんじろう）の言葉でした。治療をし、機能回復訓練も一緒におこなった神崎アオイのことを炭治郎は自分の一部だと言い、戦場には神崎アオイの心を持っていくから問題ないという炭治郎の言葉に神崎アオイは救われました。

鬼との戦いの最終回の後に結婚することになる神崎アオイと嘴平伊之助（はしびらいのすけ）。豪華キャストで話題になったアニメ・鬼滅の刃でふたりの声を務めた声優を紹介します。

気が強く無茶をする隊士はビシッと叱りつけるものの嘴平伊之助（はしびらいのすけ）に特別におにぎりを用意したり、怪我をした隊士の治療を懸命におこなったりする優しさのある神崎アオイの声を務めた声優は江原裕利（えはらゆり）さんです。神崎アオイの世話好きなお姉さんの演技がかわいいと評判になりました。

神崎アオイの声を務めた江原裕理（えはらゆり）さんは異色な経歴の持ち主です。声優であるにもかかわらず、アニメーション制作会社のufotableに所属。さらにufotable制作のアニメ『テイルズオブゼスティリア ザ・クロス』からは制作スタッフとして活動しています。ufotableの社員としてアニメの撮影協力や制作進行業務なども務め、政策委員会に参加していることもあります。

江原裕理（えはらゆり）さんはufotable運営の『マチ★アソビCAFE』のバイトに応募したことがきっかけで、ufotable制作の『おへんろ～八十八歩記～』の主人公・ちわ役でデビューしています。

自分に自信があり、いつも力強く叫んでいる嘴平伊之助（はしびらいのすけ）が、那田蜘蛛山（なたぐもやま）での戦闘を経て自分の弱さを痛感し、精神的に弱っていた際の演技が話題を呼んだ声優は、松岡禎丞（まつおかよしつぐ）さんです。

松岡禎丞（まつおかよしつぐ）さんは猗窩座（あかざ）の声優である石田彰（いしだあきら）さんの幅広い演技に驚き、声優を志すようになりました。第6回声優アワード新人男優賞や第10回声優アワードで主演男優賞を受賞するなど、実力派声優として知られています。

松岡禎丞（まつおかよしつぐ）さんは様々なアニメで主役を演じてきました。代表作は、『五等分の花嫁』の上杉風太郎役、『ソードアート・オンライン』シリーズのキリト役、『盾の勇者の成り上がり』の天木錬役などがあります。

母親のように伊之助を叱る神崎アオイの姿から、鬼滅の刃の連載中からふたりは結ばれるのではないかという噂がありました。最終回で嘴平青葉（はしびらあおば）が登場し、ふたりのひ孫であることが判明した際にはふたりの関係を応援していたファンは喜びの声をあげています。

ここからは夫婦となった嘴平伊之助（はしびらいのすけ）と神崎アオイが「もしも○○だったら」という妄想シリーズを紹介します。

山育ちで文字の読み書きもできない嘴平伊之助（はしびらいのすけ）が鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）の撃破後は何をしていたかは気になるところです。山の静物と力比べをすることを生きがいにしていた嘴平伊之助ですから、大正時代という時代背景から考えても、その後は相撲取りになっていた可能性もあります。鬼を相手に戦ってきた伊之助は相撲取りになっても強くて人気を得られるはずです。

神崎アオイの夫となった嘴平伊之助（はしびらいのすけ）。猪突猛進で、人間としての常識をあまり知らない伊之助ですから、結婚しても妻の心配は尽きなかったはずです。しかし優しい伊之助のことですから、宝物のツヤツヤのどんぐりを妻にはよくプレゼントしてくれるかもしれません。

ダメなことはダメと厳しく叱ることができ、家事もテキパキとこなす神崎アオイはいい妻になったはずです。子どもの教育もしっかりとおこなってくれるでしょう。大きな子どものような夫に手を焼かされながらも幸せな家庭を築いたことが予想されます。

神崎アオイと嘴平伊之助（はしびらいのすけ）は特別なおにぎりをきっかけに関係を深めていきました。最終回ではひ孫の嘴平青葉（はしびらあおば）は登場しましたが、鬼を倒したその後のふたりの生活は描かれていません。しかし神崎アオイは結婚してもきっと嘴平伊之助に特別なおにぎりを作り続けてくれたことでしょう。おにぎりで深まったふたりの関係はかわいいとファンからも評判でした。