【ドラゴンボール】ブロリーの戦闘力は驚異的?強さや活躍をまとめて紹介
『ドラゴンボール』の劇場版オリジナルキャラで抜群の人気と戦闘力を誇る伝説の超サイヤ人ブロリーについて考察します。今までに4度も劇場版に出演し、悟空やベジータをも凌駕する戦闘力の持ち主であるブロリーの強さや活躍を紹介していきます。
ブロリーは伝説の超サイヤ人
『ドラゴンボール』劇場版の11作品目から登場したブロリーは、伝説の超サイヤ人としてデビューしました。主人公の孫悟空やベジータと同じ純粋なサイヤ人であるだけでなく、他のサイヤ人を圧倒するだけの力を持つ”伝説の”超サイヤ人というキャラクターです。悟空もベジータも超サイヤ人となって『ドラゴンボール』内で活躍していますが、ブロリーは伝説の超サイヤ人といわれるだけあって、初登場の赤ちゃんの時から格の違いを見せつけます。彼は一体どんな人物なのか、まずはプロフィールから考察していきましょう。
ブロリーのプロフィール
- 名前:ブロリー
- 種族:サイヤ人
- 出身星:惑星ベジータ
- 父親:パラガス
- 声優:島田敏
ブロリーは「ドラゴンボールZ」版の映画3作品と「ドラゴンボール超」版の映画1作品で各種の違いがあります。身長や体重などの詳細は不明ですが、ブロリーが登場する最新作『ドラゴンボール超 ブロリー』では年齢・性格・服装などの設定が一新されています。また伝説の超サイヤ人という設定がなくなっていることは特筆すべき相違点として挙げられるでしょう。最新作は別世界のドラゴンボールの物語といえるものです。そこで以下に紹介するブロリーのプロフィールは「Z」版と「超」版で共通する部分を記しています。
ドラゴンボールの概要
漫画家の鳥山明が描いた『ドラゴンボール』は日本のみならず全世界で人気の冒険アクションバトル漫画です。週刊少年ジャンプ1984年51号〜1995年25号までの連載で全519話、コミックス42巻(完全版34巻)で完結しました。コミックスだけでなくテレビアニメや劇場版映画でも人気を博し、ゲーム作品などでも注目の的です。全世界でも大人気コンテンツとして知られいて、総売り上げ額は2兆6000億円に達し、原作漫画が完結している今も新作が望まれる作品です。
ドラゴンボールのあらすじ
7つすべて揃えるとどんな願いも1つだけ叶えられるという「ドラゴンボール」を集めるため、世界中を旅する少女ブルマと山奥に住む少年孫悟空の出会いから始まる冒険譚は、やがて世界の明暗を分けるピッコロ大魔王との戦いへと進んでいきます。さらには宇宙の帝王や魔人といった宇宙を滅亡させるほどの強敵との戦いにまで発展していくのでした。純真で天真爛漫でただ強さを求める悟空にとっては危険な相手との死闘すら楽しんでしまう能天気さがあります。そんな悟空と仲間たちによって、宇宙は平穏を取り戻します。
ブロリーの戦闘力や強さ
ブロリーの戦闘力の数値や強さはいったいどれほどのものでしょう。ドラゴンボールでおなじみのスカウターによる戦闘力の計測は『ドラゴンボール超 ブロリー』で数度行わましたが、計測できる数値の上限を振り切ったため数値は不明でした。どの作品でも悟空やベジータなどとの戦闘シーンを見る限り、彼らを凌駕した戦闘力と強さを持っていることは明白です。ドラゴンボールという作品ならば戦闘力や強さがどれくらいなのかは気になるところではあります。ここではブロリーの戦闘力と強さを具体的に考察してみましょう。
ブロリーの戦闘力の数値は?
