【キングダム】麗は物語の鍵を握っている?嬴政と向の娘を徹底調査!
人気漫画『キングダム』に登場する麗は、嬴政(えいせい)と向の間に生まれたかわいい娘です。この記事では、物語の鍵を握ると言われている麗の人物像について徹底調査すると共に、アニメ『キングダム』で麗の声を担当した声優情報についてまとめました。
目次
【キングダム】麗は嬴政と向の娘
『キングダム』に登場する嬴政(えいせい)と向の娘・麗について徹底調査する前に、麗のプロフィールと『キングダム』の作品やあらすじについて紹介します。
麗のプロフィール
麗は嬴政と向の間に誕生した娘です。気の強い性格が父親である嬴政によく似ていると言われています。2人の娘として誕生したこと以外、誕生日や血液型などは明らかにされていません。
キングダムの概要
『キングダム』は、2006年から週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載されている原泰久による漫画作品です。古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にした本作は、原自身が漫画家へ転身する前のサラリーマン時代に経験した、組織の美学を注ぎ込んでいると語っています。第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞し、2020年12月に発売された60巻は、シリーズ初の初版100万部を達成しました。
キングダムのあらすじ
戦災孤児となった『キングダム』の主人公・信は、中華最西の国・秦で漂と共に下僕として生活をしていました。いつの日か「天下の大将軍」になる為、2人は日々鍛錬に明け暮れていたところ、漂は秦の大臣である昌文君から声を掛けられ仕官へと見出されます。しかし、1ヶ月後に満身創痍で戻って来た漂は、信に地図と大将軍の夢を託し命を落としました。地図に書かれた場所へ向かった信は、そこで漂と瓜二つな嬴政と出会います。信は「天下の大将軍」となるべく、時代の渦へと身を投じていくのです。
【キングダム】麗は物語の鍵を握る?史実では?
『キングダム』に登場する麗は、物語のキーマンと言われています。ここからは、キーマンと言われている麗について詳しく紹介すると共に、史実で実在する人物なのか徹底調査しました。
麗が生まれたのはいつ?
嬴政と向の娘である麗は、始皇7年に生まれたと『キングダム』作中で描かれています。始皇7年は紀元前240年にあたり、史実では嬴政が20歳で彼の祖母である夏太后が死去した年です。他には、王翦(おうせん)と桓騎(かんき)が、魏の城である慶都・汲を落とし、合従軍参加国、李牧(りぼく)・春申君(しゅんしんくん)が敗戦の責任で遠ざけられ、政争が激化していきます。
麗の登場シーンは何話?
麗が登場するのは、『キングダム』34巻第366話「戦後の各国」です。24巻で向が身籠った際は、昌文君を始めとする家臣たちが喜び、嬴政も照れ笑いを浮かべるシーンが描かれていました。麗が生まれた時は、咸陽(かんよう)の外にいた信たちにも知らされ、麗の誕生を喜んでいます。40巻428話「命懸けの逃避」では、反乱軍に命を狙われた向と麗を身を挺して守ろうとする陽を助ける飛信隊のシーンが描かれました。
この時、麗と初対面を果たした信は「怖かったか?」と尋ねます。「全然」と答える麗を見た信は、嬴政の性格にそっくりだと笑いました。そんな麗を高く抱き上げた信は、「お前の父ちゃんの一番の友達だ」と自己紹介します。間一髪のところで助けに来た信と、幼いながらも気の強さを持つ麗との出会いは、ファンにとって感動したシーンとして話題となりました。
麗は史実で実在する?
嬴政と向の娘として誕生した麗ですが、史実で実在する人物ではなく、『キングダム』のオリジナルキャラクターです。嬴政には、扶蘇(ふそ)と胡亥(こがい)という2人の子供が実在したことは記録に残されていますが、作中ではまだ登場するシーンは描かれていません。一方、史実に実在している扶蘇は、嬴政の長男として誕生し、慈愛と聡明な性格から嬴政からも後継者として期待されていたと記録されています。
しかし、始皇帝となった嬴政の死後、謀略によって自決へと追いやられてしまいました。嬴政の寵愛を受けて育った末子の胡亥は、扶蘇を自決へと追いやった趙高(ちょうこう)と李斯(りし)によって嬴政の後継者となります。ところが、胡亥が即位して4年で反乱により秦国は滅亡してしまうのです。『キングダム』作中ではまだ2人のシーンは描かれていませんが、麗とどのように関わってくるのか注目されています。
麗は物語の鍵を握る?今後は?
