【スラムダンク】赤木剛憲の魅力とは?モデルとなった選手から名言まで
スラムダンクにおいて湘北高校バスケ部のキャプテンとして桜木たちを引っ張ってきた赤木剛憲。彼の存在はスラムダンクファンからも愛されており、時折出てきた名言には多くの読者が感動しました。本記事ではスラムダンクに登場する赤木剛憲の魅力や名言をまとめていきます。
目次
【スラムダンク】赤木剛憲とは?
スラムダンクにおいて欠かせない存在である赤木剛憲ですが、まずは彼の情報を明らかにすべくプロフィールを見ていきます。また、赤木剛憲が登場し活躍するスラムダンクという作品についても概要とあらすじを見ていきます。
赤木剛憲のプロフィール
- 本名:赤木剛憲(あかぎたけのり)
- 誕生日:5月10日
- 部活動:湘北バスケ部主将
- 背番号:1年『10』→2年『8』→3年『4』
- ポジション:センター(C)
赤木剛憲は湘北バスケ部に所属しているバスケ選手です。花道からはゴリというあだ名で呼ばれ、湘北バスケ部キャプテンとして部員たちを熱血的にまとめています。197cmという恵まれた体格の持ち主でもあり、プレー中では『ゴリラダンク』や『ハエタタキ』といった豪快な技でチームを引っ張っていきます。
赤木剛憲のバッシュ
赤木剛憲が愛用しているバスケットシューズは『コンバースコンクエストPRO-HI』です。シンプルなデザインで赤木の履いてるカラーは白黒のもの。一方で重量感はしっかりあるのですが、TPUアンクルサポートシステムという機能が搭載されているため足への負担がかかりません。現在このシューズは販売されていませんが、当時はバスケット界でハイスペックなものとして有名でした。
スラムダンク(SLAM DUNK)の概要
スラムダンクは井上雄彦によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。バスケットボールを題材に不良児の桜木花道が成長していく物語が描かれ、分かりやすい心理描写とつい惹きこまれてしまう作画力が人気を博し、2013年2月時点では累計発行部数が1億2029万部を突破しました。
スラムダンク(SLAM DUNK)のあらすじ
神奈川県立湘北高校に入学した桜木花道は、過去に50人の女性に振られ続けた実績を持つ不良少年でした。彼は廊下で声をかけてきた赤木晴子に一目惚れすると、彼女が無類のバスケ好きなのを知り桜木は自分に振り向いてもらおうとバスケ部入部を決意。最初は地道な努力が嫌いな先輩に苛立ちを見せる桜木でしたが、徐々にバスケットの面白さに気付いていくと奥底に眠っていた才能が開花していくのでした。
【スラムダンク】赤木剛憲の魅力
ここからはスラムダンクにおける赤木剛憲の魅力についてまとめていきます。スラムダンクには数多くの魅力的なキャラクターが登場していますが、その中でも赤木剛憲は際立っており、ファンからの人気も高いです。
魅力①リーダーシップがある
赤木剛憲は湘北バスケ部のキャプテンを務めており、桜木たちを前に熱血的な指導や指示出しを行いチームを引っ張っていました。人に対しても礼節丁寧に振る舞う姿がほとんどで、バスケ部に乱闘事件を起こそうとやってきた不良には存在感で威圧しつつも礼儀を重んじた態度で接していました。
魅力②陵南との練習試合での活躍
ライバル校である陵南高校との練習試合において、赤木剛憲は単独で30得点を叩きこみました。赤木はバスケに対する思いは人一倍強く、強豪と相手することを常に夢見てきたと語っていますが、陵南戦での活躍は強豪校と戦う日を本当に望んでいるのが垣間見える瞬間でもありました。
魅力③ケガをしながらも活躍する
16年連続で全国大会に出場している名門海南高校。そことの試合で赤木剛憲はリバウンド勝負に敗れ、無理をした拍子に足首を捻挫してしまいます。これ以上の出場は止めた方がいいと言われる赤木でしたが、彼は強引にテーピングを頼むとマネージャーたちの心配を振り切り、自分を奮い立たせて再び競技場へ戻っていきました。
魅力④嬉し涙を流す
海南戦で負った捻挫が後の陵南戦に響いていた赤木剛憲。普段通りの実力が出せず1人で思い悩んでしまう赤木でしたが、そこに桜木や仲間のフォローが入ってチームに風向きが変わると、終盤の激闘を制して見事勝利を収めました。その時に赤木剛憲はスラムダンク作中で初めて涙を流し、嬉しさを強く噛みしめていました。
魅力⑤山王戦で活躍する
インターハイ2回戦にて湘北は絶対王者と言われている山王工業高校と対戦します。そこで赤木の相手となったのは高校No.1セッターの河田でした。戦っていく内に、自分と河田の間に明確な差を感じてしまう赤木。ですが、赤木はセッターとして河田に勝つことよりもチームの勝利のために覚悟を決めると、半ばプライドを捨てて泥臭い戦い方で試合を導いていきました。
【スラムダンク】赤木剛憲のモデルの選手
ここからはスラムダンクにおける赤木剛憲のモデルの選手についてまとめていきます。スラムダンクに登場するキャラクターは実在するバスケットボール選手がモデルになっているのでは、と考えられており、赤木剛憲の場合は以下の4名がそうではないかと囁かれています。
赤木剛憲のモデルはパトリック・ユーイング?
