【鬼滅の刃】胡蝶しのぶの名言・名セリフまとめ！上品の中に毒舌な一面も？

胡蝶しのぶは４人家族（父親、母親、姉）でしたが、しのぶたちが幼いころに鬼に両親を殺されてしまい、姉と２人になりました。容姿端麗な姉妹でしたが、姉のカナエとしのぶは、憎い鬼を倒すため、鬼殺隊に入隊します。しかし、上弦の鬼に最愛の姉カナエが殺されてしまいます。

両親と姉を殺した鬼を倒すため、しのぶは鬼を殺すことができる毒を開発します。身体が小さく鬼の頚を日輪刀で斬ることが出来ないしのぶでしたが、毒の開発に成功し柱になりました。姉の意志を受け継ぎ、自分の感情を隠して憎い鬼を倒すため笑顔で過ごす強い女性です。

薬学に精通しているのは、胡蝶しのぶの両親が薬の調合をする仕事をしていたことや、独学で庭に生えていた薬草から薬を調合していたそうです。

鬼殺隊(きさつたい)で数少ない女性剣士で、最高位である「柱」の一人であり、蟲柱。鬼の頚を斬る力のない胡蝶しのぶが、自分に合わせて花の呼吸から派生させたのが蟲の呼吸となっています。

胡蝶しのぶは、姉のカナエが生きていた頃、感情表現豊かで勝気な性格でした。しかし、カナエの死後カナエの想いを継ぐため、自らの感情を押し殺して生活します。カナエが生前好きだと言ってくれた笑顔を絶やすことなく、口調は非常に優しく語りかけます。嫌悪感を押し殺しているしのぶの雰囲気は不自然でミステリアスな性格に見えます。

それでは2016年から2020年まで連載され、日本一慈しい(やさしい)鬼退治の漫画『鬼滅の刃』が、どのような概要やストーリーだったのか？胡蝶しのぶの名言を楽しむためにも、今一度おさらいしていきます。

2016年2月から2020年5月まで「週刊少年ジャンプ(集英社)」で連載された『鬼滅の刃』、 吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)氏の超人気漫画です。単行本は全23巻刊行され累計発行部数は1億5000万部を突破し、2019年のアニメ化をキッカケに社会現象を巻き起こすほどの人気です。さらに、2020年10月に劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」が公開。僅か10日で興行収入が100億円を越える大ヒットになりました。

舞台は大正時代。炭焼き家の長男として生まれた主人公「竈門炭治郎(かまどたんじろう)」は、母親と5人の兄弟と暮らしていました。父親を早くに亡くし、母や幼い兄弟たちを養うため、山を下り町へ炭売りへ。翌日帰った炭治郎が目の当たりにしたのは、家族が人食い鬼に惨殺されてしまった光景でした。かろうじて息のあった竈門禰豆子(かまどねずこ)が唯一生き残りましたが、鬼になってしまいます。妹の禰豆子を人間に戻す方法を探すため、炭治郎は禰豆子とともに山を下り、鬼と戦っていくストーリーです。

胡蝶しのぶの台詞は、やさしい口調で毒を吐いたり、素直な優しい台詞や人に言いづらい悩みを言葉に出すなどの名言がたくさんあります。そんなしのぶに魅了されファンになられた方も多いのではないでしょうか。それでは、胡蝶しのぶの名言・名セリフを紹介します。

＜5巻41話＞下弦の伍(累)の姉として立ち回っていた姉蜘蛛が、鬼殺隊の村田を血鬼術(溶解の繭)で取り込んだ直後に、しのぶが姉蜘蛛の背後に突如現れ、そっと優しい口調で話しかける名言です。

＜4巻28話＞お館様から那田蜘蛛山に「十二鬼月」がいるため柱が必要との増援命令を受けた後、冨岡義勇に対して胡蝶しのぶが、やさしい口調で言った名言。これに対して冨岡は、鬼が人を喰らう限りは無理な話しだと言返しました。禰󠄀豆子を見ているので、絶対無理とは思わなくなったのかも知れません。

＜15巻131話＞炭治郎たちが最終決戦に備えるため、柱稽古に励んでいる一方で、しのぶはそこに加われませんでした。このときカナエの霊前で「姉さん私を落ち着かせて」「感情の制御が…」と弱音を吐く珍しいシーンの名言です。

＜6巻50話＞機能回復訓練後に自主練で瞑想をしている炭治郎に話しかけた時の名言。自分の代わりに、鬼と仲良くする夢をかなえるよう頑張ってくれている炭治郎を心のよりどころとしており、相当な苦労をしていることが分かるシーンでした。炭治郎も訓練に気合が入るそんな台詞です。

＜6巻51話＞伊之助に機能回復訓練を頑張るように、プライドを逆なでして励ます名言。炭治郎が会得した全集中・常駐という技を会得するには相当な努力が必要でしたが、伊之助に対してやる気を出させる台詞です。この時のしのぶの口調も面白く、2週間で全集中・常駐を会得させることに成功します。

＜19巻163話＞童磨を倒したカナヲに言葉をかけるシーンの名言。カナヲが今まで出せなかった感情が一気にあふれる場面で心打たれます。徐々に感情を出せるようになってきたカナヲに、感情を出していいんだよ。泣いてもいいんだよと言いたくなるシーンでした。

