【ヒロアカ】スピンオフ作品一覧！話題になった作品や内容のネタバレまで

ヒロアカのスピンオフについてまとめていく前に、まずはヒロアカ本編の概要やあらすじについておさらいしていきます。ジャンプ本誌での初掲載を飾ってから爆発的な人気を獲得しジャンプの金字塔とまで呼ばれた本作品は、アニメ化やゲーム化などでも知名度を上げている話題沸騰中の作品であり今からでもチェックしておきべき名作です。

ヒロアカを連載している作者は堀越耕平先生です。堀越先生はデビュー翌年に『赤マルジャンプ』にて読切漫画『僕のヒーロー』を始めとした幾つかの作品を掲載してきましたが、どの作品も日の芽を浴びることなく精神的に落ち込んでしまう時期がありました。そこで次回作に最も思い入れがあった『僕のヒーロー』を基に本作の構想を練ったことで、現在連載中のヒロアカが誕生したと語っています。

ヒロアカ及び僕のヒーローアカデミアは堀越耕平によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。個性に恵まれなかった主人公が恩師から力を受け継ぎ、夢に見ていた最高のヒーローになるための物語が描かれており、2014年7月～2022年10月にかけて計36巻に渡る連載が続けられ国内累計発行部数4500万部に及ぶ人気を誇っています。

世界総人口約8割が超能力・個性を持つようになった超人社会にて、個性を悪用する犯罪者・ヴィランに対抗すべく立ち上がった職業・ヒーローが脚光を浴びていました。緑谷出久は平和の象徴と謳われた最高のヒーロー・オールマイトに憧れを抱き自分もそんなヒーローになりたいと願っていましたが、個性が発現しなかったことでその道が断たれてしまいました。しかし、オールマイトとの偶然の出会いが彼の運命を変え、物語への幕を劇的に開けるのでした。

ここからはヒロアカにおけるスピンオフ漫画作品の内容についてまとめていきます。ヒロアカ本編の人気に伴ってスピンオフ作品が制作されるようになりましたが、本編では語られない超人社会の内容やコミカルな絵柄が面白いと話題になりました。

『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS-』は灰廻航一が主人公になった作品です。かつてプロヒーローを目指していた灰廻は人助けをしたことでプロになれなかった過去を持ち、ナックルダスターという掃除屋に助けられたことをきっかけに自警団組織・ヴィジランテで活動することになりました。

ヴィジランテは善意を持ってヒーロー活動を行っていますが、彼らは無免許であるため公的には個性を許可なく使用している犯罪者とみなされています。そのため雄英生を引き連れていた相澤も「真似しないように」と呼び掛けていますが、ヴィジランテの行動は紛れもない人助けであり本当のヒーローについて考えさせられる内容が描かれています。

『僕のヒーローアカデミアすまっしゅ!!』はヒロアカ本編に登場しているキャラクターたちによって展開される4コマ漫画です。4コマらしく軽い気持ちで楽しめるコミカルな内容が描かれており、緑谷やA組生徒、雄英教師やプロヒーローたちが際限なく登場していることで話題になりました。ヒロアカのキャラクターが好きな人ほどお勧めできる作品です。

『僕のヒーローアカデミアスピンオフチームアップミッション』は1年A組生徒たちがプロヒーローと共に事件解決に挑む作品です。ヒロアカ本編の世界観をそのままに、個性豊かなA組と作中であまり活躍が描かれていないプロヒーローが1つの目的に向かって協力する内容が魅力的です。本編では見られない組み合わせがこのスピンオフで見られると評判です。

ここからはヒロアカにおけるスピンオフ小説作品とキャラブックの内容についてまとめていきます。スピンオフの人気は漫画だけに留まらず文字だけで楽しめる小説としても展開されています。また、ヒロアカのキャラクター概要や世界観など、ヒロアカを余すことなく楽しめるキャラブックも多くのファンから注目されています。

『僕のヒーローアカデミア雄英白書』はヒロアカ本編では描かれなかった雄英生徒たちの裏側が描かれた作品です。ヒロアカ本編で日々成長していく緑谷たちのサイドストーリーが主に描かれており、授業参観や勉強会、中にはアニメ2期EDのアニメーションをベースにしたファンタジー物語も描かれています。雄英白書はシリーズ化しておりそれぞれの巻で登場するキャラや描かれている内容が異なります。

『僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブックUltra Archive』はヒロアカ初のキャラクターブックです。ヒロアカに登場するキャラクターの概要が事細かに描かれており、A組生徒だけでなく教師陣やヴィランの情報も詳細に記載されています。また、作者である堀越先生とテレビアニメで作画を担当している黒田さんとの対談や、本編の原画の限定イラストも楽しめるため、ファンを名乗る上でしっかり目を通しておきたい作品です。

『僕のヒーローアカデミア公式キャラクターブック2Ultra Analysis』は公式キャラクターブック第2弾として発行された作品です。連載5年目の頃に発売されており新規情報を含めた200人以上のキャラクター情報が記載されています。また、『BlEACH』を手掛けた作者の久保先生と堀越先生による対談をはじめ、ストーリー解説や堀越先生コメント付きTwitterイラストなど、ファンにはたまらない要素が盛りだくさんに詰まっています。

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE～2人の英雄～』は劇場映画『THE MOVIE～2人の英雄～』を小説に落とし込んだ作品です。雄英白書と同じ作者が手掛けており映画の内容が記載されているのはもちろん、映画では描かれていなかった掛け合いや特別シーンも含まれています。

ここからはヒロアカの人気の理由についてまとめていきます。漫画、小説、キャラブック合わせて7つのスピンオフ作品を展開しているヒロアカですが、裏を返せばこの規模に膨れるまでヒロアカが人気であると言えるでしょう。そう考えられる理由を3つに分けて解説していきます。

ヒロアカの世界では個性と呼ばれる超常能力が存在しており、A組生徒やプロヒーローたちには全員固有の個性を所持しています。爆豪は手の平から爆発を起こす『爆破』、轟は炎と氷を操る『半冷半燃』、八百万はどんなものでも作り出せる『創造』と、どの個性も唯一性が高く読者の目を惹く要素となっています。

緑谷やヒーローたちを追い詰める存在としてヴィランが描かれていると、彼らの素性に関する描写も積極的に描かれており敵キャラにも魅力を感じられる内容になっています。中でも死柄木はヴィラン側の主人公と言われているほど詳細に描かれており、緑谷が成長する裏で彼の活躍も描かれるという対比的な描写が面白いと評されています。

ヒロアカの中で最も評判になっている要素が戦闘シーンでしょう。キャラクターが自身の個性をどう活かすのかと思考する小説的描写に加え、アメコミ風タッチで描かれるド派手な演出が迫力を生み出しています。ジリジリとした前哨戦から始まり、クライマックスの必殺技に繋がる流れは読む人に圧倒的爽快感を与えてくれます。

これまでヒロアカのスピンオフ作品についてまとめてきましたが、実際にヴィジランテなどを手に取ったことがあるファンからはどういった反応が寄せられているのでしょうか？ここではスピンオフ作品に対する世間での評判や人気について、実際にネット上にあるコメントを参照しながらまとめていきます。

スピンオフに対する感想は数多く寄せられており、基本的にどのコメントも「面白かった」「読んで損はない」といった内容が書かれていました。中でも話題になっていたのがヴィジランテであり、ヴィジランテ特有のストーリーやキャラクター思想が本編とは全く違う物語として楽しめるそうです。

内容の面白さに相まって絵柄も綺麗で上手という評価も寄せられていました。それぞれ担当している作者は別ですが、チームアップミッションを連載している作者は、堀越先生のアシスタントとして活動していたこともあり絵柄が似ていると言われています。

スピンオフに対してファンからの要望も多く寄せられており、中でも多かったのが緑谷以外の特定キャラを主人公に据えた作品を作ってほしいという意見でした。ヒロアカにはA組生徒やホークス、ミルコといったプロヒーロー、そしてヴィランにも魅力的なキャラクターが揃っているため、どのキャラクターが主人公になっても面白い内容が描かれそうです。

ヒロアカのスピンオフ作品はどれも魅力的な内容が描かれており話題になっている作品ばかりでした。本編では見られないサイドストーリーが楽しめることがスピンオフの魅力と言えるでしょう。もしもスピンオフ作品に興味を持ったという人は、この機会に気になる作品をチェックしてみてはいかがでしょうか。