【名探偵コナン】アガサ博士に黒幕説が出た理由はお酒？設定変更された？

アガサ博士とは名探偵コナンに登場する科学者・発明家です。コナンの協力者であり、コナンの正体が工藤新一だと最初に知った人物でもあります。コナンの使用している道具はアガサ博士が製作しており、自称天才と名乗る程の腕前です。

アガサ博士の本名は阿笠博士（あがさひろし）ですが、周りからはアガサ博士の愛称で呼ばれています。年齢は52歳前後で、コナンの正体を知る数少ない人物の一人です。新一や蘭が幼い頃から付き合いがあり、少年探偵団のメンバーを連れて出かけるなど面倒見もよく穏やかで、周りから信頼されている人物です。

名探偵コナンとは、1994年より連載が開始された青山剛昌による推理漫画です。2023年4月現在で既刊は103巻となっており、2023年2月時点で単行本の全世界累計発行部数は2億7000万部を超える大人気作品です。1996年にはテレビアニメの放映が始まり、1997年からは毎年4月に劇場版映画も公開されています。

主人公・工藤新一はシャーロックホームズを敬愛し、自らも大人顔負けの推理力と洞察力を兼ねそろえた高校生探偵です。「日本警察の救世主」とも言われていた新一ですが、ある日、謎の組織の取引現場に遭遇し、毒薬を飲まされてしまいます。その薬の副作用により小学1年生の体になってしまった新一は、正体を隠して江戸川コナンと名乗り、自身の体を取り戻す為、そして黒ずくめの組織の陰謀へと立ち向かっていきます。

コナンファンの間では、黒ずくめの組織のボスは誰なのかと度々考察が行われていますが、中でもアガサ博士の黒幕説はファンの間でも話題となっています。アガサ博士に黒幕説が出た理由はお酒が原因なのか、そしてアガサ博士の本当の名前の由来についても調査していきます。

アガサ博士が黒幕だと言われている一番の理由は、「アーント・アガサカクテル」というお酒があるからです。黒ずくめの組織には、メンバーそれぞれにコードネームがあり、そのコードネームの由来はお酒に関係する事が分かっています。またボスの側近が「ラム」という人物である事、そしてアガサ・カクテルがラムベースのお酒である事から、アガサ博士に黒幕説が浮上しました。

アガサ博士の黒幕説でも有名になったお酒、アガサ・カクテルの正式名称は「アーント・アガサカクテル」と言います。アガサ・カクテルの名前の由来は、ミステリー作家として有名な「アガサ・クリスティ」の誕生に因んでいると言われています。ジンやウォッカが使われていると言われる事がありますが、アガサ・カクテルはホワイト・ラムをベースとした爽やかなお酒です。

名探偵コナン最大の謎はやはり黒の組織のボスについてです。黒の組織のボスのイメージは、やはり頭の回転が早い人物だと推測されます。メンバーもボスの事を「あの方」と呼び慕っている事から、人格者であり科学者として優れたアガサ博士へと黒幕説が浮上したのではないかと推測されます。

アガサ博士の黒幕説の一つとしてあがるのが、コミックス8巻で蘭が発言したセリフです。それは蘭と新一の会話で、もし知り合いが犯人だった場合どうするかの話をしていた時に、蘭が例えとしてアガサ博士の名前を挙げたからです。この発言が黒幕の伏線ではないかとファンの間では噂になりました。

黒の組織のボスとして常に話題となっているアガサ博士ですが、実は原作者の青山剛昌が公式ブログできっぱりと否定しています。またボスの名前は原作のどこかで既に出ていると発言している事からも、アガサ博士の黒幕説は可能性が低いものと推測されます。

アガサ・カクテルが名前の由来と噂されているアガサ博士ですが、本当の由来は「アガサ・クリスティ」からきています。ミステリー作家として有名なアガサ・クリスティですが、自身の作品でコナン・ドイル作品を批判するような表現があり、コナン・ドイルとの不仲説が浮上します。コナン・ドイルは主人公江戸川コナンの名前の由来にもなっている人物の為、その不仲説がアガサ博士黒幕説にも繋がります。

黒幕説が絶えないアガサ博士ですが、実は当初の設定から変更されたのではいかとの噂があります。その理由の一つとして挙げられるが、新一の正体を必死に隠そうとしている事です。元々長期連載を想定していなかった名探偵コナンですが、早い段階で黒幕がアガサ博士と予想されてしまった為に、途中で黒幕設定を変更したのではないかとファンの間で推測されています。

黒の組織のコードネームがお酒に関する名前なのは有名ですが、黒の組織以外でもお酒に関する名前を匂わせる人物が複数登場します。その為、元々は全員お酒の名前に設定しようとしていたのではないかとファンの間で推測されています。

