【キングダム】楚国の大将軍と武将まとめ!活躍や実力も徹底紹介!
『キングダム』に登場する楚は、中国史に実在しており秦と同程度の規模を持った大国で戦国七雄の1つです。そんな大国の楚が合従軍として秦を倒すために実力のある大将軍や武将を多数参加させています。本記事では『キングダム』の中で、重要な国となる楚の武将を紹介します。
目次
【キングダム】楚国とは?
『キングダム』の楚国は秦国の隣国であり、国土も1位2位を争うほどの大国です。兵力は合従軍の時に参加国の中でも最大となる15万人を投入できる力を持っていて、それを率いる優秀な武将も揃っています。そんな楚の概要や大将軍について紹介します。
楚国とは?
楚は春秋戦国時代に中華全体の半分を占める領土を持ち、その広い領土のおかげで圧倒的な兵の数を持っていました。しかし、残念なことに史実では秦の統一戦争の楚攻略戦により、秦に敗れ紀元前223年に楚は滅亡してしまいます。
キングダムの概要
『キングダム』は『週刊ヤングジャンプ』の2006年9月号から連載開始された原 秦久さんの漫画です。2023年1月には単行本の68巻が販売されます。アニメ版はNHK総合で2012年6月から放映されていて、2023年1月の時点で第4シリーズまで放映が進んでいる大人気作品です。好評につき2024年1月には第5シリーズの放映も決定しています。
キングダムのあらすじ
紀元前245年中華の地、秦に下僕の少年が2人いました。少年の名は信と漂といい、2人は天下の大将軍になるという夢を語り合いながら日々剣術の修行を続けます。漂はのちに秦王となる嬴政(えいせい)と瓜二つの見た目をしており、それが理由となって代わりに死んでしまいます。漂の死をきっかけに、信は漂のためにも嬴政を守る大将軍になり中華統一の手助けをすると誓い、幾多の戦場で活躍を見せていくストーリーです。
【キングダム】楚国の大将軍
『キングダム』の楚は合従軍編から登場していて、そこから本格的に物語に影響を与えてくれます。王の入れ替わりや武将の立ち位置も変化していくので目が離せない存在です。そんな楚の将軍や武将について紹介します。
楚国の大将軍①汗明
『キングダム』の汗明(かんめい)は楚の大将軍であり、合従軍では楚軍の総大将を務める程、強さに信頼を置かれています。汗明は初陣から合従軍の戦いまで負け知らずであり、かつて秦国の六大将軍の1人だった王齕(おうこつ)を一撃で討ち取ったという伝説を残している豪傑です。そんな楚の汗明と秦国の大将軍蒙武(もうぶ)との本当の強さを追求した一騎打ちが盛り上がりました。結果としては蒙武に討たれてしまうことになり、この汗明の負けが後に合従軍の勝敗の行方を大きく左右してしまうことになります。
楚国の大将軍②媧燐
『キングダム』の媧燐(かりん)は楚の大将軍であり、合従軍では楚軍の第二将を務める女将軍です。武才に関しては不明な部分が多いキャラですが、軍略の才は合従軍の戦いで大いに発揮されています。合従軍の戦いでは、自らが戦場の前線に出向いて敵軍だけでなく、味方軍までも欺いて徹底的に騙す目眩しを見せてくれる程の軍才です。このように本来の狙いから相手の目を逸らすのが得意な媧燐ですが、残念ながら秦国の王翦(おうせん)には敵わず軍略で負かされてしまいました。
楚国の大将軍③項燕
『キングダム』の項燕(こうえん)は楚の大将軍であり、合従軍の戦いでは姿を見せることはなかった謎の多い将軍です。唯一名前が挙がったのが、合従軍編の後半の李園との会話の中で媧燐が、ある東の大将軍の事を項燕という風に表現しており、臨武君が楚で将軍を名乗れるのは他国で大将軍級だと言っていたところから推測すると、項燕は秦国の六大将軍や三大天よりも強いという期待が持てます。