劇中でブロリーの戦闘力の数値が判明しているのは産まれた直後のもので、1万以上だということだけです。のちに公式(Vジャンプ)でブロリーの戦闘力は14億と発表されたという情報もありますが、戦闘力の数値を発表した事実は確認されていません。具体的な戦闘力の数値は不明ですが、確実なのは「最強のサイヤ人である」という設定です。したがって悟空やベジータがどれだけ戦闘力が上がり、強くなったとしても、必ずその強さを上回る存在として立ちはだかるのがブロリーだということは確実なことのようです。
ブロリーの強さ
ブロリーの強さは圧倒的な戦闘力を潜在的に持っていたことに起因し、悟空たちを凌駕するだけのものであることは一目瞭然です。事実、劇中では1対1の戦いでブロリーに対抗できるだけの強さを持つ存在は皆無でした。悟空たちが力を合わせ隙を突く形で攻撃を喰らわすことで、かろうじてブロリーを倒すことに成功しています。伝説の超サイヤ人、ブロリーを1体1で戦って倒すことができる存在は今後もサイヤ人の中から出てくることはないのかもしれません。それでも悟空はブロリーとの再戦を望み、映画で戦うことでしょう。
ブロリーとジレンの強さを比較
ブロリー並の強さを持つのではと思われるのが『ドラゴンボール超』に登場するジレンです。「力の大会」で悟空たち第7宇宙の最大の敵だったのが第11宇宙のジレンでした。悟空やベジータの超サイヤ人ブルーよりも強かった点ではブロリーと同じです。ブロリーとジレンが戦った場合、どちらが強いかはドラゴンボールファンの気になることの1つでしょう。悟空とベジータならその強さを比較できるのでしょうが、それに言及したことはありません。映像を見る限りではブロリーとジレンは同格の強さと捉えられるでしょう。
ブロリーと悟空(身勝手)の強さを比較
ジレンの強さが同格のものだとしたら、ブロリーは「身勝手の極意」の悟空に対しても互角以上に戦うことができるでしょう。しかし身勝手の極意では、体が無意識で自然と動く境地なのでブロリーの力任せの攻撃が通用しない可能性はあります。ただし「力の大会」以降、悟空は身勝手の極意を使うことができていません。完全に会得しているのなら『ドラゴンボール超 ブロリー』の作中でも身勝手の極意で戦ったかもしれませんが、今後劇場版映画で身勝手の極意の悟空とブロリーが戦うことはないかもしれません。
ブロリーの映画での活躍
ブロリーは『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボール超』の劇場版映画でのみ登場するキャラクターです。しかし劇場版映画でのみ出演するライバルキャラとしては4作品も製作されるほどの人気キャラクターであることは間違いありません。ここからはブロリーの出演する作品のうち『ドラゴンボールZ』版の3作品を振り返って、彼の人気の秘密を探ることにしましょう。悟空の最強の敵ともいえるブロリーは作中でどんな活躍をしているのでしょうか。
映画での活躍①燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦
『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』はブロリーのデビュー作にあたり、伝説の超サイヤ人として圧倒的な強さと存在感を印象付けた作品となりました。また『ドラゴンボールZ』では初の長編劇場作品としても知られています。本作ではブロリーが悟空と同じ日に生まれ、悟空の泣き声で泣かされたことに対する怒りがあったこと、それによって制御が効かないほど激昂して伝説の超サイヤ人となることが判明しました。南の銀河を壊滅させてしまう伝説の超サイヤ人の戦闘力はブロリーの恐ろしさを如実に物語っています。
映画での活躍②危険なふたり!超戦士はねむれない
前作で悟空に倒されたと思われていたブロリーがかろうじて生き残り、悟空を倒す目的で地球にやってくるのが本作『危険なふたり!超戦士はねむれない』です。序盤では悟空との戦いでブロリーのダメージが大きく、回復まで7年かかっていました。この7年の間に悟空はセルとの戦いで死亡し、息子の悟飯も高校生になっています。悟飯の弟、悟天が登場しますが、悟空そっくりの泣き声や容姿によってブロリーの怒りは頂点に達してしまいました。前作よりもパワーアップしたブロリーを倒すために悟飯が奮戦します。
映画での活躍③戦士撃破!!勝つのはオレだ
2作目で完全決着がついて、ブロリーは死亡しているのですが本作『戦士撃破!!勝つのはオレだ』ではクローン技術によってバイオブロリーとして登場します。バイオブロリーに立ち向かうのは悟天とトランクス、そして人造人間18等の3人でした。不完全な状態で外部に出てきたため、ブロリーというより怪物化した姿で悟天たちと戦います。外見は不完全でもその強さは本物で、悟天たちを苦しめました。最終的には弱点を発見され、それによって完全に消滅することになります。
ブロリーの性格
ブロリーの基本的な性格は「ドラゴンボールZ」版と「ドラゴンボール超」版では大きく違います。どちらのブロリーも序盤ではおとなしい性格のように描写されていますが「Z」版のブロリーは完全にコントロール制御されているためにおとなしく見えてるものの、本来の性格は残忍で凶暴なものです。それに対して「超」版のブロリーも制御されてはいますが、それは暴走を抑制するものであって、普段の性格はサイヤ人らしからぬ穏やかなものでした。ただしどちらのブロリーも激昂すると暴走することに変わりはないようです。
ブロリーの本来の性格はおとなしい?
