【ジョジョの奇妙な冒険】プロシュート兄貴とは?かっこいい名言も徹底紹介
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の中で、特に高い人気を誇る敵役のプロシュート兄貴について徹底解説します。ファンを惹きつけてやまない『ジョジョの奇妙な冒険』のプロシュート兄貴について、その数々の名言や魅力、スタンド能力、担当声優などの情報を詳しく紹介していきます。
目次
【ジョジョの奇妙な冒険】プロシュート兄貴とは?
長大な『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズには数多くの名物キャラクターが登場しますが、第5部の「プロシュート兄貴」は、全シリーズ中でも屈指の人気を誇る敵役となっています。果たしてプロシュート兄貴とはどんな人物なのか、まずは大まかなプロフィールから見ていきましょう。
プロシュート兄貴のプロフィール
プロシュート兄貴は、『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」に登場するキャラクターです。名前のネタ元は、イタリア産の高級生ハムになります。「兄貴」と付いているのは、弟分のペッシが常にそう呼んでいることや、まさしく「兄貴」としか言いようのない頼もしすぎる言動に由来します。ギャング組織「パッショーネ」所属の暗殺(ヒットマン)チームの一員で、ジョルノら主人公チームとは敵対関係にあります。
整ったクールなマスクに細身の体型、金髪、ダークスーツという外見で、首元にはスカーフと、「P」の字が大きくデザインされたアクセサリーを身に付けています。身長・体重・年齢などは不明です。性格は沈着冷静、目的のためなら手段は問わない残虐さの一方で、弟分思いの一面も併せ持っています。数々のかっこいい名言と、5部キャラクターの中では比較的まっとうなイケメンという魅力もあり、全シリーズ中でも屈指の人気キャラとなっています。
ジョジョの奇妙な冒険5部の概要
荒木飛呂彦氏原作の『ジョジョの奇妙な冒険』は複数の部から成っており、それぞれで異なるストーリーが展開します。人気のプロシュート兄貴が登場する第5部「黄金の風」編は、「週刊少年ジャンプ」で1995年から1999年まで連載されていました。テレビアニメ版は4th Seasonにあたり、2018年10月から2019年7月にかけて放送されています。
ジョジョの奇妙な冒険5部のあらすじ
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」は、ジョルノ・ジョバァーナという名の少年が故郷の街を守るため、ギャングになってのし上がろうとする姿を描く作品です。組織に入団したジョルノはある日、仲間と共にボスの娘を護衛して、父親の元へ連れてゆく任務を命じられます。娘を狙うのはボスを裏切った暗殺チームで、ジョルノ達はそれぞれが持つ特殊な「スタンド能力」を駆使し、プロシュート兄貴らの攻撃から命がけで彼女を守ることになります。
【ジョジョの奇妙な冒険】プロシュート兄貴の名言や名セリフ・名シーン
『ジョジョの奇妙な冒険』には印象的な名言を連発する人気キャラクターが数多くいますが、その中でもプロシュート兄貴の「名言率」はかなりの高さを誇ります。ここではそんなプロシュート兄貴の、思わず呟きたくなるかっこいい名言の数々を紹介していきましょう。
プロシュートの名言①「『成長』しなきゃあ…」
『成長しろ』!ペッシ
『成長』しなけりゃあオレたちは「栄光」をつかめねえ出典: dic.nicovideo.jp
こちらはいまいち冷徹なギャングになりきれない弟分のペッシに対して放った名言です。「成長なくして栄光はない」という、ビジネスシーンでも立派に通用しそうな警句になります。プロシュート兄貴は、組織を乗っ取るという野心のために行動する非情な男ですが、こういった熱いセリフを吐く点で大きな人気を得ています。
プロシュートの名言②「『直』は素早いんだぜ…」
『直』は素早いんだぜ
パワー全開だぁ〜〜〜
『グレイトフル・デッド』の
『直』ざわりは
よおおお
こちらは、ペッシを追い詰めたミスタを逆に捉えた際に放った名言です。プロシュート兄貴のスタンド能力については後述しますが、直接相手に触れる攻撃によって一気に形勢を逆転させました。味方もあざむくあざやかな奇襲ぶりと、自信たっぷりのセリフ回しがしびれるほどかっこいい名シーンとなっています。
プロシュートの名言③「言っただろう…」
言っただろうがよォーー。トコトンやるってな!ヤツらは絶対いるッ!
