【ヒロアカ】死穢八斎會はどのような集団?メンバーや能力をまとめて解説
本記事では『ヒロアカ』に登場する悪の集団・死穢八斎會の組織図についてまとめていきます。また、『ヒロアカ』に描かれた死穢八斎會所属のメンバーや彼らの持つ個性を紹介し、戦闘能力や人物像、アニメ版の声優情報をまとめていきます。
目次
【ヒロアカ】死穢八斎會はどのような集団?
ヒロアカの世界には個性と呼ばれる異能力を悪用するヴィランが存在しており、ヒロアカ作中では主人公の緑谷やプロヒーローたちに立ちはだかる凶悪な敵として描かれています。死穢八斎會はヒーロー社会になって解体されていったヴィラン組織の中で唯一生き残った集団であり、本編では壊理の個性を巡ったストーリーが描かれました。まずは死穢八斎會の概要と、ヒロアカの作品概要とあらすじについてまとめていきます。
死穢八斎會とは?
死穢八斎會(しえはっさいかい)はヴィラン集団の1つです。国の監視下に置かれながら細々と活動を続けており、裏社会において強い影響力を持っています。ヒロアカ作中では組長派と若頭派の2つの派閥に意見が割れており、若頭派の代表である治崎の野望が物語に大きく関わっています。
ヒロアカの概要
ヒロアカこと僕のヒーローアカデミアは堀越耕平によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。学園ものとして魅力的なシナリオ構成と個性と呼ばれる異能力同士のバトル描写などが話題を呼び、2014年の初掲載から瞬く間に人気を博しました。2023年2月時点で累計発行部数8500万部を突破しており、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも複数展開されています。
ヒロアカのあらすじ
世界総人口の約8割が超常能力・個性を持つようになった超人社会にて、世間では個性を悪用するヴィランを退治するヒーローという職業が注目を浴びていました。少年の緑谷出久はNo.1ヒーローのオールマイトのようになりたいと思っていましたが、個性を持たない無個性と診断されてしまい絶望してしまいます。しかし、オールマイトとの偶然の出会いが彼の運命を変えることになると、彼から譲り受けた個性をもってヒーローアカデミアでの生活を送ることになるのでした。
【ヒロアカ】死穢八斎會のメンバーの特徴と個性
死穢八斎會は極悪非道な若頭・オーバーホールを筆頭に凶悪なヴィランメンバーが所属している危険な集団です。彼らの存在や個性は緑谷たちを窮地に追い詰め、人の個性を奪うという悪逆まで披露してみせました。敵である彼らを嫌う人は多くいますが、一方で突き抜けた悪役が魅力的に感じる人もいることでしょう。ここではヒロアカにおける死穢八斎會のメンバーの特徴と個性についてまとめていきます。
死穢八斎會のメンバー①組長
組長は死穢八斎會のトップです。仁義と人情を重んじる老人で若頭の治崎を拾い育てた張本人でもあります。しかし、治崎と意見が食い違ってしまうと、彼の個性によって植物状態にされてしまいヒロアカ作中には寝たきりの状態でのみ登場しています。なお、本名や個性は不明です。
死穢八斎會のメンバー②オーバーホール
オーバーホールこと治崎廻(ちさきかい)は死穢八斎會の若頭です。ペストマスクと紫色のファーがついたモッズコートが特徴的で、他人に触られると身体に蕁麻疹が出てしまうほど潔癖症です。裏社会を牛耳るという壮大な野望を秘めており、目的のためなら少女を傷つけることも厭わない冷徹な性格をしています。持っている個性・オーバーホールは触れたものを分解して瞬時に修復できる能力を持ち、人に使えば殺害や蘇生を自由自在にすることができます。
死穢八斎會のメンバー③クロノスタシス
クロノスタシスこと玄野針(くろのはり)は若頭の補佐を務めています。集団の古株メンバーの1人であり、治崎とは幼少期からの知り合いで彼のことを「廻」と呼ぶほど親しいです。個性・クロノスタシスは針を伸ばせる能力で、長針と短針を使いこなすことで対象を攻撃したり、動きを鈍化もしくは停止させます。
