【ヒロアカ】鱗飛竜の能力や個性は？モデルはキョンシー？必殺技も紹介

鱗飛竜は緑谷が所属する雄英高校A組のライバル的存在と言えるB組所属の生徒で、初登場シーンが本編の後半ながらも個性を使った活躍や中国人という唯一性でその存在感をアピールしていました。鱗飛竜の強さについてまとめていく前に、まずは鱗飛竜の人柄やプロフィールをまとめていき、同時に『ヒロアカ』の作品概要とあらすじについても紹介していきます。

鱗飛竜（りんひりゅう）は雄英B組の男子生徒であり泡瀬と回原、円場と並びB組常識人四天王の一角に数えられています。出身が中国であり東アジア伝統の辮髪をしているのが特徴的で日本語はとても流暢に話せます。非常に真面目で勤勉な性格をしており、戦闘時でも周りの状況を冷静に判断し他クラスの生徒に協力を求めるような柔軟な対応ができる存在です。

ヒロアカ及び僕のヒーローアカデミアは堀越耕平によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。なんの能力も持たない主人公が恩師に認められたことから力を授かり、恩師のような最高のヒーローになるための物語が描かれており、王道的なシナリオや個性と呼ぶ超能力バトルが話題を呼び6500万部以上発行するほどの人気を博しています。

人々が個性と呼ばれる超常能力を持つようになった超人社会では、個性を悪用するヴィラン犯罪が横行するようになりそれを止めるべく立ち上がった存在・ヒーローが注目を集めていました。緑谷出久は幼い頃から圧倒的強さを誇るオールマイトに憧れていましたが、彼自身は無個性で将来の夢が早々に潰えてしまいます。しかし、オールマイト本人との出会いが彼の運命を変え最高のヒーローになるまでの物語が幕を開けるのでした。

ここからはヒロアカにおける鱗飛竜の個性や能力・必殺技についてまとめていきます。鱗はヒロアカ作中への登場頻度が低くあまり個性を発動したり強さを見せつけるような描写がされてきませんでしたが、1年合同対戦訓練で戦闘シーンが描かれるとそこで初めて個性を発動し雄英生としての強さを見せつけました。

個性・鱗は体中に硬い鱗を生成する能力で、鎧のように纏わせたり弾丸として発射することが可能です。鱗は皮膚の一部を変化させることで生み出しており、生成するためにはカルシウムとコラーゲンを摂取する必要があります。個性の性質上肌を隠すことができず、本人曰く冬は嫌いだそうです。

芽鱗（がりん）は生成した鱗を敵に向けて飛ばす攻撃技です。射出される鱗は本物の銃の弾丸さながらの硬さを誇っており、腕に装着したサポートアイテム『スケールガントレット』に鱗を溜め込むことで、マシンガン並みの弾数を連続発射することができます。

逆鱗（げきりん）は自分の動きに逆巻くように鱗を生成し、当たった相手を削る攻撃技です。芽鱗が遠距離攻撃であるのに対し逆鱗は近距離特化の技と言え、鱗を纏ったパンチなどを繰り出します。

腹中鱗甲（ふくちゅうりんこう）は全身に幾層もの鱗を生成し、それを鎧に見立てて敵の攻撃を防ぐ防御技です。突然の奇襲でも突発的に発動することができ、鱗に触れた相手にはダメージを与えるという効果もついています。

ヒーローコスチュームは中国の宮廷服を模したようなデザインをしており、顔半分を覆い隠すようなキョンシー風バイザーが特徴的です。バイザーには随身保命と書かれており、魔除けや厄払いといった意味が込められています。両手首には鱗を溜め込んでおけるスケールガントレットが備わっており、足にもスケールブーツという同じ効果を備えたサポートアイテムを装着しています。また、腰裏にはコラーゲンとカルシウムのサプリメントを入れています。

本格的な戦闘描写が描かれたのはA組対B組の合同対戦訓練の時です。結果的に鱗はそこで敗北してしまいますが、宍戸につけられていたポインターに気付いてすぐ対応したり、透明状態だった蛙吹の攻撃にとっさに防御したりと善戦していました。周囲への注意力が堪能で個性の扱い方も器用でしたが、他の生徒に比べて目立った活躍を残していなかったため合同対戦訓練では十分な実力を発揮できなかったことでしょう。

