【名探偵コナン】ウォッカとジンの関係性とは？活躍や声優について調査

『名探偵コナン』に登場するウォッカは黒の組織に在籍するメンバーの1人で、1話目から登場しているキャラクターです。ジンと共に行動していることが多く、あらゆる乗り物を操縦できる腕を持つ一方で、時折人間臭い一面を持ち合わせています。ここでは、『名探偵コナン』の内容をおさらいしつつ、ウォッカの基本情報についてチェックしてみましょう。

ウォッカは黒の組織に在籍するメンバーで、ジンとペアを組んで行動していることがほとんどです。ウォッカという名前以外、ほとんどの情報が明かされていませんが、『そして人魚はいなくなった』の回に登場する参加者名簿に魚塚三郎の名前がありました。これはウォッカが名簿に記入した名前で、本名である可能性が考えられています。

黒の組織に在籍するメンバーは、お酒にまつわる名称をコードネームとして使用しています。ウォッカもお酒の一種で、原料に大麦やライ麦、じゃがいもなどから製造される種類です。ジンの原料もおよそ同じものを使用していることから、2人の関係性もコードネームから表れています。

『名探偵コナン』は週刊少年サンデーで1994年から連載が始まった推理漫画で、作者は青山剛昌です。1996年からはアニメ放映が開始し、1997年からは毎年4月に劇場版アニメも公開されています。同作は世界的人気も高く、2023年2月時点でコミックスの全世界累計発行部数は2億7000万部を突破しました。

日本警察の救世主とも呼ばれる高校生探偵工藤新一は、ある日幼馴染の毛利蘭とともに遊園地へ遊びに行きました。そこで新一は謎の組織の取引現場を目撃し、後を追うことにします。その先で、もう1人の仲間によって殴り倒されてしまい。口封じのために毒薬を飲まされてしまいました。その薬の副作用で体が幼児化してしまった新一は、「江戸川コナン」として蘭の父が経営する探偵事務所で居候し、黒の組織の陰謀を追うこととなります。

『名探偵コナン』に登場するウォッカは、作中ではジンと共に行動をしているシーンが多く見られます。ウォッカとジンはどのような関係性なのか、作中の活躍などからチェックしてみましょう。

ウォッカは、同じ黒の組織に在籍するジンのことを「兄貴」と呼んでいます。黒の組織内ではコードネームを持つ人物は対等になるため、本来であればウォッカとジンに明確な上下関係はありません。ウォッカの主な立ち回りは、ジンをサポートすることがほとんどですが、それ以上の関係性が今後見えてくる可能性も推測されます。

ウォッカは黒の組織に対しての忠誠心は随一で、組織のためならば徹底的に冷酷になれる性格の持ち主です。その一方で、他のメンバーと比べるとやや大雑把な性格が表現されたシーンが多く見られます。このような性格から、時折考えられないような油断やミスを繰り返していることから、ファンからは無能と呼ばれるようになりました。

前述したように、ウォッカは黒の組織内でも珍しい楽観的で大雑把な性格の持ち主です。この性格のせいで、コナンが黒の組織の正体を掴もうと張り巡らせた罠に引っかかりそうになります。あと一歩のところでジンに止められたため、罠にかかることはありませんでしたが、ウォッカの大雑把な性格のせいで黒の組織が危機に陥る可能性すらありました。

ウォッカは、『名探偵コナン』内にて車を運転しているシーンが見られます。主に運転している車はジンの愛車でもある「ポルシェ356A」です。ウォッカ自身が車を持っているシーンが見受けられませんが、「ポルシェ356A」が貴重な移動手段の一つになっていることに変わりはありません。

『名探偵コナン』内にて、ウォッカは印象に残る活躍を数多く残しています。実際の登場シーンなども踏まえた上で、どのような活躍を残しているのか実際にチェックしてみましょう。

ウォッカとジンは、『名探偵コナン』が連載開始された第1話目から登場しています。工藤新一の体が小さくなる原因となった薬を飲ませたのもこの2人組であることから、コナンにとってもウォッカとジンは因縁がある関係です。

