【ワンピース】スムージーの悪魔の実の能力や懸賞金を調査！スイート三将星の実力とは？

スムージーは『ワンピース』の「ホールケーキアイランド編」から登場した、ビッグマム海賊団の幹部であるスイート三将星のうちの一人です。

スムージーの登場シーンは、『ワンピース』作中では現状あまり多くはありません。この記事は能力や強さなど、不明瞭な部分の多いスムージーについて調査しまとめたものです。

スムージー、本名シャーロット・スムージーは、ビッグマム海賊団の船長であるビッグマムことシャーロット・リンリンの娘です。足長族とのハーフであるスムージーは非常に長い脚を持つ高身長の女性で、背中には長剣を背負っています。はっきりとした顔立ちの美女であり、特徴である長い脚の右太ももにはバラの刺青が入っています。常に冷静ですが、部下を気にかけたり家族を想う一面もあります。

スムージーが登場する『ONE PIECE(ワンピース)』は、今や日本国内に留まらず世界的な人気を誇る大ヒットコンテンツです。原作漫画は現在も週刊少年ジャンプで作者の尾田栄一郎先生によって連載されています。テレビアニメも放映話数が1000話を超える長寿番組となっており、アニメの劇場版最新作も2022年8月公開予定となっています。

ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)と呼ばれる財宝を求めて、多くの海賊が海へ出た「大海賊時代」。主人公ルフィもまた、ワンピースを求める海賊の一人です。仲間と共に故郷を出て、ワンピースが眠るというグランドライン(偉大なる航路)の航海を始めたルフィは、数多の強敵と闘い成長し、「海賊狩り」ゾロや「泥棒猫」ナミらの仲間を増やして、グランドラインの中でも更なる難所である新世界へと足を踏み入れます。

ビッグ・マム海賊団は、新世界で幅を利かせている四人の大海賊「四皇」の一人であるビッグ・マムが船長を務める海賊団で、新世界へ突入したルフィ達はスムージーらスイート三将星や船長ビッグ・マムとの熾烈な闘いを繰り広げました。ビッグ・マムの縄張りであるホールケーキアイランドを辛くも抜け出し、次の目的地ワノ国へ向かったルフィ達でしたが…。

四皇の一人であるビッグ・マムが船長を務める海賊団の幹部であるスムージーは、一定以上の戦闘能力を持っているのは当然であると考えられます。

こちらの項目では、スムージーが名を連ねるスイート三将星の解説と、スムージーが持つ悪魔の実の能力や、スムージーにかけられた懸賞金の金額から、スムージーの強さを考察していきます。

スイート三将星(スイートさんしょうせい)とは、ビッグ・マム海賊団の中でも最高幹部に対して用いられている通称です。「将星の前に入る数字」は、その時点でビッグ・マム海賊団の中にいる将星に値する力を持つ者の人数によって決まります。将星となるのは基本的には秀でた戦闘能力を持つ者であり、「ワンピース」本編でルフィ達と対峙した将星はスムージーを含めて三人のスイート三将星でした。

『ワンピース』本編中で登場したスイート三将星は、シャーロット家次男のカタクリ、十男のクラッカー、そして十四女のスムージーです。このうちのカタクリとクラッカーは本編で既に倒されていますが、戦闘シーンではいずれも激闘が描かれており、強さを誇る難敵でした。この三人の中で残る最後の一人となったスムージーも、他二人の戦闘力から考えるとかなりの強さの持ち主だと推察できます。

スムージーは超人系(パラミシアけい)の悪魔の実であるシボシボの実の能力者「脱水人間」です。触れたものをまるで濡れ布巾のように搾り、その水分を抜き取るという能力で、背中に背負った長剣で相手を斬ることで水分を奪うということも可能です。奪った水分は自分の肉体や長剣に吸収・蓄積させることもでき、それにより身体の巨大化や、長剣からウォーターカッターのように水の斬撃を飛ばすということもできます。

スムージーにかけられている懸賞金は「9億3200万ベリー」です。これは、物語が進むにつれ、懸賞金のインフレーションが起こっている『ワンピース』の中でも高額の部類に入る金額です。懸賞金の金額がそのまま強さを示すわけではありませんが、スイート三将星の肩書きやシボシボの実の能力から察するに、スムージー自身はかなりの強さを持つキャラクターだと言えるでしょう。

四皇であるビッグ・マムの下で幹部として働いている、という肩書きによる危険性も加味されてのものかもしれませんが、2022年4月現在までで登場した海賊の中では高額と言える懸賞金をかけられています。(注:同じ将星のカタクリには劣りますが、同じく将星であるクラッカーよりは高額)そうした点から、スムージー個人の戦闘能力や指揮能力といった総合的な強さは、高く見積もることができるでしょう。

漫画、アニメ共に登場シーンの回数にはそれほど恵まれていないスムージーですが、ここで一度『ワンピース』作中でスムージーが登場するシーンを振り返ってみたいと思います。

スムージーの初登場シーンから、スムージーの能力によって「あること」が起こりかけて印象深かったシーンまで、『ワンピース』作中でスムージーが登場するシーン・活躍したシーンをおさらいしていきましょう。

スムージーが登場したのは「ホールケーキアイランド編」からです。ホールケーキアイランドはルフィ達が新世界に突入してから四番目に足を踏み入れた場所(海中にある魚人島を含めるのであれば五番目)です。新世界突入後は、手長族や足長族といった特徴のある人種のキャラクターも多く登場し始めており、スムージーの父親である男性も足長族です。

