【ヒロアカ】ジェントル・クリミナルとは?プロフィールから声優まで紹介
ジェントル・クリミナルは「ヒロアカ」に登場するヴィランの一人です。自らを「現代の義賊」と呼び、作中では主人公・デクと死闘を繰り広げました。ジェントル・クリミナルの「ヒロアカ」でのプロフィールや彼を演じる声優、過去や相棒キャラクターについても見ていきます。
目次
【ヒロアカ】ジェントル・クリミナルとは?
ジェントル・クリミナルは「ヒロアカ」に登場するキャラクターの一人です。白髪と髭、タキシードにも似たコスチュームを身にまとう紳士的な姿の男性で、自身のことを「現代の義賊」や「義賊の紳士」と呼び、活動しています。
ジェントル・クリミナルのプロフィール
- 本名:飛田弾柔郎(とびた だんじゅうろう)
- 個性:弾性(エラスティシティ)
- 誕生日:8月29日
- 身長:181cm
- 血液型:A型
- 好きなもの:紅茶
- 性格:ジェントルマン
「ヒロアカ」に登場するジェントル・クリミナルは見た目こそ老紳士に見えますが、実は年齢は32歳とまだまだ若く、相棒のラブラバと共にいつも行動しています。自身を「義賊」と呼び、「紳士的ではない」と判断したものに制裁を加え、その動画をネットにアップするという活動を続けています。
ジェントル・クリミナルの性格
ジェントル・クリミナルは世間的には迷惑行為を続ける悪党として認識されていますが、一方でその性格は非常に誠実かつ純粋です。若い頃は「歴史に名を残す偉大な人物になる」という夢を純粋に追いかけていましたが、様々なすれ違いによりその夢を断念し、現在は動画のクリエイターとして活動を続けています。
ヒロアカの概要
「ヒロアカ」は漫画「僕のヒーローアカデミア」の略称で、2014年より「週刊少年ジャンプ」で連載が開始しました。漫画家の堀越耕平さんによる作品で、読み切り作品であった「僕のヒーロー」をベースに「ヒロアカ」は再構築されました。その高い人気から、アニメ化、映画化、ゲーム化など、様々なメディア展開を続けています。
ヒロアカのあらすじ
「ヒロアカ」の舞台となる世界では、ほとんどの人々が「個性」と呼ばれる特殊能力を使い生活しています。この「個性」を悪用する「ヴィラン」と呼ばれる悪党達が人々の平和を脅かす中、それを成敗する「ヒーロー」達は人々の憧れの存在となっていました。主人公・緑谷出久は生まれつき「無個性」でありながら、ヒーローを目指すべく奮闘し、やがてヒーローになるための学園・雄英高校に入学します。様々な人々との出会いを経て、出久は「ヒーロー」としての強さ、心を学び、進んでいきます。
【ヒロアカ】ジェントル・クリミナルの声優
「ヒロアカ」はその高い人気からアニメ展開も続いており、2023年には第6期のアニメ放送が始まっています。ジェントル・クリミナルはアニメの中にも登場しており、彼の過去や相棒・ラブラバとの掛け合い、デクとの激闘などが描かれました。ここからはジェントル・クリミナルを演じた声優について見ていきます。
ジェントル・クリミナルの声優は「山寺宏一」
アニメ版の「ヒロアカ」でジェントル・クリミナルを演じたのは、声優の山寺宏一さんです。様々な声質を使い分ける声優で、ジェントル・クリミナルのシリアスとコミカルが入り混じったキャラクター性を見事に表現しました。
山寺宏一のプロフィール
- 生年月日:1961年6月17日
- 出身地:宮城県塩竈市
- 血液型:A型
- 所属:アクロスエンタテインメント
- 愛称:山ちゃん
山寺宏一さんはアニメだけでなく、映画の吹き替えやナレーションなど、声優として非常に幅広く活動しています。一人で劇中の複数の人物やキャラクターの兼役をこなすことも多く、スタッフロールのほとんどが山寺さんの名前で埋まったこともあるなど、数々の伝説を持っています。また、1997年から放映された子供系バラエティ番組「おはスタ」のMCとしても活動しており、非常に高い知名度を獲得している声優です。
