【スラムダンク】桜木花道の人物像や活躍まとめ！モデルや名言も紹介

『スラムダンク』の桜木花道は、自らを「天才」と称する主人公です。外見も性格も個性的で、まさに主人公らしい華があるキャラです。桜木花道の身長など細かいプロフィールから、ポジション、バッシュの種類まで、詳しい情報をまとめていきます。

『スラムダンク』の桜木花道は、4月1日生まれの高校1年生です。体重は83kgで、身長は188cmあります。湘北バスケ部の中で一番身長が高いのはキャプテンの赤木ですが、桜木は赤木に次いで身長が高いキャラです。入学時点では188cmだった身長ですが、物語の途中で189.2cmに伸びました。

ポジションはパワーフォワードで、背番号は「10」です。真っ赤なリーゼントヘアが特徴ですが、試合に負けたときに自分の責任を感じ、髪をばっさり切って坊主になりました。

『スラムダンク』は、週刊少年ジャンプで連載していたバスケ漫画です。1990年から連載が始まり、1996年に第一部が終了しました。第二部が始まる予定は今の所ありませんが、2022年の12月には新作映画が公開されます。連載開始から3年後にはアニメも始まり、豪華声優陣が『スラムダンク』のキャラを演じました。

『スラムダンク』は、自称天才の桜木花道がバスケットマンとして成長していく、熱血スポーツ漫画です。桜木花道はひと目惚れした赤木晴子に好かれたい一心で、バスケ部に入ります。ドリブルもできない素人でしたが、バスケの面白さに目覚めてからは真面目に練習を続けます。努力の積み重ねと持ち前の身体能力によりチームに欠かせない存在となった桜木花道は、全国制覇を目指して強豪校に立ち向かっていくのでした。

『スラムダンク』の桜木花道の人物像を知るためには、今までの活躍などを見るのが一番です。ここでは、これまでの練習やプレイなど、桜木花道が歩んできたバスケット人生をまとめています。また、山王戦の後の桜木花道についても解説します。

『スラムダンク』の桜木花道は、「桜木軍団」と呼ばれる不良グループのリーダー的存在でした。それまでスポーツには興味なく、女の子に告白してはフラれるという生活を送っていました。ある日、その身長の高さを買われ、赤木晴子にバスケ部に誘われます。彼女にひと目惚れした桜木はバスケが大好きだと嘘をつき、晴子に気に入られたい一心でバスケ部への入部を決意したのでした。

『スラムダンク』の桜木花道は不良という設定ですが、喧嘩のシーンはそれほど多くありません。最も激しく喧嘩をしたのは、不良時代の三井がバスケ部に乗り込んできたときでしょう。最初は三井たちの暴力に耐えていた桜木花道でしたが、ついに我慢できなくなり三井や鉄男たちを殴り倒してしまいます。

このままではバスケ部は活動ができなくなるところでしたが、水戸たち桜木軍団が自分たちがやったと嘘をつき、バスケ部に処分が下ることはありませんでした。その後は、バスケ部員としての立場もあり、大きな喧嘩はしていません。ただ、海南戦に負けた後、負けた責任は自分にあると言い張る桜木花道と流川で言い争いになり、殴り合いの喧嘩をしたことがあります。

『スラムダンク』の桜木花道は、まだ試合に慣れていなかった頃、反則ばかりしていました。ファイブファールで退場することが続いたため、他校の生徒に「退場王」と呼ばれるほどでした。桜木花道は今までに犯した反則は、ダブルドリブル、トラベリングなどの基本的なものから、ゴール・テンディング、アリウープスなどの少し難しいものまであります。

また、ポジション的に他の選手と接触する機会が多い桜木花道は、よくオフェンスチャージングを取られていました。慣れていない頃は反則ばかり取られていた桜木花道も、試合に慣れると同時に退場することも少なくなってきました。

『スラムダンク』の桜木花道がバスケ部で最初にした練習は、その場でひたすらドリブルをするというものでした。あまりにも地味な練習に、バスケ部を辞めかけたこともあります。しかし、バスケ部に戻ってからは地道に練習を重ね、自主的にレイアップシュートの練習もしていました。

インターハイ前の合宿では、他の部員と引き離され、安西先生からマンツーマンの特訓を受けます。そこで桜木花道は、1週間で2万本のシュートの練習を課され、それを見事にこなします。ここで練習したジャンプシュートは、最終回の山王戦での決勝点へとつながりました。

『スラムダンク』の桜木花道は、バスケは素人でも身体能力だけは驚異的なものがあります。身長の高さもさることながら、人並み外れたパワーやジャンプ力が大きな武器です。これらの武器を活かし、パワーフォワードのポジションに必要不可欠な、リバンドの才能を開花させます。

