【炎炎ノ消防隊】アーサー・ボイルは死亡していなかった？復活した理由とは？

『炎炎ノ消防隊』のアーサー・ボイルは第三世代能力者で、二等消防官です。主人公のシンラとは訓練校の同期で、同じ第8特殊消防隊に所属しています。アーサーは利き手が分からなくなるほどのおバカなキャラですが、勘が鋭く戦闘能力も高いです。シンラがヒーローに憧れているように、アーサーは騎士に憧れています。しかしシンラとは仲が悪いです。

『炎炎ノ消防隊』は大久保篤による漫画作品です。「週刊少年マガジン」にて2015年～2022年まで連載されました。炎の怪物である焔ビトと戦う特殊消防隊の活躍が描かれており、サスペンスやバトルアクションが盛り込まれている大人気作品です。『炎炎ノ消防隊』はアニメ化もされており、第1期、第2期が放送されました。アニメでの炎やバトルシーンは迫力があります。第3期のアニメ化も発表され、『炎炎ノ消防隊』は連載が終了しても、ますます盛り上がっています。

謎の人体発火現象が起こり、世界は炎に包まれた焔ビトと呼ばれる存在に怯え、炎や焔ビトから人々を守るため「特殊消防隊」が結成されました。『炎炎ノ消防隊』の主人公のシンラは、ヒーローに憧れており、幼い頃に火事で母親と弟は死亡してしまいます。シンラは火事の時に犯人らしき人物を見ていたのですが、周りは火事はシンラの仕業だと思っていました。しかし実は母親と弟は死亡していなかったのです。やがてシンラは第8特殊消防隊に配属され、焔ビトと戦い、火事の真相を突き止めていきます。

シンラのライバルであるアーサー・ボイルは、ドラゴンとの戦いで死亡したのではと思われるシーンがありました。アーサーは死亡したのでしょうか。しかし戦った後、見事に復活しているのです。それはなぜでしょうか。アーサーが復活しているシーンを見て、ファンは喜んだことでしょう。ドラゴンとの戦いから、アーサーが復活するまでの経緯を解説していきます。

消防隊にとって、ドラゴンは最強の敵です。そんなドラゴンと戦ったアーサーも、ただでは済みませんでした。二人の戦いは激しく、地球を飛び出しました。ドラゴンとの戦いでアーサーは死亡したのか、そして戦いが終わった後はどうなったのでしょうか。

アーサーは、ドラゴンと2回戦っています。ドラゴンは、特殊消防隊の敵である伝道者一派の一員で屠り人（ほふりびと）です。屠り人とは、伝道者一派の矛として戦闘を行う人物です。戦闘能力は非常に高く、能力者を一瞬で倒してしまいます。そんな戦闘能力の高いドラゴンとアーサーは戦い、1度目の戦いでは惨敗しました。そして再びアーサーは、ドラゴンに挑んだのです。

エクスカリバーを手にし、1度目はドラゴンに惨敗したアーサーですが、今回はドラゴンに傷を与えました。二人の激しい戦いは、地球を飛び出し宇宙へと移動します。ドラゴンはアーサーを月に連れて行ったため、アーサーは酸欠になり、意識を失いかけます。その時アーサーは「星の指輪」を装備し、呼吸も戻りました。そして再び立ち上がり戦います。

宇宙へと場所を変え、アーサーとドラゴンは激しく戦います。アーサーはボロボロになりながらも、ドラゴンへの攻撃をやめません。お互いに深手を負い、アーサーは「死ノ覚悟」を決心します。アーサーは剣を構え、ドラゴンもドラゴン砲を放ちます。アーサーは左腕と下半身を失いますが、「紫電地球割り」を繰り出し、ドラゴンを倒しました。ドラゴンは宇宙に散り、アーサーは力尽き、後は全てをシンラに託すのでした。

左腕と下半身を失い、アーサーは死亡したと誰もが思ったことでしょう。しかしアーサーは死亡しておらず、生存していたことが分かりました。それが判明したのは第292話です。地球に光が走り、アーサーが勝利したことを確信し、特殊消防隊のメンバーは喜びます。しかしアーサーが生きて無事に帰って来るかが心配でした。アーサーは宇宙空間で漂います。

宇宙に漂っていたアーサーは、ハウメアに怒りをぶつけていたシンラに、光で頭を叩きます。シンラはそこで正気に戻りました。アーサーはドラゴンとの戦いで左腕と下半身を失っていたはずですが、体は元に戻っており、見事に復活していました。おそらく宇宙空間を漂っている時に、イメージしたものを現実に変えて、体も元通りに復活したのだと思われます。

