【ワンピース】ギルド・テゾーロのゴルゴルの実の能力は？過去や声優も紹介

『ワンピース』の映画に登場するキャラクター、ギルド・テゾーロとは一体どんな人物なのか紹介します。

ギルド・テゾーロは『ワンピース』の映画、『ONE PIECE FILM GOLD』に登場するエンターテイメント船上都市の「グラン・テゾーロ」のオーナーであり、カジノ王です。1月24日生まれの41歳で、みずがめ座です。「黄金帝」や「新世界の怪物」の異名を持っています。身長は約3ｍ。緑がかった金色の髪をオールバックにし、全身ピンク色のスーツを着ています。金色の装飾品をたくさん身に付けており、とにかく派手な見た目です。

ギルド・テゾーロの性格は一言で表すと冷酷。金が全てという考えを持っており、借金を背負った人間を奴隷のように扱います。自分より先に部下が笑うことを許さず、制裁を下すことも。とにかく派手好きで、楽しければ何でも有りという性格です。

ギルド・テゾーロが登場するのは『ワンピース』の映画『ONE PIECE FILM GOLD』です。この映画は『ワンピース』の映画の第13作目。2016年7月に公開されました。この作品は『ワンピース』の原作者の尾田栄一郎さんが総合プロデューサーとして制作に参加しています。日本だけにとどまらず、香港やマカオなど欧州や北米などの33の国と地域で公開されました。

『ワンピース』の映画『ONE PIECE FILM GOLD』の舞台は世界最大のエンターテイメントシティと呼ばれる「グラン・テゾーロ」。ルフィ一味は有名海賊としてバカラという女性に街を案内されます。そこでこの街の支配者であるギルド・テゾーロと対面し賭けに挑戦しますが、彼らの悪魔の実の能力で罠にはめられゾロを人質に取られてしまいます。仲間を救出し、ギルド・テゾーロを倒すためにルフィ一味は動き出します。

『ワンピース』に登場する、ギルド・テゾーロの悪魔の実の能力であるゴルゴルの実の能力や、強さについて紹介します。

ゴルゴルの実の能力とは、黄金を生み出して自由自在に操ることのできる能力です。巨大船である「グラン・テゾーロ」の黄金を操作でき、黄金に衝撃が加わればそれを察知することも可能。何でも斬ってしまうゾロでもギルド・テゾーロの黄金は斬れないほどの強度を持ちます。さらに「グラン・テゾーロ」に乗船する客には金粉が撒かれているため、何かよからぬことをしようとすると黄金を固めて彫像にすることもできます。

『ワンピース』に登場するギルド・テゾーロの技一覧を紹介します。

技1つ目は黄金爆（ゴオン・ボンバ）です。この技は黄金で覆った拳で相手を殴る技です。名前の通り爆発を起こして敵を吹き飛ばします。黄金爆は瞬時に液状化して、相手を拘束することもできます。主に接近戦で使用される技です。

技2つ目はゴールドアーマーです。超硬度の黄金で体を包み、鎧を作る技です。作中では部下のタナカさん、ダイス、バカラにゴールドアーマーを形成しました。装着者の戦闘力を大きく向上させることができる技です。

技3つ目は黄金の神の裁き（ゴオン・リーラ・ディ・ディオ）です。この技は巨大な黄金の触手を形成し、相手を押しつぶす技です。ギア4バウンドマン状態のルフィとも渡り合う程の威力。他にも敵を捕縛する際にも使用します。

技4つ目はゴールド・スプラッシュです。この技は能力を帯びた金粉を相手の体に浴びせておき、好きなタイミングで相手の黄金を増大させ、固めることで彫像に変える技。作品では観賞用の噴水に見せかけて、来場者に金粉を浴びさせています。かなり強い能力ですが、海水を浴びてしまうと能力の支配が及ばなくなるという弱点を持ちます。

