【名探偵コナン】黒幕の正体は烏丸蓮耶？候補にあがっている人も調査

『名探偵コナン』に登場する黒の組織は、物語のキーとなる謎の犯罪組織です。正式名称は不明であり、構成員は全員黒い衣装を身にまとっています。ここでは、黒の組織について紹介していきましょう。

黒の組織とは、世界各国で暗躍している謎の犯罪組織です。作中でもその正体や黒幕はいまだに明らかになっていません。しかし主人公であるコナンが幼児化したのは、黒の組織が開発していた試験段階のAPTX4869を使用したことが原因です。

『名探偵コナン』は、1994年から『週刊少年サンデー』で連載をスタートした青山剛昌による人気推理漫画です。黒ずくめの組織によって子供の姿にされてしまった工藤新一が、江戸川コナンと名乗り、黒の組織を追いながら事件を解決していく物語です。連載開始から25年以上経過している現在でも連載しており、『週刊少年サンデー』史上最も連載期間の長い作品となっています。原作のヒットを受け、これまでアニメ化やドラマ化、劇場版などさまざまなメディアミックスが展開されています。

高校生探偵と呼ばれている主人公の工藤新一は、ある日幼馴染の毛利蘭と共に遊園地へ遊びに行きます。遊園地で見かけた黒ずくめの男達のことが気になった新一は、蘭を一人帰宅させ、男たちを尾行します。そして男達の取引現場を目撃するのですが、新一は取引の内容に気を取られ、背後から忍び寄っていたもう一人の男に殴られ、昏倒させられてしまうのでした。怪しげな薬を飲まされ、子供の姿になってしまった新一は、「江戸川コナン」と名乗り、黒ずくめの男たちの組織を追うことになります。

『名探偵コナン』の黒幕の正体として、黒の組織のメンバーから「あの方（ボス）」と呼ばれているのは「烏丸蓮耶」という名前の人物であることが判明しています。烏丸蓮耶は黄昏の館の持ち主として作中にも登場しましたが、シルエットのみで、どのような人物かはわかりませんでした。また、半世紀以上前に亡くなっており、謎の多い人物となっています。ここでは『名探偵コナン』の黒幕の正体、「烏丸蓮耶」について解説していきましょう。

『名探偵コナン』の黒幕である「烏丸蓮耶」という名前が作中で初めて登場したのは、天才棋士とそのファンのアメリカ人が殺害された「羽田浩司殺人事件」というお話です。このお話で黒の組織の黒幕の正体が烏丸蓮耶であることが判明しますが、これはアニメの861話と862話の「17年前と同じ現場 前編後編」、863と864話の「霊魂探偵殺人事件 前編後編」となっています。

「羽田浩司殺人事件」では、殺害された羽田浩司が毒薬であるAPTX4869の被験者リストに入っていることを知ったコナンが、事件を調べるうちに彼の残したダイイングメッセージに気付きます。割れた食器の中に鏡が混ざっており、鏡には「U MASCARA」の文字がありました。コナンの父親である工藤優作は、ダイイングメッセージのアルファベットを並び替えて、「CARASUMA（烏丸）」という名前であると推理しました。

烏丸蓮耶はこの時点で烏丸蓮耶はすでに死亡したとされていました。仮に生きているとすれば、140歳もの年齢になってしまいます。しかし烏丸蓮耶がAPTX4869を服用していたとすれば、若返り、誰かになりすましている可能性があります。

黒幕についての伏線は、作中のさまざまなシーンで貼られていました。たとえば、作中でベルモットが黒の組織のボス宛に打った電話のプッシュ音は、童謡「七つの子」の音階です。烏丸蓮耶は肩にカラスを乗せた老人であるため、カラスをテーマにした「七つの子」と繋がる伏線となっています。

『名探偵コナン』の黒幕とされている烏丸蓮耶は、「黄昏の館」の持ち主として作中で語られていますが、この時にすでに死亡していることが分かっています。烏丸蓮耶は99歳のときに謎の死を遂げており、すでにこの世の人ではありません。

『名探偵コナン』の黒幕である烏丸蓮耶は、若返って作中の他のキャラクターになりすましているという説があります。烏丸蓮耶の正体として名前が挙がっているキャラクターとしては、コナンにとっては身近な存在である光彦や阿笠博士も含まれています。ここでは『名探偵コナン』の黒幕である烏丸蓮耶の正体候補についてそれぞれ解説していきましょう。

