【鬼滅の刃】時透無一郎の死亡までの経緯は?シーンや最後の言葉も
『鬼滅の刃』の時透無一郎の死亡経緯について紹介します。『鬼滅の刃』の人気キャラで、霞柱の時透無一郎が作中で辿った死亡のいきさつについてまとめました。また、死亡シーンの詳細や最後の言葉、死因を作った上弦の壱・黒死牟と無一郎の関係などについても紹介します。
目次
時透無一郎とは?
『鬼滅の刃』では鬼と鬼殺隊との凄絶な闘いが描かれますが、当然鬼殺隊の面々も無事というわけにはいかず、作中では何人も死亡者が出ます。その中には特に人気の高い無一郎も含まれており、彼の退場は多くのファンを嘆かせました。気になる無一郎の死因や最後について知りたいところですが、まずは彼のプロフィールなど基礎情報を紹介しておきましょう。
時透無一郎のプロフィール
『鬼滅の刃』に登場する無一郎のフルネームは、「時透無一郎(ときとうむいちろう)」です。年齢は14歳ですが、鬼殺隊では柱(霧柱)の立場にあります。身長160㎝、体重56kgで、誕生日は8月8日です。出身地の景信山(かげのぶやま)は、現在の東京都八王子市と神奈川県相模原市の境あたりに位置しています。整った顔立ちに腰まで伸びた長髪という容姿で、瞳の色は淡い青となっています。
時透無一郎の強さや能力
死因や死亡シーンが多くのファンに衝撃を与えた時透無一郎は、刀を握ってからわずか二か月で柱に達した天才剣士です。才能に加え鍛錬も欠かさず、その肉体は華奢に見えて極限まで鍛え抜かれています。「全集中・霞の呼吸」が生み出す高速移動と正確な足さばきを能力の特徴としており、壱~陸の伝統的な型に加え、無一郎独自の漆ノ型も使うことができます。
時透無一郎の過去
時透無一郎はもともと杣人(そまびと)として、家族と共に山中でひっそり暮らしていました。それが幼くして両親を亡くし、双子の兄(有一郎)との二人暮らしとなってしまいます。そんなある日、彼らの家に鬼が侵入し、無一郎をかばった兄が重傷を負わされます。無一郎は何とか鬼を撃退しますが、もはや兄を介抱する力もなく、その死を見つめることしかできません。その後無一郎は救助されますが、長らく過去の記憶を失ってしまうこととなりました。
鬼滅の刃の概要
時透無一郎の死因や死亡シーンが衝撃的な『鬼滅の刃』は、吾峠呼世晴によるアクションファンタジー漫画です。2016年のスタートから、「週刊少年ジャンプ」誌でおよそ4年間にわたり掲載されました。単行本は全23巻が刊行されており、累計部数は現時点で1億5000万部を突破しています。さらに2020年公開の『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は、国内で404.3億円の興行収入(歴代1位)を記録する大ヒット作品となり、社会現象を巻き起こしました。
鬼滅の刃のあらすじ
主人公の少年竈門炭治郎は、炭焼きを生業に慎ましく暮らしていましたが、ある日鬼に家族を惨殺されるという憂き目に遭います。妹の禰󠄀豆子だけは助かったものの、彼女も鬼となってしまいました。その直後に出会った冨岡義勇の導きで「鬼殺隊」に加入した炭治郎は、妹を人間に戻すため、そして凶事の大元である鬼舞辻無惨を倒すため闘いを繰り広げる…というストーリーになっています。
時透無一郎の死亡までの経緯や最後のシーン
強敵との闘いで壮絶な死亡シーンを演じ、ファンに衝撃をもたらした『鬼滅の刃』の時透無一郎ですが、作中での死に至る経緯はどうなっているのでしょうか。最後のシーンの状況と併せて紹介していきます。
時透無一郎の死亡シーンは何巻何話?
