【メイドインアビス】プルシュカと白笛の関係とは？過去や正体を徹底考察

『メイドインアビス』に登場するプルシュカは、白髪に赤い瞳で男の子っぽい話し方が特徴的な少女です。アビスの第5層「前線基地（イドフロント）」で生まれ育ち、父であるボンドルドと祈手たち、帽子の中に飼っている「メイニャ」と共に暮らしています。プルシュカの名前には、「夜明けの花」という意味が込められていますが、一度もアビスの外に出たことがないため、未だ夜明けを目にしたことはありません。活発な性格をしており、外の世界に強い憧れを持っています。

2012年から「WEBコミックガンマ」にて連載がスタートした『メイドインアビス』は、つくしあきひとさんが描くダークファンタジーをテーマにした漫画です。2017年にテレビアニメ第1期が放送スタートしました。2020年の映画化では当初R12指定でしたが、R15指定に引き上げられました。単行本は年に1回程度の発売で、2023年7月時点で単行本12巻まで刊行し、ゲーム化などもされている注目度の高い作品です。

大きな縦穴「アビス」に憧れを抱く探窟家が多く暮らす中、主人公のリコは母のような探窟家になることを目指し、探窟家見習いをしながら孤児院で暮らしていました。リコが探窟中、絶体絶命のピンチに陥った時、少年型のロボットに命を救われます。リコはそのロボットにレグを言う名前をつけ、正体を隠しながら孤児院で共に暮らし始めます。ある日、母からアビス深層階の情報と待っていると書かれた手紙が届き、リコとレグはアビス深層を目指し冒険に出ます。

『メイドインアビス』に登場するプルシュカは死亡して白笛になるについて解説していきます。作中でプルシュカは、呪いによってドロドロに溶けて死亡してしまいました。ショックを受けたリコは、ドロドロの液体になってしまったプルシュカを抱き上げます。そして液体のような姿のプルシュカをリコが撫でると、白笛の原料である「命を響く石（ユアワース）」として排出されました。

『メイドインアビス』作中にて、なぜプルシュカから白笛が出てきた？について解説していきます。プルシュカとリコは共有した時間は少ないものの、その中でも確かな信頼関係を築いており、自分の人生を捧げる覚悟さえあったのかもしれません。白笛の原料は生きた人間であり、リコと共に冒険に出たいと言う強い願いを持っていたことから、「命を響く石（ユアワース）」という心臓のような形になって排出されたのではないかと考察されます。

『メイドインアビス』に登場するプルシュカの白笛は心臓のような形？について解説していきます。ドロドロに溶けたプルシュカを抱き上げた際、リコは拳のような心臓のような形をした塊を見つけます。それは白笛の原料であるユアワースで、心臓のような形になっていたのです。ユアワースというもの全て心臓な形なのか、プルシュカのユアワースだから心臓のような形だったのか明らかになっていません。

『メイドインアビス』作中でプルシュカの白笛によってリコはラストダイブへについて解説していきます。呪いのせいで液体のような状態になったプルシュカは、リコと共に冒険に出たいという強い思いから白笛の原料であるユアワースとなりました。ユアワースの状態では正しく効果が発揮できませんが、リコがプルシュカの白笛（ユアワース）をこすることで昇降装置を作動し、ラストダイブする（深層6階に行く）ことが出来ました。

『メイドインアビス』に登場するプルシュカはボンドルドの娘ではない？について解説していきます。プルシュカは、深層5階で父であるボンドルドや祈手たちと暮らしていましたが、正確にはボンドルドと親子関係ではありませんでした。父親の正体は祈手です。祈手たちは全員ボンドルドの隷属体であり、自身の意識を共有しています。さらに、プルシュカはボンドルドの仮面を付けている人物を父親だと思うように洗脳されています。血の繋がりはなくても、実際にボンドルドはプルシュカを育ててきた過去があります。

『メイドインアビス』に登場するプルシュカは自我を失っていた過去があるについて解説していきます。プルシュカは過去にアビスの呪いの影響を受け、精神崩壊し自我を失っていたことがあります。作中では詳細があまり明確に描かれていませんが、その頃はまだプルシュカは名もない少女でした。一度は廃棄まで検討された過去を持つプルシュカですが、ボンドルドが「この子にしかできないことがある」と言って、無名だった少女にプルシュカと名付け娘のように育てています。

