【ゴールデンカムイ】アシリパさん見ないでの経緯とは?何話で見ることができる?
「アシリパさん見ないで」とは、ゴールデンカムイの物語の中で生まれた迷セリフです。当記事では「アシリパさん見ないで」に至るまでの経緯を追い、面白さを掘り下げます。また、ゴールデンカムイの魅力の一つとも言われるアシリパの変顔も紹介しているので、お楽しみください。
目次
【ゴールデンカムイ】アシリパとは?
ゴールデンカムイのヒロインであるアシリパは、青い瞳・白い肌・艶のある黒髪を持つ美少女です。しかし従来のヒロイン像とは違い、逞しく生命力に溢れたキャラクターとして描かれています。アシリパが羆を弓矢で射て、襲われていた杉元を救ったことがきっかけで2人は出会い、行動を共にすることになりました。ここでは、時にヒーローのような活躍をするアシリパのプロフィールと、ゴールデンカムイの作品概要を紹介します。
アシリパのプロフィール
- 名前:アシリパ(アシリ=新しい、パ・・=年、時代)
- 和名:小蝶辺明日子(こちょうべあすこ)
- 年齢:10代前半
- 言語:日本語、アイヌ語
- 誕生日:1月1日
アシリパは北海道アイヌの母と、樺太アイヌとポーランド人の混血である父を持つ少女です。年齢は10代前半とされていますが、非常に頭脳明晰で肝の据わった性格をしています。母を早く亡くし、父・ウイルクから狩りの心得や山の知識を教わって育ちました。そのためサバイバル能力には長けており、杉元が山で行動する上でのライフライン的存在でもあります。反面、アイヌの女性の仕事とされている裁縫などは苦手としているようです。ちなみに『アシリパ』という名は、アイヌ語で『未来』を意味しています。
ゴールデンカムイの概要
ゴールデンカムイは2014年から約8年間に渡り、原作者・野田サトルによって週刊ヤングジャンプにて連載された漫画です。2022年4月に最終話が掲載されその歴史に幕を下ろし、同年9月には単行本の累計発行部数が2300万部を突破しました。2018年から通算4期のテレビアニメが放送されており、実写映画化が決定するなど様々なメディアミックスも実現している人気作品です。
ゴールデンカムイのあらすじ
ゴールデンカムイの舞台は、明治時代の北海道〜樺太です。日露戦争から帰還した『不死身の杉元』の異名を持つ杉元佐一(すぎもとさいち)は、幼馴染の病気の治療費を調達するため、アイヌの金塊を欲します。アイヌの金塊を手に入れるには、『のっぺら坊』という男が囚人たちに施した刺青人皮を集めなければなりません。そこで杉元は、のっぺら坊に父を殺害されたアイヌの少女・アシリパと手を組み、金塊を求め旅をすることになります。
【ゴールデンカムイ】アシリパさん見ないでは何話?経緯を紹介
ゴールデンカムイは、シリアスな場面の中に容赦なくギャグシーンを挟んでくることで知られている作品でもあります。緊張感のある展開と突然のギャグとの温度差は、ゴールデンカムイの醍醐味の一つと捉えている読者も多いようです。そんなゴールデンカムイのギャグの中でも、「アシリパさん見ないで」は指折りのシュールなシーンと言えます。ここでは「アシリパさん見ないで」が登場した経緯やアニメ版での改変などについて紹介します。
ゴールデンカムイは、シリアスな場面の中に容赦なくギャグシーンを挟んでくることで知られている作品でもあります。緊張感のある展開と突然のギャグとの温度差は、ゴールデンカムイの醍醐味の一つと捉えている読者も少なくありません。そんなゴールデンカムイのギャグの中でも、「アシリパさん見ないで」は指折りのシュールなシーンと言われています。ここでは「アシリパさん見ないで」が登場した経緯やアニメ版での改変などについて紹介します。
アシリパさん見ないでのシーンやセリフが登場した経緯
杉元は探し求めていた脱獄囚の一人・辺見和雄(へんみかずお)と出会いました。「杉元に殺されたい」という理想を叶えるため杉元を襲う辺見と、脱獄囚の刺青が欲しい杉元は海岸で戦いを繰り広げます。しかしその時、シャチが辺見を咥え海の中へさらってしまいました。シャチに辺見を喰われるわけにいかない杉元は、服を脱いで極寒の海へ飛び込むことを決意します。ハプニング続きの経緯で全裸になった杉元は「アシリパさん見ないで」と叫びながら海へ飛び込むのでした。
アシリパさん見ないでは単行本の何巻何話?