技5つ目はゴオン・テンペスタ（ゴォーンテンペスタ）です。この技は映画では登場しませんが、『ワンピース』の「バーニングブラッド」というゲームで登場した技です。この技は黄金爆（ゴオン・ボンバ）とよく似ており、黄金で強化した腕で相手を殴り、上に吹き飛ばす技です。

技6つ目は黄金の神の火（ゴオン・フォーコ・ディ・ディオ）です。この技はゴールデンテゾーロになった状態で、瞳から光のビームを発射する技です。何マイルも離れた軍艦も一撃で破壊するほどの威力。黄猿の技と似ています。

技7つ目は黄金の業火（ゴオン・インフェルノ）です。この技はゴールデンテゾーロになった状態で、相手にパンチを繰り出す技。パンチが当たった瞬間に大爆発を起こす強烈な技となっています。大爆発を起こすのは覇気を使っているからとも考えられています。

ギルド・テゾーロの覇気については明記されていません。しかし、ルフィのギア2の速さやゾロの剣速を簡単に見切れる動体視力を持っています。これが見聞色の覇気なのかは不明です。他にも、ゴールデンテゾーロの状態で打撃の効かないルフィにダメージを与えているので、覇気を使用していたと考えられるシーンはいくつかあります。

『ワンピース』に登場するギルド・テゾーロの過去とドフラミンゴとの関係について紹介します。

ギルド・テゾーロは幼少期から歌が好きできらびやかなエンターテインメントショウに憧れていました。しかしテゾーロの家庭は貧乏で、父親がギャンブルでお金を使い込んでいました。ある日父親は病死します。父親の病気はお金さえ払えれば治って病気でした。貧乏ということで仲間外れにされることもありました。さらに父親を亡くした母親は余裕がなくなり、テゾーロの楽しい歌を嫌うようになります。

ギルド・テゾーロが12歳の頃、母親との関係も悪化し、母親からの罵倒に我慢が出来ず家を出ます。12歳で裏社会の世界に足を踏み入れます。家を出たテゾーロはギャンブル、酒、喧嘩に明け暮れる日々を送ります。

ギルド・テゾーロは16歳の頃、仲間たちと裏カジノで大負けします。仲間にも見捨てられてしまったテゾーロは拘束され、人買いに連れて行かれそうになります。命からがら逃げだしたテゾーロは、人間屋で売られていたステラという女性と出会います。自分の歌を聞かせたりいろいろな話をするうちにステラに恋をしました。ステラを救い出すため、ステラの嫌いな悪事はやめて、真っ当な仕事でお金を稼ぐようになります。そんなテゾーロの姿を見てステラは涙を流します。

ギルド・テゾーロが19歳の頃、毎日ボロボロなテゾーロでしたが、あと少しでステラを救い出せる額まで到達しようとしていました。しかし町に現れた天竜人によってステラは買い取られてしまいます。それを知ったテゾーロは怒りで天竜人に歯向かいます。しかしSPにやられてしまい、マリージョアへ連行され奴隷生活を強いられます。背中に奴隷の焼き印を押され、許可なく笑うことは許されませんでした。

ギルド・テゾーロは21歳の頃、ステラが死んだことを知ります。お金が無いからステラは救えなかったと考え、怒りと後悔からお金への執着を強く持ち始めます。

ギルド・テゾーロは26歳の頃に起きたフィッシャー・タイガーの奴隷解放事件に便乗し、マリージョアから逃げ出すことに成功します。ゴミを漁り身を潜めながら生き、一線を越えた犯罪にも手を染めます。金持ちや貴族に強い憎悪を抱くようにもなります。この頃、奴隷の焼き印を消すため、星形の傷をつけます。

