【ジョジョの奇妙な冒険】ティッツァーノのスタンド能力は?スクアーロとの関係も
『ジョジョの奇妙な冒険5部』に登場するティッツァーノはギャング組織パッショーネの一員です。本記事ではティッツァーノのスタンド能力や相棒であるスクアーロとの関係を紹介します。アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』の声優も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
【ジョジョの奇妙な冒険】ティッツァーノとは?
『ジョジョの奇妙な冒険5部』に登場するティッツァーノは、ギャング組織パッショーネの一員です。ここでは、彼の基本的なプロフィールや『ジョジョの奇妙な冒険』のあらすじを紹介します。
ティッツァーノのプロフィール
ティッツァーノは、ギャング組織パッショーネの一員でありボスの親衛隊のひとりです。『ジョジョの奇妙な冒険5部』に登場する悪役たちは、仲間意識が強いという特徴がありますが、彼もまた仲間のために命を張れる厚い情の持ち主です。ボスに対する忠誠心も高く、相棒であるスクアーロに対する信頼も厚いです。
褐色肌で長身、中性的な顔つきとロングヘアーで一見女性のような見た目をしています。額にはスクアーロとおそろいのバンダナを巻いており、スクアーロとの仲の良さがうかがえます。
ティッツァーノの性格
冷静沈着な性格で、自らの命がかかった場面であってもその冷静な判断力で進路を切り拓くシーンもありました。頭脳明晰な知力家でもあり、行動を共にしているスクアーロの頭脳として作戦を担当しています。一人称は「私」で普段は丁寧な口調で話していますが、感情が昂ると「オレ」に変わり口調も乱れるのも彼の特徴です。
ジョジョの奇妙な冒険5部の概要
『ジョジョの奇妙な冒険5部』は、単行本47巻から63巻に収録されています。2001年のイタリアが舞台となっており、DIOの息子であるジョルノ・ジョバーナがギャング組織パッショーネとの戦いを通して成長していく姿が描かれています。
ジョジョの奇妙な冒険5部のあらすじ
イタリアに住むジョルノ・ジョバーナは、ジョースター家の宿敵であるDIOの血を継ぐ息子でした。悲惨な幼少期を過ごした彼ですが、名も知らないギャングの男との出会いにより、ギャングスターになるという夢を抱きます。15歳になったジョルノは、ギャング組織とトラブルになり組織の一員であるブチャラティに襲撃されます。ブチャラティはジョルノに敗れますが、互いがスタンド使いであり、ボスを倒したいという野望が一致したことからジョルノを自分のチームへ引き入れ、そこから物語が動き出していきます。
【ジョジョの奇妙な冒険】ティッツァーノのスタンド能力や強さ
ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するティッツァーノのスタンド能力や強さを紹介します。
ティッツァーノのスタンド能力は「トーキング・ヘッド」
ティッツァーノのスタンド能力は「トーキング・ヘッド」です。トーキング・ヘッドとは対象者の舌に取り付いて、その者が発しようとする言葉と正反対のことを表現させるスタンドです。口述の言葉が反対になってしまうのはもちろん、記述した言葉も意味不明な言葉に変換されてしまいます。戦闘には不向きですが、本心とは逆のことしかしゃべれなくなるため、拷問や裏切り者のあぶり出しなどに向いています。
ティッツァーノのスタンド能力の欠点
ティッツァーノのスタンドであるトーキング・ヘッドは、対象者の舌に取り付くため身体が小さく、かなりの非力で蛇口をひねるくらいの力しか持っていないという欠点を持っています。そのため、非力を補えるような相棒の存在が不可欠です。基本的には、対象者に嘘をつかせることしかできないため、戦闘には向いていないスタンドです。
ティッツァーノのスタンドの名前の由来
ティッツァーノのスタンドの名前の由来は、アメリカのバンド「トーキング・ヘッズ」からきています。1970年代から80年代にかけてアメリカのニューウェイブロック界を支えた有名なパンクバンドです。
【ジョジョの奇妙な冒険】ティッツァーノとスクアーロとの関係や最期
