【呪術廻戦】真人の術式や領域展開まとめ!特級呪霊の強さや死亡説を考察
『呪術廻戦』に登場する真人は人間の邪悪な感情から生まれた特級呪霊です。一見無邪気そうに見えますが、「無為転変」という術式を用いる大変危険な存在であり、主人公虎杖悠仁にとって、最大の宿敵です。今回は『呪術廻戦』の真人の術式や活躍シーンを見ていきましょう。
目次
【呪術廻戦】真人とは?
真人は特級呪霊です。特級呪霊は人間の負の感情から生まれた、呪霊の中でも最大級の強さを誇ります。主人公の虎杖悠仁にとって最大の敵であり、お互いに殺したいという気持ちを隠すことができません。今回は真人の術式や強さについて考察し、声優についても紹介します。
真人のプロフィール
- 等級:特級呪霊
- 発生源:人
- 身長:185cm(推定)
真人は、無邪気で子供っぽいところがあります。それもそのはずで、真人は発生したばかりの呪霊です。一見誰にでも優しく接するように見えますが、実際は冷酷で人を見下しています。外見は継ぎ接ぎだらけで、髪の毛はくすんだ青色です。瞳はオッドアイで、黒いローブを羽織っています。これから真人の術式や強さを見ていきますが、その前に真人が登場する『呪術廻戦』の概略やあらすじを見ていきましょう。
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦』は、漫画家芥見下々(あくたみげげ)による漫画作品です。人間の負の感情である呪術を用いた呪術師と呪詛師との戦いを描いたダークファンタジーであり、『呪術』と略称されています。『週刊少年ジャンプ』(集英社)に2018年14号から連載が始まり、現在も続いています。発表当初から大人気で、2020年からはテレビアニメ第1期が始まり、2021年には『劇場版 呪術廻戦 0』も封切られました。また、2022年夏には舞台もかけられるなど、熱い展開が続いています。
呪術廻戦のあらすじ
両親不在で祖父に育てられていた虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、運動神経が桁外れなことを除けばどこにでもいる普通の高校生でした。ある日、オカルト好きな先輩が呪物による封印を解いたことから、学校に化け物や呪霊が現れます。その場にいた呪術師の伏黒恵と共に戦いますが、虎杖は自ら呪物を食べて先輩等を救いました。虎杖はそのことで「宿儺の器」として呪術師に捕らえられ、一度は死刑を宣告されます。しかし、猶予を与えられ、呪術師としての新たな人生をスタートすることになるのです。
【呪術廻戦】真人の術式や領域展開・強さ
真人は特級呪霊だけあって、術式も最強です。真人の手に掛かって命を落とした一般人は多数存在しますが、情けも容赦もありません。真人の使う術式は「無為転変」です。ここからは、その「無為転変」を見ていきましょう。
真人の術式は「無為転変」
「無為転変」は真人の生得術式です。相手の魂に触れて形を操作することで、肉体を思いのままに変形したり改造したりできます。無為転変の発動条件は真人の素手で触れることです。そのことから、触れられなければ防御できますが、それ以外だと魂の形を知覚し呪力で魂を守る以外に方法がありません。基本的には変形した時にショック死します。術師でも準1級レベルだと即死です。
また、無為転変は真人自身にも使用することができ、自身の肉体を自由に変形させることができます。例えば、刀剣や棘などの武器に変形させたり、腕を翼にして空を飛んだり、魚の形にして水中を高速で移動したりすることができます。さらに、成長するにつれて応用範囲も広がっていきました。しかし、肉体を変形させている時は即死攻撃ができない、術式発動時には一瞬呪力のタメが発生するので相手はそれを察知できるなどといった欠点もあります。
改造人間とは?
無為転変で魂を操作されて作り変えられ、怪物化・奇形化した人間です。無為転変の人体実験を繰り返すことで手に入れました。元が人間で呪霊ではないので、一般人にも見えます。しかし、見た目が異形以外の何物でもないので、1級術師でも呪霊と見分けがつかなかったくらいです。大きさは手のひらに乗るくらいから大きいものは10メートルを超えるものも作ることができ、呪霊の3級~2級弱に相当します。改造された段階で元の姿には二度と戻ることはできず、短時間でショック死する運命です。
また、基本的に真人に操られていますが、自我も僅かに残されていて、相手に助けを求めたりします。手のひらサイズの改造人間は真人の体内にストックされていて、いつでも吐き出して取り出すことができます。改造人間は人々に襲いかかったり、食い殺したり、またコンクリートの地面をたたき割ったりできるなど身体能力を高められていますが、殺すことでしか対処しようがありません。
多重魂とは?
