【キングダム】雷土(らいど)の死亡理由は拷問?桓騎との関係も解説
『キングダム』の桓騎軍の一人に雷土という人物が登場します。雷土は作中で死亡し、読者に大きな衝撃を与えることとなります。雷土が死亡した理由は拷問だったのか、また『キングダム』に登場するキャラの中でも人気の高い、桓騎との関係についても解説します。
目次
【キングダム】雷土とは?
大人気作品の『キングダム』に登場する雷土とはどのような人物なのでしょうか。個性的なキャラの多い『キングダム』の中でも、インパクトの強いキャラの一人である雷土について紹介します。
雷土のプロフィール
雷土は、秦軍の将軍である桓騎(かんき)軍の副官を務める人物です。大きな身体と鋭い眼光を持っています。左目の周りに小さな輪が連なったような円の刺青を入れています。桓騎軍の副官であり、実力も将軍に次ぐナンバー2として桓騎軍を引っ張っています。元々は野盗だったこともあり、性格は荒々しいが、戦況を見極める力を持っています。年齢などの詳細は不明です。
キングダムの概要
『キングダム』は『週刊ヤングジャンプ』にて2006年より連載中の大人気漫画です。中国の春秋戦国時代を舞台とした作品です。2022年9月時点で累計発行部数9200万部を突破しています。2011年にはテレビアニメが開始し、2019年には実写映画化され、2019年公開の邦画実写作品における興行収入1位を記録しました。男性のみならず、女性からも支持を集める作品です。
キングダムのあらすじ
紀元前245年、戦争孤児の信(しん)と漂(ひょう)という2人の少年がいました。2人は下僕として貧しい生活をしながらも、天下の大将軍になることを夢見ていました。ある日、通りかかった秦の大臣である昌文君(しょうぶんくん)によって、漂は士官を果たします。しかしその1ヶ月後、漂は瀕死の状態で信の元に帰ってきます。漂は死の間際、信に大将軍になるという夢を託します。2人の夢を叶える為、信は戦いの場へと進んでいきます。
【キングダム】雷土の活躍や死亡理由
『キングダム』の作中で、雷土は桓騎軍の副官として活躍するシーンが登場します。後に雷土は壮絶な死を迎えることとなり、物語を大きく動かします。雷土が活躍するシーンと、雷土が死亡した理由について紹介します。
雷土の初登場
雷土が初登場したのは『キングダム』の単行本20巻です。山陽攻略戦で魏軍の玄峰(げんぽう)将軍を桓騎軍が討ちに行くシーンで初登場します。雷土は、桓騎軍の本陣に残り、趙側の廉頗(れんぱ)軍の筆頭で介子坊(かいしぼう)を引き付ける役を務めて戦いに貢献します。
雷土の平陽の戦いでの活躍
平陽の戦いは、紀元前234年に行われた戦いで、秦軍側の桓騎軍が趙軍側の扈輒(こちょう)軍を討ち取った戦いです。この平陽の戦いでも、雷土は活躍を見せます。桓騎軍はこの平陽の戦いで敵軍の兵士10万を斬るという大戦果を残しています。平陽の戦いは空想の戦ではなく、史実に残る戦です。この戦でも雷土は桓騎軍の副官として桓騎をサポートしながら、軍を勝利に導く活躍を見せています。
雷土の死亡理由は拷問?
平陽の戦いの最中、雷土は戦場で扈輒軍に捕まってしまいます。捕まってしまった雷土は、桓騎軍の策を知るために扈輒軍から拷問を受けます。まずは指を切り落とされ、次に左腕を切り落とされます。それでも口を割らない雷土はさらに爪をはがされ、体中に釘を刺されます。そして「作戦を話せば命は助けてやる」と言われるも、最後まで口を割ることはありませんでした。結果、拷問は続き、雷土は死亡します。
【キングダム】雷土の人物像や桓騎との関係
『キングダム』に登場する雷土はどのような人物なのでしょうか。桓騎の周りには個性的な人物が取り巻いていますが、その中でも圧倒的な存在感を示しているのが雷土です。雷土の人物像や将軍である桓騎との関係について紹介します。
雷土の性格
雷土の性格は、元野盗ということもあり、荒々しい性格をしています。言葉使いも荒く、主人公の信が桓騎の作戦に納得いかず、桓騎に詰め寄る場面では信を殴り、そのまま殴り合いへと発展します。荒々しい性格ではありますが、力だけの人物ではなく、冷静に戦況を把握する頭脳も持ち合わせています。拷問を受け、自身が死に直面しても、敵に情報を漏らさないなど、固い意志を持つ人物でもあります。
雷土の強さや実力
雷土は元々野盗として生活していました。元大野盗団の首領であった桓騎でさえも、雷土とその一家を取り込むのには苦労するほどです。雷土の位について明記された場面はありません。雷土は信と互角に戦い、最後には信に投げ飛ばされます。他にも桓騎軍の下っ端からは「ゼノウの方がヤバい」とも言われています。そのことから、雷土は信と互角か少し下で、ゼノウに次ぐ強さだと考えられます。
雷土は史実で存在した?
