【鋼の錬金術師】マリア・ロス少尉の生死を考察！活躍や声優についても紹介

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロス少尉は、目元にある泣きボクロが特徴的な黒髪のショートヘア姿の女性です。アメストリス軍中央支部に在籍するアレックス・ルイ・アームストロング少佐の部下であり、鋼の錬金術師の3巻で初登場しています。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロス少尉の性格について解説していきます。マリア・ロスは、真面目で責任感のある性格をしており、ハガレンの主人公・エルリック兄弟や暑苦しい上司アームストロング少佐に振り回されながらも、それに応えようとしています。常識的な感性の持ち主で、精神的に幼い部分のあるエルリック兄弟を叱責するなど度胸のある女性です。

『鋼の錬金術師（ハガレン）』に登場するマリア・ロス少尉の作品における違いについて解説していきます。マリア・ロス少尉は、物語の主要メンバーではありませんがハガレン1期ではエルリック兄弟に対し、母のような包容力を持って接し2人の精神的な成長に大きく貢献するなどの活躍をした重要なキャラクターでした。ハガレン2期では、ヒューズ暗殺の罪を被せられたり脱獄し渦中に巻き込まれてしまい、思わず素になって喋っているシーンには、年齢相応の若さが見られます。

『鋼の錬金術師（ハガレン）』は、荒川弘先生が描くダークファンタジーやバトルアクション、テクノスリラーなどをテーマにした少年漫画です。2001年から2010年まで月刊少年ガンガンで連載し、単行本は全27巻で完結している作品です。2021年には全世界シリーズ累計発行部数が8000万部を突破しており、2017年には実写映画化、2023年には舞台化されるなど作品完結後も非常に人気の高い作品です。

錬金術が行われる世界で、病気で亡くなった母親を蘇生させるため、禁忌である人体錬成を行ったエルリック兄弟は、対価交換として兄エドワードは右腕と左脚、弟アルフォンスは体を失ってしまい、エドはアルの魂を鎧に定着させます。幼馴染でオートメイル技師のウィンリーに頼んで、エドは鋼の右腕と左脚を手に入れます。2人は故郷を離れ「国家錬金術師」となって、失った体を取り戻すための旅に出ます。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロスは冤罪をかけられるについて解説していきます。ハガレン作中で、軍の内部にホムンクルスと関係を持つ人物がいることを知ってしまったマース・ヒューズ中佐が暗殺される事件が起きます。その際、容姿を変えられるホムンクルスが、マリア・ロスの姿に変装しており、2人でいる場面を目撃されていたため、マリア・ロスに容疑がかかり問答無用で牢獄に入れられてしまいました。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロスの逃亡と脱獄について解説していきます。ヒューズ中佐殺害の犯人に仕立て上げられたマリア・ロスは、獄中にいた囚人バリー・ザ・チョッパーの手助けによって脱獄することになります。バリーは、アルと同じく錬金術によって魂を鎧に定着させており軍の内情を知っているため脱獄の手引きをしますが、逃亡先でヒューズ中佐と関わりの深かったマスタング大佐に遭遇します。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロスはマスタング大佐に焼き殺されるについて解説していきます。バリーの手引きによって脱獄したマリア・ロスは逃亡先でマスタング大佐に遭遇し、自身の無実を訴えます。しかし、マスタング大佐はマリア・ロス本人であることを確認すると焔によって丸焦げにしてしまいます。マリア・ロスを助けに来たエルリック兄弟は、焼死体を見て憤りマスタング大佐に怒りをぶつけます。そして医師による検視の結果、マリア・ロスの死亡が確認されました。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロスの死亡は偽装で実は生きていたについて解説していきます。マリア・ロスの死亡が確認されましたが、実はこれはマスタング大佐による偽装で、焼死体もダミーによって作られたものでした。軍に不信感を抱いたマスタング大佐と獄中にいるバリーが手を組み、同じく獄中にいたシン国のフーと共にマリア・ロスを脱獄させ、軍に死亡したと思わせることが目的だったのです。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロスの再登場は？について解説していきます。マリア・ロスの死亡はマスタング大佐の偽装であり、マリア・ロスを助けるためだったことが明らかになりました。マリア・ロスが鋼の錬金術師作中に再登場するのは、単行本では10巻、テレビアニメ版では第18話です。マリア・ロス死亡の一報に悲しみや深い喪失感を抱いていたエルリック兄弟や、アームストロング少佐はマリア・ロスが生きていたことを知り安堵している描写があります。

『鋼の錬金術師』のテレビアニメ第1期で活躍するマリア・ロスの声を担当しているのは、みつきや斎賀ちゃんなどの愛称で親しまれている声優の斎賀みつきさんです。第1期では母性を持ち合わせたマリア・ロス少尉を斎賀さんの中性的なイケボで演じています。