実は無一郎の死亡については、『鬼滅の刃』作中でそのシーンがはっきり描かれているわけではありません。176話では倒れ伏したままとなっているのでその時点で死亡しているように思われますが、確定したのは第21巻収録の179話「兄を想い弟を想い」の中でした。ここでは悲鳴嶼が物言わぬ無一郎に対し、最後の弔いの言葉を掛ける場面が描かれています。
時透無一郎の死亡までの経緯や死因
ここでは時透無一郎の死亡に至るいきさつと、彼の死因を作った上弦の壱・黒死牟との闘いのシーンを詳しく追いかけてみました。『鬼滅の刃』作中で無一郎は、以下のような経緯をたどって最後を迎えています。
経緯①黒死牟と遭遇する
鳴女の術で無限城に落ちた無一郎の眼前に、上弦の壱・黒死牟が姿を見せます。十二鬼月でも最強である黒死牟を前に最初圧倒される無一郎でしたが、そこはさすが柱の1人、すぐさま自分を取り戻し、黒死牟に立ち向かう覚悟を定めるのでした。
経緯②左腕を切断される
『鬼滅の刃』における無一郎の死亡の経緯と死因について説明しています。身体能力向上の証である痣を発現させ、霞の呼吸奥義「朧」を繰り出した無一郎ですが、黒死牟はこれに「月の呼吸壱ノ型 闇月・宵の宮」で応じます。この回避不能の一撃で無一郎は、瞬時に左腕を飛ばされてしまいました。
経緯③不死川玄弥たちが合流する
刀も失い絶体絶命の無一郎の下に、不死川玄弥が駆け付けます。しかし玄弥も相手にはならずたちまちピンチに陥ったところ、兄の不死川実弥と岩柱の悲鳴嶼が次々に加勢に現れました。そして、4人と黒死牟の闘いが始まります。
経緯④黒死牟に日輪刀を突き刺す無一郎
4人がかりでもなお圧倒的劣勢の状況に、自分の死亡を予期していた無一郎はある作戦を立てます。それは、自ら捨て身となることで黒死牟の動きを止めるというものでした。無一郎は決死の覚悟で一瞬の隙を突き、黒死牟に日輪刀を突きたてることに成功します。
経緯⑤玄弥の銃弾
引き続き、『鬼滅の刃』における時透無一郎の死亡の経緯や死因を紹介しましょう。無一郎の作戦には、不死川玄弥の存在も含まれていました。自らが捨て駒となり黒死牟の隙を作り、そこへ黒死牟の力を取りこんだ玄弥が銃弾を放つというものです。玄弥は無一郎の言葉通り動き、血鬼術を利用した弾丸の働きで黒死牟の動きを封じました。
経緯⑥無一郎の胴体が真っ二つになる
続いても無一郎の死亡経緯と死因の紹介です。動きは止められても、黒死牟の能力を封じることはできませんでした。体から無数の刃を出して斬撃を飛ばすという規格外の攻撃により、玄弥と無一郎は共に体を真っ二つに裂かれてしまいます。
経緯⑦無一郎の日輪刀の赫刀化
時透無一郎の死亡経緯と死因についての解説を続けます。胴体を真っ二つにされ、下半身を失ってもなお無一郎はあきらめませんでした。最後の力を振り絞り、黒死牟に突き立てていた日輪刀を赫刀化させたのです。鬼に大ダメージを負わせるこの刀の変化により、さすがの黒死牟も激痛に苦悶します。
経緯⑧黒死牟の死亡
無一郎と玄弥の犠牲を得て、悲鳴嶼と実弥は黒死牟を倒すことに成功します。黒死牟はなおあがきを見せますが、最後は後悔にまみれて散っていきました。そして無一郎もまた、闘いの末に終わりの時を迎えます。以上が、『鬼滅の刃』での時透無一郎の死亡経緯と死因の詳細になります。
時透無一郎と兄の再会や最後の言葉
こうして最後を迎えた無一郎ですが、死亡の後にも描写は続きます。目を開けた無一郎の側には、兄の有一郎が立っていました。有一郎は弟に向かい、「無駄死にだ」などと生前のように辛辣な言葉を投げかけますが、それに対し無一郎は「仲間のために死んだことに後悔はない」と答えます。そしてさらに、「僕は幸せになるために生まれてきた」と、すべてを肯定する言葉を残して旅立っていったのでした。
時透無一郎の死亡に対する反応やその後の転生
壮絶な最後で読者の涙腺を崩壊させた無一郎ですが、その死亡に対し、作中の他のキャラはどのような反応を示したのでしょうか。ここでは、『鬼滅の刃』において無一郎の死がもたらした波紋や、最終回における処遇について紹介します。
時透無一郎の死亡に対する反応
『鬼滅の刃』において、無一郎が死亡を遂げたことに対し主に反応を示したキャラクターは2名です。その2人とは悲鳴嶼行冥と竈門炭治郎ですが、双方悲しみを覚えつつも、各々が見せたリアクションはやや異なっています。
死亡に対する反応①悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼行冥は無一郎らと共に黒死牟と対峙し、敵に決定的な一撃を与えています。闘いの後彼は、無一郎の亡骸に接して「立派だった」と労いの言葉をかけました。なおも何かつづけようとするも、それ以上は言葉にならない様子が描かれています。
死亡に対する反応②竈門炭治郎
炭治郎は無一郎らが黒死牟と闘っている時、上弦の参・猗窩座と別の場所で交戦中でした。その後鎹烏からの報告で、上弦の壱の撃破と共に無一郎と玄弥の最後を知っています。炭治郎は落涙しますが、まだ闘いは続いているため、立ち止まって彼らを弔うこともできませんでした。
時透無一郎は最終回で転生した?
