【ワンピース】Dの意志・一族を徹底考察！Dの名を持つキャラを紹介

『ワンピース』の作中では度々Dの意志やDの一族など、Dに関係する言葉が登場します。Dの一族は天竜人や各地域の人々によって様々な解釈がされている一族です。ここでは、物語と深い関係にあるDの意志やDの一族とはどのような意味なのかについて紹介します。

Dの意志とは、『ワンピース』に登場する名前に"D"がついているキャラクター達が受け継いでいる意志の事です。Dが名前についているすべての人物がDの意志の意味を知っている訳ではなく、Dの意志について知る前に命を落とすキャラクターもいます。Dの意志を知っている者の立場によってDの意志への評価が異なり、天竜人からは忌み嫌われているが人によっては尊敬されていたりと様々な地域で聞く言葉となっています。

Dの意志の詳しい意味は、世界政府のトップに君臨する五老星やグランドラインを制覇する事に成功し海賊王となったロジャー海賊団の船長であるゴール・D・ロジャーとその一部船員等、『ワンピース』に登場するキャラクターの中でも極僅かの人物しか知らない内容となっています。Dの意志には謎が多い為、読者の中でも特に考察がされている言葉となっています。

Dの一族とは文字通り、モンキー・D・ルフィを含めた名前に"D"が付くキャラクター達の事を指しています。Dの一族は天竜人と深い関係がある為、五老星がDの意志を危険視して広報する際の名前を変更していたり、一部地域では"神の天敵"と呼ばれていたりと様々な地域で影響がある一族です。

『ワンピース』は週刊少年ジャンプで1997年から連載されている大人気漫画です。その絶大な人気からアニメ、ゲーム、映画等と様々な形で作品が配信されています。『ワンピース』はアニメでの迫力のある戦闘シーンや、原作での長期に渡った伏線回収も魅力の一つとなっていて、アニメから『ワンピース』に興味を持ったり、先の展開を考察する事が楽しみになっている読者も存在しています。

アニメ版では音や映像によって作品の臨場感が増しており、様々な特徴を持ったキャラクターに合った声優の演技や『ワンピース』固有の技である"覇気"の演出等アニメでしか味わえない魅力も多数存在します。アニメ化の影響もあり海外での人気も凄まじいものとなっており、国内だけに留まらず世界中から愛される作品となっています。

『ワンピース』は、東の海に存在するフーシャ村で育った主人公のモンキー・D・ルフィが、フーシャ村を訪れていた海賊のシャンクスと出会った影響で海賊となります。海賊王ゴールド・ロジャーが処刑される寸前に語ったお宝である"ワンピース"を求め海賊王を目指し、世界を冒険して仲間を集めながら成長していく物語となっています。

『ワンピース』に登場する名前にDの付いたキャラクターは、主人公であるモンキー・D・ルフィを始めとした重要キャラクターに多く存在します。そんなルフィを含めた物語で重要な役割を持っているDの一族のキャラクターについて紹介していきます。

『ワンピース』の主人公であるモンキー・D・ルフィは、作中でシャンクスの麦わら帽子をいつも着用している事から"麦わらのルフィ"と呼ばれています。ルフィはゴムゴムの実という悪魔の実を食べる事で身体がゴムになっているので物理攻撃が効かなくなっています。ゴムの伸縮性も備わっているのでルフィ自身の身体がリーチの長い武器となり、攻撃防御どちらも隙の無い能力も持っています。

ルフィの戦闘力は非常に高いですが、戦闘以外の生活面や知識面は比較的低くなっておりルフィ自身も戦闘以外の事は苦手と自覚しています。その為ルフィは戦闘以外をそれぞれ得意とする人に任せている事から仲間の大切さを深く理解していて、仲間の事を信頼していると共に仲間の命や尊厳を最優先に行動する事が多いです。

モンキー・D・ガープはルフィの祖父でありながら海軍中将の地位を持っているキャラクターで、"拳骨のガープ"と呼ばれています。ガープは海軍に所属している中で大将級の実力を所持している為、度々海軍大将へ昇格しないかとの声を掛けられていますが、自由に行動できる事を重要視しているので断っています。海軍に所属しながらも高い地位に拘らず自由を優先する所からDの一族は自由を好む一族との考察もされています。

モンキー・D・ドラゴンはルフィの父親で、天竜人や世界政府を倒す事を目標に活動している組織である革命軍のトップに君臨しているキャラクターです。ドラゴンの登場シーン自体が少ない上に戦闘シーンもない事から具体的な能力や覇気等については不明となっています。スモーカーに拘束されたルフィを助けるシーンで発生した風以外にも風に関係する描写がある事から風に関係する能力を持っているのではないかと考察されています。

