【炎炎ノ消防隊】一柱目の正体やアイリスに似ている理由は？居場所についても

『炎炎ノ消防隊』の世界には、「一柱目」と呼ばれる謎の少女が存在しています。一柱目の少女はアドラリンクを通して、主人公のシンラなどアドラバーストを持つ人間の精神を操ることが可能です。一柱目は天使に近い存在とも言われています。ここでは『炎炎ノ消防隊』に登場する一柱目を紹介していきましょう。

『炎炎ノ消防隊』の世界には「柱」と呼ばれる能力者がいます。柱とは「アドラバースト」と呼ばれる特別な力を持った能力者で、第四世代能力者とも呼ばれる存在です。柱はこの世に8人存在するとされており、伝導者一派は8人の柱を集めるという目的の元、行動しています。一柱目の少女はすでに見つかっており、その姿がアイリスに似ていることは判明していますが、その正体については謎に包まれています。

『炎炎ノ消防隊』とは、『週刊少年マガジン』で連載されていた人気漫画です。バトルやダークファンタジー、SFなどの要素を融合させた作品で、独特の世界観や言葉選びが特徴の作品となっています。『炎炎ノ消防隊』は全34巻で完結しており、累計発行部数は2000万部を突破するヒット作品です。原作のヒットを受けて、2019年と2020年にアニメが放送されました。

人が突然発火し、炎の怪物と化す「焔ビト」という現象に世界は恐怖していました。焔ビトが起こす脅威に対抗するために、東京皇国では特殊消防隊と呼ばれる組織が結成され、焔ビト化の原因究明や人々の安全を守る活動を行っていました。ヒーローに憧れる少年シンラは、第8特殊消防隊に入隊し、新人消防官として仲間とともに訓練に励み、消防官としての活動を行うことになります。普段は明るいシンラですが、実は過去に焔ビトに関連した火事で母と弟を失っていたのでした。

『炎炎ノ消防隊』に登場する「一柱目」と呼ばれる少女は、その名前すら明らかにされていません。ここでは『炎炎ノ消防隊』の一柱目の正体について、作中で明らかにされた情報をもとに考察していきましょう。

『炎炎ノ消防隊』の一柱目はシンラに取り憑いたことがありますが、その際に「人間なんて全部燃やしてしまえ」と言っています。そのため、一柱目は人間に対して恨みを抱いている可能性があります。そもそも、東京皇国を支えている火力発電所アマテラスのエネルギー源はアドラバーストです。一柱目はアドラバーストを供給するための生贄にされ、アマテラスの中に居る可能性があるため、それが事実であれば人間のことを恨むのも無理はないと言われています。

『炎炎ノ消防隊』の中華半島上陸作戦でシンラ達は御神体を発見しています。その御神体は東京皇国にあるアマテラスによく似ていました。さらに御神体の中には人がおり、人間のアドラバーストを使ってエネルギーを供給していたことから、アマテラスも同じ構造をしており、中に人がいるのではないかと考察されています。

『炎炎ノ消防隊』では、一柱目がアドラバーストを持つ者に取り憑くシーンがあります。作中では、シンラが中華半島に上陸した際に、一柱目に取り憑かれて暴走してしまいました。一柱目はシンラに対して「母親に会わせてやる」と言い、シンラを騙す形でアドラリンクさせることに成功しました。

『炎炎ノ消防隊』の主人公であるシンラは、物語の中で東京皇国を支えている巨大発電所アマテラスの夢を見ています。さらに、アマテラスの夢の中には一柱目が現れ、シンラには彼女が怒りや悲しみなどの感情を抱いていることがわかりました。このように、アマテラスと一柱目には何らかの関係があることが示唆されています。

『炎炎ノ消防隊』に登場する第4特殊消防隊の大隊長である蒼一郎・アーグは、かつてアドラバーストに触れたことがあります。アーグ大隊長はアドラリンクによってアドラバーストに触れた時のことを「私が見た光こそ神の光」のようだと語り、「その天使に会ってみたい」と語っていました。この言葉が事実だとすると、アドラバーストを持つ者の中に天使がおり、この天使は一柱目を指している可能性があります。

『炎炎ノ消防隊』に登場する一柱目は、第8特殊消防隊に所属しているアイリスに似ています。正体不明の一柱目と無能力者であるアイリスは一見して無関係と考えられていましたが、実際には2人の間には特別な関係がありました。ここでは『炎炎ノ消防隊』の一柱目とアイリスの関係や、2人が似ている理由について解説していきましょう。

