【炎炎ノ消防隊】ジョーカーは過去に聖陽教会の暗殺部隊にいた？正体についても

ジョーカーとはマンガ作品『炎炎ノ消防隊』に登場するキャラです。ジョーカーは黒づくめの服装かつ片目を隠すというまさに悪役の恰好をしており、ヴィクトルリヒトと行動を共にしています。目的のために時折特殊消防隊員と戦うこともあり、その際にトランプに因んだ炎・煙の能力を扱うことからジョーカーという異名が付けられたのです。またジョーカーは主人公・シンラのいる第8特殊消防隊と利害が一致した時に共闘したことがあります。

『炎炎ノ消防隊』は2015年～2022年までの間『週刊少年マガジン』で連載されていたバトルマンガ作品を指します。炎の怪異として人類を襲う「焔（ほむら）ビト」の脅威を食い止めるために奮闘する特殊消防隊達の活躍がかっこよくて面白いと大きな話題を呼びました。単行本世界累計発行部数は現時点で2000万部を突破し、かつテレビアニメ作品の第3期が制作決定となるなど今なおファンの間で高く支持されています。

太陽暦佰九拾八年の東京皇国にて、突如として広まった人体発火現象から生まれた怪異の焔ビトが出現し、多くの人間が犠牲となりました。人類存続かつ人体発火現象の秘密を探るべく、焔ビトに唯一対抗できる組織「特殊消防隊」を結成しました。本作の主人公・シンラは火事で家族を失った悲しみを力に変え、第8特殊消防隊に入隊して戦うことを決意しました。果たしてシンラ達は人体発火現象の謎に辿りつけるのでしょうか。

『炎炎ノ消防隊』に登場するジョーカーは過去に聖陽教の暗殺部隊にいたことが明らかになっています。そこで以下の項目ではジョーカーが聖陽教暗殺部隊所属だったことだけでなく、バーンズとの関係性や組織を抜けた後のことについても詳しくまとめていきます。

ジョーカーは過去に聖陽教が身寄りのない子供を育成して作り上げた暗殺部隊に所属していました。その名前を「聖陽の影」といい、聖陽教にとって都合の悪い存在を消すことに用いられてきました。またこの組織では構成員は人間扱いされておらず、ジョーカー自身も52（ファイブツー）と呼ばれていました。

第1特殊消防隊に所属するバーンズは、過去に聖陽教の表と裏を繋ぐ橋渡し役を担っていました。それ故にバーンズとジョーカーは顔見知り関係にあります。またアマテラスの中で焔ビトが発生した際にジョーカーとバーンズが事態の鎮静化を行っていた途中で異界アドラを目撃し、2人とも片目を失ってしまったのです。その後2人はそれぞれ失った目の方に眼帯を付けるようになったのです。

鬼の焔ビトの襲撃により皇国が混乱状態に陥った際に、ジョーカーは聖陽の影を抜け出すことに成功しました。これにより平和な人生を送れると思っていたジョーカーでしたが、自身を助けてくれた家族が聖陽の影により殺されたことを知り、影の世界でしか生きられないことを悟りました。このことがキッカケでジョーカーは、どんな手段を使ってもこの世の心理を暴こうするダークヒーローになろうと決意したのです。

『炎炎ノ消防隊』に登場するジョーカーの正体や目的はストーリーが進むにつれて明らかになっていきました。そこで以下の項目ではジョーカーの正体が敵か味方や活動目的だけでなく、ジョーカーの強さや作中キャラのリヒト、紅丸との関係性についても詳しく解説します。

結論を言うと『炎炎ノ消防隊』のジョーカーの正体は、敵でもあり味方でもあります。なぜかというとジョーカーは暗殺組織で過酷な幼少期を過ごす中でこの世の中はどこかおかしいと気が付くようになり、焔人の灰を使った違法な実験を行いつつも着実に人体発火現象の謎に迫っていたのです。そのため同じ目的を持っている第8特殊消防隊がピンチに陥った際には、ジョーカー自らが加勢するシーンが存在します。

