【ゴールデンカムイ】ソフィアは死亡するのか考察!過去や正体についても
ゴールデンカムイに登場したソフィアは仲間のために犯罪を繰り返す義賊として話題になりましたが、彼女は最後に死亡してしまいました。本記事ではソフィア・ゴールデンハンドの死亡について考察し、過去や正体といった人物像についてもまとめていきます。
目次
【ゴールデンカムイ】ソフィアとは?
ソフィアの死亡に関する経緯や真相についてまとめていく前に、まずはゴールデンカムイ作中におけるソフィアの立ち位置や人物像について紹介していきます。また、ゴールデンカムイの作品概要とあらすじについてもここでおさらいしていきます。
ソフィアのプロフィール
- 本名:ソフィア・ゴールデンハンド
- 異名:金の手
- 出身地:ロシア帝国・サンクトペテルブルク
- 所属:人民の意志(リーダー)
- 好きなもの:ウォッカ、タバコ、イモ
- 嫌いなもの:ねずみ
ソフィアの性格
ソフィアはアレクサンドロフスクハリンスキー監獄に収監されていた女囚で、ロシア皇帝アレクサンドル2世暗殺事件を起こしたゲリラ組織の指導者でもあります。ウイルクやキロランケの同志で、仲間の活動資金を集めるために犯罪をする義賊として知られています。監獄に収監されていた時にどんな拷問を受けても情報を洩らさず、極秘裏に外部と連絡を取って脱獄の機会を窺い続ける豪胆な性格をしています。
ソフィアのモデル
モデルは2人いると言われており、1人目はソフィア・リボーヴナ・ペロフスカヤ、2人目はソフィア・イヴァノヴナ・ブリュヴィシュテインです。前者は実際にロシア皇帝アレクサンドル2世の暗殺に関わった人物でありゲリラ組織のリーダーでもありました。後者は著名な富裕層から金品を盗みそれを市民に振りまいた義賊で、現在も『黄金の手』という異名で広く知られています。
ゴールデンカムイの概要
ゴールデンカムイは野田サトルによって週刊ヤングジャンプに連載されていた漫画作品です。明治末期の北海道を舞台に登場人物たちが金塊争奪戦を繰り広げるサバイバルバトル作品として、歴史と冒険を混ぜ合わせたロマン描写や奇抜なギャグ要素が話題を呼びました。アニメ化や実写映画化といったメディアミックスが展開されていると、2022年9月時点で累計発行部数2300万部を突破しました。
ゴールデンカムイのあらすじ
日露戦争を生き残った杉元佐一は幼馴染の梅子が眼病を患ったことを受け、ゴールドラッシュで話題になっていた北海道に渡って治療費を稼ごうとしました。そこでアイヌが遺した金塊の噂を耳にすると杉元はそれを探し始め、途中ヒグマに襲われたところをアイヌの少女・アシリパに救われます。共通の目的を持っていたことから2人は行動を共にすることを決めると、他に金塊を狙う敵組織と熾烈なサバイバルバトルを繰り広げていきます。
【ゴールデンカムイ】ソフィアの死亡シーン
ここからはソフィアの死亡シーンについてまとめていきます。作中でアシリパにウイルクの過去を伝えるなど、本作品において重要な立場に存在していたソフィアでしたが、彼女は最後に死亡シーンが描かれてしまい物語から退場してしまいました。
ソフィアの死亡シーンは何巻何話?
- 30巻第289話『ウイルクの娘』
ソフィアの死亡の経緯や最後をネタバレ
ソフィアの死亡シーンは函館の五稜郭を舞台にした攻防戦に描かれました。ここでは死亡するまでの経緯や死因などについて解説し、ソフィアの最後の雄姿に迫ります。ネタバレ記述を含みますので閲覧する際はご注意ください。
ネタバレ①北海道へ向かう
杉元とキロランケたちによって監獄から脱出できたソフィアは、同志だったウイルクは死亡しキロランケも目の前で死亡してしまったことを受け止め、彼らを殺害した者へ復讐を果たすために杉元たちと共に行くことを決めます。金塊が函館の五稜郭にあることを突き止めていた杉元は仲間を引き連れてそこに向かいますが、そこを目指していたのは鶴見中尉率いる第七師団も同じでした。
ネタバレ②五稜郭で鶴見に撃たれる
アシリパと再会を果たしたソフィアは、その場で鶴見中尉とも遭遇しました。ソフィアは鶴見の妻と娘を殺害したと思っていましたが、そこで鶴見は自分の妻と娘を撃ったのはウイルクという新事実を話し彼女を驚かせます。そして2人が最後の決着をつけるその瞬間、ソフィアは拳銃を向けたもののつい昔の鶴見の姿を思い出して撃つのを躊躇ってしまい、鶴見に撃たれて死亡してしまうのでした。
【ゴールデンカムイ】ソフィアの過去や正体・ウイルクたちの関係
ここからはソフィアの過去や正体・ウイルクたちの関係についてまとめていきます。本作の後半で大きな存在感を放っていたソフィアはウイルクと密接な関係を持っており、それにまつわる過去のエピソードがとても濃密です。
ネタバレ①ロシアの貴族階級に生まれたソフィア
ソフィアはロシアの貴族として生まれたお嬢様でした。当時のロシアは教育が遅れている国だったため教育を受けられる人は上流階級の家系に限られ、農民は母国語の読み書きも満足に学べず、加えて帝政だったことから国の将来性も暗いものでした。ソフィアはこの国政を変えるため解放運動を始めようとします。
