【ジョジョ】ウェザー・リポートの声優はだれ？アニメとゲームのキャスト紹介

『ジョジョ』のウェザー・リポートは第6部『ストーンオーシャン』に登場するキャラで、生き様や最強クラスのスタンド能力から人気を集めています。そんな『ジョジョ』のウェザー・リポートのプロフィールを紹介します。

『ジョジョ』のウェザー・リポートは、グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所に収監されていた男性囚人で、エンポリオやナルシソ・アナスイと共に登場しました。自身の記憶を失っており、本名もわからないことから自分のスタンド能力と同じ名前で呼ばれています。寡黙ながらも冷静沈着に状況判断できる人物で、徐倫たちにも協力的な態度を見せています。

『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』は、1999年から2003年まで『週刊少年ジャンプ』に連載された荒木飛呂彦の漫画作品です。1987年の連載から人気を集める『ジョジョ』シリーズの第6部にあたる作品で、初めの女性主人公や第1部から続く因縁の決着を描くなど、様々な意味が込められた部になっています。2022年には全3クールに分けてアニメ化されました。

空条承太郎の娘である空条徐倫は、ある日に恋人のロメオの罠に嵌められて、アメリカ・フロリダ州州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所に収監されます。それは刑務所内にいる黒幕が承太郎を狙うための作戦で、助けに来た承太郎は徐倫をかばい、記憶とスタンド能力を奪われてしまいます。自らもスタンド能力に覚醒した徐倫は、承太郎を救うために戦いを始めていきます。

アニメ『ジョジョ』の6部では、それまでのゲーム作品とはキャットを一新しており、ウェザー・リポートの担当声優も変わっています。そんなアニメ6部におけるウェザー・リポートの声優と他の代表作を紹介します。

アニメ『ジョジョ』の6部でウェザー・リポートを演じた声優は梅原裕一郎さんです。低めの声かつ落ち着いた演技になっていますが、戦闘時や過去の姿では激しい一面を表す声で演じています。アニメ6部で声優が変更されて以降に発売されたゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR」や「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」でも梅原裕一郎さんが演じています。

梅原裕一郎さんは静岡県出身で、1991年3月8日生まれの声優です。中学1年生の時に見た映画の吹き替えをきっかけに声優を知り、大学受験の浪人中に洋画をみたことから自身も仕事としての声優を意識するようになりました。その後、大学2年生の時に日本ナレーション演劇研究所に通い、1年後には現在の事務所であるアーツビジョンに所属します。そして、2013年に声優デビューを果たしました。

梅原裕一郎さんの代表作としては、『アイドルマスター SideM』の鷹城恭二、『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のゴロー、『ゴブリンスレイヤー』のゴブリンスレイヤー、『あんさんぶるスターズ!』の蓮巳敬人、『慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜』の竜宮院聖哉、『SSSS.DYNAZENON』の山中暦、『アオアシ』の栗林晴久、『クールドジ男子』の三間貴之、『スパイ教室』のクラウスなどがあります。

『ジョジョ』のゲームとしてウェザー・リポートが初登場したのは、2013年に発売された「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」であり、その時のウェザー・リポートの声はアニメとは違う人が担当していました。そんなゲームにおける『ジョジョ』のウェザー・リポートの声優と他の代表作を紹介します。

2013年発売の「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」と2015年発売の「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」でウェザー・リポートを演じた声優は大川透さんです。少し年齢層が上に聞こえる落ち着いた声で演じていますが、もう一つの一面では激しい声も出しています。アニメの1部や『ジョジョ』のゲーム作品ではナレーションも担当しており、6部でもナレーションでウェザー・リポートの能力や過去を解説しました。

大川透さんは鹿児島県出身の声優で、1960年2月28日生まれの声優・舞台俳優です。高校の時に演劇部へ所属しており、そこから日本大学藝術学部演劇学科に進学して、大学4年生の時には劇団に通っていました。その後、事務所に所属しながら舞台俳優として活動し、1994年には現在の事務所であるマウスプロモーションに所属してから声優活動を始めています。

大川透さんの代表作としては、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のサイトー、『BLOOD+』のジェイムズ・アイアンサイド、『ひぐらしのなく頃に』の富竹ジロウ、『ソウルイーター』のデスサイズ〈スピリット＝アルバーン〉、『ソードアート・オンライン』のヒースクリフ、『ノラガミ』の天神、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のラスタル・エリオン、『キリングバイツ』の岡島壱之助などがあります。

『ジョジョ』のウェザー・リポートは特徴的なスタンド能力を持っており、作品内でも最強クラスの能力と言われています。そんな『ジョジョ』のウェザー・リポートのスタンド能力や最後などを紹介します。