前述のようにブロリーの性格は、怒りによって激昂して超サイヤ人化すると破壊衝動が表出てしまいますが、本来はおとなしい性格だと思われる描写があります。乳児の頃は戦闘力の数値が1万超にもかかわらず、ほぼ無力な悟空の泣き声に怯えてしまうシーンなど、本当のブロリーの性格が出ている典型例でしょう。特に「Z」版では制御下にあるか凶暴化しているかという極端な状況であったために本来の精神状態とはいえないブロリーしか見られません。その点「超」版のブロリーは本来の性格が随所に見られました。
ブロリーは制御装置で操作されていた?
「Z」版でも「超」版でも、ブロリーは制御装置を付けられていました。「Z」版では頭部・首・両腕に装着され、破壊衝動を押さえつけられています。これがなければ悟空と対峙しなくても暴れ回られてしまう恐れがあるからでした。ある意味拘束具といえるでしょう。一方の「超」版では、首に装着されるのみでした。こちらでは暴走を食い止めるためのフェイルセーフの意味合いがあります。どちらの制御装置も父であるパラガスがリモコンによって操作していましたが、最終的には制御に失敗してしまいました。
ブロリーは性格が映画によって違う?
「Z」版の3作と「超」版のブロリーでは明らかに性格が違うといってよいのかもしれません。根源的な部分では同じような本質を持っているのかもしれませんが、物語の背景にある育ち方の差異が性格に現れたといえるでしょう。「Z」版のブロリーは自らが父親を殺してしまいますが、「超」版では父親が殺されたことで激昂します。この違いは「Z」版プロリーはサイヤ人の性格を先鋭化したもの、「超」版ブロリーはサイヤ人の交戦的な部分を押し留めたものという現れ方をしているのかもしれません。
ブロリーの声優
ブロリーの声を演じる声優は「Z」版、「超」版ともにベテラン声優の島田敏です。これは「Z」版の『戦士撃破!!勝つのはオレだ』に登場するバイオブロリーも同じく、島田敏が声優として演じていました。ブロリーを演じた島田敏とはどんな声優でしょう。長年、声優として活躍してきてブロリー役を演じ、さらには「超」版において久々にブロリーを演じた声優・島田敏にスポットを当て、どんな人物なのか探っていくことにします。
ブロリーの声優は「島田敏」
前述していますが、ブロリーを演じる声優は島田敏です。ベテラン声優として現在も活躍中で、アニメだけでなくテレビ番組のナレーターとしても毎日のように声を聞くことができます。なお『ドラゴンボール超 ブロリー』では25年ぶりのブロリー役となり、声優として演じた本人も再び同役を担当することになって驚いたとの話でした。しかし25年ぶりという年月を感じさせないほど見事に絶叫するブロリーを演じています。主人公・孫悟空役の超ベテラン声優である野沢雅子との戦いは、どちらも歳を感じさせない迫力のシーンとなっていました。
島田敏のプロフィール
- 名前:島田敏(しまだびん)※本名は同漢字で(しまださとし)
- 生年月日:1954年11月20日(68歳)
- 出身地:新潟県新潟市
- 学歴:大東文化大学 経済学部卒業
- 身長:164㎝
- 血液型:B型
- 職業:声優・俳優
- 所属事務所:青二プロダクション
- 愛称:敏ちゃん
若い頃は声優ではなく俳優志望だった島田敏ですが、語学のためにとアメリカ映画の『バルジ大作戦』の吹き替えを行う納谷悟朗と村越伊知郎の付き添いとして見学していたところ、突然の出演命令で初アフレコをすることになったとのことです。その後数回の洋画の吹き替えを経験したのちに、アニメ声優としてデビューすることになりました。ちなみに舞台の初出演はエドワード・オールビー原作の『アメリカの夢』の青年役です。
島田敏の主な出演作品
- 『宇宙魔神ダイケンゴー』(ユーゴー)
