【はじめの一歩】作品は完結している？連載終了の噂は？真相を徹底解明！

『はじめの一歩』の作者は森川ジョージさんです。東京都足立区出身の森川さんは1966年生まれで、高校在学中に『シルエットナイト』という作品で漫画家デビューを果たしました。はじめの一歩の連載が始まってからは、漫画家人生の大半を本作に集中して連載を続けています。漫画家と並行して「JB SPORTSボクシングジム」のオーナー兼会長も務めておりボクシングにも深い関わりを持っています。ボクシングに関する優れた知識の数々は作中で存分に披露され、ファンの支持を集めました。

『はじめの一歩』は週刊少年マガジンで連載されている作品です。1989年から始まった本作は30年以上にわたって連載が続いており、週刊少年マガジンの看板作品の一つとなっています。ボクシングを題材とした作品であり、主人公の幕之内一歩をはじめさまざまな登場人物たちが繰り広げる激闘が多くの読者の心をつかみました。一歩だけでなく、ボクサーそれぞれの試合を丁寧に描いた作風が特徴で人間ドラマの濃さも人気の理由です。テレビアニメやゲーム化などもされており、そうした展開も後押しとなり知名度を得ました。

釣り船屋の息子である主人公の幕之内一歩は、ある日プロボクサーの鷹村守と出会います。この出会いにより、いじめられっ子だった一歩は鴨川ジムに入会しプロボクサーとしての人生を歩み始めました。釣船屋の仕事で培われた筋力と持ち前の真剣さを活かして、鴨川会長の指導のもとで一歩は成長していきます。その努力が実り、一歩は日本フェザー級のチャンピオンに上り詰めました。そしてジムの仲間たちもそれぞれのボクシング人生に全力を注ぎます。

はじめの一歩は2023年時点で連載中の作品であり完結はしていません。物語の展開としては、一歩はボクサーを引退しトレーナーとして鴨川ジムでの新しい人生を踏み出しています。はじめの一歩は30年以上連載されていますが、トレーナーとして現役時代とは勝手の違う環境に悪戦苦闘しながら成長する一歩を描いており未だに完結の予兆は見られません。他のキャラクターのドラマも並行して描かれているため、現在もキャラクターたちのドラマは進行中です。

はじめの一歩の最終回がいつになるかについては、作者である森川ジョージさんも明言しておらず現時点では不明です。2023年に森川さんは漫画家生活40周年をむかえました。最近のインタビューでは『はじめの一歩』の最終回について、体力のあるうちに完結を描きたいという意思を語っていました。2023年時点で森川さんは57歳であり、漫画連載における体力を考慮するとはじめの一歩の完結はそう遠くないと予想され、それがどういった展開になるか注目を集めています。

はじめの一歩の最終回の内容を予測すると、可能性の一つとしてライバルである宮田との決着が考えられます。宮田は連載初期から登場しているキャラクターで、一歩の鴨川ジムでの先輩ボクサーでした。宮田は一歩の力を認め、公式戦で対戦するために鴨川ジムを去りました。その後順調にキャリアを重ね、一歩と対戦間近まで進みますが因縁ある別の相手との試合を選びます。そのため両者の公式な試合は未だに描かれておらず、多くのファンが完結にあたって両者の試合を熱望しています。

はじめの一歩には打ち切りの噂が流れました。その発端となったのは一歩にパンチドランカーの症状が見られたことです。パンチドランカーになることはボクサーにとって選手生命を左右する事態です。そのため一歩がボクシングを続けられなくなるという予想がファンの間で広がりました。ボクシング漫画においてそれは物語の完結を想像させるものであり、はじめの一歩がむかえた急展開は打ち切りによる完結の噂を呼びました。

はじめの一歩には打ち切りを囁かれた理由が複数あり、ここではそれらを解説します。長期連載の作品に打ち切りの噂が出ることは珍しくありませんが、はじめの一歩にはどのような噂があったのでしょうか。

打ち切りの噂が出た時期は、週刊少年マガジンに長期連載されていた他の作品が次々に最終回を迎えていました。作品である以上完結することは不自然ではないのですが、マガジン内の状況がそうした状況であったためにはじめの一歩もそうした完結の流れに乗るのではと考える読者もいました。

