【ワンピース】ゲッコー・モリアの強さや能力を紹介！ワノ国との関係とは？

ゲッコー・モリアは悪魔の実の能力者で悪魔のような見た目、体形もらっきょうに似ていて身長はなんと692cmと巨漢なキャラクターです。ワンピースのスリラーバーク編で初登場しインパクトを残したキャラクターですが、敵ながらも「強くて意外と良い奴」とファンも多いです。彼の能力やほかのキャラクターとの関係性、演じた声優さんについても紹介していきます。

ゲッコー・モリアの懸賞金は元3億2000万ベリーなのですがこれは王下七武海に入る前の金額です。王下七武海に加入後、頂上戦争編以降にドフラミンゴに殺されかけて消息不明になり死亡されたと推測されていました。しかし新世界編で生きていたことが判明したのですが懸賞金の変動はありませんでした。今後金額が上がる可能性はありますが今のところ3億2000万ベリーとなっています。

ゲッコー・モリアのモットーは「他力本願」でなんとも面倒くさがりな性格です。「おれを海賊王にならせろ」「お前がやれ」と他人任せな口癖が目立ちます。過去に新世界の航海で仲間である部下が全滅してしまった経験から考え方が一変し、部下の重要性を考えるようなります。そして何度も蘇り死なないゾンビを従えるようになり他人任せになったゲッコー・モリアですがかつては野望に満ち溢れた人物でした。

新世界での経験で変わってしまったのですが今でも過去の性格が垣間見えることがあり、好戦的な部分もしっかり残っています。それに仲間想いな一面もあり、そもそもゾンビを従えるようになったのは仲間が死なないようにという考えで、これは究極の仲間想いなのではと言われています。ちなみに昔は体型も今よりずっとスリムで顔もシュッとしていました。他人任せで怠惰になったことから太ってしまったと言われています。

漫画ワンピースは尾田栄一郎先生作の漫画で1997年から週刊少年ジャンプにて連載がスタートし、現在単行本は102巻発売されています。世界スケールで人気がありコミックスの全世界累計発行部数は4億9000万部で海外で翻訳版も発行され57以上の国や地域で販売されている日本が誇る漫画のひとつです。アニメ版ワンピースは1999年にスタートし現在も放送され続けています。

主人公のルフィが海賊王を目指し冒険する物語です。かつてすべてを手に入れ海賊G・ロジャーが処刑される前に隠したと言われる「ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)」を巡り海賊たちが戦う大海賊時代でルフィも仲間を集めて一緒にワンピースを目指します。友情やバトルが描かれた王道ファンタジーでありながら細かい設定や複線が練りこまれたストーリーに魅せられる熱狂的なファンが多い漫画です。

元王下七武海のゲッコー・モリアですがスリラーバーク編では麦わらの一味と対峙しました。カイドウと戦闘し、敗北はしたものの互角に渡り合ったこともあり、そのことから今でも他の海賊から恐れられています。カイドウといえばルフィを何度も瀕死の状態に追い込んでいて史上最強の敵とも言われていているキャラクターです。そんな強敵と渡り合えるということはゲッコー・モリアも相当強いと推測できます。

ゲッコー・モリアは悪魔の実の能力者でその実はカゲカゲの実です。その能力は影を実体化して支配することや、他人の影を奪って物や死体に入れてゾンビを作ることができます。またその影を自分に取り入れて強化することができます。

ゲッコー・モリアは通称「影の支配者」と呼ばれていて影を実体化して操ることを基本にその能力を応用して様々な技を生み出しています。 自分の影を実体化して影武者を作ることや、自分と影の位置を入れ替えることで戦いにおいて優位に立ちます。ここではゲッコー・モリアの影を使った技をいくつか紹介します。

影法師（ドッペルマン）は自分の影を実体化して操る技です。この影法師が攻撃を受けてもゲッコー・モリア自体には影響がありません。影法師とゲッコー・モリアは入れ替わることができるので攻撃される瞬間に入れ替われば実質攻撃を避けられたことになります。

欠片蝙蝠（ブリックバット）は自分の影から小さなコウモリの影を大量に解き放つ技で、そのコウモリは相手に噛みついて攻撃します。そのコウモリの多さに相手は怯み、圧倒的な量で押し倒します。ルフィもこの攻撃を受けたとき血だらけになっていて、攻撃力はそこそこあるとみられます。方片蝙蝠で立方体を作り相手をそこへ閉じ込める影箱(ブラックボックス)という技も応用としてあります。

