【鬼滅の刃】童磨の最後の死亡理由とは？しのぶや伊之助との関係も紹介

童磨の最後の死亡シーンに迫る前に、まずは童磨とはどういった存在なのかについてまとめていき、鬼滅の刃とはどういった作品なのかについても併せてまとめていきます。作中で卑劣で恐ろしい存在として描かれ読者に無感情で苛立ちを感じさせた鬼の童磨はどういった性格をしていたのでしょうか。

童磨は鬼滅の刃に登場する鬼です。無惨から選ばれた十二鬼月の1人であり、その数字は上から2番目に強い上弦の弐です。横流しの長髪はが片方の肩まで伸びており、生まれつきである虹色の双眸と、血をこぼし付着してしまったような柄の着物を身につけているのが見た目の特徴です。万世極楽教の教祖として人間の世界に紛れ込んで生活しています。

童磨の性格を一言で表すなら無感情です。常に飄々としていて不敵な笑みを浮かべています。鬼殺隊の炭治郎たちに話しかける時も奇妙なほど陽気に接しようとしその笑みを崩そうとしません。他人の痛みに無頓着でもあり相手の感情を弄ぶような言動が目立ちます。彼の素性は無惨や他の鬼たちからも嫌われているものであり、猗窩座からは喜怒哀楽が表面上だけで気色が悪いと特に嫌われているそうです。

上弦の弐ということもあり身体能力や血鬼術の効果や威力といった全体的なステータスはかなり高いです。血鬼術は鉄扇と冷気を合わせたもの。術を霧状にばらまいて敵の間隔や呼吸器系を麻痺させ、動きが鈍ったところに氷像による大技を放ちます。その戦い方は非常に合理的で、まず敵の全力を測りそのデータを元に立ち回ろうとする狡猾さを作中に見せました。

ここからは童磨が登場し活躍する漫画鬼滅の刃についておさらいしていきます。週刊少年ジャンプにて連載され『鬼滅』の略称でファンに親しまれている本作は、令和の時代では名前を知らない人が見つからないほど大人気作品です。劇場映画にて公開された無限列車編では、国内、国外の両方で歴史的興行収入を記録しており、現在でも刀鍛冶の里編のアニメ化が既に決定しています。

鬼滅の刃は吾峠呼世晴先生によって手掛けられた漫画作品です。掲載誌は集英社の週刊少年ジャンプ。2016年11号から2020年24号までにかけて全205話が連載されました。漫画の売れ行きが好調であると2019年にはアニメ化がされ、そこで爆発的な人気を博し、結果的に劇場映画版やゲーム化、舞台化など、様々なメディアミックスを展開することになりました。

日本の大正時代を舞台に、主人公の竃門炭治郎はある日家族が鬼に惨殺されてしまい受け入れがたい現実に直面します。妹の禰豆子は唯一の生き残りで、医者に診てもらおうとしますが妹に人の面影はなく、その本性は鬼となってしまったのです。しかし、妹に襲われてしまい炭治郎はこれまでかと思ったその時、禰豆子は涙を流しまだ人間の心があることを証明しました。そこから炭治郎は妹を元に戻す決心をし、示された手掛かりから鬼を狩るための修行を始めていきます。

ここからは童磨の死亡した理由についてまとめていきます。童磨は十二鬼月でありその力が強大で恐ろしい敵として描かれていますが、実は童磨が話題になった大きな理由は最後の死亡シーンにあります。どういった内容で童磨は死亡したのか、そのシーンについて迫っていきます。

童磨は鬼殺隊の誰かに殺されますが、結果から言えば胡蝶しのぶ、栗花落カナヲ、嘴平伊之助の3人と戦った末に死亡します。原作単行本第16巻の140話「決戦の火蓋を切る」で、そこでしのぶとの戦いが始まります。そこから話が進んでいくと惜しくもしのぶは死亡。その後にカナヲと伊之助の共闘が始まり、最後に童磨の首が切られたのは第19巻の162話「三人の白星」でした。

胡蝶しのぶは首を切れない剣士ながら、日輪刀に毒を塗って鬼を毒殺するという独特の倒し方をします。しかし従来の毒では童磨を犯しきれず、克服され耐性もついてしまいました。ただし、しのぶはそれを見越しておいていると、予め童磨と戦う前に自分の体内に毒を仕込んでおいたのです。自分が破れて童磨に食われると、カナヲと伊之助と戦っている間に毒が彼の動きを鈍らせ2人にとって有利な状況を生み出しました。