『ジョジョ』のウェザー・リポートのスタンド能力は、名前と同じウェザー・リポートです。天候を自由に操る能力を持っており、雨や霧を発生させられるのはもちろんのこと、毒ガエルを降らせるなど、過去に事例があった気象現象を再現させられます。射程距離はCとなっていますが、天候の影響はかなり広範囲まで広げることも可能です。そのため、作中のスタンド能力の中でも最強クラスと言われています。

それに加えて、ウェザー・リポートにはヘビー・ウェザーという隠された能力があります。オゾン層を操作することで太陽光を変化させて、サブリミナル効果を引き起こす能力で、作中では発生させた悪魔の虹を見ると人間や動物がカタツムリに変化してしまうと刷り込まれて、実際に身体のあらゆる部位がカタツムリの体表や貝殻に変化していきます。この能力も最強と言われていますが、ウェザー・リポート本人は制御できません。

『ジョジョ』のウェザー・リポートは、6部のラスボスであるエンリコ・プッチの双子の弟であり、本来はドメニコ・プッチと名付けられる予定でした。しかし、別の家の女性が生んだ直後に亡くなって赤子と同じく生まれたばかりのウェザーを入れ替えて、ウェス・ブルーマリンとして育てられました。しかし、そんなウェザーが学生の時に、偶然助けた自身の実の妹であるぺルラ・プッチと出会い、恋人同士になります。

同じ頃、聖職者見習いだったプッチは、偶然にも懺悔室で赤子を入れ替えた母親から事実を聞いてしまい、兄妹で結ばれるのを防ぐため探偵を雇って2人を別れさせようとします。しかし、雇った探偵が差別主義者だったことでウェザーは半殺しにされてしまい、目撃したぺルラはウェザーが死んだと勘違いして自殺します。その結果、プッチはスタンド能力に目覚め、同時にウェザーのスタンド能力も開花します。

『ジョジョ』のウェザー・リポートはプッチのスタンド能力であるホワイト・スネイクによって記憶を抜き取られて、ヘビー・ウェザーの能力を封じられていました。そんな中、プッチが天国を目指す方法を求めて刑務所から出て、ウェザーもアナスイと共に徐倫を追う形で脱獄しました。しかし、ドナテロ・ヴェルザスによってウェザーは過去の記憶を取り戻し、ヘビー・ウェザーを発動させてしまいます。

記憶を取り戻したウェザーを危険視したプッチは直接ウェザーの元へ行き、ヘビー・ウェザーの能力を利用して自分を追う者を足止めするため、ウェザーを半殺しにします。そこからウェザーは自身の血を利用して優勢になりますが、その直後に駆け付けた徐倫たちが乗った車の登場から形勢逆転され、そのまま死亡しました。しかし、やられる前にプッチの能力を利用してウェザー・リポートのDISCを徐倫たちに託しました。

ここでは、『ジョジョ』のウェザー・リポートについて世間での評判や人気を紹介します。『ジョジョ』は媒体によって担当する声優が変わることが多いため、新しい声優を喜ぶ声がある反面、過去の声優の方が良かったという意見も出ています。

アニメ『ジョジョ』の6部でウェザー・リポートを演じた梅原裕一郎さんについては、いい声だという感想が多数出ていました。低音ボイスが人気で、近年の代表作も多い梅原裕一郎さんに決定した際は、元々のファンは喜んでおり、初めて知った人も声の良さに感心していたようです。梅原裕一郎さん自身はウェザーの役をもらえたことに驚いていましたが、多くの人がぴったりだと言っています。

『ジョジョ』のゲームでウェザー・リポートを演じていた大川透さんについて、変わってしまったのが残念だという感想も出ていました。1部からナレーションとして『ジョジョ』に関わっており、ゲームでキャラクターとしても演じることがわかった際にはぴったりだという声も多く挙がっていました。そのため、アニメでも続投して欲しかった人は少なからずいたようです。

『ジョジョ』のウェザー・リポートの声優について、ゲームやアニメ化が決まっていない段階だと様々な予想や想像が出ていました。漫画は1999年から2003年の作品であり、アニメ化まで20年近く経過しているため、当時読んでいたり、ゲームを知らなかったりする人はほかの声優を予想していました。人気の声優が多い中でも、ウェザーは落ち着いたやや大人な声質を求めている人が多かったようです。

『ジョジョ』のウェザー・リポートの声優は、過去のゲーム版ではアニメでナレーションを務める大川透さんが担当していましたが、アニメ6部では梅原裕一郎さんが担当することになりました。どちらのウェザーも落ち着いた空気がありつつ、戦闘時には少し声をあらげて演じられています。キャラクター性や最強クラスのスタンド能力が人気で、作中での活躍も多いため、見ていない人はアニメもチェックしてみましょう。