普段は笑顔で優しい口調の胡蝶しのぶが二面性として魅せる毒舌な一面。特に鬼に対して厳しい名言が多いので見ていきましょう。

普段は美しい容姿と笑顔を絶やさない胡蝶しのぶですが、実は短気でなんです。激情派ですが、怒りを隠した笑顔で「毒舌」というギャップがあります。これがファンを引き付ける理由の一つだと思います。

＜5巻第43話＞鬼である禰豆子を殺そうとするしのぶから、禰豆子への攻撃を防いだ冨岡義勇に対して言った台詞。しのぶはこの時、冨岡がボーッとして目の前にいる鬼から助けようとしたのに、邪魔をされたのでムッとしたようです。胡蝶しのぶと冨岡義勇のやりとりは様々な場面があり、見どころの一つとなっています。

＜5巻41話＞笑顔を見せながら優しい口調で、鬼が何人殺したか確認し、正しく罰を受けて生まれ変われば仲良くなれる。そう言って罰の内容を言った台詞。 これを言い放った後に、鬼だから死なないし後遺症も残らないから大丈夫とか笑顔で言ってしまうのが、非常に恐ろしいサイコパスと言われてしまってもおかしくないシーンです。

＜17巻143巻＞姉の仇である童磨に対して、胡蝶しのぶが渾身の攻撃を続けるも毒が効かず、堂磨に言い残すことはあるか聞かれたときの台詞。なぜこの鬼にはこんなにも、しのぶの攻撃が効かないのか、何か逆転の打開策はないのか。と非常に悔しい場面です。

＜19巻第163話＞童磨対策として、胡蝶しのぶは1年以上かけて藤の花の毒を自身で摂取しつづけ、体重37kgに巡らせた毒の濃度は鬼の致死量のおよそ七百倍。自分を取り込ませようやく弱ったところを、カナヲと伊之助で討伐した後、回想シーンで胡蝶しのぶが童磨に話しかける台詞。本当に気持ちが晴れる一言に思えます。やっとの思いで、自分の命に変えても倒そうと決めていたことがようやく叶った。やっと死んでくれたんだと思えた場面です。

＜19巻第163話＞堂磨を討伐した後の回想シーンで、童磨が死にかけた時にようやく人間らしい感覚に目覚めたようですが、しのぶに僕と一緒に地獄へいかない？と誘います。これに対して、しのぶが言った台詞。よくこんな状況で言えたもんだと激怒するような状況で、しのぶが笑顔で伝えるところは印象的です。

胡蝶しのぶのやさしさや可憐な表情の中に秘める力強さには、透き通るような声も魅力を引き立てる要因の一つです。では、彼女の声を担当したのは一体誰だったのでしょう、ここでは胡蝶しのぶを彩ってくれた声優さんについて迫ります。

胡蝶しのぶの声を鮮やかに彩ってくれた声優さんは、早見沙織さんでした。胡蝶しのぶの内面も考え、声のトーンなどで表現される感情は圧巻で、これを感じられるのはアニメの楽しみ方の一つです。

子供の頃にオードリー・ヘプバーンの映画を吹き替えで観ていた影響で声優を目指すきっかけとなった早見さん。声優としてデビューした時から沢山の主題歌やキャラクターソングを担当し、2015年から特技としている歌唱でもソロデビューを果たし、幅広い分野で活躍している実力派声優です。

アニメ好きの方は、早見沙織さんの声を聞かない週はない、と思うほどいろいろな作品に出演されており、アニメ界に欠かせない存在になっていると思います。非常にたくさん出演されていますが、その一部を紹介します。

スクショを撮りたくなる衝動を抑えられないかも知れません。声もピッタリで、真っ直ぐに透明感のある声は癒されます。

自分のことは二の次で仲間のことを想い気づかうことは、なかなかできないです。胡蝶しのぶは、そんなことができる、美しくて強い人です。こんな人が仲間にいると、自分の力以上のものが出せそうです。

非常に人気があるため、あまのじゃく的にまだ見ていない方も、本当に面白いので「鬼滅の刃」を見て欲しいと思います。

鬼に対してはサイコパスなことを言っていますが、鬼殺隊には優しい二面性のある胡蝶しのぶ。そんな彼女が現代社会で違う立場だったら、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか？

胡蝶しのぶがもしも「学校の先生」になるとしたら、保健室の先生はどうでしょうか。薬に詳しく怪我や病気に対して迅速に対応してくれそうです。悩み相談とかしてくれると物スゴく優しくアドバイスをくれるイメージがあります。でも、仮病で保健室に行くとサイコパス的に罵られるとか。冨岡が体育教師で生徒に怪我をさせてしまうとかのシーンがあると面白そうです。

胡蝶しのぶがもしも「タレント」だったら、どんなタレントになるでしょうか。胡蝶しのぶのルックスは「顔だけで飯食っていけそう」と我妻善逸が言うようにめちゃくちゃ可愛い。そして毒舌。タレントとしてもバッチリ視聴者のハートをつかめそうです。

胡蝶しのぶがもしも母親だったらと考えた方はいないでしょうか。あの優しい声で朝起こされたら目覚めの良い一日になりそうです。

蟲柱・胡蝶しのぶ（こちょうしのぶ）の名言や名セリフなどを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。仲間に対して面倒見が良く、時には叱咤激励し、やさしい口調で仲間思い。しかし、鬼となれば普段はにこやかでも、容赦なくとどめを刺します。美しい容姿とは裏腹に、笑顔で「毒舌」というギャップ好きなファンも多いと思います。全部見た方もこれから見る方も、胡蝶しのぶがどんな気持ちで話した台詞なのか注目してみて下さい。