【ヒロアカ】荼毘のかっこいい魅力とは?正体や轟との関係性についても
荼毘(だび)はヒロアカに登場する敵キャラクターの1人です。ミステリアスでかっこいいと人気のキャラクターで、放たれる激しい蒼炎とのギャップがさらにその魅力を倍増させています。荼毘のかっこいい魅力や正体に迫っていくとともに、名言や声優についても紹介していきます。
荼毘とは?
荼毘はヒロアカに登場する敵キャラクターで、敵(ヴィラン)連合の幹部の1人です。顔や身体中に火傷の跡や縫い目があります。冷徹で不気味な雰囲気を醸し出す一方で、戦闘になると強力な蒼い炎でヒーローのみならず自分の味方も構わず焼き尽くしてしまう過激な一面も持っています。ヒーロー殺しの異名を持つステインの意志に強く共感しており、彼の意志を継ぐ為に敵連合に加入しました。
荼毘のプロフィール
- 本名:轟燈矢(とどろきとうや)
- 年齢:不明
- 誕生日:1月18日
- 性別:男
- 身長:176cm
- 個性:蒼炎
- 所属:敵連合幹部
- 性格:冷酷かつ残虐
ヒロアカの概要
僕のヒーローアカデミア(略称:ヒロアカ)は、作者の堀越耕平さんが描くヒーロー漫画で、現在「週刊少年ジャンプ」にて連載中です。”個性”と呼ばれる特殊能力を駆使して人を助けるヒーローが活躍している世界で、“無個性”だった主人公が最高のヒーローを目指して成長していく物語となっています。2016年4月3日からテレビアニメの放映も開始されました。
ヒロアカのあらすじ
人口の約8割が”個性”と呼ばれる特殊能力をもっている世界で、事故や災害、そして”個性”を使って悪事を働く敵(ヴィラン)たちから人々を守る職業であるヒーローに、主人公の少年デクこと緑谷出久(みどりやいずく)はとても憧れていました。デクは何の能力も持たない”無個性”でしたが、憧れのトップヒーローであるオールマイトと出会い、彼の個性である「ワン・フォー・オール」の後継者として指名されます。そんなデクが最高のヒーローを目指し奮闘していく物語です。
荼毘のかっこいい魅力は?正体や轟との関係も考察
かっこいい魅力①強い個性
荼毘の個性は蒼炎(そうえん)です。掌から強大な破壊力の青い炎を放出します。その威力は、同じ炎の個性を持つエンデヴァーや轟焦凍(とどろきしょうと)のそれよりも強大と言われており、人間が正面からまともに喰らうと跡形も無くなってしまいます。森や町を火の海にすることも容易です。ですがその凶悪な火力の蒼炎は、使うたびに自分の身をも焦がしてしまうほどで、何発も連続して使えないところが弱点です。不気味な雰囲気とは裏腹に放出される蒼炎はかっこいいと評判です。
かっこいい魅力②正体はエンデヴァーの息子で轟の兄
コミックス30巻の第290話ダビダンスで明らかになりましたが、荼毘の正体は轟燈矢(とどろきとうや)であり、轟焦凍の兄でエンデヴァーの実の息子です。かつてエンデヴァーはプロヒーローとして活躍していましたが、圧倒的な力を持ったオールマイトを超えられず絶望し、それを超えられる息子を作ろうと「氷結」の個性を持つ冷と政略結婚しました。その間に長男として生まれたのが轟燈矢こと荼毘だったのです。
かっこいい魅力③轟焦凍に似ている見た目
轟焦凍は轟家の末っ子として生まれました。燈矢(荼毘)の弟にあたります。髪色や見た目の印象は違えど、やはり兄弟なので雰囲気はどことなく似ています。荼毘は登場以来ずっと黒髪でしたが、実は黒染めによるもので、荼毘として轟焦凍とエンデヴァーと対峙した際に液体を髪にかけ、焦凍と同じ白髪であることが明らかになりました。
かっこいい魅力④悲しい過去
荼毘こと轟燈矢は、エンデヴァー家の長男として生まれました。エンデヴァーは、自分では超えることができなかったスーパーヒーロー・オールマイトを超える子供を育てる為に、「氷結」の個性を持つ氷叢冷(ひむられい)と結婚します。「氷結」の力は授からなかったものの、エンデヴァーを超える火力を宿した燈矢をスーパーヒーローに育てるべく、エンデヴァーはその野望を託します。
しかし燈矢は、母親である冷の”熱に弱く冷たさに強い”体質を受け継いでいました。自分の放出する炎によって、自分をも焼いてしまう体質だったのです。エンデヴァーはそんな燈矢に個性を使わないよう命じました。しかし燈矢はヒーローになる夢を捨てきれず、1人特訓を続けます。その結果、通常の炎よりもかなり温度が高い蒼い炎を出せるようにまでなりました。それをエンデヴァーに見せようと約束の場所に来るよう促しましたが、エンデヴァーが来ることはありませんでした。
燈矢は悔しさと虚しさで個性を暴走させます。2000度を超える尋常では無い威力の炎で、自分の身体もろとも森を火の海にしてしまいました。燈矢は骨の一部しか残らず、死亡したと思われていましたが、実は敵連合の支配者:オールフォーワンによって生かされていたのです。燈矢は父親からの期待に応えたいというその一心を踏み躙られたと暴走し、自分の炎によって身も心も破壊してしまいました。こういった哀しい過去も、荼毘から滲み出るかっこいい魅力に繋がっているのでしょう。
かっこいい魅力⑤ミステリアスな雰囲気
