【ナルト】薬師ノノウはカブトの育ての親?過去や死亡について調査
漫画「NARUTO-ナルト-」には、薬師ノノウという女性がカブトと関係のある人物として登場します。薬師ノノウの人物像や強さと共に、カブトとの関係やそれによる最後と名言、アニメ版ナルトで担当された声優についてまとめました。
目次
【ナルト】薬師ノノウとは?
薬師ノノウは、ナルト疾風伝の555話と556話にて明かされたカブトの過去にて登場しました。木ノ葉の里にある孤児院で身寄りの無い子供を引き取り育てており、子供たちからは“マザー”と呼ばれ親しまれていました。ナルト作中での登場シーンは僅かですが、カブトの心に強い影響を与えたキャラクターです。
薬師ノノウのプロフィール
名前 | 薬師ノノウ |
---|---|
性別 | 女性 |
誕生日 | 3月5日 |
年齢 | 31歳 |
身長 | 155cm |
体重 | 42kg |
CV | 恒松あゆみ |
薬師ノノウは孤児院でマザーをしていただけあり、子供たちに優しい眼差しを向けており母性に溢れています。マザーとなる前の薬師ノノウは、木ノ葉隠れの暗部養成部門である“根(ね)”に所属しており、志村ダンゾウとも旧知の関係です。根に所属していた頃の薬師ノノウは、扱える忍者が少ない医療忍術を会得しており諜報部のエリートとしてダンゾウからも強さや実力を買われていました。
ナルト(NARUTO)の概要
岸本斉史によって描かれた忍者漫画「NARUTO-ナルト-」は、週刊少年ジャンプにて1999年43号から2014年50号まで連載されていました。単行本は72巻刊行されており、アニメ化やゲームなど幅広く展開しています。またナルトは、主人公が敵を倒すのではなく対話で解決しようとする、バトル少年漫画では少ない見せ方をしていることでも有名です。2016年には岸本さんが監修として携わっている「BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS-」がVジャンプにて連載スタートし、2017年にはアニメ化されました。
ナルト(NARUTO)のあらすじ
落ちこぼれだったうずまきナルトは、事件に巻き込まれ禁術の1つを披露したことで下忍となりカカシ率いる第七班にサスケ、サクラと共に配属されます。数々の任務をこなし中忍試験に挑むナルトでしたが、大蛇丸による木ノ葉崩しに巻き込まれます。サスケは大蛇丸の誘いに乗り里を抜け出し、ナルトは追いかけるものの敗北し修行をします。ナルトが青年になると暁が動き出し、ついには第四次忍界大戦が始まりカブトが禁術を発動したことで激戦となっていきます。
【ナルト】薬師ノノウはカブトの育ての親?死亡した?
木ノ葉崩しの手引き役だったカブトと薬師ノノウの関係が、カブトの過去にて明らかになるとナルトファンの間で話題になりました。衝撃的な最後を迎えた薬師ノノウのエピソードや、カブトとの関係について紹介していきます。
薬師ノノウとカブトの関係や過去
カブトは幼少期に争いに巻き込まれ怪我を負ったことで記憶を無くし孤児となりました。争いが終わると、カブトは薬師ノノウに拾われ孤児院で生活をすることになります。記憶喪失で自分の名前が分からなかったカブトに、薬師ノノウは“カブト”と名付け、時計を見にくそうにしていたカブトに自分のメガネを譲りました。カブトはメガネを譲り受けたことで薬師ノノウに心を開き、拾われてから初めて涙を流し薬師ノノウと親子関係のような絆になりました。
薬師ノノウのいる孤児院はお金の余裕が無く、大人たちで話し合っている所をカブトは聞いていました。薬師ノノウの元にダンゾウが訪れると、ダンゾウから頼みたい仕事があると言われますが、薬師ノノウは根を引退した身で子供たちを放っておけない事から断ろうとします。しかし、受けないと孤児院に金が行かないようにするとダンゾウに脅され、仕方なく仕事を引き受けると仕事の話とは別に根の欠員補助に子供を1人差し出すよう命令されます。
薬師ノノウが仕事でいなくなること、孤児院にお金が無いこと、子供が1人必要なことの3つを意図しない盗み聞きで知ったカブトは、薬師ノノウの為に自らダンゾウに引き取られることを志願します。カブトに特別思い入れていた薬師ノノウは戸惑うものの、カブトの意志は固く2人は離れ離れとなりました。
薬師ノノウの最後は死亡した?