1人目の選手はパトリック・ユーイングです。ジャマイカ出身でアメリカ育ちのパトリック・ユーイングは高校時代に名前が知られていった天才的な選手です。ニューヨーク・ニックスに所属していた頃はゴール下を完全に支配するプレーを見せて会場を驚かせましたが、そのポジションは赤木剛憲と全く同じだったためモデルではと考えられるようになりました。
赤木剛憲のモデルはデビット・ロビンソン?
2人目の選手はデビット・ロビンソンです。216cmという巨漢で顔の濃さもどこか赤木剛憲に似ていることから、モデルになっているのではと言われています。デビット・ロビンソンはその大きさからは想像できないほどの俊敏さを兼ね備えており、スピードと高さを活かした選手として有名です。過去にはブロック王、得点王、リバウンド王といった実績を残しておりバスケ界でもかなりの有名人です。
赤木剛憲のモデルは赤穂真?
3人目の選手は赤穂真です。シュートレンジが広い大型のフォワードとして活躍してきた選手であり、3ポイントシュートを外さないことでバスケ界でも際立っていました。ただし、赤穂真は1994年から2009年まで現役で活躍していたとされていますが、スラムダンクの連載が1990年から始まっているのでモデルではないことが証明されています。
赤木剛憲のモデルは八村塁?
4人目の選手は八村塁です。203cmという高身長で体格の良さが赤木剛憲とよく似ています。八村塁選手はペナン人の父親と日本人の母親の元に生まれ、スピードやパワー、細部のテクニックなど、他の日本人選手とは逸脱したものを持っているスーパープレイヤーです。
【スラムダンク】赤木剛憲の名言
ここからはスラムダンクにおける赤木剛憲の名言についてまとめていきます。バスケットボールを題材にしたスラムダンクには、ひたむきに勝利を目指す青年たちから魅力的な名言が多く出ています。中でも赤木剛憲は年々追い求めていたバスケへの愛が詰まった名言が多く、スラムダンクを知らない人でも名言が知られているほどの人気があります。
赤木剛憲の名言①「リバウンドを制する…」
「リバウンドを制する者は試合(ゲーム)を制す」
出典: bibi-star.jp
まだバスケをよく知らなかった桜木花道に対して、赤木剛憲はリバウンドという言葉を持ち出し彼をその気にさせました。当時の桜木にとってリバウンドというものが何なのかは分かっていませんでしたが、名言のゲームを制するという部分が単純な桜木に深く届いたのでしょう。その後の桜木は従順にリバウンド練習に励むようになりました。
赤木剛憲の名言②「感情的になるな…」
「…感情的になるな…まだ何かを成し遂げたわけじゃない。なぜこんなことを思い出してるバカめ」
出典: bibi-star.jp
スラムダンク27巻にて陵南と海南の試合を見ていた赤木たち。次の試合は自分たちだという気持ちが湧きあがってくると、赤木剛憲は上記のように自問自答し気持ちの昂りを抑えようとしていました。桜木や流川といった魅力的な仲間たちによって全国の舞台に立てたことに、誰よりも感動してしまっているのが窺える名言でした。
赤木剛憲の名言③「いいからテーピングだ…」
「いいからテーピングだ!!」
出典: bibi-star.jp
海南戦にてリバウンドを失敗し足首を捻挫してしまった赤木剛憲。ロッカールームにてテーピングを要求する赤木に対し、マネージャーの彩子は出場しない方がいいと止めに入りました。しかし、赤木は目の前の試合がすべてだと覚悟を決めているとテーピングを強く要求しました。このセリフはネット上でもミーム化されるほど人気になっており、現代でも知られている名言です。
赤木剛憲の名言④「晴子……お前が見つけてきた…」