『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するティッツァーノは、相棒のスクアーロと行動を共にしています。ここでは、スクアーロとの関係やティッツァーノの最期のシーンなどを紹介します。
ティッツァーノとスクアーロの関係
スクアーロはギャング組織パッショーネの一員であり、ティッツァーノ同様ボスの親衛隊のひとりです。二人は相棒のような関係で、常に行動を共にしています。おそろいのバンダナを身に着けていたり、距離感が近すぎたりなどするため、読者の間では「ゲイカップル?」などと噂されていたこともありました。しかし、作者いわく二人は単なる相棒で友情の印のようにバンダナを身に着けていると発言しています。
ティッツァーノとナランチャの戦い
ティッツァーノはスクアーロと共に、ブチャラティ一行を襲撃します。ナランチャの舌に張り付き本心とは正反対の言動を取らせて、ブチャラティ一行を自分たちに有利な水辺へと誘導していきます。勘の良いジョルノが「舌に何かされたのでは?」と気づきますが、すでに足元に水が溢れており、スクアーロのスタンドであるクラッシュに噛まれジョルノは重傷を負ってしまいます。
ジョルノはわざとナランチャに打たれることで、自分の硝煙反応を追えるようにし、それによりスクアーロはナランチャからの攻撃を受けることになります。スクアーロたちは大ダメージを受けて一旦身を隠しますが、呼吸が荒いことが原因でナランチャに見つかってしまいます。水がない場所で見つかってしまったため、スクアーロはスタンドが出せませんでしたが、エアロスミスによる攻撃をティッツァーノが身を挺して受けたことにより血だまりができ、スクアーロは攻撃が可能となりました。
ティッツァーノの最期や死亡シーン
ティッツァーノは、エアロスミスによる攻撃を自ら受けることで血だまりを作り、スクアーロの攻撃へと繋げて最期を迎えています。そもそも、ティッツァーノとスクアーロはナランチャの追跡によって水のない街中で見つかってしまい、スクアーロはスタンドを使えない状況でした。
ナランチャは、エアロスミスで二人を攻撃しようとしますが、ティッツァーノは身を挺してスクアーロを守るとともに自らの血を使ってスクアーロの攻撃を可能としました。最期はスクアーロの腕の中で言葉を残し、息を引き取っています。結局スクアーロもエアロスミスの攻撃で敗北し最期を迎えます。
ティッツァーノの名言
ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』のティッツァーノの代表的な名言を2つ紹介します。ティッツァーノの性格やスクアーロとの関係が垣間見える名言でもあるため参考にしてみてください。
ティッツァーノの名言①「ほんのちょっぴり…」
ほんのちょっぴり…予定どおりではなかったが…「勝利」にはかわりがない。オレたちの「勝ち」には…な。
出典: bibi-star.jp
これは彼がスクアーロの腕の中で言った最期の言葉です。水がない場所でナランチャに見つかってしまったティッツァーノとスクアーロでしたが、エアロスミスによる攻撃をティッツァーノが自ら受けることにより血だまりができます。ここでティッツァーノが放った名言が「ほんのちょっぴり…」であり、自ら犠牲となり仲間の攻撃を可能とした彼の冷静かつ友情深い一面が垣間見える名シーンとなりました。
ティッツァーノの名言②「これで我々の…」
これで我々の「勝利」だ。スクアーロ、あなたの予定どおりです。そう…「予定」どおり…‼
出典: bibi-star.jp
これはティッツァーノが勝利を確信した際にはなった名言です。ナランチャの逆襲によってスクアーロはかなりのダメージを負ってしまいましたが、ガス漏れを引き起こしたことで、これは予定どおりだと言います。同時にティッツァーノは一時的にトーキング・ヘッドを解除し、ナランチャの呼びかけに対してブチャラティ一行が合流します。
ガス漏れに気づいていないミスタは床に横たわったスクアーロのスタンドを撃とうとしますが、ここでトーキング・ヘッドが復活し、ナランチャは本心とは逆の「撃て!」しか言えなくなってしまいます。ここでティッツァーノは自分たちの勝利を確信し、「これで我々の…」という名言が飛び出します。
【ジョジョの奇妙な冒険】ティッツァーノのアニメの声優