打ち切りに関しては作者の森川ジョージさんと週刊少年マガジンの編集部が揉めたという噂も見られました。マガジンの目次に書かれた言葉にそれを想像させるような言葉があったことが理由です。一方で、その発言は麻雀に関することではないかとも考えられており編集部と揉めたということに関しては確証は何もありません。その他にも作品のデジタル化について作者と編集部とトラブルがあったという噂もありますが、そちらも真偽は定かではありません。

30年以上にわたって連載されているはじめの一歩ですが、長期連載故の問題も指摘されています。人気作品であるため簡単に完結することができず、作者が無理な引き伸ばしをしているという声もありそのことも打ち切りの噂につながっています。中でもファンの念願である一歩と宮田の試合が直前で回避されてしまう展開については、ファンの間でも意見が分かれていました。

はじめの一歩にはさまざまな見どころがあります。その中でもボクシングに関する描写の細かさは、ボクシングジムを経営する作者の森川ジョージさんならではのこだわりに溢れています。それが人気を呼びました。架空のキャラクターだけでなく、作中では「デンプシーロール」や「フリッガージャブ」といった実在するボクサーのテクニックなども作品に取り入れられ、それがはじめの一歩にリアリティを与えていました。

主人公の一歩をはじめとして個性的なキャラクターの数々も作品の人気を支えています。一歩の先輩であり天才的な強さを誇る鷹村守をはじめ、宮田や間柴などのライバルたち、鴨川会長やヒロインである間柴久美など周囲のキャラクターまでしっかりと肉付けがされています。それにより単なるスポーツ漫画ではない、密度の濃い人間ドラマが繰り広げられ人気を得ました。

連載が進む中で描かれるキャラクターの成長も本作の魅力です。一歩はボクシングを通して肉体的にも精神的にも成長していくキャラクターとして描かれていました。そして他のキャラクターたちも、物語の進展とともに成長していきます。当初は反目しあっていたライバルとも心を通わせる展開もあり、それが作品全体に厚みを与え人気の一端となっています。

単なる殴り合いではなく、試合中の駆け引きなどの繊細な描写も作品に迫力を与えています。それに森川さんの画力が加わることで、本物のボクシングの試合を見ているかのような臨場感が本作にはあります。また試合中だけではなく、本作では試合に至るまでのトレーニングや減量といった過程が丁寧に描かれていました。そうした流れが試合を盛り上げることに繋がっており、数々の名勝負が生まれています。

ボクシング漫画として人気のはじめの一歩ですが、同時に作中で生きる人々の人間ドラマの物語でもあります。主人公の一歩も最初はいじめられっ子でした。そんな一歩もボクシングを通して変わっていきますが、一歩の他にも作中では差別をはじめとした社会問題に苦しむキャラクターたちが登場します。彼らがそれに立ち向かい、懸命に生きようとする人間ドラマが作品の魅力となり多くのファンを魅了しました。

はじめの一歩の最大の見どころである試合描写には高評価の声がありました。一歩の試合だけでなく、他のキャラクターたちの試合も熱を込めて描かれいることがファンに伝わっています。一歩の試合以外でも好きな試合があるという声も多く見られました。

ボクシング描写が人気のはじめの一歩ですが、それ以外のキャラクターが織りなす人間ドラマも人気を集めています。主人公は一歩ですが、彼の成長と同時に他のキャラクターたちの変化も描かれていました。多くのキャラクターが登場するからこそ、誰かに自分を重ね感情移入することができることもはじめの一歩の魅力です。読者の年齢や置かれた状況により、それまでと違った見方ができることもはじめの一歩の特徴です。

はじめの一歩は面白いという意見がある一方で、それ故に連載が長期化し作品が完結しないことに心配をかかえるファンの声もありました。トレーナーとして新しい人生を踏み出した一歩ですが、宮田との試合などファンが望む展開はまだ描かれていません。今後そうした展開が描かれ、美しい完結を迎えることを心待ちにしているという声も多く見られました。

打ち切りの噂もあったはじめの一歩ですが、現在も完結はしておらず連載は続けられています。一歩は現役を引退していますが、今後の展開次第では現役復帰も十分考えられるため完結となる最終回がどうなるかはまだまだ予測できません。また他のキャラクターたちのドラマも進展しておりそちらも目が離せないものとなっているため、今後も物語の結末がどうなるか注目の作品です。