「晴子…お前が見つけてきた変な男は湘北に必要な男になったぞ…」
出典: bibi-star.jp
スラムダンクの主人公桜木花道は、元々赤木剛憲の妹である晴子がきっかけでバスケ部に入部しました。最初はバスケが嫌いで赤木剛憲に対しても鼻につく態度が目立っていましたが、天才的な身体能力とたゆまぬ努力によって湘北バスケ部の柱になるほどのプレイヤーに成長しました。入部当時は桜木を認められなかった赤木でしたが、それまでの道のりを思い返し親のような心境になっているのがこの名言から伝わります。
赤木剛憲の名言⑤「NO.1センターの称号は…」
「NO.1センターの称号はお前のモンでいいぜ でもな 全国制覇は譲れんのだ…!!」
出典: bibi-star.jp
山王戦にて自分よりの格上のセッターが登場すると、赤木はその選手と激しくぶつかり合うことに。しかし、相手の強さに押されてしまうと赤木はとうとう挑発を受けます。その時、赤木の下した決意が上記のセリフでした。自分が勝つためではなく、あくまでチームを勝たせるためにキャプテンとして腹をくくった赤木。その後の活躍も含めてファンに強く印象を残した名言です。
赤木剛憲の名言⑥「オレはいつも寝る前に…」
「オレはいつも寝る前にこの日を想像していた…湘北が…神奈川の王者海南大附属とIH出場をかけて戦うところを毎晩思い描いていた 一年のときからずっとだ」
出典: bibi-star.jp
スラムダンク9巻にて海南高校と戦うことになった湘北バスケ部。控え室で準備をしていた赤木キャプテンは上記のセリフを語り海南に向けてきた思いを露わにしました。強豪と戦えることを望んでいた赤木にとってその瞬間が何ものにも代えられない日だったことをこの名言が表しています。
赤木剛憲の名言⑦「オレの顔をよく覚えとけよ…」
「オレの顔をよく覚えとけよ 1年か2年後… 必ずあいつらを倒しに上がってくる!!」
出典: bibi-star.jp
スラムダンク11巻にて決勝リーグを見ていた当時1年生の赤木剛憲。観戦している試合である1年生選手が活躍していると、隣に座っていたおじさんがそのプレーに感心していました。それを見た赤木はおじさんの頬を引っ張り、上記のセリフを残しました。幼い頃からバスケに強い思いを寄せていたのが垣間見せる名言でした。
【スラムダンク】赤木剛憲と他キャラの関係
ここからはスラムダンクにおける赤木剛憲と他キャラの関係についてまとめていきます。湘北バスケ部のキャプテンだった赤木剛憲は、主に湘北バスケ部のメンバーと深い関わりを持っています。ひたすらバスケに向き合っていた赤木でしたが、そんな彼と関わりを持つキャラクターは赤木に負けないくらいバスケ好きな人ばかりです。
赤木剛憲と桜木花道の関係
桜木花道と初めて出会った時、2人の関係は犬猿の仲でした。キャプテンであるにもかかわらずあだ名をゴリと名付けたり、話をする時も礼儀知らずな態度で接していたりと、2人の相性はまさに最悪でした。ですが、試合を通して互いを認め合っていくと全国出場を決めた試合で赤木は花道に肩を支えられながら整列しに行くほど関係が深まりました。
赤木剛憲と三井寿の関係
三井寿とは同級生であり同じ時期にバスケ部に入部しています。三井は中学時代から強い選手として注目されていたエースプレイヤーで、赤木とはライバル関係でもありました。一時は怪我によって三井が退部を余儀なくされ、その恨みにバスケ部を襲撃する事件を起こしてしまいましたが、バスケへの思いを安西先生に思い起こされると山王戦にて2人のコンビが活躍することになりました。
赤木剛憲と魚住純の関係