黒の組織に在籍するウォッカは、劇場版『名探偵コナン』内でも数多く登場しています。劇場版『名探偵コナン』内でのウォッカはどのような活躍を残しているのか、一つずつチェックしてみましょう。

劇場版『名探偵コナン』第5作目にあたる『天国へのカウントダウン』でウォッカとジンは初登場を果たしました。彼らの目的は、黒の組織を裏切り機密データを盗み出した原佳明をこの世から消すことです。これ以外にも、かつて黒の組織に在籍していた灰原哀に関する情報も掴んでおり、一次的にウォッカとジンに追われる事態に陥りました。

劇場版『名探偵コナン』第13作目にあたる『漆黒の追跡者』はコナンと黒の組織の対決が描かれた作品です。作中では、劇場版で追加されたオリジナルのメンバーでもあるアイリッシュが登場しています。ウォッカは劇中で世界最強と名高い戦闘ヘリを操縦しました。タワー周辺を寸分の狂いも無く操縦していたことから、ウォッカの運転技術の高さがわかります。

劇場版『名探偵コナン』第20作目にあたる『純黒の悪夢』でも、コナンと黒の組織の対決が描かれています。劇中でのウォッカとジンは、黒の組織を裏切った人物を始末するために行動していました。実際に、裏切りの疑惑をかけられたバーボンとキールを始末しようとした際は、ウォッカが取り乱すシーンも見受けられます。冷酷なように見えて、仲間思いな一面があるのもウォッカの魅力です。

ウォッカは、劇場版『名探偵コナン』第26作目にあたる最新作『黒鉄の魚影』にも登場することが決定しています。今作もコナンと黒の組織との対決が描かれた作品になるため、ウォッカとジンを始めとする黒の組織の主要メンバーがどのような活躍を残すのか注目です。

ウォッカは一見すると冷酷なようで、大雑把で楽観的な性格の持ち主です。このような性格のウォッカはどのような声優が演じているのか、早速チェックしてみましょう。

アニメに登場するウォッカは、声優の立木文彦さんが演じています。立木文彦さんは1982年から活動している声優で、ナレーターとしても活躍しています。2018年に公開されたdTVオリジナルドラマ『銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-』では自身が声優を務めるキャラクター「長谷川泰三」役として出演も果たしました。

立木文彦さんは、日本のアニメやゲーム作品の声優やナレーター以外に、海外のアニメやドラマの吹き替えも数多く務めています。2022年には第16回声優アワードにて助演男優賞を受賞も果たしました。現在でも多くの作品に出演していることから、今後の活躍も注目できる実力を持つ声優です。

黒の組織では、基本的にコードネームがある人物に関してはその名前で呼ぶ必要があります。それにもかかわらず、ウォッカはジンのことを「兄貴」と呼び続けていますが、それに対してジンも咎めるシーンは見受けられません。このような小さなやりとりにも2人の関係性が見えてきます。

作中でのウォッカは、時折無能とも取れる行動をしています。その一方で、仲間を思いやる性格や、報連相を怠らない点などが高い評価を受けています。普段は冷酷に見えるからこそ、時折見せる人間味に魅力を感じるキャラクターです。

『名探偵コナン』に登場する黒の組織は作中では敵サイドに位置するキャラクターでありながら、ファンからは主要キャラクターに負けない高い人気を誇ります。過去にも作品を大きく盛り上げる活躍をしていることから、劇場版最新作の『黒鉄の魚影』でもウォッカや黒の組織の活躍にも注目です。

ファンからは無能と呼ばれるウォッカですが、作中ではジンのサポート役をメインとした様々な活躍が見られるキャラクターでした。『名探偵コナン』は現在でも連載が続いている作品で、ウォッカは黒の組織に在籍する幹部として今後も多彩な活躍を見せる可能性が推測されます。ウォッカは今後どのような活躍を見せてくれるのか、『名探偵コナン』の展開に注目してみましょう。