山寺宏一の主な出演作品
山寺宏一さんはその変幻自在の声色と、圧倒的な演技力で「ヒロアカ」以外にも様々な作品に出演しています。「新世紀エヴァンゲリオン」の加持リョウジや、「鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST」のアイザック・マクドゥーガルといった男性役はもちろん、「ヤッターマン」のヤッターワンといったマスコットも演じています。また、ディズニー作品にも数多く出演しており、ドナルドダック、ジーニー、スティッチ、ビースト等々の多数のキャラを見事に演じ分けています。
【ヒロアカ】ジェントル・クリミナルの強さや技
「ヒロアカ」に登場するジェントル・クリミナルは、劇中では主人公・デクと遭遇し、激闘を繰り広げました。ここからはジェントル・クリミナルの強さや、彼の個性、「ヒロアカ」の作中で披露した技の数々について見ていきます。
ジェントル・クリミナルの個性「弾性」の強さ
ジェントル・クリミナルの個性は「弾性(エラスティシティ)」と名付けられており、触れたものに「弾性」を与えることができます。シンプルな個性ですがその応用性は非常に高く、物体をトランポリンのようにして跳躍したり、自身を守るための盾として活用することができます。また、触れさえすれば空気すらも弾性を与えることができ、弾性があるかどうかが見た目で判断できない点も、非常に厄介です。直接的な破壊力や強さこそないものの、様々な用途に使い分けることができる強力な個性です。
ジェントル・クリミナルの技
ジェントル・クリミナルの個性は直接的な攻撃力はありませんが、うまく応用することで攻撃、防御、移動、拘束など様々な場面に活用できます。「ヒロアカ」に登場した彼の技の数々について、その活用法を見ていきます。
技①ジェントリーリバウンド
自身の前方にある「空気」に弾性を与え、向かってくる物体を弾いて防ぐ防御技です。ありとあらゆる攻撃に対し有効で、敵そのものを弾き返すこともできるなど、非常に使い勝手の良い技です。
技②ジェントリートランポリン
目の前の地面に弾性を与えることで、接近してきた相手を強制的に跳ね上げてしまう技です。相手の行動を阻害することができるだけでなく、ジェントル・クリミナル自身もこの地面を利用して高く跳躍するなど、高速移動のためにも活用できます。
技③ジェントリーサンドウィッチ
空気に弾性を与え、その膜を何重にも重ねることで相手を拘束してしまう技です。相手の身動きを完全に封じることができますが、一方でジェントル・クリミナルはこの技を「美学に反する」として、あまり使いたがりません。
ジェントル・クリミナルはラブラバの個性で最強になる
ジェントル・クリミナルはラブラバと共に行動していますが、ラブラバの持つ個性「愛」の力を受けることで、より強大な力を発揮することができます。ラブラバの個性は「愛」を告げた対象を強化することができるため、ジェントル・クリミナルはこの力によって肉体や個性を強化し戦います。その強さは元の数十倍にもなり、「愛」の強さによってはさらに強さを増していくことから、「ヒロアカ」の作中でも最強になり得る個性と言われています。
【ヒロアカ】ジェントル・クリミナルの過去や目的・最後
「ヒロアカ」の作中で、ジェントル・クリミナルは義賊として活動していましたが、彼が自身の行動を動画配信するようになったのは、青年時代から続く「過去」が関係しています。彼がヴィランとなるきっかけとなった過去の出来事や、デクとの激闘と最後の展開までを見ていきます。
ジェントル・クリミナルの過去
「ヒロアカ」でジェントル・クリミナルはヴィランとして登場しましたが、実は元々は彼も「ヒーロー」を目指して活動する一人の青年でした。彼がどのように動画クリエイターとして活動するようになったのか、順を追って見ていきます。
過去①夢はプロヒーローだった