死穢八斎會のメンバー④ミミック
ミミックは死穢八斎會の本部長であり若頭派の中核メンバーの1人です。普段は小人のような見た目をしていますが、その正体はサスペンダー付きのスーツを身につけた筋肉質な巨漢です。些細なことで激昂しやすい性格で、特にプライドを傷つけられると奇声を発して怒り狂います。個性・擬態は物体の中に入り込んで操ることができ、個性ブースト薬によって地下施設そのものに擬態し侵入してきたヒーロー全員に襲い掛かりました。
死穢八斎會のメンバー⑤窃野トウヤ
窃野トウヤは死穢八斎會の鉄砲玉・八斎衆の1人です。細身な体型と四白眼の瞳が特徴的な人物で、恋人に裏切られて借金を背負わされた時、自殺を図ったもののヒーローに助けられて死ぬことすらできないと絶望して組織に入ったという複雑な過去を秘めています。個性・窃盗は相手が身につけている物を自分の手に移動させる能力で、サンイーターとの戦いでは錯乱係として活躍しました。
死穢八斎會のメンバー⑥多部空満
多部空満(たべそらみつ)は死穢八斎會の鉄砲玉・八斎衆の1人です。目元に穴を空けた袋を頭から被っている案山子のような見た目をしており、口を開けば「食う」としか話さない特徴があります。個性・食は強靭な顎と胃袋で対象を捕食・消化する能力で、この個性が原因で幼少期の頃にいじめられた経験を持っています。
死穢八斎會のメンバー⑦宝生結
宝生結(ほうじょうゆう)は死穢八斎會の鉄砲玉・八斎衆の1人です。スキンヘッドな頭が特徴的な人物で、個性によって他人に利用されていた人生をオーバーホールに拾ってもらった過去を持っています。個性・結晶は身体から結晶を生成する能力であり、かなりの硬度を持つことから装甲の代わりとして機能させることができます。
死穢八斎會のメンバー⑧乱波肩動
乱波肩動(らっぱけんどう)は死穢八斎會の鉄砲玉・八斎衆の1人です。2mほどある大柄な体格とメリケンサックのような装備が特徴的で、他メンバーから喧嘩狂いと称されるほどの戦闘狂です。個性・強肩は特殊な骨格により肩を高速回転させることができ、最高硬度の皮膚をも打ち砕けるほどの威力を誇ります。
死穢八斎會のメンバー⑨天蓋壁慈
天蓋壁慈(てんがいへきじ)は死穢八斎會の鉄砲玉・八斎衆の1人です。金髪と糸目が特徴的で、和服を身につけていることから分かるように加入前は仏門の人として活動していました。乱波とコンビを組まされていますが本人はあまり乗り気ではなく、乱波のストッパーのような役割をさせられています。個性・バリアは円形の障壁を出して敵の攻撃を防ぐことができ、鉄と同等の硬度を持っているとされています。
死穢八斎會のメンバー⑩音本真
音本真(ねもとしん)は死穢八斎會の鉄砲玉・八斎衆の1人です。つばが広い帽子と顔面全てを覆ったペストマスクが特徴的で、集団の古株メンバーの1人でもあります。人間不信に陥っていた時、治崎から嘘のない言葉で誘われたことに感銘を受けて加入した過去を持っており、治崎に心酔しています。個性・真実吐き(まことはき)は問いかけた相手の本心を引きずり出せる能力で、情報を集めるために重宝される個性とされています。
死穢八斎會のメンバー⑪酒木泥泥
酒木泥泥(さかきでいどろ)は死穢八斎會の鉄砲玉・八斎衆の1人です。長髪とワニのような頭蓋骨が特徴的な人物で、敵前であっても酒を飲もうとするほどのアルコール依存症です。個性・泥酔は対象の平衡感覚を奪い、酒に酔ったかのようにふらつかせることができる能力です。本人はふらついて歩けないため、天井にある配管をぶら下がるようにして移動しています。
死穢八斎會のメンバー⑫活瓶力也
活瓶力也(かつかめりきや)は死穢八斎會の鉄砲玉・八斎衆の1人です。タンクトップとプロテクターを身につけた筋骨隆々な男で、組織の古株メンバーの1人でもあります。普段は気怠げな雰囲気をしていますが、個性を発動すると活性化し女好きな一面を持ち合わせています。個性・活力吸収は触れた人物から活力を吸い取って自身を巨大化させる能力で、個性ブースト後は手で触れずとも活力を奪えるようになりました。