マーシャル・D・ティーチは元々"白ひげ海賊団"に所属していましたが、ヤミヤミの実と呼ばれる悪魔の実を白ひげ海賊団から奪い取る事に成功すると、白ひげ海賊団を抜け出し新たに"黒ひげ海賊団"を設立します。この事からティーチは"黒ひげ"と呼ばれるようになり、『ワンピース』に登場するキャラクターの中でも異例の速さで地位を勝ち取り"四皇"へと昇格します。

トラファルガー・D・ワーテル・ローはオペオペの実と呼ばれる悪魔の実の能力を所有しており、"死の外科医"とも呼ばれています。王下七武海に加入していましたが、同じく王下七武海であるドンキホーテ・ドフラミンゴをルフィと協力して倒したので王下七武海から除名されてしまいました。ローは"ハートの海賊団"の船長をしており、ルフィと同じく"最悪の世代"の人物となっています。

ロックス・D・ジーベックは"ロジャー海賊団"が活躍していた時代に存在した"ロックス海賊団"の船長です。ロックス海賊団は活躍していた時代では最強クラスの海賊団と評価されていて、その船長であったロックスの強さは相当なものだという事が分かります。しかしロックス海賊団はゴッドバレー島でロジャーとガープの活躍によって敗北、壊滅してしまいました。

ハグワール・D・サウロは海軍中将の経歴を持った巨人族で、ロビンの過去のシーンで登場します。ロビンの母親で考古学者である"ニコ・オルビア"を逃がした事で海軍から狙われてしまいます。その後、サウロは海軍の青キジの"アイスタイムカプセル"という技で氷漬けにされてしまいました。サウロの生死については謎が多いですが、タイムカプセルという技の名前から死亡してはいないのではないかという考察もされています。

ポートガス・D・エースは白ひげ海賊団に所属していて二番隊長を務めていました。ルフィとは兄弟の関係があり、メラメラの実と呼ばれる悪魔の実の能力を所有しています。エースは、同じく白ひげ海賊団に所属していて裏切り者となったティーチを倒す為に追跡しますがバナロ島での戦闘で負けてしまい、海軍に捕まってしまいます。ルフィ達の活躍で海軍の拘束から脱出に成功しますが、海軍大将赤犬との戦いに負け死亡してしまいました。

ポートガス・D・ルージュはエースの母親であり、下記のロジャーの妻である人物です。ルージュはロジャーやエースとの関係以外の描写が少ない為、謎が多い人物です。エースがロジャーの息子とばれない様にかなりの苦労をしている所から、家族愛に溢れた人物である事が伺えます。上記の苦労から、エースを出産した後に死亡してしまい、エースはガープに面倒を見てもらう事になりました。

ゴール・D・ロジャーは『ワンピース』の物語に深い関わりがあり、ルフィ含めた海賊が増える理由である"大海賊時代"を到来させた人物です。Dの一族の存在を世間に広めたくない五老星は、ゴール・D・ロジャーの名前を"ゴールド・ロジャー"として広める事でDの一族の存在を隠そうとしています。

作中での数少ないDの意味やワンピースの在処を知っている人物であり、懸賞金は55億ベリーを超えていて海賊からは憧れの存在、海軍から危険視されている存在となりますが、自ら海軍に拘束されローグタウンで処刑され死亡しました。ロジャーが処刑される間際に言った言葉が人々の心を動かし大海賊時代となるきっかけとなっています。

『ワンピース』に登場するDの一族と呼ばれている人物達には、物語の中で重要な役割を持ったキャラクターであるにも関わらず謎の多い部分が存在します。ここではDの一族に纏わる謎や、作中の描写に散りばめられた伏線を基とした謎に対する考察について紹介していきます。

Dの一族には海王類等の巨大生物が発する声を聞くことが出来る能力があります。この能力はDの一族全員が保有している訳ではなく、ルフィは聞く事しか出来ないが、意志の疎通まで可能な人物も存在するようにキャラクターによって個人差がある能力となっています。

Dの一族にはフランス革命と関係があると考えられる部分が存在します。ルフィの誕生日は5月5日ですが、フランス革命の戦いが始まった日と同じ日付になっています。ローの名前に入っているトラファルガーとワーテルローの部分はそれぞれナポレオンが活躍した戦いの名前である事から、Dの一族とフランス革命に関係があると考察がされています。