荼毘は物静かでとてもクールな人物です。見た目に関しても火傷の跡とつぎはぎが多く普通ではないオーラが出ています。正体が轟燈矢であることを明かされるまでは、何を考えているかもわからず、同じ敵連合の仲間内でも打ち解けている様子は無く、非常にミステリアスな雰囲気を醸し出していました。こういった掴みどころのないキャラクターも、荼毘がかっこいいとされる魅力の一つです。
荼毘のかっこいい名言
荼毘の名言①「初めましてかな?…」
初めましてかな?エンデヴァー
出典: comiblo.com
荼毘が荼毘として初めてエンデヴァーと接触した際に発したセリフです。この時荼毘の正体は明かされていませんでしたが、初対面のはずの相手に対してあえて(?)マークをつけたこのセリフはとても印象的でした。「荼毘としては」という意味なのか、自分のことを死んだと思い込んでおり、荼毘の正体など知る由もない父親に対しての皮肉を込めているのか、この時荼毘はどのような心境だったのでしょうか。
荼毘の名言②「哀しいなあ…」
哀しいなあ 轟焦凍
出典: otegaru-info.net
夏の林間合宿にて1年A組とB組の生徒を襲撃した、開闢行動隊の一員として登場した荼毘は思惑通り奇襲をかけ、目的を果たしてその場を立ち去ろうとしますが、そこに轟焦凍が現れます。初対面であるはずの焦凍に対して、あえてフルネームで「哀しいなあ」と荼毘は言い放ちます。何か因縁めいたものを感じる意味深なシーンでした。
荼毘の名言③「ヒーロー殺しの…」
ヒーロー殺しの意志は俺が全うする
出典: eiga-manga.com
荼毘は「ヒーロー殺し」の異名を持つステインの意志に強く共感しており、この言葉とともに敵連合への加入を果たしています。同時に自分の目的を果たす為、荼毘の強い決意を感じるセリフでした。静かなる狂気を孕んだ一面も連想させるかっこいい表情です。
荼毘の名言④「考え過ぎて…」
考えすぎてイカれたよ
出典: animesoku.com
エンデヴァーと対峙し、その激闘が終わったあとのシーンです。プロヒーローであるスナッチが発した「遺族の気持ちを考えたことはないのか」という言葉を思い出し、月を見上げながら荼毘が発したセリフです。荼毘は涙腺が燃え尽きている為、涙が出ません。しかしこのシーンでは目の縫い目の間から血が出ています。後に語られる荼毘の壮絶な過去を鑑みると、なんとも哀愁漂うシーンです。
荼毘の声優
荼毘の声優は「下野紘」
荼毘の声優を務めているのは、歌手やナレーターとしても活躍する大人気声優の下野紘(しものひろ)さんです。高校時代は演劇部に所属しており、その後日本ナレーション演技研究所に入学。在学中に事務所オーディションを受け、アイムエンタープライズ所属の声優となりました。とても色気のある声と評判が高く、荼毘のキャラクターの雰囲気に見事にマッチしたアテレコになっています。
下野紘のプロフィール
- 性別:男性
- 生年月日:1980年4月21日
- 星座:牡牛座
- 血液型:B型
- 出身:東京都
- 所属:アイムエンタープライズ
- 好物:唐揚げ
- デビュー作:リリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士3~(テオ・モーンマイヤー)
下野さんは唐揚げが大好物で、ローソンが期間限定で発売していた「からあげクン?(ハテナ)味」のタイアップを行なっていたこともあります。そんな下野さんは中学校3年生の時に声優を目指すことを決め、そこから高校時代は演劇部、卒業後は養成所に通いながら数々のオーディションを受けてきました。バイトとの両立で苦労した下積み時代もあったようですが、その努力の結果、現在では大人気声優として活躍しています。
下野紘の主な出演作品
その他代表作品としては「鬼滅の刃」で我妻善逸役、「うたの☆プリンスさまっ♪」来栖翔役、「進撃の巨人」コニー・スプリンガー役が有名です。他にも多くの作品に出演していますが、どれも物語のメインキャラクターに抜擢されていることが多いベテラン声優です。
荼毘に対する世間での評判や人気
荼毘は「ミステリアスでかっこいい」という声が非常に多いキャラクターです。特にアニメ版では、声優を務める下野紘さんの色気のある声も相まって、よりかっこいい雰囲気が倍増していると多くのファンが感じていました。
そのミステリアスな雰囲気に加え、作中で見せる様々な表情もかっこいい理由の一つとして挙げられています。特に戦いのシーンでの表情は、普段の不気味な感じとはまた違い、豊かで哀愁ある雰囲気がかっこいいと評判でした。
荼毘の正体が明かされた回でも、過去の回想も相まってより一層かっこよさが増したという声もあります。見た目に関しても黒髪から白髪へ変わった荼毘がかっこいいという声も上がっていました。
荼毘はかっこいいキャラだった
壮絶で哀しい過去から滲み出る雰囲気、不気味な見た目と冷徹な性格、そして全てを焼き尽くす青い炎が絶妙に絡み合い、荼毘の圧倒的にかっこいい魅力につながっています。轟家と荼毘との物語はまだ続いてますので、今後どんな荼毘を見られるのか目が離せません。
この記事のライター
YOSHI行蔵
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