【ヒロアカ】シンリンカムイが持つ過去とは？個性や熱愛の噂についても

シンリンカムイは、ヒロアカの作中で人気を博すプロヒーローの一人です。樹木さながらの印象的な見た目をしており、ミステリアスな雰囲気を漂わせています。まずはそんなシンリンカムイのプロフィールと、ヒロアカという作品についての詳細を紹介します。

シンリンカムイは、ヒロアカの物語の中で「若手実力派」と称されるヒーローです。無口で派手さはありませんが、いぶし銀のようなかっこよさが持ち味と言えるでしょう。”本名”や”好きなもの”からは、樹木を個性とする彼らしさを感じることができます。しかし、年齢については「数え始めてから」という意味深な表記があり、彼の過去に並々ならぬ事情があると考えられそうです。

原作者・堀越耕平による漫画『僕のヒーローアカデミア』は、読者の間では『ヒロアカ』の愛称で親しまれています。2014年から週刊少年ジャンプにて連載されており、2022年1月時点でコミックスの累計発行部数は6500万部を突破しました。テレビアニメや舞台など様々なエンターテインメントで注目を集め、今やヒロアカはジャンプの看板作品の一つと言えるでしょう。

ヒロアカの舞台は”個性”を持つヒーローたちが活躍する世界です。主人公の緑谷出久（みどりやいずく・通称デク）は、敵であるヴィラン連合から人々を守るヒーローに憧れます。”個性”を持たないデクですが、自分を救ってくれたヒーローのオールマイトより、ひょんなことから”個性”を引き継ぐことになりました。そして雄英高校ヒーロー科に入学し、困難にぶつかりながらも強いヒーローを目指していきます。

シンリンカムイは謎めいた雰囲気を持つキャラクターで、そこがかっこいいと評判です。しかし彼の姿やエピソードを追っていくと、人間味溢れる一面があることが明らかになり、それを知ると更に魅力的に見えるかもしれません。それでは、シリンカムイの性格や悲しい過去、マウントレディとの熱愛の噂ついて迫っていきましょう。

ヒロアカにおいて最も重要だと言える”個性”ですが、シンリンカムイが生まれた頃はまだ”個性”を持つ子供が多くありませんでした。そのため、シンリンカムイの母親は彼の”個性”を理解することができず、不審に思います。そして、ついに不気味さに耐えかね彼を捨ててしまうのです。シンリンカムイの年齢が「数え始めてから」と表記されているのは、「彼自身が物心つき年齢を数えるようになってから」ということを意味しており、実年齢はもっと高いと考えられます。

マウントレディは、シンリンカムイと同じくプロのヒーローです。この2人は活動地域が近く、現場で鉢合わせることがよくあります。手柄の奪い合いや共闘をすることも多く、「いつも一緒にいる」と囁かれ始め、熱愛の噂が取り沙汰されるようになってしまいました。しかし当の本人たちはこの件について聞かれると、両者ともにキッパリと否定する訳でもなく、特にマウントレディはどっちつかずなコメントをしています。

シンリンカムイは、ヒロアカの物語の中でもグッズが販売されるほどの人気ヒーローですが、口数が少なく至って真面目な性格をしています。しかし、憧れのエッジショットから「チームを組もう」と勧誘を受けた際は、2時間も感涙に咽んだというエピソードがあります。また、オールマイトとの共闘では密かにドキドキしている描写もありました。クールな印象とは裏腹に、情に熱く感動しやすいところがあるようです。

ヒロアカのヒーロー達は自らの個性を活かして戦います。そのため作中において、個性はそのキャラクターを決定づける最も重要な要素と言っても過言ではありません。個性は強力な武器になりますが、時には弱点にもなることもあります。シンリンカムイはどのように個性を利用して戦うのでしょうか。

シンリンカムイの個性は『樹木』です。身体を樹そのものとして、自在に操ることができます。指先から伸びる木の根を這わせ、敵を捕縛する戦い方を得意としているようです。また、伸びる樹木は人民の救助にも役立ちます。シンリンカムイの個性は攻守ともに役立ち、応用のきく能力だと言えるでしょう。

シンリンカムイの必殺技は『先制必縛ウルシ鎖牢（せんせいひつばくうるしさろう）』です。伸ばした樹木で敵を一気に拘束します。驚くべきはそのスピードで、オールマイトとの共闘でヴィランのアジトを襲撃した際には、オールマイトの突撃とほぼ同時に敵を全員捕えてしまいました。捕縛に特化した彼の技は、重要な戦力として評価されています。