しのぶが毒を飲んでいたとは知らなかった童磨は、いきなり身体が溶け始めたことにうろたえます。即時に再生することもできず大きな隙を晒していると、カナヲがすぐさま接近して、カナヲを冷気で止めることに成功するも伊之助の機転の利かせた日輪刀投げが首に刺さり、そのまま切り落とされるという最後になりました。

童磨の首を切られる死亡シーンは原作単行本第19巻の162話ですが、この死亡シーンの真骨頂はその後の話にすべてあると言っても過言ではありません。現に読者から熱烈な話題を受けている部分は童磨が死亡した後の世界で、真っ暗闇の中に胡蝶しのぶが登場し会話をするシーンにあるのです。

首を繋ぎ直すことも叶わなかった童磨は死亡する瞬間なのだと悟ります。その時、童磨の目の前には死んだはずのしのぶが現れ毒を仕込んでいたことを明かします。そこで童磨は自分が生まれて初めて心が昂っていることに気づくとこれが恋だと謎の確信を持ち、不謹慎にも嬉々とした笑顔で彼女に愛の告白を伝えます。その返しにしのぶもにっこり笑うとただ一言「とっととくたばれ糞野郎」と殺意を伝えました。

ここからは童磨と深い関わりを持っているキャラクターについてまとめていきます。鬼である以上鬼殺隊との仇である関係性は切り離せません。その上童磨は上弦になるまでに多くの人間を食べており、その中から柱との関係性も生まれています。

胡蝶しのぶは童磨と対面した時鬼のような形相を浮かべていました。しのぶには胡蝶カナエという亡き姉がおりカナエは童磨の手によって死亡していました。しのぶにとって実は童磨は姉の仇だったのです。また、童磨は偏食家で若い女性を好んで食べていたこともカナエの死と関係しています。

栗花落カナヲは血の繋がりはないものの胡蝶しのぶ、胡蝶カナエの妹であり2人から家族同然のような愛情を注がれていました。カナエは若い頃に死亡し、しのぶも同じ鬼に食い殺されると、カナヲにとって童磨は2人の大事な姉を奪った仇でした。

伊之助の母である琴葉は家庭内暴力に悩んだ末、伊之助を連れて万世極楽教を訪ねました。当時からそこの教祖であった童磨は最初は琴葉を食べるつもりはなかったものの、人を食った瞬間を見られたことから琴葉も殺すことを決めます。その時琴葉は伊之助だけは逃がそうと川へ落とすと、伊之助が童磨と再会した時童磨から琴葉の話を聞かされその事実を初めて知ることになります。

ここからは童磨の過去についてまとめていきます。童磨には人間だった頃の過去があり、童磨自身その記憶を鮮明に憶えているという鬼の中では稀有な性質をしています。彼の過去について詳しく見ていきます。

万世極楽教の教祖になったのは人間の頃からであり、それも幼少期の頃からでした。両親からは神童として持ち上げられていたものの、自分は至って無心論者であり周りで崇拝する人たちに対してもバカで可哀想な連中だと認識していました。

父親が不倫しそれに激情した母親が夫を殺害、その後自分も毒を飲んで自害し2人して童磨の元から去りますが、童磨には悲しいという感情は全く湧きあがりませんでした。そんな時に彼の前に鬼舞辻無惨と出会うと無感情なのを評価されて血を与えられ、童磨は鬼となりました。

鬼となってからは苦しみから解放するという名目から、人を自分の体内に取り入れ永遠の生を与えるという彼なりの善意が生まれます。それまで無関心だった信者を好んで食べるようになり、栄養が豊富であることに気づくと女性を食べるようになる偏食家となっていきました。

ここからは漫画から外れ、アニメ版鬼滅の刃での童磨についてまとめていきます。上述した童磨の過去や死亡シーンは未だ映像化されていませんが、実は童磨は遊郭編時点で既にアニメに登場しセリフも喋っています。そこで担当した声優はどんな人なのか、その素性を明らかにしていきます。

童磨の声を担当した声優は宮野真守（みやのまもる）さんです。ファンからはマモちゃんという愛称で呼ばれており、最近はテレビにも登場し注目を浴びている大人気声優さんです。アニメ鬼滅の刃では堕姫と妓夫太郎の過去編が描かれている時、2人の前に現れ鬼になることを促す時に初セリフを喋りました。