『キングダム』のオリジナルキャラクターとして登場した麗は、物語において重要なキーマンとして活躍していくのではないかと考察されています。麗が誕生する前に、異母兄の扶蘇が誕生していると推測される為、今後の展開によってはキーマンとなった麗が、史実で実在する扶蘇と何らかの形で関り、物語を彩っていくのではないかと推測されています。
【キングダム】麗の両親を解説
『キングダム』のキーマンと言われている麗の両親は嬴政と向です。ここからは、麗の父親である嬴政と母親である向のプロフィールや2人の出会いについて解説していきます。
嬴政のプロフィール
『キングダム』のもう一人の主人公である嬴政は、第31代秦国の若き王であり、史実でも実在する後の始皇帝となる人物です。中華を統一する最初の王になると宣言した嬴政は、冷静な性格でポーカーフェイスを崩しませんが、身体能力が高く武芸に長けています。
向のプロフィール
秦国の宮廷に仕えていた宮女の向は、田舎の貧しい商人の娘で宮女の中でも地味で目立つ存在ではありませんでした。向と娘の麗を反乱軍からかばった陽は、向にとって大切な親友です。
嬴政と向の関係
麗の両親である嬴政と向は夫婦の関係です。夜伽の相手となった向が、嬴政の寝室を訪れた時に出会います。それから何度も夜伽に呼ばれますが、全く手を出さずにいる嬴政に対し、向は不安を抱いていました。そんな向に嬴政は、「隣にいるとなぜか心地よく書が読める」と伝えます。向は嬴政が書を読む時間を作ったり、幼い頃の嬴政を救ってくれた紫夏の話を聞いたりと、彼が安心して過ごせるように努めていました。嬴政と向は時間をかけて信頼関係を築いていったのです。
嬴政には向以外にも嫁がいる?
史実では、嬴政には20人以上の子供がいたと記録が残されており、名前が明らかになっているのは扶蘇と胡亥の2人となっています。『キングダム』作中では、向の妊娠が判明した際、向よりも先に他の宮女が嬴政の子供を身籠ったと記載されていました。その宮女と子供についての詳細は明らかにされていませんが、物語の重要なシーンで登場するのではないかと期待が寄せられています。
【キングダム】麗の声優
『キングダム』は漫画だけではなく、アニメも面白いと人気の作品です。ここからは、アニメ『キングダム』で嬴政と向の娘として誕生した麗の声を担当した声優について紹介します。
麗の声優は「篠原侑」
アニメ『キングダム』に登場する麗の声を担当したのは、声優の篠原侑(ささはらゆう)です。嬴政に似た気の強さをうかがわせる麗の声をかわいらしく演じています。
篠原侑のプロフィール
篠原侑は、4月20日生まれで熊本県出身の声優です。現在はアイムエンタープライズに所属しています。小学生の頃に歌手になる夢を抱いていましたが、両親から歌手の道は厳しいと言われてしまったそうです。しかし、中学時代に父親がプリントアウトしたアニメーション映画の主人公オーディションを見て、「声優を目指してみたら?」と勧められたのがきっかけで声優を志します。
母親には反対されていましたが、大学に通いながらであれば声優を目指しても構わないと承諾を得て、日本ナレーション演技研究所に入所しました。3年目の研修科修了後に、アイムエンタープライズに所属し、声優デビューを果たします。
篠原侑の主な出演作品
篠原侑の主な出演作品は、『おちこぼれフルーツタルト』中町ぬあ、『放課後ていぼう日誌』黒岩悠希、『となりの吸血鬼さん』天野灯、『シャドーハウス』エミリコ、『ラピスリライツ』サルサなど、多くの人気アニメで活躍しています。
【キングダム】麗に対する世間での評判や人気
『キングダム』に登場する麗は、嬴政と向の無償の愛で誕生した娘なのがわかると言った声がありました。政治や策略などのしがらみは関係なく、嬴政と向がお互いを純粋に思い合って、産まれたのが麗なのだと感じていることがうかがえます。
反乱軍に襲われそうになったシーンに登場した麗が、とてもかわいいと話題になっていました。嬴政と向の娘である麗が、今後物語のキーマンとしてどのような活躍を見せるのか、期待を寄せているファンもいるようです。
嬴政に似ていると言われている麗は、嬴政の母親にも似ているのではないかと考えている読者もいます。しかし、両親の愛情をたくさんもらって育った麗ならば、きっと美しい姫になるだろうと推測している声もありました。
麗の姿が幼い頃の嬴政にそっくりだと感じているファンも多くいました。成長したら、信と一緒に戦っている可能性も大いにあると考えている声もあります。
麗の名前について考察している人もいました。嬴政が「人の本質は光」と言っていることから、麗と言う名前が英語で光線の意味を持つRayと読み方が同じなのが、深い意図を感じると言っています。
【キングダム】麗は物語の鍵を握るキーマンの可能性が高い
『キングダム』に登場する、嬴政と向の間に誕生した娘・麗は、物語の鍵を握るキーマンの役割を担う可能性が高いキャラクターです。史実には実在しないオリジナルキャラクターですが、実在しないキャラクターだからこそ物語における重要な存在として、大きな活躍を見せると推測されます。まだ幼い麗が、今後どのような女性へと成長していくのか、これからの『キングダム』に期待しましょう。
この記事のライター
rymamimo
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。