【呪術廻戦】五条悟とカカシが似ている？共通点や他のキャラについても

『呪術廻戦』の五条悟は、1989年12月7日生まれの28歳です。191cmほどあるモデル体型の持ち主で、普段は常に目隠しをしています。菅原道真の子孫という設定で、生まれつき呪術の才能に恵まれた人物です。呪術界御三家である五条家の当主で、呪術高等専門学校1年の担任をしています。現在の腐った呪術界を嫌っており、呪術界の改革のために優秀な人材を集めています。

『呪術廻戦』の五条悟は、飄々としていて掴みどころがない性格をしています。虎杖悠仁に対しても「君、死刑ね」と軽く言うなど、何を考えているかわからないところがあります。また、礼儀知らずで、目上の人間にも平気で乱暴な口のきき方をします。自他ともに認める性格の悪い人物ですが、生徒思いといった良いところもあります。

『呪術廻戦』は、週刊少年ジャンプで2018年から連載されている漫画です。人間の負の感情から生まれた呪霊と、呪術師たちとの戦いを描いたダークファンタジーです。ホラー要素だけでなくコミカルなシーンもあり、幅広い年代の読者から人気を集めています。友情や努力、勝利などを前面に押し出した、いかにも少年漫画らしい王道のストーリー展開になっています。

『呪術廻戦』には「0巻」と呼ばれる番外編の作品も存在しており、こちらは本編が始まる1年前の話になっています。本編同様に人気が高い作品で、0巻をもとにした劇場版のアニメも公開されました。本編のアニメは、2020年から2021年にかけてTBS系列で放送されました。その続きとなる第2期のアニメが、2023年に放送されることが決まっています。

高校1年生の虎杖悠仁は、学校で宿儺の指という呪物を見つけます。その封印が解かれたことで、学校には大量の呪霊が現れてしまいました。虎杖は呪術師の伏黒恵とともに呪霊と戦いますが、呪力がなければ呪霊は祓えません。そこで虎杖は呪力を得るため、宿儺の指を飲み込んでしまいます。宿儺の器となった虎杖は呪術師として生きることを決め、呪術専門高等学校に転入して新たな人生をスタートさせるのでした。

『ナルト』は、『呪術廻戦』と同じ週刊少年ジャンプに連載されていた漫画です。カカシの本名は「はたけカカシ」で、主人公ナルトの教官役です。9月15日生まれで、身長は181cm、体重は67.5kgです。逆立った銀髪が特徴的なキャラで、左目は常に額当てで覆っています。カカシは顔の下半分もマスクで覆っているため、素顔はほとんど見ることができません。マイペースな性格で、作中では遅刻しているシーンが多く描かれていました。

五条悟とカカシのわかりやすい共通点といえば、2人とも目隠しをしているということでしょう。両目と片目だけという違いはありますが、2人とも目隠しをしているという設定は同じです。また、2人が目隠しをしている理由にも、共通点があります。五条悟は六眼という目の持ち主で、目隠しをしていないと目が疲れてしまうという設定になっています。

対するカカシは写輪眼という目の持ち主で、目を隠さないと常にチャクラを消費してしまうため、目を隠しています。細かい設定の違いはありますが、2人とも特殊な目の持ち主だというところは共通しています。目隠し以外にも、外見や性格にも共通点があります。五条悟とカカシは、髪の色や髪型も似ています。また、どこか飄々としたところや、プライベートなシーンで見せる三枚目な姿なども共通しています。2人とも主人公を教える教師であるというところも、大きな共通点です。

いろいろと設定が似ている五条悟とカカシですが、五条悟はカカシがモデルというわけではないようです。原作者の芥見下々さんは、五条悟のモデルは『ナルト』に出てきた試験官だと言っています。『ナルト』には中忍試験というものがあり、ここで包帯で目隠しをしていた試験官が出てきます。芥見下々さんはこの試験官からインスピレーションを受け、五条悟というキャラを作り出したそうです。

原作者の芥見下々さんは『BLEACH』の大ファンで、漫画を描くに当たって大きく影響を受けた作品であると語っています。この『BLEACH』には、浦原喜助というキャラが出てきます。浦原喜助は、主人公の黒崎一護の師匠の1人です。外見こそは違いますが、何を考えているかわからないところなどが五条悟に似ています。

