【ヒロアカ】荼毘が死亡した理由を考察!切ない過去についても紹介
『ヒロアカ』にヴィランとして登場する「荼毘(だび)」は一度死亡している、ということが判明し話題となっていました。「一度死亡」とは、一体どういう意味なのでしょうか。本記事ではそんな荼毘の意味深な過去がある理由について、詳しく紹介していきます。
荼毘はかっこいいヴィラン
荼毘のプロフィール
- 本名:不明
- 個性:蒼炎
- 誕生日:1月18日
- 身長:176㎝
- 血液型:不明
- 好きなもの:不明
『ヒロアカ』に登場するヴィラン連合の幹部の一人「荼毘」は、非常に謎の多い人物であり、その素性は闇に包まれています。ヒーロー殺しステインの意志を引き継ぐという理由でヴィラン連合に加入するのですが、冷徹であり無感情で、自分の目的のためなら躊躇なく大量殺戮もこなすことから、何を考えているのかその本心は誰にもわかりません。倫理観や道徳心が欠落しており、相手にするには非常に恐ろしい人物です。
荼毘の個性
『荼毘』の個性は「蒼炎」といって、全身から青白い炎を放出する個性です。一度放てば人間は消し炭に、森や街は一瞬にして火の海と化す自然災害レベルの威力を誇っています。さらに作中では登場するたびに個性を使いこなしており、細かなコントロールを可能にしていきます。同系統の個性を持つエンデヴァー「エルフレイム」と比べた際、同レベルかあるいはそれ以上の威力を持つ可能性があると考えられ、ビジュアル含めかっこいいと人気です。
ヒロアカの概要
『ヒロアカ』こと僕のヒーローアカデミアとは、2014年7月より週刊少年ジャンプにて連載がスタートした、大人気ヒーローバトル漫画です。連載当初から注目を浴びており、そのアメコミ風の絵柄や、魅力あるキャラクターが多数登場することが人気の理由となっています。アニメや映画も好調で、男女問わず、大人から子どもまで幅広い層に支持されていのも、ヒロアカの特徴です。
ヒロアカのあらすじ
『ヒロアカ』とは世界総人口の約8割が、何かしらの能力「個性」を持って生まれてくる超人社会が舞台となっています。そんな個性を使って人々を助けるヒーロー達が存在し、それに台頭するかたちで、個性を悪用する集団ヴィラン連合がはびこっていました。平和の象徴と称されるヒーローオールマイトは人々の憧れであり、主人公緑谷出久(通称デク)もそのうちの1人です。そんなデクが最高のプロヒーローになるまでを描いた、サクセスストーリーとなっています。
荼毘が過去に一度死亡した理由
ネタバレ①轟家の長男・轟燈矢として生まれる
『荼毘』の正体が原作にて明かされ、読者に衝撃が走りました。なんとエンデヴァーの息子であり、デクのクラスメイト轟焦凍の兄であった「轟燈矢」だったのです。もちろんヴィラン側についていることにも驚きですが、何よりも衝撃だったことは、なんと轟燈矢という人物は、過去に死亡したと認識されていたからなのでした。
ネタバレ②エンデヴァーのヒーロー英才教育
『荼毘』の正体である轟燈矢は、幼い頃から父と一緒に個性の訓練をしていました。個性は父と同じく「炎」を扱える個性であり、父も立派なプロヒーローに育て上げるべく英才教育を施していました。しかし燈矢の身体は氷の個性を持つ母の体が遺伝しており、自身の炎で火傷を負ってしまう体質だったのです。これを理由に父は、燈矢が自分の望むヒーローにはなれないと諦め、燈矢に対する熱意は弟の焦凍へと移っていくのでした。この時燈矢は、父から見放されるという経験をします。
ネタバレ③個性による火災で死亡扱いになる燈矢
『荼毘』の正体であった燈矢は、悔しい気持ちを押し殺し1人で特訓する日々を過ごしていました。なんとしても父に認めて欲しかった燈矢は、ある日自分の特訓場所である瀬古杜岳へ来て欲しいと声をかけ、そこで父を待つことにしました。しかしその日、父が姿を見せることはありませんでした。そこで感情が昂ぶってしまった燈矢は、自らの個性を制御することが出来ず、辺り一面炎の海になるほどの山火事を起こしてしまいます。その炎に自身も飲み込まれ、そのまま死亡するという運命を辿りました。
ネタバレ④轟燈矢は荼毘として生きることに
異変に気づいた父は、急いで燈矢の姿を探すも、見当たらず現場近くに下顎部の骨だけが見つかりました。これを見た父は、それで燈矢の死亡を確信するのです。しかし実は死亡していたその遺体を、オールフォーワンに拾われており、脳無生産に深く関わる氏子達磨の手によって命を繋いでいたのでした。元々は死柄木の器の予備として準備されたのですが、その必要は無くなり「荼毘」として第二の人生を生きることになります。一度死亡しているというのは、こういった経緯がありました。
荼毘の登場回と登場シーン
荼毘の登場回①8巻67話
『荼毘』の初登場シーンになります。67話は主に期末試験の実技試験が描かれています。無事期末試験のプログラムが全て終了したかのように思わせ、最後にヴィランに動きがあったという演出が入ります。ここで荼毘とトガヒミコが、ヴィラン連合に加入したことがわかるシーンでこの話は締めくくられました。衝撃のビジュアルも理由となり、恐ろしい敵が加入されたことがわかった絶望的なシーンです。
