【キングダム】戦国七雄とは?神武将や滅亡していった順番を紹介
『キングダム』には様々な武将が所属している"戦国七雄"と呼ばれる国が登場します。戦国七雄は『キングダム』の物語にとって重要な存在となっており、強い国や武将の活躍に注目が集まっています。今回は『キングダム』に登場する戦国七雄の名前や滅亡の順番について紹介します。
目次
【キングダム】戦国七雄とは?
戦国七雄とは?
『キングダム』に登場する"戦国七雄"とは、春秋戦国時代に主に活躍をする"秦"、"趙"、"斉"、"燕"、"魏"、"韓"、"楚"という名前の七つの国となっています。春秋戦国時代には前述の名前の国以外にも国が存在していましたが、中華統一を目指した争いに参加できる程に強い力を持った国が戦国七雄となっています。
キングダムの概要
戦国七雄が活躍をする『キングダム』は、春秋戦国時代に発生した争いが元となって物語が制作されています。『キングダム』の作者は漫画家の"原泰久"となっており、週刊ヤングジャンプにて長期的に連載が行われている大人気漫画作品です。原作が多くのファンを獲得した『キングダム』は、漫画以外にも原作を元にして実写映画やアニメ等の別の形で配信が行われる程に人気の高い作品となっています。
キングダムのあらすじ
『キングダム』の主人公である"信"は幼少期に戦災孤児となった影響で下僕として働いていました。信は下僕として働く中で同じ境遇にあった"漂"と出会いました。信は漂と交流を深めながら戦場で活躍をする大将軍になることを目指して、武芸の稽古に力を入れていきました。二人は大将軍になる夢に向かって稽古を続けていましたが、二人の元を訪れた"昌文君"との出会いによって二人の人生が大きく動くことになりました。
【キングダム】戦国七雄の名前一覧
『キングダム』に登場する戦国七雄という名前には、上記で述べた通り七つの国が含まれています。戦国七雄の国の中には主人公の信が所属する国として物語に大きく関わっている国の他に、信の敵という形で登場する国も存在しています。ここからは『キングダム』で活躍をしている戦国七雄に含まれている国の名前を一覧で紹介していきます。
戦国七雄①秦
戦国七雄には"秦"という名前の国が含まれています。秦国は主人公の信が所属して活躍をする国となっている為、『キングダム』の物語の中でもスポットの当たる事が多い国です。秦国で活躍をするキャラクターには信の他にも"嬴政"等の『キングダム』の物語の主要キャラクターが含まれている為、作中で特に注目されやすい国となっています。
戦国七雄②魏
戦国七雄には"魏"という名前の国が含まれています。魏国は戦国七雄の国の中で中央に位置している国となっており、"晋"という名前の国で発生した内乱がきっかけで生まれた国です。魏国には知力に長けた武将が多く所属している他に、"床弩"や"井蘭車"といった兵器を戦闘で使用するという特徴が存在しています。
戦国七雄③趙
戦国七雄には"趙"という名前の国が含まれています。趙国は中央上部に位置している国であり、戦国七雄の中で一番ではないものの広い土地が特徴の国となっています。趙国には史実と『キングダム』の作中共に大きな活躍をする強い武将が存在している他に、数多くの騎兵や安定した兵糧等の戦争で役に立つ能力が全体的に高い国となっています。
戦国七雄④燕
戦国七雄には"燕"という名前の国が含まれています。燕国は戦国七雄の中でも北東部に位置している国です。燕国は他の戦国七雄と比較すると全体的に戦闘力が低い国となっていますが、『キングダム』の主人公である信が活躍する秦国との間には上記で紹介をした強い国である趙国が存在している為、趙国の活躍もあって秦国からの攻撃を避けている国となっています。
戦国七雄⑤楚
戦国七雄には"楚"という名前の国が含まれています。楚国は戦国七雄の中でも南部に位置している国となっており、所有している土地が非常に広いという特徴を持っています。楚国は多くの兵士や兵糧等によって秦国と同格とされる程に強い戦闘力を持っていますが、実際の戦闘では国内の体制が問題で本来の戦闘力を活かせていない国となっています。
戦国七雄⑥斉
戦国七雄には"斉"という名前の国が含まれています。斉国は戦国七雄の国の中でも中央東部に位置しており、現在の中国で表すと山東省北部の周辺に位置する国となっています。斉国は海に面しているという特徴を活かした漁業等によって安定した経済力を得ており、他の戦国七雄と比較すると狭い土地であるにも関わらず多くの武将の活躍で高い戦闘力を誇っていました。
戦国七雄⑦韓
戦国七雄には"韓"という名前の国が含まれています。韓国は上記で紹介をした他の戦国七雄である魏国、秦国、楚国に面しており、戦国七雄全体の中央に位置している国となっています。韓国は戦国七雄の中でも特に領土が狭く兵士の数も少ないという特徴を持っていますが、高い攻撃力を持った鉄剣や遠距離から戦える弓や"弩"の制作に力を入れる事によって、少ない兵力という特徴を感じさせない強さを発揮しています。
