【転生したらスライムだった件】ヴェルダナーヴァとは?能力やスキルを紹介
『転生したらスライムだった件』に登場するヴェルダナーヴァは、物語の鍵を握るキャラクターで、徐々にその情報が明らかになってきました。当記事では『転生したらスライムだった件』のストーリーをおさらいしつつ、ヴェルダナーヴァの情報を紹介し、考察を深めます。
目次
【転生したらスライムだった件】ヴェルダナーヴァとは?
最初に、ヴェルダナーヴァのプロフィールと『転スラ』こと『転生したらスライムだった件』の概要をお伝えします。しかし、プロフィールと言ってもヴェルダナーヴァはまだまだ謎の多いキャラクターです。ここではまず、ヴェルダナーヴァについての考察を深める準備として基本情報を身につけておきましょう。
ヴェルダナーヴァのプロフィール
ヴェルダナーヴァは、その姿が明らかになっていません。というのも、異世界においては神のような存在で、姿を見たことのある人物はほとんどいないからです。ヴェルダナーヴァは、異世界の全てを作り出した創造主「星王龍」とされています。あらゆる概念や属性の起源であり、実力は未知数です。
転生したらスライムだった件(転スラ)の概要
『転生したらスライムだった件』は、原作者・伏瀬(ふせ)氏による小説が原作となっている作品です。小説投稿WEBサイト『小説家になろう』にて連載された、いわゆる『なろう系小説』でした。その後ノベルスや漫画が刊行され、アニメの放送や映画化などのメディアミックスが実現しています。『このライトノベルがすごい!』では2017年〜2020年に渡って単行本・ノベルス部門でTOP10入りを果たしました。
転生したらスライムだった件(転スラ)のあらすじ
『転生したらスライムだった件』の主人公の三上悟(みかみ・さとる)は、ごく普通の冴えないサラリーマンでした。ところがある日、通り魔に刺されて命を落とします。死亡した三上は、なんとスライムとして幾つかの能力(スキル)を授かり、異世界に転生しました。スライムは『リムル=テンペスト』と名付けられ、多くの仲間と出会い、RPGゲームさながらの冒険や戦いを繰り広げていきます。
【転生したらスライムだった件】ヴェルダナーヴァの能力や強さ
『転生したらスライムだった件』の世界の原点であるヴェルダナーヴァは、保有する能力・スキルも破格の強さを誇るキャラクターです。ここではそんなヴェルダナーヴァの能力・スキルを解説しています。ヴェルダナーヴァの強さの秘密と、転スラの物語の核心に迫っていきましょう。
ヴェルダナーヴァの究極能力やスキル
『転生したらスライムだった件』作中最強のヴェルダナーヴァは、とある究極能力(アルティメットスキル)を所持していましたが、本人はそれを好いていませんでした。それは『ミカエル』のスキルです。これが気に入らなかったヴェルダナーヴァはルドラに頼んでスキルを交換し、『ウリエル』のスキルを手に入れます。
正義之王(ミカエル)
ヴェルダナーヴァが嫌っていたスキル・『正義之王(ミカエル)』は、圧倒的な支配力を持っています。ヴェルダナーヴァが作り出した天使系究極能力には『美徳系』という7つの能力があり、ミカエルはその一つであり最強と言われるスキルです。ミカエルには敵を殲滅させられる力があり、これはミカエルでもコントロールが容易ではなく、世界を滅亡させる危険性を孕んでいます。
誓約之王(ウリエル)
ミカエルを嫌ったヴェルダナーヴァが、ルドラと交換して得たスキルが『誓約之神(ウリエル)』でした。ウリエルは空間管理に特化しており、空間を自在に入れ替えたり、空間を断絶したりできる多彩なスキルです。現在はこのスキルをリムルが所持しています。
ヴェルダナーヴァの強さ
ここまで紹介した通り、ヴェルダナーヴァは『転生したらスライムだった件』作中で最強レベルの能力を持ったキャラクターと言えます。しかし当の本人は自身の強さにはあまり執着がなく、その強いスキルを次々と譲渡し、弱体化していくのです。
【転生したらスライムだった件】ヴェルダナーヴァの正体や誕生の経緯
謎のベールに包まれているヴェルダナーヴァですが、彼の生涯を追っていくとその人柄や素顔、さらには人間関係もが見えてきます。ここではヴェルダナーヴァの誕生から消滅までを追って説明します。『転生したらスライムだった件』の根幹に関係する部分でもあるので、必見です。