影革命は影に合わせて実体を動かす技です。通常影は実態に合わせて動くものですがこの技はそのルールを覆したものです。この技を使ったゾンビは影の腕を伸ばすと実体も伸び、体を丸めれば影も丸まるなど変幻自在な体になります。この技でゾンビにルフィのようなゴム人間の特性を与えていました。

影の集合地（シャドーズ・アスガルド）は自分の支配下にある影を取り込む技で、取り込んだ量に応じて体が大きくなり影の戦闘力もそのままゲッコー・モリアに反映されます。この技で1,000体もの影を取り込みパワーアップしたゲッコー・モリアは島をパンチ1発で叩き割るほどの力を発揮しました。しかしこの技には弱点があり、使用中に攻撃を受けると影が自分から出て行きその分の力も低下します。

さらに影を取り込みすぎるとキャパオーバー状態になり、影の制御があまりできなくなります。意識も薄れてしまうのですが、この技を使用したことが敗戦した原因になったのではないかと読者の間で言われています。

先端が尖ったトカゲに似た形の剣の武器を、小さな方片蝙蝠(ブリックバット)を集めて作り出す技です。その武器はゲッコー・モリアの武器となり相手を突き刺すように攻撃します。

ゲッコー・モリアはスリラーバーク編で初登場し、麦わらの一味と戦闘になりました。ゲッコー・モリアはルフィの影を奪い影革命で魔人オーズを復活させ、ルフィ以外の麦わらの一味と戦わせました。自分は追ってくるルフィから逃げて高みの見物をしようと出し抜きましたが、そこにとある報告に来た「くま」が来てから事態は一変します。

それは七武海に黒ひげが選ばれたということで、そしてまた七武海が麦わらの一味によって倒されるのではないかと政府が心配しているということも伝えられたゲッコー・モリアは激怒しました。ゲッコー・モリアはプライドが高く自分が心配されていたことに腹がたったのです。自分も戦うことを決意しますがナイトメア化したルフィに攻められ瀕死状態になってしまいます。この状況に怒り狂ったゲッコー・モリアは影の集合地を使用し1000体の影を取り込みました。

しかし取り込んだ1000体の影を制御できず暴走状態になります。ルフィに攻撃される度に影が体から出て行ったことで正気を取り戻し、ルフィを高速しパンチすることに成功しました。しかしゴム人間のルフィにはそれは効かず、自分の暴走で壊れた柱の下敷きになってしまいルフィとの戦闘はここで終了。結果としてはゲッコー・モリアは負けてしまいました。

ゲッコー・モリアはスリラーバーク海賊団所属ですが、昔はゲッコー海賊団と名乗っていました。ゲッコーはもしかしたら「月光」という意味で、ワノ国に何か関係がある人物なのではと考察されていました。

ワノ国編で生きていたことが判明したゲッコー・モリアですが、ワノ国との関係性はワノ国の英雄である霜月リューマの墓を荒らし、ゾンビ化させたのがゲッコー・モリアということが分かっています。23年前に国宝でもある霜月リューマの遺体が盗まれ過去の大事件となっていましたが、作中ではこの内容が1コマのみに描かれておりこれがゲッコー・モリアとワノ国の関係のヒントとなりました。今後ゲッコー・モリアが登場すれば詳細に描かれるのではと言われています。

ゲッコー・モリアは過去にカイドウと戦い渡り合うほどの強さということが判明しています。この戦いは今のゲッコー・モリアに変えた戦いで大勢の仲間を失った戦いでもあります。カイドウは百獣のカイドウとも呼ばれルフィにとっても手ごわい敵です。そんなカイドウと渡り合ったというゲッコー・モリアですが、カイドウがかつてワノ国を支配していた頃とふたりが戦ったとされる時期が重なることからも、ゲッコー・モリアはワノ国に関係しているのではないかと考察されています。