カブトと離れ根に戻った薬師ノノウは、ダンゾウからカブトの成長した写真を長年に渡り送られることでカブトの成長を把握していました。ダンゾウからある男の暗殺を命じられ実行しますが返り討ちに合います。ターゲットの男はカブトで、攻撃したのが薬師ノノウだと気付いたカブトは、医療忍術で治療し始め自分がカブトであると気付かせようとメガネを薬師ノノウにかけさせます。
しかし、ダンゾウから送られてたカブトの写真は、途中から薬師ノノウに気付かれないように全くの別人にすり替えられており、カブト本人を赤の他人と認識していたノノウは全くカブトに気付きません。それにショックを受けたカブトの手は完全に止まってしまい、薬師ノノウは最後に死亡しカブトは闇に堕ちました。
薬師ノノウの名言
薬師ノノウがカブトに対して遺した言葉は、名言としてナルトファンに印象深く残されています。明かされた数少ないカブトと薬師ノノウの対話の中で、名言とされている2つのエピソードを紹介します。
名言①「心配しないで…」
心配しないで。こう見えても医療忍術が少しできるの
出典: comic-kingdom.jp
名言①は、カブトと初めて出会った際に薬師ノノウが放った名言です。争いに巻き込まれたカブトは頭から流血し危ない状態でした。孤児院の子供たちと共にカブトを見つけた薬師ノノウは、カブトに医療忍術を使用しながら安心できるように声を掛けました。名言①からは、薬師ノノウがどんな子供だろうと無償の愛を与えられる人物であると読み取れ、ナルトファンにとっても印象深いシーンとなり名言として愛されるようになりました。
名言②「誰…」
誰……なの……?
出典: comic-kingdom.jp
前述したように、薬師ノノウが最後に死亡しカブトがショックを受けますが、カブトがショックを受けた原因となった一言が名言②となります。攻撃してしまったのが薬師ノノウだと気付いたカブトは、自分がカブトであることを必死に訴えかけます。攻撃を受けた際にメガネが飛んでしまい薬師ノノウは見えないのだと気付いたカブトは、自分のメガネをかけさせて再度自分はカブトだと名乗ります。しかし、予想だにしない名言②を言われショックのあまり治療する手も止まってしまう、薬師ノノウの悲しい最後をナルトファンに印象付けました。
【ナルト】薬師ノノウの名前や強さ
衝撃的な最後の印象が強い薬師ノノウですが、脇役には似合わない強さも話題となりました。カブトの回想にあった、ダンゾウとの会話から分かる薬師ノノウの強さや異名についてまとめました。
薬師ノノウには複数の名前がある?
薬師ノノウという名は、本名でもありダンゾウの下に戻ってからも名乗っていた名です。孤児院で子供たちを育てていた際には、薬師ノノウは子供たちから“マザー”と呼ばれ愛されていました。カブトも孤児院に引き取られてからは薬師ノノウをマザーと呼び慕い、マザーを支えていく事を望みとしていました。また、ダンゾウとの会話では“歩きの巫女”、潜入捜査中では“ナニガシ”というコードネームで呼ばれていました。
薬師ノノウは「歩きの巫女」と呼ばれている
薬師ノノウの異名の1つである“歩きの巫女”は、日本に実在した巫女の在り方の呼び名である“歩き巫女”が由来と思われています。特定の神社に所属せずに全国を巡り歩いて巫女としての活動をしていた巫女が、かつて歩き巫女と呼ばれていました。薬師ノノウは根の諜報部員だったので、各地を点々として活動していたことから“歩きの巫女”と呼ばれていたのでは無いかと言われています。
薬師ノノウはダンゾウが認める程の強さ
薬師ノノウの強さが分かる戦闘シーンは無いですが、ダンゾウが断言しています。ダンゾウは全くと言えるほどに人を信用していませんので、人を高く評価することも少ないです。そんなダンゾウが、現役だった薬師ノノウは諜報部一エリートだったと高く評価していることに驚いたナルトファンも多くいます。更には、長期任務に耐え得る精神力と決して裏切らない忠誠心を薬師ノノウは持っているとダンゾウが言い切っていることから、薬師ノノウが強いことが分かります。
【ナルト】薬師ノノウの声優
ナルト疾風伝でたった2話しか登場しなかった薬師ノノウの声優を務めたのは、声優やナレーターとして活躍されている恒松あゆみさんです。芯が通りつつも優しい演技で薬師ノノウの魅力を引き上げてくれた、恒松さんについて簡単に紹介します。
薬師ノノウの声優は「恒松あゆみ」
学生時代に生徒会の副会長を務めていた恒松さんは、教師になろうと考えていました。しかし、高校3年生の時に友人の付き添いで出向いたオーディションをきっかけに声優を目指しました。代々木アニメーション学院に進学し、卒業後は81プロデュース付属の養成所に通い所属したことで、声優としての活動をスタートさせました。