1983年6月8日生まれ、出身は埼玉県。血液型はB型で身長は182cmあります。事務所は劇団ひまわりに所属しており、声優の他に俳優、歌手としての活躍も目覚ましいです。性格は非常に明るく笑わせることが得意なコミカルな性格で、甘い声に誘われた女性ファンだけでなく面白い声優として男性のファンもとても多いです。

デビュー作品は『私はケイトリン』のグリフェン・ロウ、代表作は『DEATE NOTE』の夜神月や『STEINS;GATE』の岡部倫太郎など。その他にも『亜人』の永井圭、『暗殺教室』の浅野学秀、『オーバーロード』のパンドラズ・アクター、『うーさーのその日暮らし』のうーさーなど、多くの主演作品が存在します。

これまで童磨の死亡シーンについてまとめてきました。大きく話題になっていることから本記事をまとめることとなりましたが、果たして実際に読者ファンからは童磨の死亡シーンは話題になっているんでしょうか？ここではその疑念を晴らすべく、ネット上に上がっている童磨の死亡理由に対する評判や感想を調べていきます。

ネット上で最も人気があったのは胡蝶しのぶの「とっととくたばれ糞野郎」というセリフでした。それまでしのぶは炭治郎たちを始め人面蜘蛛などに対しても等しく慈悲を与えているような心優しい人でした。そんな彼女が童磨に対しては仇であったこともあり、優しさの欠片もない罵倒をかけるという瞬間に多くの読者が衝撃と痛快さを感じていました。

童磨の戦闘シーンが描かれた無限城編が好きだという意見の人も多く見られました。話の展開が予想しづらく、いつどうなってしまうかというワクワクとヒヤヒヤの両方を感じながら読んでいたという感想の人もいました。

鬼滅の刃は先月まで遊郭編の全話をアニメ化して公開していましたが、そこで童磨も少しだけ登場していると既に無限城編での活躍が描かれないかと待機しているファンもいました。現に鬼滅の刃は刀鍛冶の里編のアニメ化が決定しており、世界中の人気っぷりから考えると無限城編や最終話までも映像化されそうな勢いを持っているので、アニメファンからの期待は高まる一方でしょう。

ここからはまとめから趣向を変え、童磨がもしも〇〇だったらについてまとめていきます。鬼滅の刃では何人もの人を食べ鬼殺隊も食い殺した巨悪の存在でしたが、もしも童磨が実在するものとしてこの人間社会を生きていたらどうなっていたでしょうか。原作での言動や性格を参考にし童磨が彼氏、会社の上司、政治家だった時の場合を考えていきます。

童磨は無感情でありながら、その死に際には胡蝶しのぶに対する彼なりの恋愛感情が湧いていました。そのことから童磨が彼氏になる境遇ということは想像することはできます。しかし、どうして童磨がしのぶに恋をしてしまったのかは傍から見るだけでは全く分かりません。何か通じるものがあったのか。死に際に聞いたしのぶの話に興味を惹かれたのか。このことから分かることは、童磨の感情を理解するためには彼女側は多大なる苦労をすることだということです。

もしも自分の上司が考えの読みづらい人だった場合、その人と仲良くやっていきたいと思う人はどれだけいるのでしょうか。童磨が会社の上司だった場合、周囲の人から接しづらい印象を持たれる存在になっていると思います。事実として、同じ十二鬼月たちの持つ童磨への印象はどれも悪く、あの傲慢で残虐な無惨からですら「あまり好きではない」とファンブックで語っています。

現存する政治家のほとんどは自分や自分の属する党の思想に沿って政策を決めていきますが、童磨の場合はかなり偏った思考のものになるのが想像できます。鬼となった時に芽生えたものも人を食べて永遠の存在にしてやるという歪んだ救済方法で、そうするうちに女性を好む偏食家にまで捻じれ曲がっています。童磨が政治家だった場合はそもそも市民から支持されない政治家になっているかもしれません。

童磨の死亡シーンは胡蝶しのぶによる一言により大きな話題になっていたことが分かりました。とても清々しい笑顔で「とっととくたばれ糞野郎」と放ったシーンは、ネット上でもそのセリフに関するwikiが作られたり、それをネタにしていじるという風習も生まれました。このシーンがいつかアニメで描かれることを、多くのファンが今から期待していることでしょう。