先述した通りジョーカーの活動目的は、この世界の一番の謎である人体発火現象の真相を暴くことです。暗殺組織脱退後に単独行動では目的達成が難しいと感じたジョーカーは、同じ志を持っているヴィクトルリヒトと協力し、違法実験を進めることを決意します。

ジョーカーは皇王庁に乗り込んだ際に聖陽の影の隊長と対戦し、圧倒的強さの前に全く歯が立たなかったことからジョーカーは死亡したのではないかと考えられていました。しかしジョーカーは死亡するどころか、幻覚剤入りのタバコで聖陽の影の隊長を惑わせている内に利き腕を切断し、見事勝利したのです。

ジョーカーの戦闘能力は作中キャラの中でもかなり高く、トランプに因んだ火炎攻撃で様々な敵を撃破してきました。また高い実力を有するシンラや伝導者一派に対しても軽々と勝利し、かつ聖陽の影の隊長にも巧みな戦術で勝利していることから腕っぷしの強さだけでなく、頭脳プレーにも長けていると推察できます。

ヴィクトルリヒトとは、第8特殊消防隊に派遣されてきた科学捜査官を指します。2人の立場は真反対にありましたが、人体発火現象の真相を暴きたいという想いが両者を結び付けたのです。またヴィクトルリヒトはスパイとして第8特殊消防隊にやってきたことが明らかになりました。

新門紅丸とは、第7特殊消防隊の大隊長を務める人物を指します。新門紅丸と指名手配中のジョーカーが共闘する理由ですが、過去にジョーカーから聖陽教を潰さないかと誘われたことがキッカケとなり、共に力を合わせる関係性を築いたと判明しています。

テレビアニメ『炎炎ノ消防隊』では数々の人気声優が出演し、担当キャラを演じていました。そこで以下の項目ではアニメ版『炎炎ノ消防隊』にてジョーカー役を演じた声優に関する基本プロフィール情報だけでなく、代表出演作品情報についても詳しく解説します。

アニメ版『炎炎ノ消防隊』でジョーカー役を演じた声優は、津田健次郎さんです。津田健次郎さんは1995年から声優として活動しており、ダンディーな魅力が特徴の声質を持っていることで過去に多くの人気作品にて声優キャストとして抜擢されました。また声質だけでなく容姿もかっこいいため、近年テレビドラマへの出演も増えています。代表出演作品として『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』、『ゴールデンカムイ』などが存在します。

『炎炎ノ消防隊』に登場するジョーカーは、暗殺組織にて過酷な過去を経験しています。そこで以下の項目ではジョーカーの過去に関する世間での評判だけでなく、どういった人気の理由が存在するのかについてツイッター上の『炎炎ノ消防隊』ファンの意見を参考にしながら詳しく解説します。

ジョーカーの過去に関する世間での評判は「読者側も辛くなってくる」ことです。ジョーカーは聖陽の影にとって暗殺の道具に過ぎないため、人間扱いをされていないシーンが多々挿入されています。それ故にジョーカーの辛い過去に胸を痛める『炎炎ノ消防隊』ファンが多いです。

ジョーカーの過去に人気が集まる理由は「ダークヒーローとして活躍する理由を垣間見れる」ことです。影の世界でしか生きられないと悟ったジョーカーは、裏社会での人脈を広げ犯罪に手を染めつつも自身の正義のために戦うことを決意したのです。それ故にジョーカーの生き様に惚れる『炎炎ノ消防隊』ファンが多いです。

本記事では『炎炎ノ消防隊』に登場するジョーカーの過去について紹介してきました。ジョーカーは過去に聖陽教の暗殺部隊である聖陽の影に所属しており、過酷な環境に耐えてきました。組織を抜けた後は、あらゆる手段を用いて人体発火現象の真相を暴こうと暗躍しました。ストーリーは完結しましたが、ジョーカーの過去について再確認したい方は単行本等を読み返してみてはいかがでしょうか。