【ヒロアカ】死穢八斎會のキャラの声優
死穢八斎會の活躍はアニメ版ヒロアカでも描かれており、個性を使ったヒーローとの戦いや声優の演技によってより印象深いキャラクターになりました。近年では声優が世間にも注目されており、気になっているという人も多くいることでしょう。ここではアニメ版ヒロアカにて死穢八斎會のメンバーを担当した声優についてまとめていきます。
組長役/楠見尚己
組長を演じた声優は楠見尚己(くすみなおみ)さんです。マウスプロモーション所属の男性声優で、声優を始める前からテレビドラマや舞台に出演する俳優として活躍しています。キャリアが長いベテランの演者であり、渋い男性キャラはもちろん中年や二枚目など、幅広い役を演じこなせる実力を持ちます。
オーバーホール役/津田健次郎
オーバーホールを演じた声優は津田健次郎(つだけんじろう)さんです。アンドステア所属の男性声優で、養成所卒業からしばらくは舞台系の芸能事務所に所属していた経験を持ちます。近年では藤原啓治の代役及び後任を任されることが多く、重く響かせるような演技で多くの悪役キャラを担当しています。
クロノスタシス役/朝比奈拓見
クロノスタシスを演じた声優は朝比奈拓見(あさひなたくみ)さんです。ケンユウオフィス所属の男性声優で、2007年頃から声優活動を開始しています。ドラムやギター、ベースなどの楽器に精通している音楽家な一面があり、アニメ作品以外では洋画の吹き替えで数多くの作品に出演しています。
ミミック役/間宮康弘
ミミックを演じた声優は間宮康弘(まみややすひろ)さんです。ケンユウオフィス所属の男性声優で、2006年より声優活動を始めています。テナーと呼ばれる男性にしては高い声種の持ち主で、昔から得意としていたモノマネの経験から声色を自由自在に操った演技力が評価されています。
窃野トウヤ役/KENN
窃野トウヤを演じた声優はKENNさんです。本名は大橋賢一郎(おおはしけんいちろう)であり、バンドをしていた時の芸名を使っているとされています。人見知りな性格に悩んでいた時、声優であれば顔を出さずに芝居ができると思いついたと明かしており、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の主人公・遊城十代役でデビューを飾りました。
多部空満役/辻井健吾
多部空満を演じた声優は辻井健吾(つじいけんご)さんです。ケンユウオフィス所属の男性声優で、以前はワイワイワイ事務所にて活動していました。アニメ作品に出演する前はCMやナレーション、ラジオドラマを担当することが多く、落ち着きある声質と安定感ある演技力が魅力的です。
宝生結役/松田健一郎
宝生結を演じた声優は松田健一郎(まつだけんいちろう)さんです。アーツビジョン所属の男性声優で、ファンからは『マツケン』という愛称で呼び慕われています。法律系の専門学校に通っていながら声優に移行したという異色な経歴の持ち主で、趣味には格闘技観戦や護身術、エアギターなどを挙げています。
乱波肩動役/梶川翔平
乱波肩動を演じた声優は梶川翔平(かじかわしょうへい)さんです。ケンユウオフィス準所属の男性声優で、2010年8月までは『小林翔平』名義で活動していました。関西弁を話す声優として知られており、近年になって数多くの作品に出演している注目株です。
天蓋壁慈役/宮本淳
天蓋壁慈を演じた声優は宮本淳(みやもとじゅん)さんです。ケンユウオフィス所属の男性声優で、主に洋画や海外ドラマの吹き替えにて活躍しています。低く穏やかなバリトンボイスが魅力的で、中年や老齢を含めた様々な男性キャラを演じ分けます。
音本真役/増田隆之
音本真を演じた声優は増田隆之(ますだたかゆき)さんです。マウスプロモーション附属養成所を経てマウスプロモーション本所属になった経歴を持つ男性声優です。自然体な声質と演技に定評があり、アニメ作品以外でもゲームやWebアニメ、海外番組の吹き替えなど幅広い分野で活躍しています。
酒木泥泥役/髙橋孝治
