【鋼の錬金術師】スロウスはホムンクルス!作中での活躍や能力について紹介
本記事では『鋼の錬金術師』に登場するスロウスについて紹介していきます。七つの大罪の一つ「怠惰」の名を持つホムンクルスであるスロウスの強さ、能力などを詳しく解説し、新旧アニメ版『鋼の錬金術師』のスロウスの声優や世間の評判や人気もまとめていきます。
目次
【鋼の錬金術師】スロウスはホムンクルス
ハガレンこと鋼の錬金術師の中でも人気のあるキャラが七つの大罪の名を冠したホムンクルスです。「スロウス」はその一人です。この記事では「鋼の錬金術師」に登場する怠惰の名を冠した「スロウス」の活躍や強さ、評判などを紹介していきます。
スロウスのプロフィール
「鋼の錬金術師」に出てくるスロウスは人造人間「ホムンクルス」の一人で5番目に作られたホムンクルスです。七つの大罪の一つ「怠惰」の名を冠していて、口癖は「めんどくせぇ」です。「鋼の錬金術師」で7人いるホムンクルスの中で1番巨躯で思考も動きも緞帳ですが、本気を出せば「最速のホムンクルス」と呼ばれるほど素早くなります。
スロウスの性格
ハガレンこと「鋼の錬金術師」のスロウスの性格は「怠惰」の名の通り怠け者です。非常に物臭な性格で何事も深く考えないので感情の起伏も小さく、口数も少ないです。思考も普段の動き方も鈍重で、まさに怠惰なキャラクターです。しかし自分を作った「お父様」に言いつけられているトンネル堀りの仕事はちゃんと行うという真面目な一面も「鋼の錬金術師」原作内では見受けられました。
鋼の錬金術師(ハガレン)の概要
ハガレンこと「鋼の錬金術師」は日本の漫画家「荒川弘」により「月間少年ガンガン」にて2001年~2010年まで連載されていた架空の世界を舞台にしたダークファンタジー少年漫画です。愛称は「ハガレン」で漫画のジャンルがダークファンタジーです。テーマが「人間の定義」「死生観」と重めな物であるが全体的に暗くなり過ぎないように適度に入るギャグシーンが「鋼の錬金術師」では評価が高いようです。
鋼の錬金術師(ハガレン)のあらすじ
流行り病で幼き頃に母を亡くした「鋼の錬金術師」のエルリック兄弟ですが、兄のエドワードと弟のアルフォンスは母を生き返らせようと錬金術を学び、禁忌である人体錬成に挑戦します。しかし人体錬成は失敗し、その代償にエドワードは右腕と左足を、アルフォンスは全身を失います。エドワードは魂を鎧に移したアルフォンスと共に失った体を取り戻す為、賢者の石を探す旅に出ます。
【鋼の錬金術師】スロウスの作中での活躍や名言
スロウスがハガレンこと「鋼の錬金術師」で本格的に活躍してくるのは中盤のブリッグズ編からです。作中はほとんどトンネルを地下で掘っていて表に出ることは少なかったです。強敵として活躍した印象のある「鋼の錬金術師」のスロウスですが、実は「鋼の錬金術師」の新旧アニメ版において描かれ方も活躍の仕方も全く違う!ということでも有名です。
スロウスは新旧アニメで設定に違いがある?