無為転変を応用した技です。複数の改造人間の魂を融合させることで、肉体を融合させます。その時、魂が拒絶反応を起こし、その反応を利用して魂の質量を爆発的に高めて相手に放つのが「撥体(ばったい)」という技です。撥体は、使う改造人間の数が多ければ多いほど攻撃力が増し、攻撃範囲も広くなります。
真人の領域展開「自閉円頓裹」
『呪術廻戦』での領域展開の効果は、術式が必中になり、ステータスも向上することです。無為転変は発動条件として素手で触れる必要がありましたが、「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」の中ではそのような縛りはありません。つまり、魂を守る対策がない限り回避することができず、敗北が確定します。虎杖悠仁や七海建人と対戦した時に、自閉円頓裹の発動に成功し、七海をピンチに追い込みました。
真人の真の姿「遍殺即霊体」
『呪術廻戦』には「黒閃(こくせん)」という現象があります。打撃と呪力が0.000001秒以内で衝突すると威力が2.5乗まで跳ね上がる現象で、狙って出せるものではありません。真人は黒閃を数回経験し、遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)という新たな形態へと進化しました。それまでの真人とは比べものにならないほど強い呪力を持っており、肉弾戦を駆使できます。その破壊力は凄まじく、虎杖悠仁を上回るほどでした。また、手の形状は原型のままなので、無為転変も使えます。
【呪術廻戦】真人の活躍シーンや死亡説
ここまで、真人の術式や実力を見てきましたが、ここからは真人の登場するシーンについて紹介します。真人はどのようなシーンに登場し、誰と関係を持ってきたのでしょうか。また、真人は『呪術廻戦』ファンの大多数から好かれているというわけでもないようです。その理由はどこにあるのでしょうか。ここでは、真人の登場するシーンや嫌われる理由について見ていきます。
真人の初登場
真人が初めて登場するシーンは、夏油傑(げとうすぐる)のマンション内に展開するビーチでした。穏やかなビーチでのんびり横たわり、読書をしていたのが真人でした。真人は、夏油と五条悟を封印する作戦について相談をしています。
真人が嫌われる理由は吉野順平?
次に真人が登場するシーンでは、吉野順平との関係が描かれています。順平は学校でひどいいじめを受け不登校になっていました。ある日、順平は映画館で上映中騒いでいた3人組の少年が、顔を変形させられ死亡する現場を目撃しました。その後、順平は真人の後を追いかけます。真人は自分の正体や改造人間の実験について順平に明かします。しかし、順平も復讐心や人間に対する嫌悪感を持っているため、真人に対し理解を示しました。
呪術高専での事件の捜査中、虎杖はふとしたきっかけで順平の自宅に招かれました。虎杖は母親とも仲良くなり、順平も復讐をやめることにします。しかし、真人は母親を謀殺し、精神の均衡が破れた順平は呪霊を用いて復讐を始めました。しかし、虎杖の必死の説得で復讐を思い留まり、また元の関係に戻ったと思われました。その時、真人が現れて順平に無為転変を発動し、虎杖を襲わせて順平は死亡します。このようなところに真人が嫌われる理由があるのでしょう。
真人の死亡説の理由
最後のシーンは渋谷事変です。渋谷事変では五条悟が封印されましたが、真人は虎杖を殺したいという欲望を抑えられなくなります。七海建人を虎杖の目前で殺害し、虎杖との戦いを始めます。改造人間を駆使して戦った後、黒閃に成功した真人は、自らを遍殺即霊体ヘと進化させました。しかし、東堂とのコンビで虎杖の黒閃が真人を直撃します。すでに改造人間のストックもない真人は敗北し、夏油の呪霊操術によって取り込まれてしまいました。これが真人死亡説の理由です。
真人と虎杖悠仁の関係
真人と虎杖との関係は最悪と言えます。真人の無為転変はほぼ無敵ですが、虎杖は宿儺の器であることから常に魂の輪郭を無意識に掴んでいました。そのため、真人の魂に攻撃することができます。また、宿儺は絵に描いたような唯我独尊のため、宿儺の魂へ干渉できず、虎杖の魂にも触れることができません。真人にとって虎杖は全く相性の合わない相手になりました。