「アシリパさん見ないで」が描かれているのは、単行本5巻の41話『煌めく』です。全裸になった杉元は「アシリパさん見ないで」と叫びますが、アシリパは手で目を覆うふりをしつつ、指の間からしっかりと杉元の股間を見つめています。恥じらう訳でも密かに見る訳でもなく、あまりにも堂々とした態度で、黙って眉をひそめており、その表情は真剣そのものでした。これら一連のシーンは、辺見がシャチに食われ最期を迎えるという壮絶な展開の中で描かれているのです。
アシリパさん見ないではアニメでカット?
作中きっての迷シーン・迷セリフとして定評のある「アシリパさん見ないで」ですが、アニメ版ゴールデンカムイではアシリパのアップが写るのみで、このセリフはカットされていました。アニメでは尺の都合や内容の過激さなどが理由でカットされてしまうシーンが他にもあります。しかしこのシーンはとりわけ楽しみにしていた読者が多いようで、SNS上にはカットされていたことを残念がる声が続出していました。
【ゴールデンカムイ】アシリパさん見ないでと言った杉元を紹介
「アシリパさん見ないで」と発言したのは、ゴールデンカムイの主人公であり、アシリパの相棒的存在の杉元佐一です。杉元は作中随一の強さを誇る人物で、『不死身の杉元』と自称し自らを鼓舞して闘う姿が印象的な人も多いことでしょう。またシュールなギャグシーンも多く、強さと面白さのギャップが激しい人物でもあります。しかし物語を追っていくと、壮絶な苦悩や葛藤を抱えるキャラクターであることが分かります。
杉元のプロフィール
- 年齢:20代前半
- 出身地:神奈川県
- 職業:元陸軍軍人(第一師団)
- 好きな食べ物:干し柿、塩をかけた動物の脳みそ
- 苦手な食べ物:イナゴの佃煮
- 異名:不死身の杉元
- 誕生日:3月1日
ゴールデンカムイの主人公である杉元佐一は、自分以外の家族を結核で失い、自ら家を焼き払って故郷を去ったという過去を持っています。そのような過去を持つ故差別や迫害を嫌っており、アシリパを差別的発言から守ろうとするシーンが描かれました。天涯孤独の身となり、想い人の梅子と賢吉の結婚を見届けた後は上京し第一師団に入隊します。激戦の日露戦争から生還後、戦死した賢吉の代わりに梅子の治療費のため砂金を採っていたところ、金塊の噂を聞きアシリパと出会うのでした。
杉元の性格
杉元は普段は人当たりが良く、至って穏やかな人物です。情に厚く義理堅い性格をしており、小動物を好む可愛らしい一面が描かれているシーンもあります。しかし、ひとたび戦闘になると容赦無く敵を手に掛ける残酷さを併せ持ち、その時の恐ろしさは味方の白石も戦慄するほどです。「殺されるくらいなら殺す」と語る一方で、日露戦争での記憶が蘇り、戦前の自分には戻れないことに苦悩する姿も描かれています。
杉元の強さや能力
『不死身の杉元』の異名を持つように、彼の生命力と肉体の強靭さには目を見張るものがあります。戦場では医師でも匙を投げるような重傷を負っても翌日には走りまわっており、頭を撃たれ脳の一部が欠損してもひと月ほどで復活しました。驚異的なのは回復力だけではありません。戦闘では一才の躊躇なく殺戮し、数々の修羅場を乗り越えてきました。なお、射撃の腕はイマイチのようですが、接近戦ではゴールデンカムイ作中最強との呼び声も高い人物です。
【ゴールデンカムイ】アシリパのかわいい変顔
端正な顔立ちをしたアシリパですが、作中では別人かと見紛うような変顔を披露しています。しかし、これがアシリパの魅力の一つであり、人気の要因にもなっているようです。そんなヒロインの概念を覆す、アシリパの選りすぐりの変顔を見ていきましょう。それぞれの変顔が登場した単行本の巻数・話数、変顔をした経緯を紹介していきます。
変顔①味噌をオソマだと思っている顔
単行本3巻20話『喰い違い』で、杉元が鍋に味噌を入れようとした時にアシリパが披露した変顔です。味噌を知らなかったアシリパは、杉元が持っていた味噌をオソマ(糞便)だと勘違いしていました。しかしこの後、思い切って味噌を口にするとその美味しさが病みつきになり、食事の際には杉元に遠回しに味噌を入れるようせがむようになります。
変顔②カレーを見ている顔