- 『ドラえもん』(ゴンザ他)
- 『伝説巨神イデオン』(ギャバリー・テクノ他)
- 『うる星やつら』(水乃小路飛麿)
- 『機動戦士Zガンダム』(パプテマス・シロッコ)
- 『北斗の拳』(ユダ/リーダー)
- 『ミスター味っ子』(坂田金吾)
- 『名探偵コナン』(脇坂重彦/金谷峰人)
- 『ちびまる子ちゃん』(さくら友蔵)
- 『ブルーロック』(不乱蔦宏俊)
- 『スターウォーズシリーズ』(ルーク・スカイウォーカー他)
島田敏は声優として幅広い役柄を演じています。少年から老人までの年齢を演じ分け、コミカルでひょうきんな役からシリアスな悪役までをも演じ分けられる、変幻自在ともいうべき声優です。アニメ以外にもゲームでの声優(ゲーム内の一般兵の役など)をこなしたり、特撮ヒーロー番組のアフレコでも活躍し、各作品の功労者として制作スタッフから尊敬されています。なおドラゴンボールシリーズでもブロリーの他に西の海王・ソンパラ・神様(2代目)・バビディ・カンパーリ・ディスポなどを演じていました。
ブロリーの戦闘力に対する世間での評判や人気
ここではブロリーの戦闘力についての評判や人気はどんなものなのか、実際の感想や意見を見ていくことにしてみましょう。劇場版にしか登場しないブロリーですが、強烈な印象を残しただけあって様々な声を探ることができました。
こちらの話はブロリーのデビュー作『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』における悟空への恨みに対する見解です。戦闘民族サイヤ人も地球人と同じく、生まれたばかりの記憶が深層意識内に刻み込まれているのだとしたら、納得できる考えた方といえるでしょう。まして伝説の超サイヤ人と呼ばれ、向かう所敵なしだと自覚しているなら、人生の一番初めに黒星をつけたのが自分の1/5000の数値しかない戦闘力の持ち主だったら消し去りたいと思うものかもしれません。これがベジータだとしてもそう考えて不思議はないでしょう。
ブロリー初登場時のタイミングはセルゲーム前であり、まだ悟飯が超サイヤ人にもなれていない頃でした。ドラゴンボールでは”あるある”として戦闘力の数値がインフレを起こしてしまいがちですが、絶妙なタイミングでブロリーが現れています。ブロリーが超サイヤ人3レベルとすれば、悟空たちはまだ見ぬセルを超えた魔人ブウ並の強さの相手と対戦していたことになります。力を合わせたとしても本来ならば倒せない相手だったのですから、ブロリーは余程運がない男なのでしょう。
前述のようにブロリーの戦闘力の数値は、生まれた時の1万超ということしか映画でも具体的には出てきていませんが、400垓となれば京の400万倍というとてつもない数値になっています。しかし劇中においてブロリーの戦闘力上昇の仕方は尋常ではないことが如実にわかる描写だったので、もし際限なく数値を計測できるスカウターがあったして、その数値の上昇の仕方を見たらどんでもないことになっているはずです。その結果として400垓を超えていたとしても驚愕しない人もいるでしょう。
ブロリーの戦闘力は高かった
改めて映画でのブロリーを考察してみると、その戦闘力は底なしの上昇力を持っていたことがわかりました。この先、劇場版映画でまたブロリーが活躍するときがあるかもしれません。今後ブロリーの戦闘力に見合うだけの力をつけた悟空やベジータの活躍を見たいと思うファンもいるでしょう。「Z」版の映画と違い、「超」版の『ブロリー』ではまたブロリーが活躍する機会があるような終わり方をしていました。今後のブロリー活躍に期待しましょう。
この記事のライター
zedafenrir
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