ここでは、アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』のティッツァーノの声優を紹介します。ティッツァーノの声は、どこか妖艶な雰囲気をまとった彼の魅力を最大限に引き出したイケボと話題となりました。
ティッツァーノの声優は「津田健次郎」
アニメン『ジョジョの奇妙な冒険』のティッツァーノの声優は、イケボ声優で大人気の津田健次郎が務めています。中性的な見た目をしたティッツァーノにぴったりの、色気たっぷりの声でファンを魅了しました。
津田健次郎のプロフィール
津田健次郎は、1971年6月11日生まれの51歳(2023年4月時点)です。明治大学文学部文学科演劇学卒業で、元々は映画を撮りたいと思っていましたが、演じる方にも興味を持ち演劇活動に力を入れます。1995年にテレビアニメ『H2』で声優デビューをし、それ以降は声優を中心に舞台やドラマ、映画、ナレーションなど多方面で活躍しています。
趣味はカメラとバイクで、声優としては珍しくタバコを吸っています。舞台役者時代に知り合った一般女性と結婚しており、2児の父でもあります。自分の好きな役者たちに私生活が見えない魅力があったことから、結婚の事実は隠していましたが、2020年に週刊誌に取り上げられたことがきっかけで自身のSNSでも公表することとなりました。
津田健次郎の主な出演作品
津田健次郎は『ジョジョの奇妙な冒険』をはじめとして、様々な有名作品に出演しています。主な出演作品としては、『呪術廻戦(七海健人)』『ゴールデンカムイ(尾形百之助)』『極主夫道(龍)』『GANGSTA.(ニコラス・ブラウン)』『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(海馬瀬人)』『テニスの王子様(乾貞治)』『七つの大罪(モンスピート)』『炎炎ノ消防隊(ジョーカー)』『Free!(御子柴清十郎)』などがあります。他にも俳優としてドラマや映画にも出演しており、活動の幅は多岐にわたります。
【ジョジョの奇妙な冒険】ティッツァーノに対する世間での評判や人気
『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するティッツァーノは、登場シーンは少ないもののファンが多い人気のキャラクターです。ここでは、ツイートを元に彼の魅力に迫ります。
ティッツァーノとスクアーロの「コンビが良い!」「二人のやり取りが好き!」というツイートが多く目立ちました。ティッツァーノは1人でも魅力的なキャラクターですが、スクアーロとの怪しげなやり取りや関係性が彼の魅力をより引き出していることが分かります。
ティッツァーノの中性的な容姿が「美しい」「妖艶で素敵」というツイートも多く見られました。褐色肌で白髪のロングヘアー、顔まわりは姫カットをしているところもどこか女性的で美人度を上げています。見た目は女性っぽいのに声が津田健次郎のイケボという点も、ファンを引き付けるポイントとなっています。
ティッツァーノとスクアーロのコンビが好きという人はたくさんいますが、そんな中でも2022年12月に二人のスピンオフ小説が出たこともファンの間でかなり話題となりました。ティッツァーノのスタンドに関する見方が変わったという人も少なくなく、彼をもっと知りたいという方が楽しめる内容となっています。
【ジョジョの奇妙な冒険】ティッツァーノのスタンドは「トーキング・ヘッド」だった
『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するティッツァーノのスタンド能力や、スクアーロとの関係性、彼の最期について紹介しました。ティッツァーノのスタンドであるトーキング・ヘッドは非力なスタンドながらスクアーロとの相性が抜群で、互いを補って戦う点が見どころです。
ティッツァーノは登場シーンは少ないものの、スクアーロとの距離の近いやり取りや二人の厚い友情など、記憶に残るキャラクターでした。『ジョジョの奇妙な冒険5部』はアニメも終了していますが、ティッツァーノの物語をもう一度観たいという人は、この機会に漫画やアニメを観返してみてください。
この記事のライター
うたこ
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