スムージーは初登場時、シャーロット家に仕えている女性を持ち上げて全身の水分を搾り取り、自らの体格に合う大きなサイズのワイングラスへ注ぐという行動を取り、『ワンピース』読者に大きな衝撃を与えました。長すぎる脚を組み、喉を潤すために一人の女性を害した謎の女は不気味な印象があり、ビッグ・マム海賊団への底知れない恐怖の演出となっていました。

シボシボの実の能力を活用して、自身の体躯を強化させたスムージーは、ナミのことを片手でいとも簡単に持ち上げてしまいます。

スムージーの初登場時にネガティブな描き方をあらかじめしておくことで、味方側のキャラクターがスムージーに捕まった時にはかなりの緊張感が読者に与えられます。ナミがスムージーに持ち上げられたシーンは、搾り取られたあの女性のような姿になってしまうナミを想像してしまう読者も多数いたことでしょう。

スムージーはクールな性格ですが、冷徹な面と家族想いの面の両方持ち合わせています。そんなスムージーの話し口調は「女子校の王子様」を連想させるような凛としたものでした。

アニメ版でのスムージー役の声優さんは、そんな王子様のような雰囲気を持つスムージーを深みのあるハスキーな、それでいてかつ女性らしい柔らかさと色香のある声で演じられていました。スムージーを演じた声優さんはどのような方なのでしょうか。スムージーの声優さんである勝生真沙子さんについて軽く解説したいと思います。

スムージー役を演じられたのは、勝生真沙子(かつきまさこ)さんというベテランの女性声優さんで、多くの人気キャラクターを演じられています。

勝生さんは高校卒業後から現在まで声優としてご活躍されており、数々の有名作に出演されている大ベテランです。アニメ作品の他、海外ドラマや映画の吹き替えでも多くの作品に出演されています。

勝生さんが演じている役で代表的なものといえば、『ガラスの仮面』の主人公北島マヤ役、『美少女戦士セーラームーン』シリーズで「百合界のカリスマ」として大人気の海王みちる/セーラーネプチューン役、『NARUTO』の五代目火影・綱手役でしょうか。他にも多くの有名作に出演されています。

この項目では、『ワンピース読者のスムージーに対するSNSでの評判や人気について調べたものをいくつかご紹介します。インパクトのある見た目を持ち、四皇の娘であり更には海賊団の最高幹部という肩書きのスムージーですが、作中での活躍はおろか登場シーンの回数すらあまり恵まれていません。スムージーというキャラクターはどのような印象を持たれているのでしょうか。

スムージーの目を引くキャッチーなキャラクターデザインは「かっこいい」と好意的な評判でした。他にも、スムージーの顔立ちや声、体型を「美しい」と言う声もあり、スムージーの外見は『ワンピース』読者からも好評のようです。

しかし、やはりスムージーが『ワンピース』作中であまり活躍できていないという点は、多くの人が気になっているところのようです。シボシボの実の能力で巨大化したシーンは描かれてこそいるものの、スムージーの巨大化が戦闘で役立った様子はあまり描かれていません。同じ三将星であるカタクリとクラッカーが見せた激闘の後では、あまり活躍できていないスムージーの印象は今一つなのでしょう。

現状、今後の物語に関わってくるかどうかも不明瞭なスムージーではありますが、ビッグマム海賊団の行く末と共に、スムージーが活躍するシーンが描かれることを期待する読者も少なからず存在しています。

登場回数こそ決して多くはないスムージーですが、シャーロット家の一員らしく冷徹で残酷な面を持ちながらも、優しい部分もある女性であることは、『ワンピース』作中の描写から察することができます。

スムージーがもしも、「娘」であったら、「会社の先輩」であったら、あるいは「カフェの店員」として働いていたら…。作中でわかっているスムージーの性格から、上記の三つのパターンで「ifの世界のスムージー」について考えてみました。

ビッグ・マム海賊団の幹部として、ビッグ・マムに対しては恐怖と畏敬を抱いているような態度で忠誠的に働いているスムージーですが、ビッグ・マムが安否不明となった際には「ビッグ・マム死後の海賊団の意向」を(冗談で)話している兄弟達を厳しく叱責していました。スムージーが母親想いの娘であることが伺えるシーンであり、「娘」としてのスムージーは親を気遣う心を持つ優しさのある女性なのではないかと推察できます。

スイート三将星という幹部のポジションにあり、実力者であることが容易に伺えるスムージー。ホールケーキアイランド内部でトラブルが起きた際にも、極めて冷静に対処し、他者を頼るという高い協調性のある部分も見せていました。「会社の先輩」として、スムージーは非常に頼りがいのある人物なのではないかと思われます。

「ジュース大臣」という肩書きを持つスムージーは、結婚式のウェルカムドリンク係を務めているシーンが作中でも描かれていました。来客に対して丁寧に対応し、希望のものを淀みなく提供できるスムージーは、「カフェ店員」として働いていても活躍できるのではないでしょうか。

四皇であるビッグ・マムの娘であり、ビッグ・マム海賊団の最高幹部・スイート三将星に名を連ねていながらも、未だ作中では活躍が乏しいスムージー。「ワノ国編」ではビッグ・マムと共にスムージーもワノ国へ乗り込んできたものの、2022年4月現在では消息不明となっています。「ワノ国編」は現在クライマックスを迎えており、あるいは「ワノ国編」終了後にスムージーの戦闘シーンも描かれるかもしれません。

『ワンピース』には敵味方問わず、非常に多くの「闘う女性キャラクター」が登場します。スムージーもその中の一人であり、未だ活躍シーンの少ない他のビッグ・マム海賊団の船員同様、今後の登場に期待したいところです。