【キングダム】楚国の武将
楚は大将軍だけでなく他の武将も将軍に匹敵する実力を秘めています。そんな将来活躍する期待を背負った武将も含めて紹介します。
楚国の武将①臨武君
『キングダム』の臨武君(りんぶくん)は楚の武将であり、合従軍では汗明の信頼を最も受けていた武将です。そんな臨武君は楚軍の第一陣を務めていて合従軍の戦いで、元王騎軍最強と言われていた現在は騰軍の録嗚未(ろくおみ)を相手に圧倒していました。しかし、録嗚未の危機を感じた騰が戦闘に参加することになり、最終的に騰に討ち取られてしまいます。
楚国の武将②貝満
『キングダム』の貝満(べいまん)は楚の武将であり、合従軍では楚軍の汗明の側近で軍師兼将軍のような立場で汗明をサポートしていました。軍師として汗明にしっかりと軍略の意見を言える程に信頼を得ています。作中では合従軍編での函谷関の戦いに登場してそれ以来登場はありません。
楚国の武将③満羽
『キングダム』の満羽(まんう)は楚の武将であり、什虎城攻防戦で総大将として自ら秦魏同盟軍の蒙武の前に現れるという自信の持ち主です。気になる実力は、決着はついていないですが蒙武より強いのではないかと推測されています。什虎城攻防戦で残念ながら負けてしまいますが、討ち取られることなく生存しているので別の場所で登場してくるのかどうか期待です。
楚国の武将④剛摩諸
『キングダム』の剛摩諸(ごうましょ)は楚の武将であり、貝満と同じく軍師兼将軍を務める汗明の側近の一人です。汗明の戦死を知り無理をせず、軍を撤退させる軍師としての才を見せます。登場は合従軍編のみとなり出番の少ない武将でした。
楚国の武将⑤千斗雲
『キングダム』の千斗雲(せんとうん)は楚の武将であり、什虎城攻防戦で登場するクセの強い将軍です。元々は暦という小国の大将軍を担っていて、後に楚に吸収されてしまいました。千斗雲のクセの強さを感じられるシーンは、秦魏同盟軍に攻められているというのにもかかわらず、戦ができるという事に嬉しさのあまり感動泣きをしてしまうシーンがあります。実力の方は、圧倒的に強く満羽に次いで強いと推測されていますが什虎城攻防戦で満羽と同様に負けてしまいます。
楚国の武将⑥項翼
『キングダム』の項翼(こうよく)は楚の武将であり、合従軍編で登場します。この時は千人将として出陣しており、臨時で媧燐から五千人将を任命され秦の騰と一騎打ちで斬り合うことになりました。互角に斬り合えているところを見ると実力は間違いなく千人将以上の強さがあります。のちに什虎城攻防戦で将軍となって登場し、将来的に信と戦う同世代の強大な敵となるのです。
楚国の武将⑦玄右
『キングダム』の玄右(げんう)は楚の武将であり、什虎城攻防戦では魏軍の呉鳳明の右腕と言われている馬介を一太刀で瞬殺してしまうほどの実力がある武将です。直属の配下に精鋭部隊『黄鋒』を従えており、自身の実力だけでなく、部隊の兵力も強大な武将です。
楚国の武将⑧白麗
『キングダム』の白麗(はくれい)は楚の武将であり、姉が臨武君の妻という関係性を持っています。弓の腕前は中華十弓レベルで、相棒の項翼に遅れを取らない実力です。什虎城攻防戦では将軍に昇格しており、楚の援軍として登場します。楚の武将の中でも項翼と共に重要な人物となっていくと推測されます。
【キングダム】楚国のその他キャラ
楚は他にも人気のある登場キャラが沢山います。将軍級まではいかないですが人気キャラを紹介します。
楚国のその他キャラ①獄
