【ワンピース】光月家はどのような一族？家族構成や世界との繋がりも

『ワンピース』に出てくる一族の中でも、注目されているのが光月家です。ワノ国を治めていた、ポーネグリフを作ったなどいろいろな話がある一族です。未だに謎に包まれている光月家ですが、今後『ワンピース』において鍵を握ることは間違いないでしょう。この記事では、光月家について紹介していきます。

将軍家という顔を持っている光月家は、かつてワノ国を治めていた一族として作中で描かれています。石工職人の家系になっており、ポーネグリフを作り続けていました。光月家が治めていたワノ国は、20年前にカイドウとオロチに乗っ取られています。現在『ワンピース』では光月家の人間は5名出てきており、どの人物も『ワンピース』の物語に必要不可欠です。

『ワンピース』は1997年から週刊少年ジャンプで連載が開始された、尾田栄一郎さんによる少年漫画です。2022年に25周年を迎える『ワンピース』は、今や日本だけではなく海外にも多くのファンを持っています。単行本は100巻を超えており、累計発行部数は4億1000万部を突破しています。アニメは放送回が1000話を超えており、今では多くのファンが見るアニメの一つになっているといえるでしょう。

『ワンピース』は海賊王を目指す主人公のルフィが、仲間との出会いや別れ、敵との戦いなどを繰り返して海原を旅していきます。物語は佳境に入ったともいわれており、ワノ国編ではこの記事で紹介する光月家の家族たちも関係しています。ワノ国編で今後どのような展開が起こるのか、ファンの人も楽しみにしていることでしょう。

『ワンピース』の今後の鍵となる可能性のある光月家の一族ですが、現在作中では家族の中の5名が出てきています。ここからは、光月家の家族構成と特徴などについて紹介しましょう。

光月家の家族内でも外すことができないのが、光月おでんです。破天荒な性格の持ち主ですが、ワノ国の閉鎖に対して長年疑問を持ち続けた人物の一人です。ワノ国を飛び出したおでんは、白ひげ海賊団の2番隊隊長として活躍を果たしました。

その後ロジャー海賊団の一人になり、世界の秘密を知った数少ない一人です。カイドウとオロチに立ち向かうも力及ばずに処刑となり、「ワノ国を開国せよ」という言葉を最後に残して亡くなっています。

光月スキヤキはおでんの父になり、モモの助の祖父です。おでんをワノ国から追放した張本人ですが、その後おでんの活躍を買ったことで九里大名として任命しています。光月家の家族構成では一番の先祖となり、現在の生死は不明です。病死したという噂がありますが、おでんはオロチが関係しているのではないかと考察していました。

次期九里大名でもある光月モモの助は、おでんとトキの子供です。トキが能力を使って20年後の世界に飛ばし、ルフィたちと出会います。ルフィたちとは同盟を組んでおり、カイドウを倒すためにワノ国に向かいますがオロチのスパイにさらわれてしまいます。その後、サンジに助けられたモモの助は、現在ヤマトとしのぶに守られている存在です。

光月トキはおでんの妻になり、最後の最後までおでんを支え続けました。トキは『ワンピース』で能力が得られる悪魔の実の一つでもある、トキトキの実の能力者です。未来に飛ぶことができる能力を持ち、トキ自身も過去から未来へ飛んできておでんと出会っています。

白ひげ海賊団、ロジャー海賊団と流れを踏んでいくおでんとともに過ごし、二人の娘を生んでます。おでんが処刑された後はモモの助を未来へ飛ばし、自分自身はカイドウの手下に銃撃されて亡くなっています。

光月日和はおでんとトキの子供になり、モモの助の妹です。モモの助が20年後の未来へ飛ばされた際、日和は現実に残されていたため長年をワノ国で過ごしています。そのため、モモの助が8歳なのに対して、ワノ国編では日和は26歳になっていました。日和はゾロにおでんの愛刀でもあった閻魔を託した張本人になり、現在は身を隠しています。

光月家の世界との繋がりは、どのような部分にあるのでしょうか。また、光月家を語る上で外せないのが、家紋です。ここからは光月家の家紋の考察と世界の繋がりを紹介していきます。

光月家の家紋は家臣の背中などに入っており、家紋に入っているマークなどは実際に存在している家紋を組み合わせて作られています。一族を繁栄させる鶴丸、厄除け効果が得られる九曜、準ずる者や分家を意味する菊輪です。

この家紋から読み取れるのが、ワノ国を治めた光月家は将軍の一族になり、どこからか分家された可能性があるということです。一番可能性が高いのが、空白の100年に存在したある巨大な王国といわれています。