恒松あゆみのプロフィール
名前 | 恒松(つねまつ)あゆみ |
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愛称 | あみょーん |
生年月日 | 1981年9月26日 |
年齢 | 40歳 |
血液型 | O型 |
出生地 | 兵庫県 |
身長 | 168cm |
所属事務所 | 81プロデュース |
恒松さんが声優として活動を始めたのは2000年です。優しくもしっかりとした声質の恒松さんは、母親役の声優を担当されることが多いです。2012年に恒松さんは婚姻したことを発表しています。2016年には第1子、2021年には第2子を出産し、2児の母となった恒松さんですが、2022年現在も変わらずに声優活動を続けています。
薬師ノノウの主な出演作品
- ツバサ・クロニクル
- 機動戦士ガンダムAGE
- 戦国コレクション
- まじっく快斗1412
- BLEACH 千年血戦篇
恒松さんはナルト作品で薬師ノノウ以外にも担当していた役があります。疾風伝以前のナルトで放送されたアニメオリジナルキャラクターの、星隠れの里のホクトの声優も担当されていました。少女だったホクトを演じていたことからも、恒松さんの演技の幅が広いことが分かります。
【ナルト】薬師ノノウに対する世間での評判や人気
薬師ノノウの聖母のような母性と強さに、惹かれるナルトファンが多くいました。ナルト作中でも出番が少ないですが、ナルトのストーリーに欠かせないカブトとの関係が深いので特に印象深く残っているという声もありました。
ナルトの女性キャラクターは整った顔立ちが多く、中でも薬師ノノウは上位に上がるほど美人だというナルトファンもいます。強さと穏やかさを兼ね備えている薬師ノノウは、心身共に優れた女性だと認められていることになります。ナルトが完結してもなお、誕生日を祝われたりコスプレイヤーがいたりと薬師ノノウが未だ愛されていることが分かります。
カブトは第四次忍界大戦が始まるきっかけに関わっており、穢土転生で死亡していた歴代の影らなどを蘇らせていました。その中にカブトと関係の深い薬師ノノウがいなかったのは、カブトが再会を恐れたからだと考えるナルトファンもいました。これ以上苦しめたくなかったのではという意見もありますが、カブトの話題にも薬師ノノウは欠かせないことが分かります。
【ナルト】薬師ノノウがもしも〇〇だったら
ナルト作中で最後にはカブトの一撃により死亡してしまった薬師ノノウですが、もし現代に生きていたらどうでしょうか。慈愛に満ちた薬師ノノウが母の場合、会社の上司の場合、教師の場合はどうなるのか、3パターンに分けて想像してみました。
薬師ノノウ「母」篇
母となった薬師ノノウは、ナルト作中の様子とさほど変わりはないように思います。慈愛深いということは我が子なら尚更愛情をかけて育てると想像に容易いです。しかし、ダンゾウに簡単に騙されてしまっていたことから、誰かに騙されて苦しい生活となってしまったり、子供と離れ離れにされてしまう可能性が無いとは言い切れません。
薬師ノノウ「会社の上司」篇
ダンゾウに買われていた数少ない1人なので、薬師ノノウは頭の回転も早いと考えられます。芯の通った性格をしていたので、女性も憧れるキャリアウーマンだと思われます。更には後輩にも優しく丁寧に指導し、決して無責任なことはしないでしょう。もしかしたら知らないうちに悪巧みする人の手助けをしてしまいそうですが、弱みを握られなければ問題ないと考えられます。
薬師ノノウ「教師」篇
教師としての薬師ノノウは、子供から大人気の先生になると思われます。どんな生徒だろうと一人一人真摯に向き合い、それぞれのペースを尊重できると考えられます。愛情深くも頭が回るので、1人だけに集中してしまうことは無いでしょう。生徒に対しては怒ることは無いですが、他の教師が生徒の悪影響となるようなら自分が犠牲になってでも生徒を守りそうです。
【ナルト】薬師ノノウはカブトの育ての親だった
ナルト作中で孤児院のマザーをしてた薬師ノノウは、孤児となったカブトを拾い自分のメガネと共に名を与えた、カブトにとって特別な存在の育ての親でした。ナルト完結後も愛されカブトの話題にも欠かせなくなった薬師ノノウは、脇役ながらもコスプレイヤーに真似されたりして、ナルトファンに長く愛されているキャラクターでした。
この記事のライター
m0naka
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