一柱目がアイリスに似ているのは、アイリスがドッペルゲンガーであるためです。修道院でプリンセス火華とシスタースミレが戦っている際に、スミレは「自覚のない8人目の柱は一柱目のドッペルゲンガー」と言っていました。また、それを聞いたプリンセス火華も「そんな、アイリスが」と驚いた様子を見せていました。このような理由から、一柱目とアイリスが似ているのは、アイリスが一柱目のドッペルゲンガーという関係であるためだと言われています。

『炎炎ノ消防隊』のアイリスが8人目の柱であると言われる理由として、作中でさまざまな伏線が張られていたことが挙げられます。ここではアイリスの正体が8人目の柱だと言われる伏線を紹介していきましょう。

アーサーと屠り人であるドラゴンが戦った際に、ドラゴンの圧倒的な強さにアーサーがぼろ負けします。そして飽きたドラゴンがブレスを放つのですが、アイリスが祈りを捧げていたため、全員無事でした。それを見たドラゴンは、「あれは加護か……」と呟いています。「加護」とは伝導者から受ける力のことで、アドラバーストを持つ者にしか反映されません。そのため、アイリスが8人目の柱である可能性が高いです。

前述のドラゴンのブレスが無効化された後、白装束に対してハウメアが「柱以外全員殺せ」と命令を出します。この口ぶりから、第8特殊消防隊の中に柱がいることは確かです。その後もハウメアは「今日で柱も全員揃った」というようなセリフを口にしているため、先に紹介したエピソードからもアイリスが柱である可能性が高いです。

シスター炭隷は250年前からアドラバーストなどの研究を行っていました。アイリスや火華が修道院にいた頃、食事にアドラの蟲を混ぜ、一柱目のドッペルゲンガーである8人目の柱を探していました。そしてついに柱を見つけたため、そこで研究を辞めて、アイリスと能力に覚醒していた火華以外の全員を殺したのです。この時点で2人のどちらかが柱であることがわかりますが、火華は自分ではないことをわかっているため、やはりアイリスが柱である可能性が高いです。

ラフルス1世に攻撃しようとしたシンラですが、リヒトから周囲にも被害が出る可能性があると言われ、躊躇います。その様子を見ていたアイリスが祈りを捧げると、途端にアドラの炎が燃え立ち、皆の身体が加護の光に包まれました。その様子を見たリヒトは、それがドラゴンブレスを防いだ奇跡だということに気づきました。そしてシンラも、「シスターが八柱目に目覚めた……」というセリフを呟いています。

『炎炎ノ消防隊』の一柱目の居場所ははっきりとは分かっていません。アーグ大隊長によると一柱目は天使の可能性があり、アドラリンクを通してアドラバーストを持つ人間に干渉できることから、その居場所は現世ではないとも言われています。ここでは『炎炎ノ消防隊』の一柱目の居場所について考察していきましょう。

一柱目の居場所はアドラの世界である可能性があります。アドラの世界とは、シンラ達がいる現世とは別の異世界のことです。アドラの世界には伝導者やドッペルゲンガーが存在しています。また、ヨナや蟲もアドラからやってきました。

一柱目の居場所は東京皇国にある巨大火力発電所・アマテラスの中である可能性があります。シンラが見た夢の中では、一柱目はアマテラスの中に居ました。このような意味深な夢のシーンが描かれていたため、一柱目の居場所はアマテラスの中という説があります。

『炎炎ノ消防隊』を読んでいる人の中には、ハウメアがアイリスが柱だと知っているのか疑問に感じている人もいました。しかしハウメアの台詞から、柱がアイリスのことを指しているということは確かです。

アニメの『炎炎ノ消防隊』を見ていた人の中には、アイリスと一柱目の声優が同じだったことから何らかの関係があると考察している人もいました。一柱目の声優は明らかにされていませんが、声を聞いて同じ声優だと判断したようです。

「柱の呼び方が一柱目、二柱目というように生贄感があって良い」というコメントもありました。「柱」は神様の呼び方でもありますが、生贄を指す呼び方でもあるため、意味深です。

『炎炎ノ消防隊』に登場する一柱目は、人間を憎みシンラを操っていますが、天使とも呼ばれています。また、アイリスがドッペルゲンガーであることが判明していますが、謎となっている部分も多いです。一柱目の少女が気になった人は、ぜひ『炎炎ノ消防隊』をチェックしてみてください。