光月家の家紋には残り十字という、斜めに入った十字が背景にあります。海賊のマークにも見えますが、光月家が海賊というのは有り得ません。そのため、斜め十字が意味しているのが月ということから、光月家に何かしら関連しているといえるでしょう。

光月家の家紋に入っている九曜の部分が、太陽系の惑星と関係しているのではないかといわれています。世界ではなく宇宙系にまで関係している可能性がある光月家は、注目の的ともいえるでしょう。また、光月家が仮に太陽系の惑星と関係していなくとも、分家の可能性があるとある巨大な王国が世界規模ではなく宇宙規模を誇る国だったとも考察されています。

トキはカイドウの手下に銃撃されて死ぬ間際に、辞世の句を詠んでいます。現代語訳にすると、「20年後に赤鞘九人男が現れる」という意味が読み取れます。トキは空白の100年を過ごした人物になるため、これまで明かされていなかった謎を知っている可能性があるでしょう。そのため、トキが詠んだ辞世の句には深い意味が隠されている可能性が高いです。

太陽系の惑星と関係している可能性のある九曜ですが、ポーネグリフと関係しているのではないかとも考察できます。ポーネグリフは『ワンピース』で30個存在しているといわれていますが、その中でも真意を持つポーネグリフは9個です。光月家はポーネグリフを作っていた一族のため、家紋に9という数字を残したのではないかといわれています。

『ワンピース』では主人公のルフィを先頭に、ミドルネームにDが付いているキャラが何人か登場します。Dの一族に光月家が関係している可能性があるとされていますが、どのようなポイントから光月家とDの一族が関係しているのか考察します。

Dの一族は名前のミドルネーム部分に、Dという文字が入っている者を呼びます。『ワンピース』のルフィであれば、モンキー・D・ルフィとなります。Dの一族は光月家のように、家族で構成されているわけではありません。血筋は関係ないですが、その意味や真相はいまだ謎に包まれたままです。

Dの一族の大きな共通点として、死に際に笑みを浮かべることです。これまでにロジャーは処刑時、ルフィは死を覚悟したときに笑みを浮かべています。光月家の一人でもあるおでんも、処刑時に笑っている様子が描写されています。そのため、光月家はDの一族ではないかと推測されているのでしょう。

おでんが笑みを浮かべて死んでいったのは、他の説もあるといわれていますが、光月家がDの一族である可能性として文字が挙げられます。Dは月の満ち欠けを意味しているのではないという説です。半月のような形をしていることから、Dの一族の血と地球人のハーフというものです。そのため、光月家の人間にはミドルネームにDはついていません。

『ワンピース』で鍵を握るといわれるDの名を持つ家系は今のところ、7つ登場しています。しかし、もしかするとまだ何家系か謎に包まれているだけで、実際は9つあるのではないかと考察されています。そうなると、光月家がDの一族の家系である可能性も濃厚になってくるでしょう。

ワノ国を治めてきた光月家でしたが、ワノ国はカイドウとオロチの手に渡ってしまいます。ここからは、光月家とオロチ・カイドウとの関係性について見ていきましょう。

長いことワノ国を治めてきた光月家でしたが、オロチとカイドウに転覆させられます。オロチの祖父が過去に内乱を装って各大名を暗殺したことがきっかけで、オロチの家系である黒炭家は「大名殺しの一族」と呼ばれます。迫害などを受けたことにより、オロチはワノ国を恨むようになったのでしょう。カイドウと手を組んで、ワノ国を滅ぼそうと企んでいます。

ワノ国がオロチに支配されてからは、大量の武器工場が作られ、ワノ国で盛んだった武道を禁止したりなどしています。泣いている姿を抑え込むために、SMILEを食べさせて笑う感情しか持たせないなど悪行ばかりが目につくでしょう。小紫からはオロチ最大の罪と表現されているほど、非情なことばかりをしています。

光月家の家族の絆に対しての意見が多く挙がっていました。おでんの勇姿や尽くしたトキ、複雑な姉妹関係などについて、感動するという声が多くあります。

また、光月家の家紋に対して、考察をする人も少なくありません。過去から伏線を見つけたりなど、謎が多い光月家だからこそ、見つける楽しみもあるのでしょう。

光月家は人物や家紋、全てにおいて謎の多い一族です。家族間の絆が強く、感動するシーンも多くあるでしょう。今後、ワノ国編で光月家がどのように関係してくるのかも見どころです。