【キングダム】戦国七雄の神武将一覧
『キングダム』は様々な強い武将による活躍が見どころの一つとなっています。戦国七雄は国全体で比較するとそれぞれ戦闘力に差が存在していますが、武将単体で見るとどの国にも優れた強さを持つ魅力的な武将が所属しています。ここからは戦国七雄に所属している武将の中でも、特に強いと評価されている武将について紹介をしていきます。
戦国七雄の神武将①申不害
"申不害"は戦国七雄の国の一つである"韓"に所属している人物です。申不害は元々身分が低い人物でしたが師の勧めによって韓国の君主である"釐候"と出会い、釐候に才能を評価された事で韓国の宰相となります。韓国は戦闘力が低い国であるにも関わらず戦国七雄の中でも強い国である秦国等と接していた事で苦しい状況となっていましたが、申不害が政治に力を入れて体制を強化した事で隣国からの攻撃を防ぐ程に国を強化していきました。
戦国七雄の神武将②信陵君
"信陵君"は戦国七雄の国の一つである"魏"に所属している人物です。信陵君は魏国の王家に生まれましたが、王位を継いだ兄の補佐役として過ごしていました。信陵君は身分より才能を重視する考え方を持っていた為、個人の知力や武力だけでなく周囲からの信頼も王となった兄を超えていました。信陵君は実際に秦国との戦闘で活躍をしていましたが、自身を超える才能を嫌った兄の影響で政治での活躍を防がれていました。
戦国七雄の神武将③李牧
"李牧"は戦国七雄の国の一つである"趙"に所属している人物です。李牧は防衛に長けた武将となっており、趙の北方に位置する"雁門"の守備を担当する長官として大きな活躍をしていました。強敵である秦国が更に力を付ける中で武将を失い苦しい状況を迎えていた趙国でしたが、李牧が秦国との戦闘に参加してからは秦国の武将を撃破して領土を奪還するという大きな活躍を成し遂げました。
戦国七雄の神武将④楽毅
"楽毅"は戦国七雄の国の一つである"燕"に所属している人物です。楽毅は戦国七雄には含まれていない小国である"中山国"を出身としており、趙国や魏国を巡りながらも人材に対する扱いの良い燕国に仕えました。楽毅は他国に圧力をかけていた斉国と戦う為に戦国七雄の中から秦国を除いた五つの国による連合軍を作り上げ、自身が総大将となり攻撃を続ける事で斉国を圧倒しました。
戦国七雄の神武将⑤項燕
"項燕"は戦国七雄の国の一つである"楚"に所属している人物です。項燕は楚国で活躍した武将が多く存在する名門"項家"の人物であり、上記で紹介をした趙国の李牧と同じく国力が高まっている秦国の攻撃を防ぐ活躍をしています。秦国と戦闘になった楚国は約20万の兵士によって攻撃を受けますが、項燕は相手の油断を誘う作戦によって奇襲を仕掛ける事で秦国に大きな被害を与えました。
項燕は『キングダム』の作中で楚国の大将軍として名前は登場していますが、実際にどのようなキャラクターなのかは詳細な部分が不明となっています。『キングダム』では史実で大きな活躍をしている人物は強い武将として描かれている為、秦国が楚国と戦いになった際には信を苦しめる存在として項燕が登場する事が予想されています。
戦国七雄の神武将⑥王翦
"王翦"は戦国七雄の国の一つである"秦"に所属している人物です。王翦は非常に高い知力によって秦国の戦闘に貢献し続けている人物です。王翦は保身を重視した性格となっており、王に対して逆らう意志が無い事を積極的にアピールしたりと身を守る為の行動を徹底していました。前述の事から臆病な印象を受ける王翦ですが、他の戦国七雄との戦いでは相手に深刻な被害を与えたりと戦況を大きく動かす活躍をしています。
『キングダム』に登場する王翦は仮面を付けている事が特徴的なキャラクターとなっています。『キングダム』の王翦は前述した史実と同じく保身に向けた行動をしているものの、強い国との戦いでは戦場で高い知力を活かした戦略を披露したりとかっこいい一面が存在する魅力的なキャラクターとなっています。
戦国七雄の神武将⑦田単
"田単"は戦国七雄の国の一つである"斉"に所属している人物です。田単は元々市場の小役人という身分でしたが、上記で紹介した楽毅の活躍によって斉国が追い詰められた際に"即墨"の人々に選ばれて司令官となりました。楽毅が所属する燕国で王が変わり楽毅と仲が悪い事を知った田単は、燕国の王に偽の情報を流す事で楽毅を燕国から追放し、戦力が減った連合軍を相手に反撃して奪われた斉国の領土の奪還に成功しました。
【キングダム】戦国七雄が滅亡した順番
春秋戦国時代の史実で秦国が中華統一を果たしている事から、秦国以外の戦国七雄は順番に滅亡しています。ここからは秦国が中華統一に成功するまでの間にどのような順番で戦国七雄が滅亡したのかについて、また順番だけでなくそれぞれの戦国七雄がどのように滅亡したのかについて紹介をしていきます。