ジェントル・クリミナルは学生時代、「歴史に名を残す偉大な人物になる」という大きな夢を抱いた青年でした。しかし、熱意とは裏腹に何度も仮免試験に落ちたり、留年を繰り返すなど、その出来の悪さから高校の自主退学まで勧められてしまいます。
過去②公務執行妨害をしてしまう
ジェントル・クリミナルが18歳の時、彼の運命を大きく変える出来事が起こってしまいます。ジェントル・クリミナルは偶然にもビルから転落しかけている清掃員を目撃し、自身の個性「弾性」を使ってそれを助けようとします。しかし、結果として助けに来たヒーローを妨害してしまい、「公務執行妨害」として逮捕されてしまいます。
過去③ラブラバと出会う
ジェントル・クリミナルはやがて動画配信者として活動を開始しますが、再生数は伸びず、うまくいかない日々を過ごしていきます。しかし、そんなジェントルの元に、彼の動画のファンだという少女が押しかけてきます。それが相場愛美こと後のラブラバでした。天才的なハッキングの能力を持つラブラバとジェントル・クリミナルはタッグを組み、活動を開始していきます。
ジェントル・クリミナルの目的
ジェントル・クリミナルの心の奥には、学生時代に抱いた「歴史に名を残す偉大な人物になる」という夢が残っており、この夢を成し遂げるために「義賊」として活動し、その姿を世の中に配信し続けています。元々はヒーローを目指していましたが、夢のためには手段を選ばないヴィランとなってしまいました。
ジェントル・クリミナルとデクの戦いの結果
「ヒロアカ」の作中、雄英文化祭の真っただ中に、ジェントル・クリミナルはデクと遭遇したことで戦うことになります。相棒のラブラバも加わり、熱い思いをぶつけ合う両者でしたが、ヒーローとして自身を鍛え上げたデクには一歩及ばず、最後には敗北しました。警察に捕まってしまいますが、最後の最後まで彼は相棒のラブラバのことを考え、「自首」することで彼女の罪を軽くしようと考えていました。
ジェントル・クリミナルはその後再登場する
ジェントル・クリミナルはデクとの戦いに敗れてしまいますが、その後、「ヒロアカ」の378話にて、決戦の最中に再登場を果たしました。かつてはデクの敵としてぶつかり合ったジェントル・クリミナルですが、今度はデクらの味方として、ラブラバと共にヴィラン達を相手に戦いを挑みます。
【ヒロアカ】ジェントル・クリミナルに対する世間での評判や人気
ジェントル・クリミナルはヴィランとしてデクらと敵対はしていましたが、一方でラブラバと共に「夢」のためにひたむきに行動する姿に、心を動かされるファンも多いようです。やり方が間違ってはいたものの、最後の最後までラブラバのことを思って行動するなど、ジェントル・クリミナルの優しさを評価する声もありました。
ジェントル・クリミナルはその見た目から妙齢の紳士に思われがちですが、実年齢はかなり若く、そのギャップに驚くファンも多いようです。相棒のラブラバも見た目は少女のようですが21歳と成人しており、コンビ揃って見た目と年齢に大きな差がある面白い共通点を持っています。
「ヒロアカ」の作中で一度はデクに敗北したジェントル・クリミナルが、物語の終盤に再登場を果たし、今度は味方として共闘してくれる展開に心動かされるファンも少なくはありません。刑務所に収容されてもなお、彼は最後まで「ヒーロー」になりたかったというかつての夢を忘れずにいたのです。
【ヒロアカ】ジェントル・クリミナルは心優しいヴィランだった
「ヒロアカ」に登場するジェントル・クリミナルは、ヴィランでありながら根の部分に純粋で優しい心を持った、実に個性的なキャラクターでした。最後まで相棒のラブラバのことを考えていたり、「ヒーロー」への熱い思いを抱いていたりと、敵でありながらファンを惹きつける様々な特徴を持っています。「ヒロアカ」の終盤では再登場を果たします。ぜひ彼の活躍に注目してみてください。
この記事のライター
創也慎介
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