ここまでアガサ博士の黒幕説を調査してきましたが、実は既に黒幕が誰なのか作中では明らかになっています。ただその黒幕に関しては、多くの謎が残ります。黒幕が一体誰なのか、また黒幕の謎についても調査していきます。

黒の組織のボスの正体は「烏丸蓮耶（からすま れんや）」である事が、既に作中でも明らかになっています。ただ烏丸は半世紀前に99歳でこの世を去っていると表向きはされている為、まだ謎は残ります。現在も組織のメンバー内では「あの方」が生きているような表現をしている為、ファンの間では様々な推測で盛り上がっています。

謎の多い烏丸ですが、作中ではボスが生きているような描写が度々あります。しかし烏丸が実際に生きているとしたら140歳を超える年齢になる為、現実的には難しい話となります。その為、烏丸がコナンと同じ薬品で別の姿になっているといるのではないかとの噂が多く見受けられます。

黒の組織のボス烏丸ですが、その正体はやはりアガサ博士ではないかと推測しているファンも多いです。烏丸は表向きでは既に他界していますが、現在も実在しているような表現が多く、その姿は薬品で若返ったアガサ博士なのではないかと言われています。新一の幼児化の事を強く口止めしたり、その薬品についても知っているような素振りで話していた事から、アガサ博士の黒幕説は今も囁かれています。

黒幕候補として有名なアガサ博士ですが、実はコナンにはアガサ博士以外でも黒幕説を噂されている人物がいます。黒幕と言われている人物は誰なのか、気になるその理由についても調査していきます。

黒幕候補の一人目は宮野エレーナです。宮野エレーナとは、コナンを幼児化させた薬品を開発した担当者、そして灰原哀の母親でもあります。研究所の火災に巻き込まれ、夫の厚司と共に焼死したとされていますが、亡くなる前に娘に残したカセットテープが話題となっています。その内容は自分の死期を悟っているような物だった為、死亡事故は偽装で実は生きているのではないかとの声もあがっています。

工藤優作とは工藤新一（江戸川コナン）の父親で推理小説作家です。「闇の男爵（ナイトバロン）」シリーズが世界的にも大ヒットしています。新一以上の推理力を持ち、コナンの正体を知っている数少ない人物の一人ですが、高い推理力、そしてバロンというお酒の名前がある事からも、黒幕説が囁かれています。

黒幕説として噂になっている人物でもよく耳にするのが、少年探偵団の一人、円谷光彦です。光彦は烏丸が薬品で幼児化した姿ではないかと推測するファンが多いのです。光彦が黒幕と言われる理由には、時にコナンも驚く程の頭脳の持ち主だったり、電車の切符を間違えて大人用で購入してしまう描写がある事が挙げられます。また光彦の名前にもお酒が隠されていたのです。

光彦を英語にすると「ピカドール」になり、ピカドールはテキーラの名前である事が判明しています。そして最後に光彦の黒幕説が消えない最大の理由、それは黒の組織のメンバー沼田が、光彦に対しワシと同じやと言うセリフを残している事です。一体何が同じなのか、その理由にファンの関心も集まっています。

最後に紹介するのは、FBI捜査官のジェイムズ・ブラックです。当初、コナンと灰原はジェイムズに対して不信感を抱いていましたが、今は信頼する人物の一人です。不信感の理由に、ジェイムズの名前の由来が挙げられます。その由来とは、「ジェイムズ・モリアーティ」で犯罪界のナポレオンとまで言われる人物です。またブラックは黒の組織を連想させる為、黒幕説が噂されるようになりました。

やはりアガサ博士の黒幕説は根強い人気です。原作者の青山先生がきっぱりと否定していますが、それでもアガサ博士が黒幕という声は多く見られ、黒幕の考察がファンの間でも盛り上がっています。

アガサ博士は当初黒幕だったが、想像以上の反響に設定変更されたのではないかと期待する声も少なくありません。そこにはアガサ博士が黒幕だったら面白いのにと言うファンの想いも詰まっていると推測されます。

お酒に関する名前である事から、アガサ博士に注目が集まっていますが、一部ファンの間ではアガサ博士のおばさんが黒幕ではないかとの声も挙がっています。アガサ博士の黒幕説は作者が否定していますが、アガサ博士の親戚が黒幕という説もあり得ると推察されます。

アガサ博士に黒幕説が出た最大の理由は、やはりお酒に関係する名前の持ち主だからです。しかし、作者が否定している事や本当の名前の由来は、アガサ・クリスティだという事からも、アガサ博士黒幕説は賛否両論となっています。当初の設定から変更があったのかも含めて、この機会に改めて名探偵コナンをチェックし、是非考察してみてください。