『メイドインアビス』に登場するプルシュカとメイニャの出会いについて解説していきます。上昇負荷を受け自我を失っていた過去を持つプルシュカは、10歳の誕生日にボンドルドからプレゼントとしてメイニャをもらいます。元々「メイナストイリム」という生き物で、プルシュカがメイニャと名付けました。自我を失っていたプルシュカも、メイニャとの出会いで明るく活発な性格を取り戻しています。

『メイドインアビス』に登場するプルシュカはカートリッジにされて死亡について解説していきます。ボンドルドは、プルシュカを娘として育てておりプルシュカは、ボンドルドを「パパ」と呼び慕っていました。しかしボンドルドは上昇負荷を押し付けるための条件である絆を必要としていただけで、初めからプルシュカを上昇負荷を肩代わりさせるための道具だと思っていたのでしょう。アビスの祝福を得たいボンドルドは、プルシュカからの愛情を確信し、プルシュカをカートリッジにしてしまったのです。

『メイドインアビス』に登場するプルシュカのカートリッジは使用された？について解説していきます。ボンドルドは、レグやリコ、ナナチとの戦いで呪い除けのためにカートリッジを次々に消費していきます。使用されたカートリッジの1つにメイニャが駆け寄り悲しそうに鳴いて訴えると、ボンドルドはカートリッジに向かって「プルシュカ」と呟きます。リコたちは、カートリッジの原料の正体が生きた人間だったこと、使用されていたカートリッジの正体がプルシュカだったことに気付きショックを受けます。

『メイドインアビス』の作中で、リコたちが深層6階にたどりつき、疲れて眠っている最中にリコの首から下げていたプルシュカの白笛が盗まれてしまいました。そして、プルシュカの白笛を盗んだ犯人は「成れ果ての姫」という存在であるファプタだったのです。ファプタは成れ果て村の外で生まれており、レグとは顔見知りの関係にありました。さらに、ファプタは石の声が聞こえるため、白笛を盗んでいます。

『メイドインアビス』作中でファプタがプルシュカの白笛を持って行った理由は、2つ考えられます。1つは先述したように、ファプタには石の声が聞こえておりプルシュカが本来の形になっておらず苦しそうにしていたためでした。話したくても話すことができないプルシュカを見て、成れ果て村に持って行き正しい形にすることが目的だったのです。もう1つは「石の者」について無知なリコを試すためでした。

「成れ果て村」にある石の加工屋の手によって、プルシュカは本来の美しい白笛の形になることが出来ました。そしてプルシュカが、リコと共に旅に出たいと思っていることを石の加工屋が感じ取って、プルシュカの白笛は再びリコの手元に戻ってくることができました。さらに正しい白笛の形になったことで、プルシュカの白笛はこれまで以上の力を発揮することができるようになっています。

『メイドインアビス』に登場するプルシュカは、壮絶な過去と凄惨なシーンが多くファンに多くの衝撃を与えたキャラクターです。そんなプルシュカはSNS上でどのような評判や人気を得ているのかまとめていきます。

こちらはプルシュカの白笛のような形状のペンダントが羨ましいというファンの声です。好きなアニメや漫画のグッツが欲しくなるのはファン心理でしょう。ペンダントと付けていた人も『 メイドインアビス 』ファンかもしれません。

『メイドインアビス』のアニメのOP映像でリコがプルシュカの白笛を吹いているシーンが好きという意見です。カートリッジにされたプルシュカが、信頼している友人であるリコと一緒に冒険を続けたいという願いが叶い、少し救われた気持ちになるのかもしれません。

プルシュカの白笛は、加工屋の手によって美しく生まれ変わりましたが、以前の心臓のような歪な形の方がリコには合っているという意見です。リコの白笛としての経験の浅さが歪な白笛とマッチしていて、そのままの形状でいてほしかったというファンも多いようです。

『メイドインアビス』に登場するプルシュカは、ボンドルドと親子関係かと思われましたが実は血縁関係はありませんでした。自我を失っていた過去があり、メイニャと出会ってから明るい性格を取り戻しています。ボンドルドにカートリッジにされましたが、リコと共に冒険に出たいという強い願いによってユアワースとして変化し、リコの白笛になりました。今後も『メイドインアビス』の展開から目が離せません。