滅亡した順番①韓
戦国七雄の中で最初に滅亡を迎えた国は"韓"です。韓国は戦国七雄の中で戦闘力の低い国となっていた為、秦国の攻撃を他国の協力によって防いでいました。しかし秦国が韓国に協力をしていた趙国や魏国にも攻撃を仕掛けた事がきっかけとなり、周辺国からの協力を受けられなくなった韓国は秦国の武将である"騰"に攻められて滅亡しました。
滅亡した順番②趙
戦国七雄の中で二番目に滅亡を迎えた国は"趙"です。趙国は秦国の攻撃によって被害が出ていましたが李牧等の強い武将達の活躍によって体勢を立て直し反撃を行っていました。趙国の武将達に苦しめられていた秦国は、趙国の武将達の活躍を止める為に趙国の王に対して謀反を考えているという嘘を伝えます。秦国の嘘に騙された趙国の王は李信を処刑する選択を行ってしまい、強い武将を失った趙国は秦国の攻撃に耐えられず滅亡しました。
滅亡した順番③魏
戦国七雄の中で三番目に滅亡を迎えた国は"魏"です。魏国は長い間強い国である秦国と戦闘を続けていた事が原因で、段々と秦国に対抗する戦力を失っていきました。魏国は秦国の知力に長けた武将である"王賁"が都に仕掛けた水攻めによって大きな被害を受けてしまい、魏国の王が降伏した事で滅亡しました。
滅亡した順番④楚
戦国七雄の中で四番目に滅亡を迎えた国は"楚"です。楚国は上記で紹介をした"項燕"の活躍もあって秦国の武将である"李信"の攻撃を失敗させましたが、続いて戦闘になった"王翦"の防衛に力を入れた作戦によって敗北してしまいます。項燕は"昌平君"と共に楚国の立て直しを図りますが、秦国の攻撃を止められず滅亡しました。
滅亡した順番⑤燕
戦国七雄の中で五番目に滅亡した国は"燕"です。燕国は秦国と国境が接しておらず間には高い戦闘力を持つ趙国が存在していた為、秦国の攻撃に対する警戒心が低くなっていました。趙国の滅亡を受けて秦国に危険を感じた燕国は秦国の王の暗殺を謀りましたが、暗殺が失敗に終わり"王賁"等の武将達の活躍によって滅亡しました。
滅亡した順番⑥斉
戦国七雄が滅亡した順番の中で最後に滅亡を迎えた国は"斉"です。斉国は他の戦国七雄とは違い秦国から賄賂を受け取っていた事で秦国の侵攻に関与しませんでした。斉国は他の戦国七雄が滅亡を迎えた事で秦国の危険性を感じて戦う準備を行いましたが、秦国が斉国の想像以上に急な戦闘を仕掛けて来た為、激しい戦闘が発生する前に降伏という形で滅亡しました。
戦国七雄を滅亡させた秦のその後
秦国は上記で紹介をした順番に戦国七雄を滅ぼして中華統一に成功しました。中華統一後に秦国の王は"始皇帝"と呼ばれ様々な改革を行いました。始皇帝が死亡した際に丞相を務めていた"李斯"は、始皇帝が死亡した事実を隠して民から不満が出るような政治を行いました。しかし始皇帝が死亡したという情報が出回った事によって民達は乱を起こします。国を治められなくなった李斯等が殺害された事で秦国は紀元前206年に滅亡しました。
【キングダム】戦国七雄に対する世間での評判や人気
戦国七雄は『キングダム』という作品の中だけでなく、史実でも存在している国の名前となっています。『キングダム』の物語にとって重要な存在である戦国七雄ですが、名前だけでなく国の場所も大切な特徴となっている為、覚えるのが難しいという声が上がっています。
戦国七雄の国による争いは『キングダム』の題材となっているだけでなく、その後の出来事である三国志と並んで中国史の中でも知名度の高い内容となっています。戦国七雄の国や武将には『キングダム』の作中だけでなく史実でも様々な物語が存在している為、戦国七雄の歴史に興味を持った人達からはかっこいい活躍によって人気となっています。
戦国七雄は国全体の戦闘力で見れば優劣が存在していたものの、どの国も春秋戦国時代に影響を与える大きな活躍をしています。最終的には秦国によって滅ぼされた戦国七雄ですが、国ごとに特徴的な戦い方をしていたり戦力が負けている場合は他国との協力をしたりとそれぞれの国が生き残る為に様々な工夫を凝らしていた事を凄いと評価する声が上がっています。
【キングダム】戦国七雄は強い国ばかりだった
今回は『キングダム』に登場する戦国七雄とはどのような国なのかについて、史実での特徴や滅亡する順番を紹介しました。戦国七雄という名前には春秋戦国時代に活躍をしている七つの国が含まれており、どの国にも代表的な強い武将を始めとする様々な特徴が存在している事が分かりました。また他国に勝利して中華統一を成し遂げた秦国も、権力者に問題があった事が原因で中華統一から短い期間で滅亡してしまった事が分かりました。
この記事のライター
サカモト
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