【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太の死亡理由は？生きている説はある？

東京リベンジャーズに稀咲鉄太が登場するとタケミチの宿敵として立ちはだかり、目的のためにあらゆる人材を使って入念な根回しをする頭脳派な強さを見せつけました。ここでは稀咲鉄太の詳細なプロフィールをまとめていき、彼が登場する『東京リベンジャーズ』についてもおさらいしていきます。

稀咲鉄太（きさきてった）は現代で東京卍會総長代理を務める不良で、橘日向と直人を殺害した黒幕です。金髪ヘアーとメガネが特徴的であり、警察にも尻尾を掴ませないほど慎重な性格をしています。作中ではタケミチのタイムリープに対しあらゆる手段を行使して未来を捻じ曲げた狡猾で非道な人柄が目立っており、マイキーを自分にとって都合の良い傀儡に仕立てることを目論んでいました。

東京リベンジャーズは和久井健によって週刊少年マガジンに連載されている漫画作品です。不良だった主人公がかつての恋人を助けるため、タイムリープ能力を繰り返して未来を変えるSFヤンキー漫画として話題を呼び、2022年7月時点で累計発行部数6500万部を超える大ヒット作品となりました。2022年11月に最終回が描かれ完結しましたが、現在もアニメや実写映画、舞台など多数のメディアミックスが展開されています。

26歳でフリーター生活を送っていた花垣武道は中学時代の恋人だった橘日向とその弟の直人が、犯罪集団・東京卍會によって死亡したことをニュースで知ります。翌日、電車のホームに突き落とされた武道は轢かれる瞬間に中学時代に何故かタイムリープし、そこで日向と直人と遭遇します。そこで武道は2人を助けることを決意すると東京卍會に入り暴走族として成り上がることを目指すのでした。

ここからは稀咲鉄太の死亡理由と生存している説についてまとめていきます。稀咲鉄太は東京卍會を犯罪組織に変貌させた黒幕であり、その最期はタイムリープを繰り返したタケミチに敗北し死亡シーンが描かれました。ここではその死亡シーンについて解説していき、ネット上で噂されている生存説の真相についても紹介していきます。

稀咲鉄太の死亡シーンは単行本21巻第185話に描かれています。天竺との抗争が終結した後稀咲鉄太は半間修二の助けを借りてその場から立ち去ろうとしましたが、それにタケミチとドラケンが追いすがったことでそれを阻止し、道路の真ん中に放り出された稀咲鉄太はトラックに轢かれて死亡しました。

東京卍會から除名された稀咲鉄太は黒川イザナを利用して天竺の参謀になり、マイキーを絶望させるため佐野エマを殺害しドラケンを死刑囚にするよう画策しました。それをタケミチのタイムリープによって過去が改変されていき、ついに稀咲鉄太の計画を崩すところまで追い詰めました。イザナもマイキーにやられてしまった稀咲鉄太はバイクで逃走しようとしましたが結果的にトラックに轢かれて事故死しました。

稀咲鉄太の死によって橘日向が現代世界で生きている未来が訪れました。東京卍會の抗争を巻き起こした張本人が死亡したため、タケミチは求めていた未来を掴み取れたのです。しかし、その1週間後にマイキーに黒い衝動が発動し闇堕ちしてしまいました。そこから東京リベンジャーズの新しい物語が始まっていきます。

トラックに轢かれる直前に稀咲鉄太はタケミチに話をしており最後の言葉は「オレは」となっています。この後に続くセリフの内容は上記の3つとどれかであると考えら、最も有力なのは他のタイムリープ能力者を知っていることでしょう。稀咲鉄太はタケミチがタイムリープ能力者であることを知っていたため、タイムリープの原理や他の能力者についても知っていた可能性があります。

もしもタケミチ以外にタイムリープ能力を持つ人物がいた場合、タケミチが橘日向を助けるためにしたように、その人がタイムリープを繰り返すことで稀咲鉄太が生存している世界を作ることができます。また、稀咲鉄太は作中で「橘はいつかオレのモノになる」というセリフを残しており、これが伏線となって本編に再登場する可能性が考えられていました。

