【メイドインアビス】マルルクの性別は男？女？正体や今後の活躍についても

リコとレグが深海二層にある監視基地に到着すると、そこで白笛のオーゼンと蒼笛のマルルクと出会い彼らとの物語が展開されました。ここではマルルクの人物像をプロフィールからまとめ、メイドインアビスの作品概要とあらすじについてもおさらしていきます。

マルルクはアビス二層にある監視基地の見張りを担当している蒼笛の子どもです。水色髪とメイド服衣装を身に着けているのが特徴的で、監視基地の主であるオーゼンの弟子としてそこに暮らしています。真面目で礼儀正しい性格をしており、蒼笛ながら探検家としては精神面が脆く生存訓練を途中でリタイアしていますが、その分判断力はオーゼンに認められるほど優秀です。

メイドインアビスはつくしあきひとによってWEBコミックガンマに連載されている漫画作品です。世界に存在する底知れない巨大な縦穴『アビス』の深層を2人の少年少女が目指していく物語が描かれており、可愛らしいビジュアルに反して過激な世界観が話題を呼びました。現在はアニメ化やゲーム化といったメディアミックスが展開されており、2020年2月時点で累計発行部数は333万部を突破しています。

孤児院に暮らしていた探検家見習いのリコは、底知れない巨大な縦穴・アビスに誰よりも強い興味を抱いていました。そんなある日、探窟で謎のロボットに命を救われると、リコはそのロボットにレグと名前を付けました。それから2カ月後にリコの母親であるライザの白笛と封書が地上に上がってくると、封書には「奈落の底で待つ」と書かれレグのようなロボットの絵も描かれていました。それを読んだ2人はその真相を知るためにアビスの深層を目指すことを決意します。

初登場時から可愛い見た目で評判を呼んだマルルクですが、メイドインアビス作中ではなぜか性別が明かされておらず謎に包まれています。見た目だけでは少女のように見えますが、随所には思わせぶりな描写がされているためファンの間でも性別がどちらなのか物議を醸している状態です。ここではマルルクの性別について考察し、同時に彼の魅力についてまとめていきます。

マルルクは初登場時から自分のことを「僕」と呼んでいます。アニメや漫画作品では女の子が一人称に僕を使ういわゆるボクっ娘がいることは珍しいことではありませんが、その分見た目や体格、口調などで女性と分かるようになっているのがほとんどです。その点、マルルクは見た目や体格などでは判別がつきづらく、辛うじて礼儀正しい口調から男の子のように推察されます。

マルルクの髪型はショートカットになっています。この髪型は男でも女でも似合う人が多い無難な髪型ですが、リコが育った孤児院の女性キャラクターを見てみると髪が長い子がほとんどであるため、メイドインアビスの世界では比較的男性向けの髪型と考えられるかもしれません。

リコがお風呂に入っている間、レグはマルルクに対して性別に関する疑問をぶつけました。その会話でレグは「君も大変なんだな。お互い苦労するな」と話しています。このセリフがどういった経緯から出てきたのかは不明ですが、恐らくレグも過去にリコから全身をくまなく検査された身体検査に関する話題だったと推察されます。また、その後リコが裸のまま風呂から出てくるとマルルクは顔を赤らめうろたえる様子を見せていました。

アニメ版ではマルルクの声は低めになっています。担当声優自体は女性ですが、演じられている声は少年から青年に変わろうとする頃合いの、幼さを残した低い少年声のように聞こえます。実際にマルルクの年齢はリコとほぼ同年代（12歳）とされており、男であれば声変わりの時期に入っています。

マルルクの魅力と言えば可愛らしい容姿でしょう。メイドインアビスでは他にいない青い髪と青い瞳、笑顔を作る時は両目を閉じてほんわかとした表情で読者を癒してくれます。彼が男であってもこの可愛さが揺らぐことはありません。

身に着けているメイド服はフリルがついたボリューム感あるもので、ヘアバンドにもレースがたくさんついていてとても可愛らしいです。マルルクのような可愛い顔とリコと同じくらいの年代をしているからこそ、メイド服姿がとても似合っています。

マルルクが泣くシーンは何度か描かれており、オーゼンから出生の秘密を明かされたリコを思って泣いたり、親しくなったリコとレグとの別れ際に泣いたりととても感情的で友達思いな一面を見せています。単に泣き顔が可愛いだけでなく、誰かのために泣けるという純粋な性格もマルルクの魅力の1つでしょう。