ここからはヒロアカにおける鱗飛竜の初登場やモデルについてまとめていきます。鱗はヒロアカの脇役キャラであることからあまり読者の記憶に残っていないかもしれませんが、初登場を果たしたのは合同対戦訓練よりも前のことです。

鱗の初登場はヒロアカ25話の雄英体育祭の第1回戦です。何でもありの障害物競走にて仮想ヴィラン・ロボ・インフェルノが出現したシーンにて、緑谷や轟、爆豪たちが前に進んでいくその裏で鱗は仲間を誘い協力して突破しようと試みていました。また、障害物競走の順位結果表には上位42人中32位にランクインしていましたが、本人にとっては微妙な結果となり悔しそうな表情を浮かべていました。

鱗は時々「アイヤー！」と言うことがありますが、これはクラスメイトから求められて渋々やっているそうです。鱗は中国人ではありながら日本語が流暢であるため、中国語混じりの日本語やカタコトの喋りをすることがありません。

ヒロアカ21巻のおまけページにて円場が紹介された時の補足に『回原、泡瀬、鱗、円場。B組の常識人男子四天王が一角』と記載されていたことから、作者や読者の間で鱗が常識人というイメージが定着しています。紹介されている4人はみんなまともな感性や性格をしており、外見も特別際立っていないことから四天王と一括りにされているようです。

鱗のモデルは中国に伝わるお化け・キョンシーと言われています。キョンシーは死後硬直した肉体がピョンピョン跳ねながら動く中国版ゾンビです。鱗のヒーローコスチュームに備え付けられているお札型バイザーが、実際のキョンシーの顔面にもお札が顔に貼られており見た目が似ています。

ここからはアニメ版ヒロアカにて鱗飛竜の声を担当した声優についてまとめていきます。ヒロアカには個性に富んだキャラクターが数多く登場しているところが魅力の1つであり、それがアニメとして放送されるようになると担当声優も豪華で個性派揃いであると話題になりました。

鱗飛竜を演じた声優は桑野晃輔（くわのこうすけ）さんです。男性ながら爽やかで透明感ある声質が特徴的であり、アニメ声優のみならず舞台やミュージカル、テレビドラマに出演するマルチな演者として活動しています。また、ヒロアカではA組所属の青山優雅の声も担当しています。

これまで鱗飛竜の個性や強さ、モデルに必殺技などの情報をまとめてきましたが、B組常識人と言われている彼に対してヒロアカファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここでは鱗飛竜に対する世間での評判や人気について、実際にネット上に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

鱗の人気について調べてみると見た目が好きだというコメントが散見され、一部のファン層から熱烈な人気を集めていました。髪型や風貌が中華風である鱗ですが、その雰囲気がお気に入りという人たちから脚光を浴びているようです。また、クラスメイトに強いられている「アイヤー！」の掛け声もファンからかわいいと評判でした。

鱗はファンからの人気が高く慕われていますが、その分活躍シーンが少ないことに意見するコメントもありました。B組に所属している以上、ヒロアカ本編ではあまり活躍や成長描写が描かれないのは仕方ないことでしょうが、鱗を推している人たちからはいつか鱗の活躍で物語が揺れ動く展開や、彼を中心にしたエピソードが描かれてほしいと思われています。

雄英1年の中で唯一の中国人である鱗ですが、その設定に注目しているコメントも幾つか見受けられました。雄英生の中で外国籍のキャラクターはB組の鱗と角取だけであり、その設定がつけられたのは今後のヒロアカの展開に影響するのではないかという考察なども寄せられています。

鱗飛竜は雄英1年B組の生徒として活躍するキャラクターでした。雄英体育祭やクラス合同対戦訓練などで活躍描写が描かれていますが、まだ鱗にフォーカスを当てたエピソードが描かれていないためか一部の読者にはまだパッとしていない印象も持たれていることでしょう。今後のヒロアカで鱗の強さが発揮され、彼に注目が集まるエピソードが描かれることに期待しておきましょう。