酒木泥泥を演じた声優は髙橋孝治(たかはしこうじ)さんです。賢プロダクション所属の男性声優で、ドラマCDやゲーム作品などで多くの主演を担当しています。ロックバンドGRAYのファンであることを公言しており、自身もキャラクターソングでアルバムを制作しています。
活瓶力也役/奥田寛章
活瓶力也を演じた声優は奥田寛章(おくだひろあき)さんです。マウスプロモーション所属の男性声優で、過去にはフリーで活動していた時期もあります。2016年よりデビューを果たした新参者ですが、高い演技力とポテンシャルによって着実に出演本数を増やしています。
【ヒロアカ】死穢八斎會と壊理の関係
死穢八斎會が登場したエピソードでは壊理という少女が物語の鍵を握っていました。当エピソードでは壊理を救うために緑谷たちが奮闘する物語であり、治崎は野望を果たすために彼女の個性を利用しようと非道な行いをしてきました。壊理を知ることで死穢八斎會編の全貌を理解することができるでしょう。ここではヒロアカにおける死穢八斎會と壊理の関係についてまとめていきます。
壊理のプロフィール
壊理(えり)は死穢八斎會組長の孫娘です。腰近くまで伸び乱れた白髪と頭部の片側から生えた角が特徴的で、初登場時は手足に包帯が巻かれ幾つもの切り傷が見え隠れしていました。治崎から個性に目を付けられたことで恐怖支配を受けるようになり、自分が我慢すれば誰も傷つかないという自罰的思考に囚われています。
壊理の個性や能力
個性は巻き戻しで、生物を含め触れた物を過去の構造へと修復する能力を持っています。人間に対して使用すれば受けていた怪我を治癒できるだけでなく、衰退した肉体を現役の頃に戻すこと、果ては進化の系譜をたどって猿に退化させることすら可能です。なお、初登場時の壊理は個性をコントロールすることができませんでした。
壊理は死穢八斎會に幽閉されていた?
治崎は壊理の個性を『世界の理を壊すほどの力』と称しており、彼女の個性を利用して『個性を破壊する銃弾』と『個性を復活させる血清』の薬品を生み出そうとしていました。ただし、薬品を完成させることは容易ではなく、それまでの間壊理を幽閉し実験のためだけに生かし続けていました。
【ヒロアカ】死穢八斎會に対する世間での評判や人気
これまでヒロアカに登場する死穢八斎會のメンバーなどについてまとめてきましたが、凶悪で非人道的な集団だった彼らの存在やエピソードに対してファンはどのように思っているのでしょうか。ここではヒロアカファンが思う死穢八斎會の印象について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
死穢八斎會は敵側の極悪集団だったにもかかわらずファンの間で人気がありました。ペストマスクをつけた見た目や所属メンバーが個性派揃いであるところなどが評価されており、敵キャラでも1人1人の素性や経歴を描いたことで憎めない存在になっているそうです。
死穢八斎會が登場したエピソードは感動的なラストで面白かったと評されていました。本エピソードはキャラクターの死亡描写が描かれていることで苦手としている人もいますが、最後の激闘を制してヒーローや壊理に平和が訪れた結末に満足している人がほとんどのようです。
緑谷との戦いに敗れた治崎は投獄されることになりましたが、しばらくして物語が後半になって治崎が再登場すると多くのファンが動揺していました。再登場した治崎は無気力な様子を見せており、今後どのような場面で活躍するのかと注目されています。
【ヒロアカ】死穢八斎會は強い集団だった
ヒロアカに登場する死穢八斎會は強くて冷徹な集団でした。治崎が目的のために壊理を利用し、ヒーロー相手にも容赦なく牙をむいたエピソードは多くの読者に緊張感を与えたことでしょう。治崎やメンバーそれぞれの活躍を見てみたいという人はぜひヒロアカ本編をチェックしてみてください。
この記事のライター
zeile
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