アビスの中には秘密と謎で溢れており、その中で生活していたマルルクにも悲劇的な過去や正体に関する謎が隠されていました。ここでは作中で描かれたマルルクの過去や現在の活躍についてまとめ、彼の正体や今後の活躍を考察していきます。

マルルクは父親や複数の乗務員たちと共に飛行船に乗ってアビス三層までやってきましたが、大断層の手前で墜落事故を起こしてしまいます。父や乗務員が全滅した中、奇跡的にマルルクだけが生き残っていると、その事故現場に現れたオーゼンによってマルルクは助られ二層の監視基地にて保護されることになりました。

本来蒼笛は15歳以上でなければ手に入れることができませんが、マルルクは白笛・オーゼンの弟子であることから特例で蒼笛を貰っています。蒼笛はリコの持つ赤笛より1つ上の階級で、リコは同じ年頃なのにスゴイと感心する様子を見せていました。

オーゼンとは師弟関係にあります。飛行船墜落事故で助けられて以来、マルルクはオーゼンのことを「お師さま」と呼び慕っており、対してオーゼンもマルルクのことを可愛がっています。また、マルルクは住み込みで働く生活を送っていますが、これはオーゼンが彼が日光に弱い体質であることを案じ敢えて屋内の仕事を与えたとされています。

マルルクとジルオは面識があることが明かされています。作中で初めてジルオがマルルクと出会った時は思い出すような描写がされていたので、ジルオにとってマルルクは一目見て分からないほど変化していることが窺えます。また、ジルオがマルルクのメイド姿に驚いた時は「だが確か君は…」とまで言い、マルルクが男であることを匂わせました。

マルルクの出身はジェスクーであることが明かされています。ジェスクーとはオースから遥か西方に位置した国で、その王族には時折『影の子供』と呼ばれる日光に弱い体質持ちが生まれることがあると言い伝えられています。マルルクの体質も日光に弱いため彼の正体が王族である可能性は高いでしょう。

メイドインアビス3巻以降からマルルクの出番はなくなりましたが、6巻の番外編にて再登場を果たしました。6巻以降はリコたちが監視基地を去った後にオースの街で発生した、誕生日に亡くなってしまう原因不明の奇病にまつわる物語が展開されることが予想されます。原因を探るためにジルオが監視基地に訪れオーゼンに意見を伺っていたため、マルルクよりもオーゼンが活躍するシナリオかもしれません。

メイドインアビスがアニメ化すると可愛らしいビジュアルと過酷な世界が広がっているアビスの内装が完全に再現され、漫画を知らない視聴者に強烈なインパクトを与え高い人気を博しました。その人気の一因に声優のリアリティある演技も入っていることでしょう。ここからはアニメ版メイドインアビスにてマルルクを担当した声優についてまとめていきます。

マルルクを演じた声優は豊崎愛生（とよさきあき）さんです。『けいおん！』の平沢唯を演じたことから注目を集めるようになった女性声優で、2009年からは声優ユニット『スフィア』として音楽活動も開始しています。2017年10月には一般男性と入籍したことを発表しています。

作中で詳細に明かされていないマルルクの性別や正体ですが、わざわざ伏せられているこの謎にファンたちはどう思っているのでしょうか？ここではマルルクの性別に対する世間からの反応や意見、考察などをまとめていきます。

マルルクの性別を気にしている人はとても多くいました。初登場時は可愛らしく可憐な見た目で女と思った人が多かったそうですが、次第に思わせぶりな描写が描かれていくと疑問を抱く人が増えていき、様々な考察や意見が行き交うようになっていました。

男か女かで議論されている中には、マルルクの性別はマルルクと言い切り可愛ければ良しとする意見も出回っていました。好きになったキャラクターなら性別など関係ないという考え方も確かに頷ける意見の1つでしょう。

性別はマルルクと言われている一方で、実は性別に影響を与える何かがアビスにあるのではないかという考察意見も出ていました。アビスには謎が詰まっておりどこで何が起きていても不思議ではありません。もしかしたらマルルクの存在が後に登場する謎の伏線になっている可能性も十分考えられます。

マルルクの性別は厳密に明かされていないものの、思わせぶりな描写からは男の子である可能性が高かったです。作中で性別が明かされるかどうかは分かりませんが、もしかしたら今後のストーリーで彼の正体と共に性別が明かされたりするのかもしれませんので、今後のマルルクの動向や活躍に期待しておきましょう。