単行本6巻52話『無い物ねだり』で、洋食屋にてエゾシカ肉のカレーを見た時の変顔です。味噌同様にカレーも初見だったアシリパは、またもオソマだと思い込み、杉元は「食べてもいいオソマ」だとフォローしています。青ざめながらカレーを一口食べたアシリパは、そのあまりの美味しさに机に伏して悶絶していました。
変顔③水を飲んでいて離さない時の顔
単行本3巻22話『伝説の熊撃ち』で、アシリパが見せた変顔です。雪山歩きの休憩中、栄養価の高いフプチャ(トドマツの葉先の露)を吸う杉元とアシリパですが、これはかなり苦い物でした。口直しに水分を欲しがる杉元の横で、アシリパはクヨイと言う鹿の膀胱で作った水袋でゴクゴク水を飲みます。杉元はこれを貰おうとアシリパの頭をおさえ水袋を引っ張りますが、びくともしません。不死身の杉元でも引き剥がせなかったことから、アシリパが相当な力で抵抗していたことが分かります。
変顔④汚い乳首を見たときの顔
単行本7巻67話『丁半』で、仲沢の乳首を見たときにアシリパがした変顔です。杉元一行は日高の山小屋で生首を発見しました。そこに居合わせた若山と仲沢を囚人かもしれないと疑い、杉元は刺青の有無を確認するため服を脱げと命令します。杉元の指示通り仲沢が服を脱いだとき、アシリパが見せたのがこの顔でした。杉元一行は仲沢の乳首をなぜかバッシングし、アシリパは獣のような唸り声をあげています。
変顔⑤便意を我慢している顔
単行本5巻40話『ニシン御殿』にて、便意を催している時のアシリパの変顔がこちらです。ニシン番屋で食事をした後トイレに行ったアシリパは、便器の中に生首を見つけます。「近くに囚人がいるかもしれない」と杉元に知らせるため部屋に戻りますが、すでに杉元は辺見に連れて行かれていました。一刻も早く杉元を見つけなければいけないアシリパですが、便意も差し迫った状況で、冷や汗をかいています。ちなみにこの顔は、数ある変顔の中でも比較的原型をとどめている方です。
変顔⑥酔っているときの顔
単行本3巻25話『ユク』でアシリパが見せた変顔がこれです。杉元・アシリパ・白石の3人は仕留めた鹿を食べながら酒を飲んでいました。まだチタタプが残っているにも関わらずお腹がいっぱいだと杉元が言うと、アシリパはなぜか白石をビンタし、命に対して責任を取ることについて熱く語りました。それに対し、杉元が「俺が死んだら・・・」と尋ねると、酔ったアシリパは泣き上戸になりこう答えました。
【ゴールデンカムイ】アシリパさん見ないでに対する世間での評判や人気
「アシリパさん見ないで」と言われたにも関わらず、指の間から目を見開いて見つめるアシリパの姿に笑わされたという声が多く見られました。ゴールデンカムイには数々のギャグシーンがありますが、「アシリパさん見ないで」は読者の間では迷セリフの筆頭に上がるほど有名なシーンのようです。
ゴールデンカムイの登場人物の中でも最強格の杉元が「アシリパさん見ないで」と恥ずかしがるところがなんとも可愛らしいと言う意見もありました。杉元といえば”強いのに可愛いものが好き”などギャップのあるキャラクターとして知られています。「アシリパさん見ないで」も、ギャップを感じさせるセリフとしてファンの間では人気があるようです。
アニメでは原作のセリフやシーンがカットされてしまうことはしばしばあります。ゴールデンカムイも例外ではありません。「アシリパさん見ないで」もその一つです。原作を愛するファンからは、いいシーンやセリフ、そこに至るまでの経緯をカットせずに描写してほしいという声があがっています。特に「アシリパさん見ないで」は、杉元の声優である小林親弘(こばやしちかひろ)さんの声で聞けることを期待していたファンが多かったようです。
【ゴールデンカムイ】アシリパさん見ないでは面白いと話題だった
いかかでしょうか。ゴールデンカムイは名シーン・名セリフと共に迷シーン・迷セリフも多い作品として知られています。特に「アシリパさん見ないで」は数あるギャグの中でも面白いセリフとして人気が高いようです。SNS上では「アニメでも聞きたかった」と言う声が溢れていることから、いかにこのシーンが愛されているかが読み取れます。ゴールデンカムイを読む際は、ぜひアシリパの生み出すギャグを堪能してみてください。
この記事のライター
HAYASHI*M
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