1度は死亡していた稀咲鉄太でしたが、その後の本編の展開でトラック衝突事故がなかったことになり生存する未来に改変されました。改変された未来では東京卍會は解散され、マイキーたちはそれぞれの道を歩むことになります。稀咲鉄太はココと共にTK＆KOグループの会長・副会長になりマイキーが所属するレースチームのスポンサーになっています。ただし、経済的に大損してしまい頭を抱えている様子を見せていました。

ここからは稀咲鉄太の正体や目的についてまとめていきます。東京リベンジャーズの黒幕として暗躍し最終的にタケミチたちに敗北し事故死した稀咲鉄太ですが、そもそも彼はなぜ東京卍會を犯罪集団に仕立てて橘日向を殺害しようとしたのでしょう。ここではその理由や経緯について解説していきます。

初登場時は東卍のツートップとして紹介された稀咲鉄太ですが、稀咲鉄太には日本一の不良になるという野望が秘められておりその目的を果たすために裏で動いていました。東卍に加入したのも総長マイキーを利用するためであり、彼が日本トップの不良になれることを見越した上で自身が日本一になるための計画を練っていました。

稀咲鉄太は小学生の頃に橘日向と同じ塾に通っており、彼は当時日向に恋心を抱いていました。そんなある日、日向が中学生の不良集団に絡まれてしまうと、それをタケミチが単身で助けに向かい稀咲鉄太はそれを眺めることしかできませんでした。当時稀咲鉄太は神童と呼ばれる成績優秀な子どもでしたが、彼はタケミチを超えるため日本一の不良になるという目標を抱く様になりました。

橘日向に好意を抱いていた稀咲鉄太でしたが、日向はタケミチに好意を抱くようになり一方的な対抗心を燃やすようになります。そして稀咲鉄太は中学生になって不良になり、日向に対して直接告白をしました。しかし、稀咲鉄太はフラれてしまった上に日向はタケミチと付き合うこととなります。深く絶望した稀咲鉄太はその腹いせに橘日向を殺害するようになりました。

日向が中学生に絡まれた時、勇気が出せず見守ることしかできなかった稀咲鉄太に対しタケミチは果敢に中学生たちに立ち向かいました。その姿から稀咲鉄太はタケミチのことをヒーローと思うようになり彼を注意深く観察するようになります。稀咲鉄太にとってタケミチは日向を奪われた憎い相手でありながら、自分にはできなかったことを成し遂げた漢気ある人物に映っていたことでしょう。

ここからはアニメ版東京リベンジャーズにて稀咲鉄太を演じている声優についてまとめていきます。本作の黒幕として大きな存在感を発揮した稀咲鉄太ですが、その人柄はアニメ版でもそのまま再現されており、声優の演技によってより際立ったキャラクターに仕上がっています。

稀咲鉄太を演じた声優は森久保祥太郎（もりくぼしょうたろう）さんです。『メジャー』の茂野吾郎や『弱虫ペダル』の巻島裕介といった爽やかな青年役に定評がある声優で、声優アワードにて富山敬賞とパーソナリティ賞を受賞するなど様々な実績を残しています。

これまで稀咲鉄太の死亡理由や生存説などについてまとめてきましたが、彼の事故死する最期が公開された時には多くのファンから反響が寄せられました。ここでは稀咲鉄太の事故死に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

稀咲鉄太の死亡シーンを読んだファンからは様々なコメントが寄せられていましたが、その中で最も多かったのは彼の死を受け入れられないというものでした。本作の黒幕である稀咲鉄太ですが、彼の人気は非常に高いようで死んでしまったことに悲しむ声が多く散見されました。

一部の読者からは稀咲鉄太が事故死した事実よりも、それを目の当たりにして涙を流した半間修二の方が印象に残っていると言われていました。半間は稀咲鉄太と深い関わりを持っていたわけではありませんが、それでも人の死に涙を流した彼はとても人情深い人柄をしていると言えるでしょう。

死亡する直前のセリフについて反応しているコメントもあり、稀咲鉄太が話そうとしていたことや生存説などについて議論されている様子も見受けられました。その後の展開から察するに、稀咲鉄太はもう1人のタイムリープ能力者を知っていたことでしょう。

東京リベンジャーズの頭脳派黒幕として大きな存在感があった稀咲鉄太でしたが、その最期はトラックに轢かれて事故死するという呆気なく切ないものでした。もしも稀咲鉄太の活躍や死亡シーンについて気になった人はぜひ東京リベンジャーズ本編をチェックしてみてください。