1998年に声優デビューした斎賀みつきさんは、持ち前の低音ボイスを活かして少年や青年など男性キャラを演じることが多く、ファンの間ではイケボとして定評のある人物です。2008年に第2回声優アワードサブキャラクター賞受賞、2010年には第4回声優アワード海外ファン賞を受賞しており、テレビアニメの声優だけでなくナレーションやラジオなど幅広いジャンルで活躍しています。

『鋼の錬金術師』テレビアニメ第2期で活躍するマリア・ロスの声を演じているのは、かもさんやかおりんなどの愛称で親しまれている声優の名塚佳織さんです。名塚さんの演じる2期のマリア・ロス少尉は、1期の母性を持って接する様子とは違い、年相応や素の言動など違った魅力を見ることが出来ます。

小学生の頃、ミュージカルにて子役デビューを果たした名塚佳織さんは、1999年に声優デビューで初主演を飾っている人物です。2011年に結婚を発表しており、現在2児の母でもある名塚さんは声優だけでなく、舞台女優や歌手としても活躍しています。

実写映画版の『鋼の錬金術師』でマリア・ロスを演じたのは、デビュー当時は本名の渡辺夏菜として活動しており、2009年に現在の芸名に改名した女優の夏菜さんです。夏菜さんは、2021年に結婚、2023年には第2子の妊娠を公表しています。

2005年に『野ブタ。をプロデュース』の生徒役でテレビ出演し、2006年に芸能界デビューした夏菜さんは、女優活動だけでなくバラエティ番組や音楽番組のMC、声優など幅広いジャンルで活躍している人物です。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロスの名言①「もっと大人を…」は、第五研究所に侵入したエルリック兄弟が大怪我を負った際に、マリア・ロスが言ったセリフです。2人の護衛として命を受けていたマリア・ロス少尉とブロッシュ軍曹を巻いて、勝手な行動を取り結果的に周りの大人たちを心配させました。階級が上にも関わらずビンタをし本気で叱ってくれたマリア・ロスに対し、エルリック兄弟はこれまで大人に頼る環境ではなかったことを打ち明け、信頼関係が築けた名シーンでもあります。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロスの名言②「女は度胸…」は、ヒューズ中佐の殺害容疑をかけられ牢獄に入れられたマリア・ロスが、脱獄・逃亡を決意する際に言ったセリフです。バリーに、冤罪を着せられたまま死亡するか、脱獄するかの選択を迫られ、覚悟を決めるために自身の頬を叩いて自分に言い聞かせている名シーンです。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロスの名言③「みんな大好き…」は、アメストリス軍に戻ってきたマリア・ロスが言ったセリフです。「約束の日」を迎えたマリア・ロスは、民衆に対し自身の行いは正義の名のもとに動いたことだと正当化を民衆に訴えています。その後、仲間に「正義」というフレーズについて突っ込まれた際に、マリア・ロスが本音をストレートに語っている名シーンです。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロスは、1期と2期で声優が変わり異なる魅力を感じさせたキャラクターです。死亡疑惑もあったマリア・ロス少尉に対して、ハガレンファンはどのように感じていたのか人気や評判をまとめていきます。

ハガレン1期に登場したマリア・ロス少尉の声を担当したのが声優の斎賀みつきさんだと知って、驚きながらも絶賛しているファンもいました。1期と2期で雰囲気の違うマリア・ロス少尉の声が変わっており、担当する声優が違うことも注目されているようです。

鋼の錬金術師の主人公エルリック兄弟は、若くして国家錬金術師という立場にいますが、マリア・ロス少尉は上官である2人に対してつい「ガキども」という発言をしており、素になってしまうマリア・ロス少尉が可愛いというファンもいました。

鋼の錬金術師に登場するキャラクターの中で1番好きなのはマリア・ロス少尉というファンも多く見られました。物語の主要メンバーではありませんが、重要な役割を担っているキャラクターとして、注目しているファンも多いようです。

『鋼の錬金術師』に登場するマリア・ロス少尉はアメストリス軍に所属しており、上司であるアームストロング少佐やエルリック兄弟に振り回されながらも、自分の役割を担う真面目な人物でした。左目にある泣きボクロと黒髪ショートヘアが特徴的なマリア・ロスは、1期ではエルリック兄弟に母性を持ちながら寄り添い信頼関係を築き、2期ではヒューズ中佐殺害の犯人に仕立て上げられるなど、1期とは違った年相応の言動が見られます。

獄中にいたバリーの手助けにより脱獄し、逃亡中に遭遇したマスタング大佐によって焼き殺されてしまったかに思われましたが、実はマリア・ロスを逃がすための作戦であり、実際は生存していました。上司や部下、同僚からも信頼の厚いマリア・ロスはサブキャラではありながら、物語の重要なポイントに深く関わっているキャラクターでした。