ネタバレ①完全無欠の存在として誕生
ヴェルダナーヴァは完全無欠の”意志”、そして全知全能の神として誕生しました。誕生当初は他の存在は無く、ヴェルダナーヴァは完全無欠な自分しかいない世界を「つまらない」と感じるようになります。そこで、あらゆる存在や概念を生み出し、世界を創造することにしました。それと引き換えに、ヴェルダナーヴァ自身は全知全能を捨てることになったのです。
ネタバレ②原初の悪魔を誕生させる
ヴェルダナーヴァはまず話し相手を欲し、『始原の七天使』を生み出します。始原の七天使は光の大精霊から生み出された七柱で、ヴェルダナーヴァからそれぞれ名前を授かり、神に倣って成長を遂げていきます。しかし、光には影がつくものです。影の存在として、闇の大精霊からも七柱が誕生し成長しました。これが『原初の悪魔』です。
ネタバレ③神祖を誕生させる
ヴェルダナーヴァは人間を繁殖させ、文化・文明を発展させるために『神祖』を生み出しました。それがトワイライト・ヴァレンタインです。神祖は数多の実験によって様々な人間や種族を誕生させていきます。その時生み出した最高傑作とされているのが、ルミナス・バレンタインです。
ネタバレ④人類を愛する
やがて基軸世界は並列世界と連動し、人類が誕生しました。ヴェルダナーヴァは人類が誕生すると、平和に過ごせるよう人類を守り、愛するようになっていきます。しかしヴェルダナーヴァには、人類がこのまま成長を遂げていくといずれ滅亡するという未来が見えており、これを危惧していました。
ネタバレ⑤ギィに役割を与える
人類の滅亡を危惧したヴェルダナーヴァは、ギィ・クリムゾンに『調停者』の役割を与えます。ギィは原初の悪魔の一人です。ギィは、人間たちが私欲に走り争いなどを起こさなよう見守るよう告げられました。そこで、世界各地に”魔王”を置き、その脅威で世界の均衡を保とうとします。
ネタバレ⑥ルドラに役割を与える
ギィに続き、ヴェルダナーヴァはルドラ・ナム・ウル・ナスカに『勇者』の役割を与えました。ルドラはのちに『始まりの勇者』と呼ばれるようになります。ルドラの理想は、人間を統一して世界の均衡を保ち、皆が幸福に暮らせるようにすることでした。ヴェルダナーヴァはルドラの理想を達成するのは難しいと感じますが、彼の熱意を見込んで勇者として役割を与えたのです。
ネタバレ⑦ディーノに役割を与える
『調停者』と『勇者』の役割がうまく機能しなければ世界の均衡か崩れると考えたヴェルダナーヴァは、ディーノに『監視役』を任せます。ピコ・ガラシャと共に地上の監視を任されたディーノですが、彼は根っからのニート気質で『眠れる支配者』の異名を持っていました。ちなみにディーノは『怠惰者』『怠惰之王』という名のスキルを保有しています。
ネタバレ⑧ルシアとの間にミリムが生まれる
ヴェルダナーヴァはルシアと恋に堕ちて結婚し、女児・ミリム・ナーヴァを授かります。ちなみにルシアは、ルドラの妹です。このときヴェルダナーヴァは、自分の持つ全ての力を娘であるミリムに託します。そのためミリムは破格の強さと、世界を滅ぼせるほどのスキルを身につけることになりました。
ネタバレ⑨ルシアと共に消滅する
ミリムに全てを託した時点で、ヴェルダナーヴァにはもうかつてのようなスキルや力はなく、普通の人間と変わらない強さになっていました。弱体化したヴェルダナーヴァは戦いに巻き込まれ、ルシアと共に消滅してしまいます。不滅である竜種は輪廻天性するものとされていますが、ヴェルダナーヴァはいまだにそれがなされていないようです。
【転生したらスライムだった件】ヴェルダナーヴァとリムルやユウキの関係
ここまでは『転生したらスライムだった件』作中で明らかになっているヴェルダナーヴァの情報を紹介しました。しかし、ヴェルダナーヴァについてはまだ謎が残されており、作中にはその伏線とも取れる描写が複数見られます。続いては、ヴェルダナーヴァに関する伏線と、それについての考察を深めていきましょう。
ヴェルダナーヴァとリムルの関係
『転生したらスライムだった件』を巡っては、様々な考察が繰り広げられています。その中でもかなり有力だとされているのが、「リムルはヴェルダナーヴァの生まれ変わり」という説です。なぜそのような説が流布するようになったのでしょうか。その根拠を紹介します。