出典: bibi-star.jp
プロシュート兄貴らは、ボスの娘トリッシュとブチャラティのチームを追ってフィレンツェ行き特急列車に乗り込みますが、確かに乗ったはずの彼らの姿はどこにも見当たりません。だからと言ってあきらめるようなプロシュート兄貴ではなく、列車内で自身のスタンド能力を発現させ、乗客全員を巻き込んであぶりだす作戦に出ます。その時に言ったセリフがこちらで、 目的のためにできることはすべてやるという、一事にかける気合と情熱が感じられる名言となっています。
プロシュートの名言④「いいや…もう何も…」
いいや…
もう何も
食えないさ!
ただし
おまえがだ………
『ミスタ』
自らのスタンド能力で姿を変えてミスタに近づき、油断させることに成功したプロシュート兄貴が発した名言がこちらです。鮮やかな形勢逆転のセリフは『ジョジョの奇妙な冒険』でよく見られますが、兄貴のこの発言も、シリーズ中トップクラスにかっこいいものとなっています。
プロシュートの名言⑤「たいしたこたァ…」
それにたいしたこたァねーだろォ―ッ!毎年世界中のどっかで旅客機が墜落している…それよりは軽く済むッ!
出典: bibi-star.jp
プロシュート兄貴が列車内の乗客を巻き添えに、スタンド能力「ザ・グレイトフル・デッド」を開放した際のセリフです。自分で起こした惨事と飛行機事故を比べるのはあまりに無茶な気もしますが、こうしたところにフィクションならではの爽快な魅力を感じるのも事実です。
プロシュートの名言⑥「オメーは『ママッ子』なんだよ…」
オメーは「ママッ子」なんだよペッシ!ビビったんだ…甘ったれてんだ!わかるか?え?オレの言ってる事…「氷」のせいじゃあねえ。心の奥のところでオメーにはビビリがあんだよ!
出典: bibi-star.jp
甘さを突かれてミスタに追い込まれたペッシに放った、厳しくも愛情ある名言がこちらです。ペッシにとっては痛烈すぎるセリフですが、この後のペッシの奮闘ぶりを見ると、プロシュート兄貴の言葉がいかに彼の心に響いたかがわかります。こうした兄弟分を親身に思いやるところも、兄貴の魅力の一端と言えます。
【ジョジョの奇妙な冒険】プロシュート兄貴のスタンドや最後
かっこいいルックスや名言で人気のプロシュート兄貴は、戦闘においても強烈なインパクトを残しています。兄貴は『ジョジョの奇妙な冒険』でおなじみの「スタンド使い」ですが、一体どのようなスタンド能力を持っているのでしょうか。作中でのプロシュート兄貴の戦いぶりについて見ていきましょう。
プロシュート兄貴のスタンド能力や強さ
上でも少し触れましたが、プロシュート兄貴のスタンド名は「ザ・グレイトフル・デッド(偉大なる死)」です。いたるところに目のついた上半身のみのボディと、2本の腕というデザインをしています。ガスによって周囲の生物を急速に老いさせる能力を持ち、その効果速度は体温の上がり具合に応じて変化します。相手に直接触れた場合は、一気に老化を進めることも可能です。
スタンド自身のスピードや破壊力は並み程度ですが、能力の効果範囲が広いという特徴を持ちます。前述のように、自らに用いて容貌を変えるという使い方もできます。無差別に効果を発揮するため、周囲の仲間は氷で体温上昇を抑えるなどの自衛策が必要となります。
プロシュート兄貴とペッシの関係
暗殺チームの一員として、プロシュート兄貴とコンビで活動しているのが弟分のペッシです。任務上肝の据わった者ぞろいの暗殺チームにあって、ペッシだけはまだ覚悟の足りない部分が少なくありません。そんな甘ちゃんのペッシに対し、プロシュート兄貴は時に厳しく、時に励ますように根気よく接します。そのきめ細かいコミュニケーション術は、『ジョジョの奇妙な冒険』ファンから絶大な人気を集める要因の1つとなっています。
プロシュート兄貴とミスタとの戦い
ミスタはボスの娘トリッシュを護衛するブチャラティチームの一員で、銃弾の軌道を操作するスタンド能力「セックス・ピストルズ」の持ち主です。プロシュート兄貴によってチームが壊滅の危機に瀕したため、単身で敵のせん滅に乗り出します。
苦戦しつつもペッシをうまく追い詰めたミスタですが、自分の能力で老人となったプロシュート兄貴に腕を掴まれてしまい、直接攻撃をくらって倒されます。その上、とどめの銃撃を頭に受けて完全敗北を喫しました。『ジョジョの奇妙な冒険』らしい、短時間で二転三転する濃密な内容のバトルです。
プロシュート兄貴とブチャラティとの戦い
ついに運転室内でチームを発見したプロシュート兄貴らに、頭上からブチャラティが襲い掛かります。スピードで優るブチャラティはプロシュート兄貴を追い込みますが、パワーを全開にしたせいで老化が進み、今度はプロシュート兄貴がブチャラティに掴みかかります。