ギルド・テゾーロは29歳の頃、ドンキホーテ海賊団の開催するオークションにゴルゴルの実が出品されることを知ります。テゾーロは犯罪者たちを唆し、オークション会場に火を放ちます。その混乱に紛れてゴルゴルの実をゲットし、悪魔の実の能力者となりました。ドフラミンゴはゴルゴルの実を売る気はなかったため激怒し、テゾーロへ向け刺客を送り込みます。

ギルド・テゾーロが32歳の頃、武器を買い海賊として名を上げ始めたテゾーロはタナカさんという仲間を得ます。海賊として名を上げ始めたテゾーロの黄金を生み出す能力も評判となり、ドフラミンゴの耳にも入ります。テゾーロはドフラミンゴから命を狙われる敵対関係となります。

ギルド・テゾーロが33歳の頃、ドンキホーテ海賊団に狙われながらも、ダイスという仲間も加わり戦力的にもドフラミンゴに引けを取らない海賊となります。ドフラミンゴに商売仲間として利用価値があると判断されたテゾーロは、ドフラミンゴと協定を結ぶ関係となります。そして世界政府と裏社会との関係を持つようになります。

ギルド・テゾーロが35歳の頃、ラッキーガールのバカラが仲間に加わり、様々なことが思い通りに進むようになります。そして黄金まみれの巨艦であり独立国家である「グラン・テゾーロ」が完成します。テゾーロはその「グラン・テゾーロ」のオーナーとなりました。

『ワンピース』に登場するギルド・テゾーロの声優を紹介します。

ギルド・テゾーロの声優を務めたのは山路和弘さんです。

山路和弘さんは1954年生まれ、三重県出身の声優です。劇団青年座演技部の所属で、声優としてだけでなく俳優やナレーターとしても活躍中。声優としては34歳頃から活動を開始しており、数々の有名作品に出演しています。

山路和弘さんの主な出演作品は、『進撃の巨人』のケニー・アッカーマンです。『進撃の巨人』は『別冊少年マガジン』にて2009年～2021年まで連載されていたダークファンタジー漫画です。

ギルド・テゾーロの青年期を担当した声優は櫻井孝宏さんです。

櫻井孝宏さんは1974年生まれ、愛知県出身の声優です。インテンション所属です。1990年台より声優活動を開始しており、声種はテノールで、闇を抱えたような役からイケメンの二枚目役まで幅広い役柄をこなします。有名作品に多数出演している人気声優です。

櫻井孝宏さんの主な出演作品は『呪術廻戦』の夏油傑です。『呪術廻戦』は『週刊少年ジャンプ』にて2018年～大人気連載中の漫画。呪術師の戦いをテーマにした作品で、夏油傑は作品の大きなカギを握る重要な役どころです。

ギルド・テゾーロの幼少期を担当した声優は森下由樹子さんです。

森下由樹子さんは東京都出身の声優です。所属は青二プロダクション。青二塾東京校Ⅱ部、14期生卒です。テレビアニメ版の『ワンピース』では、ドラジェやトンタッタ役なども務めています。

森下由樹子さんの主な出演作品は『聖闘士星矢 セインティア翔』の冠座のカティアです。『聖闘士星矢 セインティア翔』は『チャンピオンRED』にて2013年～2021年まで連載された『聖闘士星矢』の外伝作品です。

テゾーロ役を務めた声優がカッコいいという声が多くあがっていました。豪華声優も魅力の1つです。

『ワンピース』のキャラクターの中でもテゾーロが好きという方がたくさんいました。愛されているキャラクターであることがわかります。

テゾーロの過去が悲しすぎるという声や、過去を知ってより好きになったという声があがっていました。

テゾーロは『ワンピース』に登場するキャラクターの中でも強いという声があがっていました。ゴルゴルの実の能力はそれほど強力であることがわかります。

『ワンピース』に登場するギルド・テゾーロは、黄金を自在に操るゴルゴルの実の能力者です。強くて歪んだ人物に見えるテゾーロですが、辛い過去を知るとテゾーロがより魅力的なキャラクターに見えてくるでしょう。