黒の組織のボスである烏丸蓮耶の正体候補の一人として、コナンの友人であり少年探偵団のメンバーである光彦が挙げられます。光彦が黒幕の正体として疑われているのは、小学生にしては頭がよすぎため、コナンと同様にAPTX4869で幼児化しているのではないかと疑われていることが理由の一つです。また、黒の組織のメンバーはお酒の名前がコードネームになっていますが、光彦という名前は英訳すると「ピカドール（Picador）」となり、メキシコのテキーラの名前になります。

さらに、光彦の苗字は「円谷」ですが、その名前は青山剛昌先生の出身地である鳥取県円谷村からきているとされています。黒野組織のボスのメールアドレスは「七つの子」であり、この歌は鳥取県の一部地域の市外局番である「0858」のプッシュ音です。これらの理由から、光彦は烏丸蓮耶の正体ではないかと推測されています。

黒の組織のボスである烏丸蓮耶の正体候補の一人として、コナンの協力者である阿笠博士が挙げられます。阿笠博士が烏丸蓮耶の正体だと疑われているのは、は工藤新一が幼児化したことを口止めさせたり、阿笠博士が犯人を知るはずのない状況でなぜか犯人像を思い浮かべたりするなど、怪しいシーンがあるためです。

黒の組織のボスである烏丸蓮耶の正体候補の一人として、映画監督だった酒巻昭が挙げられます。酒巻昭はすでに故人ですが、作中で登場する「酒巻昭を偲ぶ会」には黒の組織のメンバーが関わっていました。さらに、監督の代表作『虹色のハンカチ』で童謡「七つの子」を使用している点も、烏丸蓮耶の正体として疑われている理由です。

黒の組織のボスである烏丸蓮耶の正体候補の一人として、「そして人魚はいなくなった」で名簿に名前が登場する大黒連太郎が挙げられます。この名簿には、灰原哀の本名である「宮野志保」や、ジン、ウォッカの本名も書かれていました。さらに名前に烏を連想する「黒」や、「蓮」と同じ音である「連」の文字が含まれているため、烏丸蓮耶の正体として挙げられています。

『名探偵コナン』の黒幕である烏丸蓮耶には謎の部分が多いです。作中ではすでに故人となっているため、本人が登場することもありません。ここでは『名探偵コナン』の黒幕とされている烏丸蓮耶の謎について考察していきましょう。

『名探偵コナン』の黒幕である烏丸蓮耶はすでに死亡しているとされていますが、その一方でAPTX4869によって幼児化しているという説もあります。しかしはっきりとしたことは分かっておらず、本人は亡くなっており、意思を継いだ2代目の烏丸蓮耶が存在するという説もあります。

烏丸蓮耶は、40年前に考古学者たちを殺害するという事件を起こしています。烏丸蓮耶が母から譲り受けた黄昏の館には財宝が隠されているとされていたため、彼は優秀な考古学者を集め、財宝を手に入れるために館を探させました。しかし財宝が見つけられなかったことに怒った烏丸蓮耶は、次々に考古学者を殺害したのでした。

黒の組織のメンバーの中でも、ベルモットは黒の組織のボスのお気に入りであるとされています。なぜお気に入りなのかは明らかにされていませんが、作中でバーボンがベルモットに対して「まさかあなたがボスの…」と呟くシーンがあるため、ボスとは身内の関係であると考察されています。そのため、烏丸蓮耶とベルモットは父親と娘の関係ではないかと言われています。

烏丸蓮耶はシルバーブレットを恐れていると言われています。この「シルバーブレット」とは、赤井秀一を指しています。なお、『名探偵コナン』では特定の人物を「シルバーブレット」と呼ぶことがありますが、ベルモットはコナンの事をシルバーブレットと呼んでいました。

『名探偵コナン』が好きな人の中には。「私が生きているうちに黒幕ってちゃんとわかるの？」とコメントしている人もいました。『名探偵コナン』は連載開始から25年以上経過していますが、いまだにはっきりとした黒幕の正体もわかっていないため、このようにまだしばらくはわかりそうにないと感じている人がいました。

ツイッター上には「コナンの黒幕のネタバレをされる夢を見た」とツイートしている人がいました。山口勝平は工藤新一の声優です。夢に見るほど、コナンの黒幕について意識が向いている人もいるようです。

ツイッター上には、「コナンの黒幕は光彦だと嘘を教えられた」という人もいました。光彦には黒幕説があるため嘘ではありませんが、作者が光彦犯人説を否定しており、はっきりとしたことはわかっていません。

『名探偵コナン』の黒幕であり、黒の組織のボスの正体は烏丸蓮耶という老人です。しかし作中での烏丸蓮耶はすでに死亡しているため、APTX4869で若返っており、誰かになりすましているという説があります。コナンの黒幕について興味がある人は、ぜひ『名探偵コナン』をチェックしてみてください。