考察①ヴェルドラとすぐに友達になる
三上がリムルとして異世界に転生し、最初に出会うのがヴェルドラです。竜種であるヴェルドラですが、出会って数秒でスライムに友情を抱き、リムルという名前を与えます。最強と最弱という取り合わせにも関わらず友情が芽生えるこのシーンには違和感を覚えた人も多いことでしょう。しかし、この時ヴェルドラがリムルからヴェルダナーヴァの気配を感じとったと考えれば、辻褄が合うのです。
考察②ミリムとすぐに友達になる
ヴェルドラ同様、出会ってすぐに友達関係になったのがミリムです。ミリムはヴェルダナーヴァを父に持つキャラクターです。そのため、リムルから父と同じ気配を感じ取った故、リムルに対し好感を持ったと推測できます。
考察③ヴェルグリンドのセリフ
ヴェルグリンドはリムルに対し、意味深なセリフを残しています。それはリムルがヴェルグリンドを捕食し究極能力を作り出した時のことです。ヴェルグリンドはそんなリムルの姿を見て、ヴェルダナーヴァ以外にできることではないと語っていました。つまり裏を返せば、それができるリムルはヴェルダナーヴァであると捉えることができるのです。
考察④リムルはヴェルダナーヴァの生まれ変わりだった?
「ヴェルドラとすぐ友達になる」「ミリムとすぐ友達になる」「ヴェルドラの意味深なセリフ」の3点は、多くのファンの間で”リムル=ヴェルダナーヴァ”であることの伏線だと捉えられています。『転生したらスライムだった件』では、ヴェルダナーヴァについての情報が徐々に明らかになってきています。そのため、今後のストーリーの中で、新たな伏線が登場するかもしれません。
ヴェルダナーヴァとユウキの関係
ユウキは三上と同様に、異世界に転生してきた人間です。そんなユウキは『強欲之王』という究極能力を隠し持っていました。ユウキは当初、リムルと意気投合したものの、後に世界征服を目論んでおりリムルとは相反する考えを持つことが明らかになります。リムルのよき友人かと思いきや、「黒幕か?」とも囁かれるようになったユウキはヴェルダナーヴァの能力を使うことができ、「師弟関係にあるのでは」という説も広がっています。
【転生したらスライムだった件】ヴェルダナーヴァに対する世間での評判や人気
『転生したらスライムだった件』のストーリーが進むにつれ、ヴェルダナーヴァと転スラのキャラクターたちの関係が少しずつ見えてくるようになりました。そんなヴェルダナーヴァの人間関係について、「もっと知りたい」「過去にあのキャラクターと、こんなエピソードがあったら・・・」と想像を膨らませる声が多く上がっています。
ヴェルダナーヴァの能力は未知数です。しかし、全ての概念の祖であり、異世界の創造主でもあるヴェルダナーヴァは、間違いなく「転生したらスライムだった件至上最強レベルのキャラだろう」と予測されています。SNS上ではさまざまな根拠をもとに、多彩な考察が繰り広げられているようです。
ヴェルダナーヴァの姿は、明らかになっていません。そのため、SNS上のファンの間では「どのような姿をしているのか?」と想像が膨らんでいました。理想のヴェルダナーヴァの姿を描く人もちらほら見られます。そんな中、少しずつ情報が明らかになってきており、転スラファンのワクワク感はさらに増しているようです。
「リムルはヴェルダナーヴァの生まれ変わりである」という説は、転スラファンの間でも最も盛り上がっている考察ではないでしょうか。リムルもヴェルダナーヴァも、『転生したらスライムだった件』の中では最強レベルのキャラクターであることから、かなり有力な説とされていますが、一部の転スラファンからは反対の意見も出ています。こちらは、生まれ変わりではないと考える意見でした。
【転生したらスライムだった件】ヴェルダナーヴァは世界の創造主だった
いかがでしょうか。『転生したらスライムだった件』の物語の核心に迫るには、ヴェルダナーヴァについて理解を深めることが欠かせません。そんなヴェルダナーヴァですが、徐々にその情報が明らかになってきています。今後も更にヴェルダナーヴァの情報が解禁される可能性があります。その時はぜひ、見逃さず新たな情報をキャッチしてください。
この記事のライター
HAYASHI*M
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