ミスタ戦に続きプロシュート兄貴の勝利…と思いきや、あえて掴ませて自分もろとも車外に放り出すというのがブチャラティの狙いでした。このあたりの駆け引きやセリフの応酬は、『ジョジョの奇妙な冒険』史上でも屈指の魅力あふれる名場面となっています。
プロシュート兄貴の最後
ブチャラティによって走行中の列車外に放り出されたプロシュート兄貴は、一旦はペッシに助けられますが、ブチャラティの機転が優って結局墜落します。しかし、ボロボロになってもなお能力を解除しなかったプロシュート兄貴は、最後までペッシをサポートし続け、チームをギリギリまで追い詰めて死んでいったのでした。この散り際の様子も、『ジョジョの奇妙な冒険』屈指の魅力的なシーンとなっています。
【ジョジョの奇妙な冒険】プロシュート兄貴のアニメ声優
敵ながら、魅力的すぎるセリフや行動で人気を博す『ジョジョの奇妙な冒険』のプロシュート兄貴ですが、アニメ版の担当声優についても気になるところです。果たしてかっこいい兄貴の声を当てているのはどういった声優なのか、その点について見ていきましょう。
プロシュート兄貴の声優は「鈴木達央」
テレビアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』でプロシュート兄貴役を担当しているのは、声優の鈴木達央(すずきたつひさ)氏です。鈴木氏は2000年代初頭から声優業に携わっており、アニメのほかにゲームや吹き替え、さらに音楽などのジャンルでも活動しています。多彩な声を使い分ける実力の持ち主で、『ジョジョの奇妙な冒険』プロシュート兄貴のクールで男気あふれるキャラクターも見事に表現しています。
鈴木達央のプロフィール
鈴木達央氏は千葉県市川市の生まれで、誕生日は1983年11月11日になります。日本ナレーション演技研究所名古屋校等を経て、2003年に声優としてデビューしました。2005年にはシングルを発売し、歌手活動もスタートさせています。2015年には「アニメージュ第37回アニメグランプリ」声優部門グランプリを受賞するなど活躍していましたが、2021年7月に不倫問題が発覚して以降は芸能活動を休止しました。その後、2022年3月に活動再開が報告されています。
鈴木達央の主な出演作品
声優の鈴木達央氏が出演した作品は、テレビアニメでは『ジョジョの奇妙な冒険』(プロシュート兄貴)のほかに、『Free!』(橘真琴)、『うたの☆プリンスさまっ♪』(黒崎蘭丸)、『黒子のバスケ』(高尾和成)、『東京リベンジャーズ』(龍宮寺堅)などがあります。
【ジョジョの奇妙な冒険】プロシュート兄貴に対する世間での評判や人気
シリーズ中でも特に魅力的なキャラクターの多い『ジョジョの奇妙な冒険』第5部ですが、プロシュート兄貴に対する世間の評判はどのようなものなのでしょうか。ここでは、『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の視聴者がプロシュート兄貴に抱く印象などについて紹介していきましょう。
こちらは、プロシュート兄貴のあまりのかっこいい魅力に思わず我を忘れてしまった方のツイートです。『ジョジョの奇妙な冒険』作中の兄貴の活躍ぶりを見れば、ここまで興奮するのもやむなしという感はあります。
こちらもまた、『ジョジョの奇妙な冒険』におけるプロシュート兄貴のかっこよさを素直に讃えるツイートです。やっていることは極悪非道なのですが、どうにも憧れてしまう魅力は否めません。視聴者全員がペッシ化しているとも言えます。
こちらはプロシュート兄貴とペッシに思い入れるあまり、ヒーローのブチャラティを否定するにまで至ったツイートです。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズで理想の上司に挙げられることも多いブチャラティですが、プロシュート兄貴の前では魅力もややかすんでしまうのかもしれません。
【ジョジョの奇妙な冒険】プロシュート兄貴の名言にはかっこいい魅力が詰まっていた
『ジョジョの奇妙な冒険』のプロシュート兄貴について紹介してきました。第5部は全編通し展開・キャラクター共に濃密でハイテンションですが、中でもプロシュート兄貴が登場するくだりは圧巻のクオリティを誇っています。それもこれも、プロシュート兄貴の連発する名言のなせる業と言って過言ではありません。『ジョジョの奇妙な冒険』ファンならずとも、これらのセリフを常に胸にきざんで生きていきたいところです。
この記事のライター
だいじろう
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