【ヒロアカ】青山優雅のヒーロー名が長いと話題に！読み方や由来も紹介

青山優雅は「ヒロアカ」に登場するヒーローの一人で、主人公・緑谷出久のクラスメイトの一人です。常にマイペースな不思議な少年で、自分のことがとにかく大好きないわゆる「ナルシスト」な一面を持っています。その影響からか、青山優雅の周囲にはいつもキラキラしたエフェクトが浮かんでいます。

整った金髪や騎士のようなコスチューム、目元を覆う赤いバイザーなど、数々の特徴がある中で、一際目立っているのはその長い「ヒーロー名」です。他のヒーローと違い英語を活用したヒーロー名はあまりにも長いだけでなく、その上で自分が大好きという特徴が強く表れています。

「僕のヒーローアカデミア」は未だなお週刊少年ジャンプにて連載されている人気少年漫画で、「ヒロアカ」はその略称になります。数々の「個性」と呼ばれる特殊能力を用いたヒーローとヴィランの熱い戦いが繰り広げられ、その中で見えてくるキャラクター達の背景や信念が、多くのファンの心を震わせ続けています。

主人公・緑谷出久は幼いころから人々を救う「ヒーロー」を夢見て成長してきました。しかし、彼は劇中で誰もが持っているはずの「個性」と呼ばれる特殊能力を持たない、ごく稀にしか存在しない「無個性」の存在でした。このため、一時は夢への道を諦めてしまう出久でしたが、幼馴染の友人を身を挺して救ったことでNo1ヒーローであるオールマイトに認められ、彼の「個性」を受け継ぎ、数々の困難に立ち向かっていきます。

「ヒロアカ」に登場するヒーローは皆、自分の特性を表すそれぞれのヒーロー名を持っています。青山優雅もまた自身のヒーロー名を持っているのですが、他のヒーローに比べてその名前があまりにも長く、他のクラスメイト達の中でも一際目立つ存在となっています。青山優雅のヒーロー名の由来や、彼の持つ「個性」について詳しく見ていきます。

青山優雅はのヒーロー名はなんと、日本語の部分までを含めた読み方が正式名称になります。英語部分だけでも「キャント・ストップ・トゥインクリング」と十分な長さを誇りますが、さらに日本語まで加わることで作中屈指の長い名前となっています。とにかく自分が「輝いている」という点をアピールしたい、彼のナルシストかつマイペースな部分が強く表れたヒーロー名です。

青山優雅がヒーロー名をつけたのは、「ヒロアカ」のアニメ2期の第26話「名前をつけてみようの会」です。当初は「I can not stop twinkling.」という名前を付けようとしていた青山優雅でしたが、科目担任であるミッドナイトからの助言を受け、今のヒーロー名に落ち着きました。初回の案でも十分に長い名前ですが、推敲した結果、さらにとんでもない長さになってしまったのです。

青山優雅の個性は自身のへそからレーザーを発射する「ネビルレーザー」です。射程距離が長くかつ高威力のため、相手を攻撃する手段としては非常に優秀です。また、レーザーの反動を使うことで自身が移動したり、その光を利用して暗い場所を照らしたりと、様々な活用方法があります。また、このレーザーがキラキラと輝くというところも、現在のヒーローとしての名前に反映されています。

一見すると非常に強力な青山優雅の個性ですが、一方で弱点も数多く存在します。最大の弱点は「1秒以上射出すると腹を壊してしまう」ということです。また、上手く制御することができないため、そのままだと際限なくへそからレーザーが漏れ出してしまいます。このため、青山優雅は制御用のベルトを巻くことでこの個性を抑えています。

長すぎるヒーロー名など、一見すると青山優雅はギャグ要素の強いキャラクターですが、意外にもヒーローとしての実力は高めです。他者のちょっとした挙動から考えを見抜くなど洞察力に長けており、かつマイペースさがぶれることがないためピンチでも冷静に対処することができるなど、ヒーロー活動に向いている部分が多くあります。長い名前にばかり目がいきがちですが、ヒーローとしての高い実力を兼ね備えているのです。

「ネビルレーザー」は通常時はへそから真っすぐ射出するのですが、これをうまく利用した必殺技が多数存在します。ヒーローコスチュームを利用して肩やベルトから弾丸のように発射する「ネビルビュッフェ☆レーザー」や、レーザーをチャージし、最大限の威力で発射する「キャントストップトゥインクイング スーパーノヴァ」など、様々なバリエーションを持っています。