真人と夏油の関係
真人は呪霊軍団に属しています。その活動目的は人間と呪霊の立場を逆にすることであり、すべての人間を敵視していました。呪詛師とも手を組んでいますが、呪詛師の中で最悪と称されているのが夏油傑です。夏油の目的は非術師が存在しない呪術師だけの世界を作ることであり、言い換えれば術師の人間は問題ないという立場です。当面の利害が一致しているため、真人と夏油は協力していましたが、渋谷事変後半でその関係も終焉を迎えました。
【呪術廻戦】真人の声優
『呪術廻戦』はアニメにもなっています。その人気も高く、アニメから『呪術』ファンになった人も多いことでしょう。アニメで真人を演じている声優は誰でしょうか。ここで、その声優を紹介します。
真人の声優は「島﨑信長」
『呪術廻戦』の登場人物真人を演じているのは、声優の島﨑信長さんです。信長というと、歴史上有名な人物を思い浮かべてしまいますが、その人物にあやかって名付けられたわけでもないそうです。声優の島﨑信長さんがどのような人物なのか見ていきましょう。
島﨑信長のプロフィール
- 本名:島﨑 信長(しまざき のぶなが)
- 生年月日:1988年12月6日
- 出身地:宮城県塩竈市
- 血液型:A型
- 所属事務所:青二プロダクション
- 出身校:青二塾東京校第29期
- 趣味:ゲーム、お菓子作り、ハーブティー、水泳
- 特技:PC自作
島﨑信長さんは、宮城県出身です。その縁で、みやぎ絆大使を務めています。声優としてのデビューは、2009年の『戦場のヴァルキュリア』のヘルバート・ニールセン役です。2012年のテレビアニメ『あの夏で待っている』の霧島海人役で初の主演を飾りました。その後は、次々に主演を演じながら、多くのアニメに出演し、なくてはならない若手声優の一人となっています。また、2013年の第7回声優アワードでは新人男優賞を、2021年の第15回声優アワードでは助演男優賞を受賞しています。
島﨑信長の主な出演作品
島﨑信長さんは、主演を演じている作品だけでも数多くあります。その中でも、『デート・ア・ライブ』の五河士道役、『フォトカノ』の前田一也役、『Free!』の七瀬遙役、『俺、ツインテールになります。』の観束総二役、『寄生獣 セイの格率』の泉新一役、『Fate/Grand Order』の藤丸立香(男性)役などは、その作品と共によく知られているので、島﨑信長さんの代表作と言ってもよいでしょう。
【呪術廻戦】真人に対する世間での評判や人気
ここまで真人の術式や行動を見てきましたが、一方、悪のヒーローとしての条件も十二分に兼ね備えていて、人気の高いキャラクターとなっています。真人のことを『呪術廻戦』のファンはどう見ているのでしょうか。
アニメで『呪術廻戦』が好きになり、原作へと進むファンも多いです。『呪術廻戦』のファンが増えれば、それに比例してダークヒーローの真人のファンも増えていくのではないでしょうか。
ただ、真人にはさまざまな意見があるようです。特に吉野順平の事件で許せないという感情になるのではないでしょうか。アンチの存在もダークヒーローならではのことでしょう。
『呪術廻戦』には小説版『逝く夏と還る秋』という作品があり、その中で真人を主人公に据えた作品があります。真人とある盲目の老人の出会いを描いた小品では、原作やアニメで描かれていない一面を見ることができます。同時に、真人が真人であることも分かる作品になっています。
【呪術廻戦】真人の術式は「無為転変」だった
ここまで、真人についていろいろ見てきました。邪悪な存在から生まれた真人は、術式「無為転変」を駆使し無敵のように思われました。吉野順平との関係は、虎杖悠仁に殺意を起こさせ、『呪術』ファンの間でも好き嫌いの分かれる理由にもなっています。また、夏油との関係も一枚岩とはいかなかったようです。これからも熱い展開の続く『呪術廻戦』の真人の存在に注目です。
この記事のライター
makkun402
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