荼毘の登場回②9巻72話~
『荼毘』が次に登場するシーンは、雄英生たちが参加する林間合宿の二日目です。話は全体的にみんなでカレー作りをする、ほのぼのとした話なのですが、またもこの話の最終カットにヴィラン連合が登場します。日も暮れて真っ暗になった頃、崖の上から見下ろす荼毘やトガヒミコの姿が見られ、これから襲撃が始まることを示唆したゾッとするワンシーンでした。
・荼毘の登場回③21巻190話~
『荼毘』のこの登場シーンは、ハイエンド(脳無)VSエンデヴァー、ホークスとの戦い決着後でした。勝利したものの満身創痍の2人でしたが、そこで突然目の前に「初めましてかな?」と登場します。荼毘はすぐに蒼い炎でホークスとエンデヴァーを囲み、2人に襲い掛かります。絶対絶命の大ピンチを迎えるのですが、ニュースを見て跳んできたプロヒーローミルコが参戦します。邪魔が入ったことでしらけた荼毘は、次会う機会まで死ぬなと忠告しその場から姿を消しました。
・荼毘の登場回④30巻290話~
『荼毘』のこちらの登場シーンは、ギガントマキア襲来の際、背中に乗っていたのが荼毘でした。その場にエンデヴァーと轟焦凍がいることを確認した荼毘は、自分は死亡したと思われていた「燈矢」であることを打ち明けます。同時に自分が受けた辛い過去を動画にまとめ、電波ジャックで全国放送に流し、国民全員にエンデヴァーの醜態を晒しました。エンデヴァーは目の前で起きていることに理解が追いつかず、ただ呆然と立ち尽くすことしかできませんでした。
荼毘の声優
荼毘の声優は「下野紘」
『荼毘』の声優を務めるのは「下野紘(しものひろ)」です。荼毘はヴィランの中でもかなり闇を抱えた恐ろしいキャラクターであり、その雰囲気をアニメ版でも壊さないために「声」というのは非常に重要な役割となってきます。この重役を務めた下野紘について紹介していきます。
下野紘のプロフィール
- 愛称:しもんぬ・ひろたん
- 出身地:東京都
- 生年月日:1980年4月21日
- 血液型:B型
- 身長:168㎝
- 職業:声優・歌手・ナレーター・タレント
- 事務所:アイムエンタープライズ
『荼毘』を演じる下野紘は、中学3年の時に出会った「無責任艦長タイラー」という作品が、声優になりたいと思うきっかけになりました。2002年頃数々のオーディションに落ち、自信をなくしてしまい、もしこのオーディションが落ちれば声優を辞めようとまで考えていた作品「ラーゼフォン」の主役に抜擢されます。その後声優として目覚ましい活躍を見せ、数々の賞も受賞しています。
下野紘の主な出演作品
『荼毘』を務める下野紘のその他主な出演作品を紹介していきます。「SKETDANCE」椿佐助「進撃の巨人」コニースプリンガー「となりの関くん」関俊成「ベルセルク」イシドロ「鬼滅の刃」我妻善逸「東京リベンジャーズ」灰谷竜胆「強くてニューサーガ」セランなど、その役柄は幅広く、声優としての技術の高さを感じざるを得ません。
荼毘に対する世間での評判や人気
ここでは『荼毘』に対して世間での評判を紹介していきます。壮絶な過去や死亡していたこと、実はエンデヴァーの息子轟燈矢だったという事実など、一体どのような印象を与えているのでしょうか。
『荼毘』の過去について、ヴィラン連合リーダーの死柄木の過去よりも、壮絶であると感じている意見が多く見られました。力にしか興味がない父の元に生まれ、途中で見捨てられ死亡してしまう荼毘の過去は、あまりにも辛い経験であります。
『荼毘』がエンデヴァーと焦凍に対して、一度死亡したが命を繋ぎ今に至る理由を語るシーンは非常に迫力があります。ここではダビダンスも登場し「過去は消えない」と言う重要なセリフもあり、早くアニメで見たいという声が相次いでいました。
『荼毘』は再び命を授かり、自分の家に帰ってみたところ、そこにはいつもと全く変わらない家族の光景が見られ、ここで燈矢は本当の意味で死亡したことを認識します。燈矢を死亡させ荼毘を生み出したのは、家族であり父であったことを示唆する話があまりにも辛いという意見があり、今後荼毘が報われる展開を期待する声が見られました。
荼毘は轟燈矢として一度死亡していた
『荼毘』の正体は轟家の長男として生まれ、過去自分の能力の暴発によって死亡したとされていた「轟燈矢」でした。自分の理想ばかりを子供に押しつける父エンデヴァーから、才能が無いと判断されて見放される辛い過去を経験しており、一度死亡するも生き返った理由が明らかになり、荼毘の原動力はその復讐心からきていることがわかりました。この家族の因縁は、一体どこに終着するのでしょうか。ぜひこの機会に本編をチェックしてみてください。
この記事のライター
うら
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