『キングダム』は歴史上の出来事に沿って物語が進んでいくので、実在した人物がキャラクターとして多く登場します。雷土は史実に存在する人物ではありません。雷土の周りで史実で存在する人物は桓騎です。史実には秦国の将軍に桓齮という人物がいたという記録が残っています。桓騎将軍はこの人物がモデルになっていると予想されています。
雷土と桓騎の関係
桓騎は将軍、雷土は副官という立場です。2人とも元々野盗出身という部分でも共通点のある2人です。桓騎は野盗として生活していた雷土を、自分の軍に引き入れました。雷土は桓騎のことを絶対的に信頼していました。桓騎も雷土に信頼を寄せており、平陽の戦いにおいても他の幹部たちにも伝えていなかった作戦を、雷土のみに伝えていました。互いに信頼関係のある2人でした。
【キングダム】雷土の声優
『キングダム』の作中で「化け物」と呼ばれ、恐れられる桓騎率いる桓騎軍のナンバー2としての役目を果たし、桓騎からも信用される存在が雷土です。『キングダム』のアニメ版で雷土の声を担当した声優は2人います。雷土の声を担当した声優を、代表作とともにそれぞれ紹介します。
雷土の声優①小松史法
『キングダム』第2シリーズの雷土の声を担当したのは、声優の小松史法さんです。第2シリーズは2013年6月~2014年3月まで放送された、全39話のシリーズです。小松史法さんは洋画や海外ドラマの吹き替えをメインに活動している声優です。
小松史法のプロフィール
小松史法さんは1978年生まれ、東京都出身の声優です。現在はフリーで活動しています。元々は着物屋で働いており、2000年より声優活動を開始します。声種はテノールで、優しくも力強い声が特徴です。これまでに数多くの洋画、海外ドラマの吹き替えを担当しています。2006年頃からはアニメ作品にも多数出演しています。
小松史法の主な出演作品
小松史法さんの主な出演作品は『ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース』のジャン・ピエール・ポルナレフです。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズは、『週刊少年ジャンプ』にて1986年~2004年まで連載され、2005年からは『ウルトラジャンプ』にて長期連載されていた作品です。ジャン・ピエール・ポルナレフは空条承太郎が主人公の第3部にて登場するフランス人のスタンド使いです。
雷土の声優②佐久間元輝
『キングダム』第3シリーズで雷土の声を担当したのは佐久間元輝さんです。佐久間元輝さんは2010年代より声優活動を開始しており、アニメや洋画、海外ドラマの吹き替えなどに出演しています。有名作品への出演も数多く、脇役として数多くの作品を支えています。
佐久間元輝のプロフィール
佐久間元輝さんは新潟県出身の声優です。現在の所属はケンユウオフィスです。国際映像メディア専門学校、映像テクノアカデミアを卒業し、声優として活動しています。爽やかな声から、迫力のある声まで幅広く演じることのできる声優です。『キングダム』では他にも竜川や、岳牙などの役も担当しています。
佐久間元輝の主な出演作品
佐久間元輝さんの主な出演作品は、『進撃の巨人』のゴードンです。『進撃の巨人』は『別冊少年マガジン』にて2009年~2021年まで連載されていた漫画作品です。コミックス全34巻の世界累計発行部数は1億1000万部を突破しています。ゴードンは、104期生の卒業生で、駐屯兵団から調査兵団に転属したキャラです。獣の巨人の投石によって死亡します。
【キングダム】雷土に対する世間での評判や人気
雷土の死亡を受けて、「つらい」というファンの声が多くあがっていました。雷土は主要キャラではないものの、人気の高いキャラの一人です。桓騎を支える一人であった雷土が壮絶な死を迎えたことは、読者にとってもかなりショックな出来事だったようです。
雷土の拷問シーンは読者にとって、精神的にも視覚的にもキツいシーンだったようです。『キングダム』は残酷な描写も数多く登場しますが、雷土の拷問シーンはさらに残酷さが増しています。変わり果てた姿で戻ってきた雷土を見て静かに怒る桓騎の姿も印象的です。
雷土は敵軍に捕まり拷問を受けても、桓騎の作戦を話すことはありませんでした。雷土と桓騎はただの武将と副官という関係だけでなく、強い信頼関係で結ばれていたこともわかるシーンでした。指を切られ、腕を切り落とされても口を割らなかった雷土の漢気に惚れたという声がたくさんあがっていました。死ぬまで拷問を受けながらも、口を割らなかった雷土は漢気溢れる人物だったと称賛されています。
【キングダム】雷土の死亡理由は拷問だった
元野盗としての経験を活かして桓騎軍を支える雷土でしたが、最期は拷問を受けて死亡するという結末を迎えてしまいます。雷土の拷問シーンと死亡が判明したシーンは、読者にも大きな衝撃を与えました。雷土は死亡してしまいましたが、作品はここからさらに面白くなっていくことが予想されています。今後の展開に期待しましょう。
この記事のライター
yonekao
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