ネタバレ②ウイルクとキロランケに出会う
農民を中心に啓蒙活動を始めたソフィアでしたが、物事は彼女の思い通りに進みません。低迷してしまったソフィアでしたが、そこにウイルクとキロランケが現れると彼らが独立国家を目指していることを知ります。ロシア市民が帝政主義に染まっていることを実感していたソフィアは、その考え方を根底から変えるため2人と共に行くことを決めました。
ネタバレ③ウイルクに想いを寄せていくソフィア
革命運動を続けていた3人でしたが、ソフィアは聡明で心優しいウイルクに惹かれていき恋心を抱くようになりました。それにキロランケが気付きますが、キロランケはソフィアに好意を抱いており複雑な三角関係が出来上がっていたのでした。
ネタバレ④ロシア皇帝の暗殺
革命運動を続ける裏で3人はロシア皇帝の暗殺計画を準備していき、実際にその作戦を実行に移し成功させました。晴れて指名手配された3人はペテルブルグから南へ逃走を謀り、写真館を営む長谷川幸一という日本人と接触します。そこで日本まで逃げてしまおうと思いついたウイルクは彼の下で日本語を学び始めます。ただし、長谷川の正体はスパイとしてロシアに潜伏していた鶴見中尉でした。
ネタバレ⑤鶴見中尉の妻子の死亡
写真館にロシアの秘密警察が訪れると、自分たちを捕まえに来たと思ったソフィアたちは交戦を始めます。ただし、実際に秘密警察が狙っていたのはスパイの鶴見であり、彼の参戦によって争いは収まりました。しかし、戦いの際中にソフィアの流れ弾が鶴見の妻子に命中してしまうと、妻子は両方とも死亡してしまいました。
ネタバレ⑥ロシアに残る決意を固めたソフィア
ソフィアたちは写真館を出て秘密警察から逃げきります。そこでウイルクとキロランケは北海道に逃亡する案を打診しましたが、ソフィアはその話に乗らずたった1人ロシアに残ることを決めました。ソフィアは鶴見の妻子を奪ったことに後ろめたさを感じていて、愛しているウイルクの傍にはいられないと伝え極東で革命活動を続けることにしたのです。
【ゴールデンカムイ】ソフィアの声優
ここからはアニメ版ゴールデンカムイにてソフィアの声を担当した声優についてまとめていきます。女性ながらに豪胆で逞しい肉体を持ち、それでいてウイルクや鶴見との間に複雑な人間関係を築いていたソフィアは、アニメ版で声優の演技が加わってもその人柄が再現されファンから注目されました。
ソフィアの声優は「斉藤貴美子」
ソフィアを演じた声優は斎藤貴美子(さいとうきみこ)さんです。青二プロダクション所属の女性声優であり、中年女性や太ましいキャラ、人外系の演技に長けています。特技はトランペットとトロンボーンの演奏と明かしており音楽分野にも精通しています。
斉藤貴美子のプロフィール
- 性別:女性
- 出生地:長野県
- 生年月日:1977年2月12日
- 血液型:A型
- 身長:167cm
- 事務所:青二プロダクション
- デビュー時期:2001年
斉藤貴美子の主な出演作品
- レム(DEATH NOTE)
- 千絵子(海月姫)
- 志波美輝(はたらく魔王さま!)
- つけもの(ボボボーボ・ボーボボ)
- ガガーラン(オーバーロード)
【ゴールデンカムイ】ソフィアの死亡に対する世間での評判や人気
ソフィアの死亡シーンについてまとめてきましたが、原作でそのシーンを目にしたファンからは様々な反響が寄せられ話題になりました。ここではソフィアの死亡に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
ソフィアは最後に「未来はあなたが選んで」とアシリパに言い残しており、その遺言が印象に残っている読者が多くいました。ソフィアは鶴見の妻子を殺害してしまったという過去に囚われてしまっていましたが、これからを生きるアシリパには自分の二の舞になってほしくないという思いが感じ取れる名言と評されています。
一部の読者はソフィアの死亡フラグを感じ取っていたそうで、実際に死亡シーンが描かれた時は呆気なさを感じていたそうです。ソフィアが杉元と合流する前にウイルクが死亡し、キロランケも目の前で死亡してしまい彼らの死を継いでいくという決意が死亡フラグとして見られていたようです。
単行本では本誌の内容に加筆修正がされており、その内容によってより死亡シーンが印象的になったと語る人もいました。加筆シーンはウイルクとの関係やソフィアの思想について深堀りされた内容が描かれており、よりソフィアの死亡シーンが感動的に演出されています。
【ゴールデンカムイ】ソフィアは鶴見に撃たれて死亡した
ソフィアはロシアを変革するために立ち上がった過去を持ち、最後は鶴見によって死亡してしまった可哀そうなキャラクターでした。ウイルクやキロランケ、鶴見との間に生まれた複雑な人間関係は本作の中でも屈指の見どころでしょう。
この記事のライター
zeile
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