長すぎるヒーロー名を始め、数いるヒーローの中でも非常にアクの強いキャラクターである青山優雅ですが、「ヒロアカ」の作中ではその意外な過去ととんでもない正体が明らかになり、ファン達を騒然とさせました。物語の根幹にも関わるその「謎」は、彼を語る上では外せない重要な要素の一つです。ここからは青山優雅の更なる素性について、詳しく見ていきます。

「ヒロアカ」のコミック10巻、83話よりヒーロー達の手の内をヴィランにばらしている「内通者」がいることがほのめかされていました。兼ねてからファンの間でもこの内通者の正体について様々な憶測が飛び交っていたのですが、336話にて遂にその正体が青山優雅であると判明し、大きな反響を呼びました。

青山優雅がヒーローでありながらヴィランに手を貸していた理由ですが、そこには彼の「過去」が大きく関わっています。実は青山優雅は主人公・緑谷出久と同様、生まれながらにして「個性」を持たない「無個性」な人間だったのです。両親に大切に育てられた青山優雅ですが、一方で幼いながらに個性を持たないことで「他の人間と違う」という強いコンプレックスを抱いていました。

青山優雅は生まれつき「無個性」の人間でしたが、実は彼の両親は息子のためにとオールフォーワンに頼み込み、他者から奪った個性を無理矢理、息子に与えてもらっていたのです。このため青山家はオールフォーワンに恩義があり、彼の手駒として暗躍していました。ただし、オールフォーワンからすれば自身の目的のための「使い捨て」としか見ておらず、信頼と呼ぶには程遠い関係だったのです。

ナルシストかつマイペースな青山優雅ですが、一方でヒーロー側の内通者としての裏の一面を持つなど、非常に多彩な一面を持つキャラクターです。常にはつらつとした破天荒なふるまいを見せていた彼が、一変してシリアスな顔を見せるその二面性溢れる演技も、アニメの見所の一つです。ここからはそんな青山優雅を「ヒロアカ」のアニメ内で演じた声優について見ていきます。

アニメ「ヒロアカ」にて青山優雅の声優を担当するのは桑野晃輔さんです。日本大学の芸術学部映画学科演技コースを卒業して以降、俳優としての活動を中心としながら、声優としてアニメの世界でも活躍しています。

当初は砂岡事務所に所属していましたが、現在は移籍しています。2000年代より活動しており、俳優として舞台やミュージカルだけでなく、テレビドラマや映画などに多数出演しています。声優としての活動は近年になってからで、俳優として鍛えられた卓越した演技力が見所です。

桑野晃輔さんは青山優雅以外にも、「ヒロアカ」に登場するヒーローの一人である鱗飛竜の声優を担当しています。また別作品ではアニメ「チア男子!!」より鈴木総一郎を、ゲーム原作のアニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」ではマーレインの声優を担当しています。声優だけでなくアニメ原作である舞台作品にも多く出演しており、「ミュージカル・テニスの王子様」や「文豪ストレイドッグス」といった作品では桑野晃輔さんの生の演技を見ることができます。

「ヒロアカ」に登場するクラスメイト達の中でも、青山優雅のキャラクターはやはりインパクト大のようで、多くの読者の記憶にその存在感を焼き付けています。とにかく自信満々でマイペースなその姿は、「ヒロアカ」内でも唯一無二のキャラクターです。

その愛くるしいキャラクター性に魅了されるファンがいる一方で、やはり彼が劇中で見せる「内通者」という事実に、驚愕する読者も少なくはありません。中には青山優雅をもっと知ろうと思った結果、とんでもないネタバレを目にしてしまったファンもいるようです。

実は青山優雅がヒーロー側の内通者であるという伏線は、「ヒロアカ」の様々な箇所に仕込まれていました。作中の集合絵の中で、青山優雅だけがどこか後ろめたそうに顔を伏せているなど、随所に隠された伏線の細かさに驚くファンも多くいます。主人公の「緑谷」という名前に対して「青山」と対照的になっているのも、登場当初からこっそりと現れていた伏線でした。

青山優雅のヒーロー名は「Can't stop twinkling.（キラキラが止められないよ☆）」という、「ヒロアカ」作中でも屈指の長い名前でした。非常に個性的なキャラクターである一方で、実は「内通者」であるという影も潜んでいた実に複雑な設定のキャラクターです。青山優雅はインパクト大なキャラクター性だけでなく、非常に重い過去も特徴的で、いまなお多くのファンを獲得しています。