Dの一族のDには、笑った時の口を表しているのではないかといった考察が存在します。ロジャーやルフィを始めとしたDの一族は自分がピンチの時や死ぬ事が分かってる時でも笑顔でいる事があります。上記のようなシーンでのDの一族が笑顔になっている割合が高い為、読者の間ではDは笑っている時の口を表していると考察されています。

Dの一族には天竜人を嫌う傾向があります。実際にルフィは天竜人を殴り、ドラゴンは天竜人の支配している環境を変えるべく革命軍を設立、ガープは海軍に所属しながらも天竜人を防衛する事に嫌悪感を示しています。作中でDの一族は"神の天敵"という呼ばれ方もしており『ワンピース』の世界における神という存在が天竜人である事からも、Dの一族は天竜人の天敵であるといった考察がされています。

イム様とは天竜人の中でもトップの権力を持っていて、世界で最強の権力を持っている五老星に対しても指示を出せる立場にある人物となっています。イムは登場シーンがとても少なく作中に登場するキャラクターの中でも特に謎が多い人物ですが、登場時にDの一族であるルフィとティーチの写真を切り裂いている事から、Dの一族を嫌っているという事が伺えます。

『ワンピース』に登場するDの意志やDの一族に付いているDには、笑っている時の口を表しているのではないか等といった様々な考察がされています。形以外の意味を感じさせる伏線も多々存在するDに対する読者の様々な考察を紹介していきます。

『ワンピース』には月の描写にこだわりを感じる部分が多々存在します。作中には夜に月が出ているシーンが存在しますが、月の形状が時間の経過によって変化している為、月に対する描写に気を遣っている事が分かります。空島編の月の描写では、満月を雲で隠すことによって半月の様に見せるといった工夫がされている事からDは半月の形を表しているのではないかという考察がされています。

『ワンピース』一話のタイトル等で度々"夜明け"や夜明けを意味する単語が出てくる事から、Dの意味は"Dawn"(夜明け)であると考察されています。ルフィ達Dの一族の傾向多くに自由を求めている事があります。『ワンピース』の世界は天竜人を神と崇め逆らえない世界となっている為、天竜人の天敵とされているDの一族が天竜人を倒す事で新たな世界の夜明けとなるのではないかと考察されています。

侍が登場する事から日本がモチーフになっていると考察されているワノ国ですが、ワノがカタカナで書かれている事に注目した読者はワとノを組み合わせることでDが作れる為、Dはワノ国を表しているのではないかという考察をしています。笑っている時の口や半月と同じく形を意味している考察ですが、ワノ国限定の話となっている為、他の考察よりは当たっている可能性が低い考察となっています。

Dの一族は作中で神の天敵という呼ばれ方をしています。神の天敵である存在を悪魔とした場合に悪魔は英語でDevilと書く為、神を天竜人で悪魔をDの一族とすると、Dの意味はDevilとなるのではないかと言われています。また作中には悪魔の実と呼ばれる様々な能力を持った実が存在していますが、悪魔の実とDの一族にも関係があるのではないかといった考察もされています。

"Drum"は楽器の"ドラム"の意味を持っている英語です。『ワンピース』では"ヒトヒトの実(モデル・ニカ)"の能力が覚醒する時に聞こえてくる心臓の鼓動の事"解放のドラム"という名称が付いている為、Dは解放のドラムを意味しているのではないかと考察されています。

『ワンピース』の物語には解明されてない謎が非常に多く存在しています。過去に様々な伏線が作中に描写、回収されて来たのでDの一族を始めとした残っている謎がどのように解明されていくのか、今後の漫画やアニメでの描写に期待が高まっています。

『ワンピース』の作品内には、Dが笑っている口や半月を表しているのではないかといった考察の様に文字の形に深い意味がある可能性が非常に高いです。その為、アニメ等のタイトル文字の順番を変えたり、形を変えたりして他の文字や意味にならないか考察している読者も沢山存在します。

『ワンピース』にはDについての考察や、文字だけではなく漫画アニメ等の絵の部分に隠されている伏線もとても多くある為、アニメ映画の声優や主題歌といった物語外の部分にも何かヒントがあるのではないかと思わせる程の影響力があります。

『ワンピース』には名前にDが入っている重要キャラクターが多く、個人差はあるものの様々な能力や特徴を持っているキャラクター達である事が分かりました。Dについては漫画やアニメの描写から様々な考察がされていますが、詳しい事実については紹介されていません。Dの一族やDの意志、そしてDとは何なのかについては謎が多く今後の物語でどのように登場し解明されるのかに期待が高まります。