また、木暮たちから「フンフンディフェンス」と呼ばれる上下左右に激しく動くディフェンスで、技術のなさをカバーしていました。それ以外にも桜木花道は素人だと思えないプレイで、仙道や牧などの名プレイヤーからも一目置かれる存在となりました。

『スラムダンク』の桜木花道は、山王戦で背中に怪我を負ってしまいます。原作では山王戦が終わった後、桜木花道がリハビリをしているところで物語は終了しています。また、湘北メンバーのその後を描いた「あれから10日後」では、リハビリ王になったという内容の手紙を、桜木花道が春子に送っています。辛いリハビリからも逃げず、頑張っている様子が見て取れます。

『スラムダンク』の桜木花道は、作品の中でシューズを2回変えています。バッシュを買いに行く息抜きのシーンも、ファンの間では人気があります。桜木花道はどのようなバッシュを履いているのか、詳しく見ていきましょう。また、桜木花道のポジションや、モデルとなった選手についても紹介します。

『スラムダンク』の桜木花道は、最初はバッシュではなく体育館シューズで練習をしていました。しかし、シューズに穴が空いたのを機に、春子とともに本格的なバッシュを買いにいきます。そこでNIKEの「エア・ジョーダン6」を店主から無理やり30円で買い、しばらくはそのバッシュでプレイします。

エア・ジョーダン6がボロボロになると、桜木花道はバッシュを買った店の店主に「交換してくれ」と無理を言います。初めは困っていた店主でしたが、桜木花道の活躍を目にしていたこともあり、「エア・ジョーダン1」を譲ってくれます。桜木花道は喜びながら、「気持ちだ」と言って店主に100円を払うのでした。

『スラムダンク』の桜木花道のポジションは、前述した通りパワーフォワード（PF）です。パワーフォワードはインサイドでプレーすることが多いポジションで、身長が高く体格の良い選手が選ばれる傾向にあります。スモールフォワードやシューティングガードのような華やかさはなく、どちらかというと縁の下の力持ち的な働きが多いポジションです。

以前はリバウンドやスクリーンなどの、黒子的な役割を求められることが多いポジションでした。しかし、NBAでパワーフォワードの選手が活躍することにより、脇役から主役級のポジションへと変化してきました。最近ではインサイドだけでなく、アウトサイドでの得点能力も求められるようになってきています。

他の『スラムダンク』のキャラと同じように、桜木花道にもモデルになった選手がいます。桜木花道のモデルとなったのは、1980年から1990年代にかけて活躍したデニス・ロッドマン選手です。身長は199.4cmとNBA選手にしては低めですが、リバウンドに関しては天才的な才能を持ったプレイヤーでした。

桜木花道は自分のことを「リバウンド王」と言っていますが、デニス・ロッドマン選手は実際にリバウンド王を獲得しています。また、過激なプレイから「バットボーイズ」と呼ばれることもあり、乱暴者の桜木花道に通じるものがあります。デニス・ロッドマン選手は一時期赤髪の坊主にしていたこともあり、外見もまさに桜木花道そのものです。

『スラムダンク』といえば、名言が多いことでも知られています。桜木花道にはついつい笑ってしまうようなセリフから、かっこいいセリフまで、さまざまな名言があります。数ある名言の中でも、特に印象深い桜木花道の名言を紹介します。

こちらの名言は、夏合宿で安西先生から2万本のシュートを課されたときに、桜木花道が言ったセリフです。周りの人間が2万という数に驚く中、桜木花道だけは平然とこう言い放ったのでした。

山王戦の後半、木暮に代わってコートに戻った桜木花道は、コートを抜けてなんと記者席の机の上に乗ります。周囲が驚く中、桜木花道は冊子でメガホンを作り、この名言を大観衆に向かって叫びます。これは、絶望的な状況にあった湘北チームに、活を入れるためのセリフでもありました。それ以上に、絶対に山王を倒すのだという、桜木花道の決意がひしひしと伝わってくる名言です。

こちらは、名言②に続いて桜木花道が言ったセリフです。名言②で後に引けない状況を作った桜木花道でしたが、湘北のメンバーは現実的に無理がある点差に、なかなか士気が上がりません。「簡単な点差ではない」という三井のセリフに、桜木花道は威張ったようにこのセリフを言います。湘北メンバーは桜木花道のこのセリフに、再びやる気を取り戻したのでした。

こちらの名言も、山王戦の途中で桜木花道が言ったセリフです。山王戦の途中で背中を怪我した桜木花道は、それでも無理をして試合に出続けます。これ以上は選手生命が危ういと判断した安西先生は、桜木花道に退場を促します。しかし、桜木花道は安西先生にこう言い、決然とした様子でコートに戻るのでした。