赤木剛憲の中でも最もライバル関係にあったのが陵南高校の魚住純でしょう。魚住は赤木と同じセンターポジションで学年も同じです。湘北と陵南の初めての試合で対決するとそこでは赤木が勝利し、魚住はその敗北から打倒湘北を志します。結果的に湘北に敗れインターハイ敗退が決まると、その後湘北の試合を応援しに行ったところも2人の関係が魅力的だと言えるでしょう。
赤木剛憲と妹の晴子の関係
赤木剛憲の妹である晴子はスラムダンクにおけるメインヒロインであり主人公花道をバスケ部に入るきっかけを作った存在です。剛憲と晴子が兄妹であることを知るとみんなして「本当に兄妹?」と口を揃えるくらい見た目が似ていませんが、晴子ほど剛憲を理解している人はいません。
【スラムダンク】赤木剛憲の声優
ここからはアニメ版スラムダンクにて赤木剛憲の声を担当した声優についてまとめていきます。湘北バスケ部のキャプテンとして主人公の桜木などを牽引していった赤木剛憲を演じた声優はどんな人だったのか、詳しい内容を見ていきます。
赤木剛憲の声優は「梁田清之」
赤木剛憲を担当した声優は梁田清之(やなだきよゆき)さんです。低く重厚感ある声質が魅力的であり、年配の男性キャラや渋い性格をしたキャラ、大柄な体格をしたキャラを演じることが多いです。
梁田清之のプロフィール
1965年5月10日の東京都生まれ。血液型はO型で身長は168cm、かつてはティーカラー事務所に所属していましたが、現在はフリーで活動しています。1987年にアニメ『バツ&テリー』のモブキャラ役にて声優デビューを果たしており、現在では持ち前の低い声質とは逆のハイトーンな声を演じるようにもなっています。
梁田清之の主な出演作品
- アンドレアス・ダールトン(コードギアス反逆のルルーシュ)
- リュウ・ドルク(獣神ライガー)
- 猪狩完至(刃牙)
- グルンべルド(ベルセルク)
- 松崎銀次(ブラックラグーン)
【スラムダンク】赤木剛憲に対する世間での評判や人気
これまでスラムダンクにおける赤木剛憲の魅力や名言などについてまとめてきました。バスケットボールに対する熱意が誰よりも高く、先輩かつキャプテンとして桜木たちと共に激闘を繰り広げていた赤木でしたが、スラムダンクファンたちからはどのような印象を抱かれていたのでしょうか?ここでは赤木剛憲に対する世間での評判や人気についてまとめていきます。
スラムダンクファンの間では赤木剛憲の人気が高く好きだと言う人が多くいました。赤木のバスケに真っすぐな姿勢が読者からカッコよく映っているようで、多くのファンが赤木剛憲というキャラクターに尊敬の目を向けていました。
海南戦で赤木剛憲の人柄が出ていると、スラムダンクの中でもとても好きな場面だと感想を残している人がいました。赤木剛憲は桜木のことを嫌っていますが、バスケットコート上ではしっかり彼のプレーを見ており、礼儀をわきまえて接しているところが魅力的に映っていたそうです。
スラムダンクでは湘北キャプテンで熱血漢な赤木剛憲ですが、そんな彼が大人に甘やかされるところを想像してる人もいました。赤木がバスケ以外の生活をしている、いわゆるギャップが描かれる場面はスラムダンク作中ではありませんでしたが、それを想像する楽しさがあるのもこの漫画の魅力的な部分でしょう。
【スラムダンク】赤木剛憲は頼れるキャプテンだった
多くのファンに熱狂と感動を与えたスラムダンク。その作品において誰よりもバスケに人生を注いでいた赤木剛憲はとても魅力的な存在だったことが分かりました。劇場映画化などで再び盛り上がりを見せているスラムダンクですが、そこで赤木キャプテンの喝が聴けるのを待ち望んでいる人は多くいることでしょう。
この記事のライター
zeile
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