『るろうに剣心』の比古清十郎は、主人公の緋村剣心に剣を教えた人物です。がっしりとした体格の男前な人物で、見た目は五条悟とは似ていません。しかし、比古清十郎は自分の腕に絶対的な自信を持っており、ナルシストな一面もあります。そういった性格的な面で、五条悟と共通点があるキャラです。

『めだかボックス』は、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。長者原融通は男子高校生で、生徒会選挙管理委員会の副委員長をしています。五条悟と長者原融通は、外見に共通点が多いです。長者原融通は常に黒い布で目を覆っていて、白い髪がツンツンと逆立っています。

一箇所だけ長い髪の毛があるため、まったく一緒というわけではありませんが、その外見は非常に五条悟と似通っています。ただ、長者原融通の場合は目に何か秘密があるわけではなく、この布もサングラス程度の透過性があるようです。

『Fate/stay night』はもともとコンピューターゲームとして発売された作品で、テレビアニメだけでなく劇場版アニメも制作されました。ライダーは、ヒロインの1人である間桐桜に召喚されたサーヴァントです。ライダーは女性キャラですが、目隠しをしながら普通に周囲を見渡せるところが五条悟と同じです。また、戦闘力が高いという共通点もあります。

五条悟は、日本で4人しかいない特級呪術師の1人です。特級呪術師は呪術師の中でも最高位の存在で、それ以外の呪術師とは強さの格が違います。同じ特級呪術師でも実力には差があり、五条悟は特級呪術師の中でも最強だといわれています。他の呪術師であれば相当苦戦するような呪霊相手でも、軽く撃退してしまいます。この圧倒的な強さが、五条悟が人気である大きな理由のひとつです。

『呪術廻戦』の五条悟は、初登場時から目隠しをした姿で描かれていました。そのため、しばらくは素顔を見ることができませんでした。五条悟の素顔が初めて明かされたのは、2巻の15話でのことです。この回では、五条悟は特級呪霊の漏湖と戦っていました。

五条悟は領域展開の「無量空処」を使うため、初めて目隠しを取ったのでした。五条悟は長いまつげと碧眼の持ち主で、モデル並のイケメンだったことがここで明かされます。五条悟の素顔に衝撃を受け、一気にファンになってしまった読者も多かったようです。

五条悟は普段は軽い調子でヘラヘラしていますが、実はイケメンで最強の呪術師というように、ギャップが多いキャラです。そのギャップが、五条悟をさらに魅力のあるキャラにしています。クールそうに見えて甘いものが大好きだったり、「柄にもない」と言いながら生徒のことを思いやる姿など、ギャップの数々に惹かれてしまう人も多いようです。

『呪術廻戦』の五条悟は、過去のエピソードも人気があります。今でこそ最強といわれている五条悟ですが、呪術高専時代は現在ほどの実力はありませんでした。五条悟がここまで強くなった理由は、彼の壮絶な過去にありました。五条悟の過去が明らかになったことで、さらに彼の人気も高まったようです。

『呪術廻戦』の数あるキャラの中でも五条悟の人気は高く、「かっこいい」「イケメン」「大好き」というコメントが数多く見られました。目隠しを外した素顔も人気ですが、目隠しをした五条悟が好きだというファンもいました。

五条悟に関しては、髪型に対する疑問のコメントも多く見られました。五条悟は目隠しをしていると髪の毛が逆立った状態になっていますが、目隠しを取ったとたんにサラサラヘアになります。実際には目隠しをしたくらいで髪が逆立つことはなく、あの髪型はどういう仕組になっているのかと、首をひねる人もいるようです。

原作では五条悟は封印されてしまっており、長い間出番がない状態です。五条悟のファンからは、早く五条悟に出てきてほしいと願う声が上がっています。原作では現在、五条悟を復活させるための死滅回遊が続いています。いまだに五条悟の復活の兆しは見えませんが、多くのファンが彼の復活を期待しているようです。

『呪術廻戦』の五条悟は、『ナルト』のカカシと共通の設定が多いキャラです。しかし、原作者の芥見下々さんがモデルは他にいると言っているように、五条悟はカカシがモデルになったキャラではなさそうです。しかし、モデルではないとはいえ、カカシを意識していることも確かなようです。機会があれば、五条悟とカカシの共通点を探しながら、ぜひ両方の作品を読み比べてみてください。