植物の弱点といえば、炎を思い浮かべる人も多いことでしょう。シンリンカムイもその例に漏れず、炎の攻撃を苦手としているようです。そのため爆炎系の個性を持つキャラクターとは相性が悪く、戦いは不利を強いられることになります。荼毘から炎の攻撃を受けた際には、多くの読者が「大丈夫だろうか？」と彼の安否を気にかけていたようです。

作中で発表されたヒーローランキングでは、シンリンカムイは7位にランクインしました。若手にも関わらずTOP10入りした彼は、正に「若手実力派」と呼ばれるに相応しいヒーローだと言えます。実は、かつてドキュメンタリー番組で彼の悲しい過去が取り上げられ、それをきっかけに人気に拍車がかかったというこぼれ話があります。彼の人気には、皮肉にもその悲しい過去が一因として挙げられているようです。

ヒロアカはアニメ化の前にVOMICが公開されており、VOMIC版と後のアニメ版とでは担当声優が異なります。シンリンカムイを演じている2人の声優の、プロフィールや他の出演作を見ていきましょう。

アニメ版ヒロアカのシンリンカムイは、北田理道（きただまさみち）さんが演じています。北田さんはアニメの他、吹き替えや舞台など幅広い分野で活躍しているようです。ちなみに、ヒロアカの中ではシンリンカムイの他に飯田天晴（いいだてんせい）、骨抜柔造（ほねぬきじゅうぞう）など兼ね役として他のキャラクターの声も担当しています。

北田理道さんは3月12日生まれで、年齢は非公開のようです。テレビアニメには2013年頃から出演しています。出身地は東京都、所属事務所は賢プロダクションで、声優として活動する前は劇団員として舞台に出演していました。舞台経験があることから、ダンスや殺陣を得意としています。

北田さんは日本アニメだけでなく、吹き替えの仕事を数多くこなし、ドラマ出演の経験もあるようです。吹き替えではメインとなる有名なキャラクターを演じることもあります。北田さんのヒロアカ以外の主な出演作は、以下の通りです。

VOMIC版ヒロアカでシンリンカムイを演じるのは、西山宏太朗（にしやまこうたろう）さんです。人気上昇中で数多くの作品に出演しており、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。西山さんは、演技力にとどまらず歌唱力も高く評価されています。

西山宏太朗さんは1991年10月11日生まれの31歳（2022年時点）です。神奈川県横浜市出身、血液型はB型、81プロデュースという事務所に所属しています。2011年から声優として活動しており、2018年には声優アワードにて新人男優賞を受賞しています。更に2020年には、ソロアルバムを出し歌手としてデビューを果たしました。

西山宏太朗さんはデビュー以来様々な作品に引っ張りだこで、主役級の重要キャラクターをたくさん演じています。優しく明るい声質と演じ分けが評価され、オーディオブックの担当や朗読劇の出演も多いようです。今回は出演アニメの中から、代表作の一部を紹介します。

シンリンカムイを検索すると、必ずと言っていいほどマウントレディの名前が一緒に挙がり、2人の関係を気にしている人が多いことが分かります。特に反響が大きかったのは、シンリンカムイがぼろぼろになったマウントレディに優しく声をかけるシーンです。何だかんだ言ってマウントレディのことを大切にしているように描かれており、このシーン以来、2人の恋が進展するのではないかと更に期待が高まっています。

第1話から登場しているシンリンカムイを『古参の強者』としてかっこいいと感じ、ずっと応援し続けている読者が多いようです。真面目なところや、弱点を突かれても諦めずに戦う姿など、彼の実直な人柄に惹かれるという意見も多数見られました。

シンリンカムイには捨てられた過去があることが分かっています。その悲しい過去に衝撃を受けた読者は多く、「もっと掘り下げてほしい」という意見も少なくありません。シンリンカムイの悲しい過去は、読者の間でも『影のあるヒーロー』として、彼を魅力的に見せる要因となっているようです。

シンリンカムイが弱点である炎の攻撃を受けた際には、読者の間で動揺が走ります。しかし、その後のストーリーで彼が無事だと分かると、「良かった」と安堵の声が上がりました。このことから、シンリンカムイが読者に愛されていることがよく分かります。

シンリンカムイはヒーローとしての使命感や悲い過去を背負って生きるキャラクターです。真面目さや強さの裏にどことなく哀愁があり、それこそがファンや読者を惹きつけていると言えるのかもしれません。また、マウントレディに振り回される彼を微笑ましく思う人が多いことも分かりました。まだ謎が多いキャラクターですが、今後の物語で悲しい過去やマウントレディとの熱愛についてスポットが当たることが期待できそうです。