『キングダム』の獄(ごく)は楚の武将であり、合従軍に参加していた臨武君軍の千人将です。同じ千人将に項翼や白麗のような活躍している武将もいますが、残念ながら秦の騰軍の録嗚未によってあっさりと討ち取られてしまいます。
楚国のその他キャラ②バミュウ
『キングダム』のバミュウは楚の武将であり、楚の将軍媧燐の側近です。いつも側に居て普段は媧燐の八つ当たりを受けています。しかし、バミュウ自身は嫌がるどころか喜んでおり、たまに媧燐が気にかけてくれていたり、バミュウも媧燐の事を慕っているので関係は良好なようです。戦闘シーンはまだ無いので強さが未知数となっています。
楚国のその他キャラ③仁凹
『キングダム』の仁凹は楚の汗明軍に仕える老軍師であり、大きな扇を持っているのが特徴です。楚で圧倒的強さを誇る汗明軍に仕えているところからすると、凄腕の軍師であると推測されます。合従軍での戦いの際には、秦の蒙武軍の立ち回り方を見て格下に見るほどの余裕を見せています。
楚国のその他キャラ④寿胡王
『キングダム』の寿胡王は楚の軍師であり、什虎城攻防戦で登場します。満羽、千斗雲、玄右と合わせて4人で1度も陥落させる事なく什虎城を守ってきた強者です。あっさりと秦の騰軍の捕虜になりますが、抵抗する事もなく満羽の過去を話したり「人とは何か?」という事を話し続ける真意が見えない軍師です。
【キングダム】楚国の活躍や実力
キングダムの中で楚の活躍を見れるのは合従軍編からです。合従軍に多くの武将が参加しており、項翼や白麗の若き武将も千人将として参加しています。この戦いをきっかけにどのように変化していくのか紹介します。
楚国の合従軍編での活躍
楚の合従軍編での活躍は、参加国の中で最大兵力となる15万の投入と、媧燐による中華全土を恐怖させるほどの軍略です。惜しくも王翦には通じずに作戦失敗となりましたが、相手が王翦でなかったら作戦は成功していたと考えると大きな活躍となります。
楚国の合従軍編のその後
楚は合従軍編の後、総大将を務めた戦国四君の春申君が李園に暗殺されて国内政治が変化していきます。将軍の媧燐は戦いの天才という点を見込まれて楚の宰相になりました。その後、什虎城攻防戦に向けて軍事国家として大きくなっていきます。
楚国の武力や実力
楚の武力や実力に関しては、秦や趙に負けない猛者が揃っています。合従軍編に登場した汗明と臨武君だけでなく、什虎城攻防戦に登場した満羽は蒙武、玄右は騰と互角レベルです。それに加えて期待の若い将軍として項翼と白麗が実力を伸ばし、未知数の項燕まで控えています。これだけ実力のある武将が揃っていれば武力は申し分ないです。
【キングダム】楚国に対する世間での評判や人気
『キングダム』の楚について世間での評判や人気を紹介します。楚の国内政治問題は闇が深いですが、圧倒的バラエティに富んだ武将の個性が人気の秘訣となっています。
合従軍編であれば、パワフルな臨武君と汗明、ズル賢いだけでなく武の実力も兼ね備えていそうな媧燐が人気の武将です。
什虎城攻防戦であれば千斗雲と寿胡王などのクセの強い武将が揃っているので見ている側を飽きさせません。
【キングダム】楚国のキャラは強かった
結論として『キングダム』の楚は隠れた強者が多かったです。まだ姿を見せていない東の大将軍項燕や、什虎城攻防戦で立ちはだかる満羽など大将軍クラスの武将が控えていました。秦の六大将軍や趙の三大天のようには認識されていない猛者が多いです。それだけではなく、更なる活躍に期待が持てる項翼と白麗の若き将軍2人の行方にも注目です。
この記事のライター
佐藤 佑樹
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