「鋼の錬金術師」のアニメ版の新旧でスロウスは全く違う容姿のキャラクターでした。旧アニメ版が始まった当時、原作がまだホムンクルス誕生の秘密、物語の核心に触れていなかったので、一部原作の「鋼の錬金術師」とは違う設定で放映されていました。
スロウスがトンネルを掘っていた理由や目的
「鋼の錬金術師」のスロウスは作中ずっと「お父様」に命じられてトンネルを掘っていました。その目的はアメストリス国全てを錬成陣にするためで、その錬成陣を「国土錬成陣」といいます。国家錬金術を発動して「お父様」は神を取り込み「完全な存在」となろうとしていました。「鋼の錬金術師」でのトンネル堀りは「お父様」の大きな野望を果たす為の大事な役割だったわけです。
スロウスとブリッグズ陣営との戦い
「鋼の錬金術師」のスロウスがトンネルの掘りの仕事中にブリッグズに現れた時、どんな攻撃を受けても倒れもせずビクともしていませんでした。ブリッグズ兵からどんな攻撃をされても「仕事。よいしょ」と仕事の事を考えています。ブリッグズ勢とエルリック兄弟の共闘でも倒すことができず、最終的には寒冷地用の燃料を浴びせられ凍り漬けにすることで決着となりました。
スロウスの最期
「鋼の錬金術師」のスロウスの最期は最終決戦での中央司令部内でした。最終決戦時に中央司令部で反乱を起こしたオリヴィエ・ミラ・アームストロング少尉の前に立ちふさがり、弟のアレックス・ルイ・アームストロング少佐や中央司令部の兵士たちも加えて激突します。「鋼の錬金術師」のスロウスは最後にはどてっ腹に棘を刺され、散っていきました。
スロウスの名言
ここからはスロウスの「鋼の錬金術師」での名言について紹介していきます。ハガレンのスロウスの死に際の言葉や表情を印象深く思った読者は当時多かったはずです。
スロウスの名言①「肩…」
「肩…..入った!!!」
出典: w.atwiki.jp
「鋼の錬金術師」のスロウスは圧倒的なスピードで突進し、その巨躯を相手にぶつけることで攻撃をします。アームストロング姉弟もスロウスに追い詰められていきます。弟のアームストロング少佐は姉のオリヴィエを守る為外れた肩にスロウスの攻撃を再度受けることで肩を元に戻します。
スロウスの名言②「死ぬのも…」
「死ぬのもめんどくせ~」
出典: w.atwiki.jp
「鋼の錬金術師」初登場時のスロウスは「死ぬのもめんどくせぇ」と言っていましたが、死ぬ間際には「生きるのもめんどくせぇ」と言いながら散っていきます。怠惰の名の通りスロウスは表情を表すこともめったにありませんが、最後の瞬間にはほんの少しの笑みが見て取れます。「死」とは全ての煩わしさから解放される瞬間でもあります。怠惰な彼はその「煩わしさ」から解放され、自由になれたから笑顔を見せたのでしょうか。
【鋼の錬金術師】スロウスの強さや能力
ここではハガレンこと「鋼の錬金術師」のスロウスの強さや活躍、能力を紹介していきます。単独でブリッグズ兵やエルリック兄弟を相手にしても全く動じないスロウスの強さを解説していきます。
強さや能力①攻撃が効かない頑丈さ
「鋼の錬金術師」のスロウスはのその巨躯の通り、非常に打たれ強さが特徴です。銃で撃たれようが剣で切られようがビクともしません。大砲級の攻撃でやっとです。初めてエルリック兄弟と対峙した時はブリッグズ兵の攻撃をもろともせず仕事の事をずっと考えていました。素手でトンネルを掘っているので、指先も頑丈そうです。
強さや能力②人間離れした怪力
「鋼の錬金術師」原作中屈指の筋肉怪力キャラであるアームストロング少佐やシグ・カーティスの二人を相手取りなんなく攻撃を受け、返しています。その他素手で地中深くでトンネルを掘れるなど人間離れした怪力が「鋼の錬金術師」のスロウスの能力です。
強さや能力③攻撃の時だけは速い
「鋼の錬金術師」のスロウスの強さを決定づけるものは「速さ」です。2mを超える筋骨隆々の巨体が目にも止まらない速さで突っ込んでくるのは、車が突っ込んでくる以上の恐怖があるはずです。それを相手に動じないアームストロング姉弟も凄いですよね。