山王戦終了直前、あとワンゴール決めれば湘北の勝利という場面での名言です。このとき、コート上では流川と山王選手の激しい戦いが行われていました。そこへ一人佇む桜木花道は、静かに何かを呟いています。その呟きは、合宿で安西先生と特訓したシュートのコツでした。その桜木花道を見た流川は、初めて桜木花道にパスを出します。そして、合宿で鍛えたジャンプシュートで、桜木花道は見事に勝利のゴールを決めるのでした。

こちらの名言は、桜木花道が陵南戦の最中に仙道に言ったセリフです。エジソンの名言を反対にしたセリフですが、それだけ自分に才能があると言いたかったのでしょう。しかし、このセリフを言っている途中で、後ろからそっと近づいてきた越野にボールを取られてしまいます。

「天才」は桜木花道が口癖のように言っているセリフですが、原作ではこの名言で最後を締めています。きついリハビリについてこれるかと訊かれた桜木花道が、自信満々にこう言ったところで原作は幕を閉じます。桜木花道はリハビリをやり遂げて帰ってくると、予兆ができそうなシーンでした。

海南戦の途中、湘北キャプテンの赤木は怪我をして一時期試合から抜けてしまいます。赤木がいなくなったことで苦境に立たされる湘北でしたが、そこで桜木花道が予想以上の活躍を見せます。桜木花道の活躍に沸く会場でしたが、当の本人は舞い上がることもなく冷静にこのセリフを言ったのでした。いつも目立つことばかり考えていた桜木花道が、チームのためにプレイすることを決意した瞬間でした。

インターハイ予選の陵南戦で、魚住のシュートをブロックした桜木花道が言ったセリフがこちらの名言です。このときの湘北はかなり厳しい状況で、ファール4つの赤木も思ったように体が動けませんでした。しかし、その状況をひっくり返したのは、素人だとバカにされ続けてきた桜木花道でした。桜木花道の活躍により湘北は息を吹き替えし、陵南戦に勝つことができたのでした。

こちらの名言は、山王戦で桜木花道が春子に言ったセリフです。怪我をした桜木花道は、痛みのあまり意識が朦朧としてきます。そのとき、春子にバスケ部に誘われたことを思い出しました。あのときはバスケが好きだと嘘をついた桜木花道でしたが、今では本当にバスケが好きになっていました。その想いを、春子に伝えたシーンです。しかし、目的語が抜けていたことから、周囲には春子へ告白したのかと勘違いされかけました。

アニメの『スラムダンク』は、漫画と同じく非常に人気のある作品となりました。声優さんたちの素晴らしい演技も、アニメの人気が高い理由のひとつです。ここでは、桜木花道の声を担当した声優さんについてまとめていきます。

アニメ版『スラムダンク』で桜木花道を演じたのは、声優の草尾毅さんです。コミカルなシーンからシリアスなシーンまで、個性的な桜木花道を生き生きと演じています。声優の草尾毅さんは、桜木花道以外にも魅力的なキャラを多く演じています。ここでは、声優の草尾毅さんのプロフィールや、主な出演作品を紹介します。

草尾毅さんは1965年11月20日生まれで、埼玉県出身の声優さんです。青二プロダクション所属で、趣味はスノーボードと水泳です。『AKIRA』の甲斐役でデビューしました。1990年からは、個人名義で音楽活動もしています。

声優の草尾毅さんの主な出演作品には、『ドランゴンボール』（トランクス）、『戦国無双』（真田幸村）、『ロードス島戦記』（パーン）などがあります。洋画の吹き替え版にも多く出演している声優さんで、若い頃のレオナルド・ディカプリオの声を担当していました。

『スラムダンク』の桜木花道は、男性からも女性からも人気があるキャラです。『スラムダンク』の人気投票では1位を獲得しており、誰からも好かれる主人公であることがわかります。

髪型に関しては、坊主が好きな人とリーゼントヘアが好きな人で分かれました。ただ、坊主頭のほうがかっこいいという声のほうが、若干多いようです。

また、自分のことを天才だと言いつつ実は努力家なところも、桜木花道の人気の理由のひとつのようです。努力を積み重ねつつバスケが上達していく姿に、多くの人は心を打たれていました。

『スラムダンク』の桜木花道は、身長も高く顔立ちも整ったかっこいい主人公です。作中では女の子にモテない設定ですが、ファンからの人気は絶大なものがあります。自分を天才と言いつつも努力を惜しまないところも、人気の理由のひとつです。いろいろな魅力がある桜木花道は、まさに主人公にふさわしい人物であるといえるでしょう。