ゲッコー・モリアは頂上戦争の終結後に、ドフラミンゴとパシフィスタに抹殺されそうになりました。「誰の差し金だ、センゴクか」と問いかけるゲッコー・モリアにドフラミンゴは「もっと上だ」と答えます。ドフラミンゴは政府からゲッコー・モリアを抹殺するよう命令され殺しに来たのですが、その手を免れゲッコー・モリアは姿を完全に消してしまいます。その後ゲッコー・モリアは生きていると判明し再登場の可能性があります。命を狙ってきたドフラミンゴに怒りの念があり、復讐するのではないかと言われています。

ゲッコー・モリアは完全に消えて死亡説まで出ていました。ですが、実はスケスケの実の能力者アブサロムの助けにより助かっており、その後アブサロムは黒ひげのアジトに潜入していたものの黒ひげに見つかり、殺されて能力を奪われてしまいます。それに怒ったゲッコー・モリアでしたがなぜか黒ひげに一緒に船に乗れと勧誘されます。その勧誘を受けたのかは現在も分からず、今後描かれていくとされています。なお、黒ひげがゲッコー・モリアを誘った理由については様々な考察がされています。

ゲッコー・モリアと同じくスリラーバーク船の団員であるペローナですが、ペローナにとってゲッコー・モリアは育ての親だということが分かっています。11歳の頃に拾われゲッコー・モリアと過ごしてきましたがふたりのファッションは似ていてゲッコー・モリアに影響を受けているのではないかと言われています。死んだとされたゲッコー・モリアが生きていると知ったとき、涙を流すペローナのシーンがありそこからもゲッコー・モリアのことを慕っているということが分かります。

「キーシッシッシッ！」と甲高い声で笑うのが特徴のゲッコー・モリアですが、その声優はなんとジンベエの声も担当しています。ジンベエの担当声優が亡くなったことから急遽一人二役で演じることになったそうです。ジンベエはゲッコー・モリアとは打って変わって低い声のキャラクターです。二人が戦うシーンもあり同じ声優が演じているとは思えないと話題になっています。

ゲッコー・モリアの担当をしているのは声優の「宝亀克寿(ほうきかつひさ)」さんです。ワンピースファンの間ではゲッコー・モリアとジンベエ、真逆の声を演じ分けているレジェンド声優として崇められています。

かつては舞台俳優を目指して高校生のころから劇団に所属し、自らでも劇団を結成していたという過去があります。声優になるきっかけは草野球の仲間に声のディレクターがいて「声優やらないの?」と言われたことからでした。そこから声優活動をスタートしましたが評判も良く仕事がたくさん入ったことから、本業が声優になったそうです。

ワンピースで急遽代役を担当することとなったように、他の作品でも代役や引継ぎで役を多く務めるなど、実力のあるレジェンド声優です。過去の人気作品に限らず最近のアニメでも数多くの役を演じていて、第一線で活躍する声優のひとりです。人柄については「人気の先生のように生徒たちにかこまれ、嬉しそうに教えていたのが印象的だった」と共演者が語っていて優しい人柄が窺がえます。

かつてカイドウと渡り合ったというゲッコー・モリアですが今までほとんど敗北していて、強さに対して疑問を呈す声が多く見られます。現在原作では黒ひげの勧誘されて仲間になったかは分かりませんが、パワーアップして再登場する可能性は充分にあります。

七武海の中でゲッコー・モリアが好きというワンピースファンも多く、意外にも愛されているキャラクターだと言えます。再登場を熱望する声も多く今後明かされるであろう他のキャラクターとの関係性についてもたくさん考察があります。

過去の戦いから現在の戦い方のヒントを得たり、仲間想いな一面があったりなど憎めないキャラクターこそ彼の魅力です。実際人気投票でもトップ100入りするなどそんなゲッコー・モリアを支持する声が多くあります。仲間をゾンビにした理由も彼らしく仲間想いな気持ちにワンピースの読者も心打たれたようです。

ゲッコー・モリアはカゲカゲの実の能力者で影を自由自在に操れることが分かりました。しかも影を盗まれてしまった人は日向に出ると死んでしまうらしいです。ワンピースには様々な実が登場し強者が多く登場しますが、使い方によってはカゲカゲの実は最強なのではとも言われています。黒ひげと仲間になるのか、ゲッコー・モリアの再登場はいつになるのか今はまだ分かりませんが、その日が待ち遠しいという読者の声が多く上がっています。