【鋼の錬金術師】スロウスの声優
ハガレンこと「鋼の錬金術師」はアニメ作品が2作あり、「鋼の錬金術師」の新旧アニメ版でスロウスは全く別のキャラクターとして登場します。出演した声優も新旧2人いますので、それぞれ紹介します。
スロウスの声優①鷹森淑乃
旧アニメ版「鋼の錬金術師」のスロウスの声優は鷹森淑乃です。鷹森淑乃はアーツビジョンに所属する女性声優です。同じく女性声優の日髙のり子と仲が良く「ふしぎの海のナディア」にて共演以降、女友達としてもママ友としても交友があります。
鷹森淑乃のプロフィール
人気声優の鷹森淑乃(たかもりよしの)のプロフィールを詳しく紹介していきます。1963年11月23日生まれ、アーツビジョン所属です。千葉県市川市の出身で夫は歯科医です。1983年に勝田久の声優学校「勝田声優学院」に入所しました。入所した翌年に「 超力ロボ ガラット 」のヒロイン役でデビューしました。
鷹森淑乃の主な出演作品
旧アニメ版「鋼の錬金術師」の スロウス役を務めた鷹森淑乃は有名なアニメ作品のキャラクターを多く勤めています。主な出演作品は「進撃の巨人」のカルラ・イェーガー、「ふしぎの海のナディア」の主人公ナディア、「サクラ大戦」の北大路花火、「みかん絵日記」の藤原弥生などです。
スロウスの声優②立木文彦
新アニメ版「鋼の錬金術師」のスロウスの声優は立木文彦です。立木文彦は大沢事務所に所属する男性声優です。以前は「新世紀エヴァンゲリオン」の碇ゲンドウ役の印象が強かったですが、現在は名脇役やTV番組のナレーション、海外映画の吹き替えなど活躍の場は広いです。
立木文彦のプロフィール
人気声優の 立木文彦(たちきふみひこ)のプロフィールを詳しく紹介していきます。1961年4月29日生まれ、大沢事務所所属です。長崎県五島市の出身です。高校卒業後に東京映像芸術学院へ進学し、上京しました。声優としてのデビュー作品は「戦闘メカザブングル」の脇役でした。
立木文彦の主な出演作品
新アニメ版「鋼の錬金術師」のスロウス役を務めた立木文彦は有名なアニメ作品のキャラクターを多く勤めています。主な出演作品は「新世紀エヴァンゲリオン」の碇ゲンドウ、「銀魂」のマダオこと長谷川泰三、「BLEACH」の更木剣八などです。
【鋼の錬金術師】スロウスに対する世間での評判や人気
「鋼の錬金術師」のスロウスは死に際のセリフや最後の最後に本気を出すところなどが「まるで自分」だと共感を読者から得ています。死ぬ間際に「生」や「生きる事で起きる面倒ごと」から解放され、笑みを浮かべるスロウスに心を打たれた読者は多かったようです。人間誰しも「怠惰さ」は感じるものなので、そう言ったところも共感を得たのでしょう。
「鋼の錬金術師」のスロウスは基本的に「い…てぇ…」「どこだ…ここ」のようにゆっくりと単語をぽつぽつとつぶやく感じでしゃべります。その様子が可愛いと言われたり、ブリッグズに現れた際に道に迷って自ら「迷子」と呟いています。そんなちょっと天然な間の抜けた感じもスロウスがハガレンキャラクターの中で人気の要因です。
旧アニメ版のラースとスロウスの関係性に関した評価が散見できます。ラースはスロウスをママと呼び慕っています。しかし当のラースは特に意に介さず、軽くあしらっている所も人気の要因です。ちなみに旧アニメ版だとスロウスの方がラースより後から生まれているので妹になるんですよね。
【鋼の錬金術師】スロウスは強いホムンクルスだった
「鋼の錬金術師」のスロウスはどんな攻撃ももろともしないその強靭な巨躯や作中屈指の怪力、そして「最速のホムンクルス」の名の通りの人智を超えたスピードを掛け合わせた作中最強クラスのホムンクルスでした。ホムンクルスは賢者の石のエネルギーが弱まるまでは無限に傷が治癒するので、それも相まってスロウスの強さが際立っていました。スロウスを単独で倒せるのはスロウスを作ったお父様ぐらいかもしれません。
この記事のライター
珈琲
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