見事に復活したアーサー・ボイルはシンラを正気に戻し、希望を持たせることができました。ここからはアーサーの過去や家族について解説していきます。アーサーは家族と離ればなれになっていました。アーサーの家族は死亡しているのでしょうか。また父親の正体も明らかになりました。

アーサーは、両親に捨てられた過去があります。アーサーの両親は飲食店を経営していましたが、食中毒を起こしてしまい、その後に火事でお店が燃えてしまいました。負債を抱えたアーサーの両親は、ネザー（東京皇国の地下）に逃げて、そこで暮らすことに決めました。しかしネザーはとても危険な場所で、幼いアーサーを連れて行くわけにはいきませんでした。そしてアーサーの両親は手紙を残し、アーサーの前からいなくなってしまったのです。しかしアーサー自身は、両親に捨てられたとは思っていませんでした。

アーサーはネザーで、行方不明になっていた両親と再会を果たします。アーサーの両親は、世界を救う活動をしているレジスタンスだと告白します。そしてアーサーの父親は、自分は予言者だとも言っていました。母親は、そんな父親の妄想に付き合っているそうです。しかしアーサーの両親は、聖陽教が人々を騙していること、そして伝道者のことも知っていました。ヴァルカンはなぜそんな事を知っているのかと驚愕しますが、父親の答えは予言者だからでした。そしてアーサーがネザーに来ることも分かっていたようです。

驚くことがもう一つありました。アーサーには、弟や妹がいたのです。ネザーには子供を連れて行けないからアーサーを置いて行ったのにとアーサーの両親に抗議するユウでしたが、肝心のアーサーは聞いていませんでした。ドラゴンとの戦いで折れてしまったエクスカリバーを新調するため、素材となるオリハルコンをアーサーは探していたのですが、それを父親が持っていたのです。目の前にあるオリハルコンに夢中になり、アーサーはユウの話を聞いていなかったのです。

『炎炎ノ消防隊』は登場人物が多いため、出演声優もとても多いです。アニメでアーサー・ボイルを演じた声優も、主演を務めたり、声優アワードでは新人男優賞を受賞されている実力者です。アーサーを演じた声優は、どんな方なのでしょうか。プロフィールと出演作品を紹介します。

アーサーを演じた声優は、小林祐介さんです。小林さんは3歳～10歳までイギリスに住んでいた帰国子女です。しかし英語はあまり話せないそうです。大学卒業後は大手電気メーカーに就職しましたが、物足りなさを感じて休日に歌のレッスンを受けていました。講師に背中を押され会社を退職し、アミューズメントメディア総合学院に入学します。卒業後は、ゆーりんプロに所属しています。『炎炎ノ消防隊』に出演する声優は、とても仲がいいそうです。アドリブも多く、ギャグのシーンはみんなで笑っていたそうです。

アーサー・ボイルはちょっとおバカなところがありますが、戦闘能力はとても高く、戦うシーンは迫力があります。またシンラとのコンビが好きという方もいました。アーサーはとても人気があるキャラで、検索で「アーサー死亡」という文字を見てショックを受けている方がとても多かったです。

アーサーとドラゴンとの戦いは非常に激しく、アーサーは下半身を砕かれてしまいました。ドラゴンを倒しましたが、アーサーも力尽きてしまいます。アーサーは死亡したと多くのファンが思ったことでしょう。先に「アーサー死亡」という文字を見てしまうと、続きを知るのが怖くなってしまうのも無理はありません。

ドラゴンは能力者でさえ一瞬で倒してしまうほどの実力者です。しかもアーサーは、一度目はドラゴンに歯が立ちませんでした。アーサーはボロボロになりながらも決して諦めず、ついにドラゴンを倒しました。死亡したと思われていたアーサーですが、見事に復活しています。

アーサーが好きな方は多く、「死亡」という文字を見て、ショックを受けたという意見がとても多かったです。大好きなキャラが死亡してしまうのは悲しく、真相を知るのが怖くなってしまいます。しかしアーサーは死亡しておらず、最後はハッピーエンドとなり、安堵したことでしょう。

アーサー・ボイルはドラゴンの攻撃により、左腕と下半身が砕かれるシーンがありました。このシーンで、アーサーが死亡すると思った方は多かったことでしょう。しかも後はシンラに託して宇宙を漂います。しかしアーサーは死亡しておらず、体も元に戻り、見事に復活しました。アーサーが宇宙からシンラに声を掛けなければ、シンラや地球はどうなっていたか分かりません。そして何よりアーサーが死亡していなかったことに、喜んだファンは多かったことでしょう。