以上のような死因や経緯で死亡した時透無一郎ですが、『鬼滅の刃』ではその後別の形で登場しています。最終話「幾星霜を煌めく命」では現代を舞台に、これまでの登場人物たちの子孫や転生後の姿が描かれました。その中で無一郎は、「双子の赤ちゃん」という形で有一郎と同時に登場しています。名前は出ないものの、ブランケットの柄などから見て間違いないものと思われます。
時透無一郎の先祖は黒死牟?過去も解説
『鬼滅の刃』における無一郎の死亡までの経緯を解説していますが、ここで彼のルーツについても触れておきましょう。実は無一郎と黒死牟には、血のつながりがあることが作中で明かされています。ここではそうした関係や、黒死亡の過去について紹介します。
時透無一郎の先祖は黒死牟?
無一郎と黒死牟には血縁関係があると述べましたが、実は黒死牟は無一郎にとって先祖にあたります。黒死牟は無一郎と対峙した瞬間、彼が自身が残した子の末裔であることに気づき、そのことを告げたのでした。同時に、無一郎が若くして相当の技量や精神力を得ていることについて、賞賛の言葉を投げかけます。
黒死牟の人間時代の過去
黒死牟は人間だった時の名を、「継国巌勝」と言います。日の呼吸の使い手である縁壱とは双子の兄弟の関係で、共に戦国時代の武家の子として育ちました。成長後、兄の巌勝は家督を継ぎますが、ある日鬼狩りとなった弟に再会した際、かつて抱いていた嫉妬心が頭をもたげます。そして自身も同じ道に入るも、弟との差を痛感して絶望していた時、無惨に出会ったのでした。縁壱を超える強さを求めた巌勝は無惨の誘いの言葉に乗り、人の道を捨て上弦の壱・黒死牟へと変貌します。
黒死牟の強さや能力
無一郎の祖先にあたる黒死牟は、血鬼術に加えて「全集中・月の呼吸」を使うことができるという強みがあります。これは三日月状に回転する斬撃を飛ばして広範囲の敵にダメージを与えられるという能力で、壱から拾陸までの型に分かれます。また、自らの肉体で造った変幻自在の刀「虛哭神去」も強力な武器となっています。
時透無一郎の声優
『鬼滅の刃』の無一郎について、その死亡経緯などを中心に考察していますが、続いては少し別の角度からキャラに迫ってみましょう。ここではアニメ版『鬼滅の刃』で無一郎を演じた声優の情報をお届けします。
時透無一郎の声優は「河西健吾」
アニメ版『鬼滅の刃』で時透無一郎を演じているのは、声優の河西健吾(かわにしけんご)です。河西氏は現在38歳のベテラン声優で、高めの透き通った声質が特徴となっています。石田彰が憧れの声優であると公言していますが、ファンの間では、その石田氏の声との相似性が話題となっています。
河西健吾のプロフィール
河西健吾は、1985年2月18日生まれ、大阪府出身の声優です。身長158㎝、血液型はA型で、現在の所属事務所はマウスプロモーションになります。アミューズメントメディア総合学院声優科などを経た後、2006年にデビューしました。その後数々の作品に出演し、2015年には『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』でアニメ初主演を果たしています。
河西健吾の主な出演作品
河西健吾の『鬼滅の刃』時透無一郎役以外の主な出演作品は、前述の『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(三日月・オーガス)のほか、『3月のライオン』(桐山零)、『Dr.STONE』(あさぎりゲン)、『ブルーピリオド』(橋田悠)、『東京リベンジャーズ』(河田ナホヤ〈スマイリー〉)などが挙げられます。
時透無一郎の死亡に対する世間での評判や感想
ところで、霞柱・時透無一郎の死亡について世間ではどういう受け止め方をしたのでしょうか。死亡シーンを目撃した際や、死が予感された際の感想が知りたいところですが、ここでは無一郎の死亡に関する世の中の声を拾ってみました。
こちらは、「無一郎の死をアニメで見るとヤバいかも」という感想です。原作では嗚咽を禁じ得なかったということですが、あの凄絶さでは無理もないところでしょう。アニメ版でそのシーンが描かれるのはまだ先になりそうですが、ファンとしては今から気が気でないところだと思います。
こちらの方は原作未見のようで、無一郎について調べている際死亡の事実を知ってしまったとのことです。「格好良いシーンがあるか心配」ということですが、その点については間違いなく期待は満たされると思われます。問題は期待を超え過ぎてしまってショックを受けかねないところで、先の方のように涙腺が崩壊しないかが心配です。
一方こちらは、無一郎の死亡シーンに触れる前の方の感想です。好きなキャラの「死亡確定」情報があちこちに出回ったとなると、動顛して「無理」となってしまうのはやむを得ないところでしょう。さらにこの方の場合、思い余って「無一郎が死ぬなら柱全員を」とまで口走ってしまっています。冷静さを欠いているとはいえ、なかなか大胆で振り切った言葉と言えます。
時透無一郎の死亡シーンは悲しいものだった
『鬼滅の刃』における無一郎の死亡の経緯について紹介してきました。このように、時透無一郎は単なる柱の1人というだけでなく、上弦の壱・黒死牟や継国縁壱の子孫という重要なポジションのキャラです。その剣の才は先祖から確実に受け継いでおり、14歳にして柱となるほどの実力者でした。しかし、上弦の壱の黒死牟にはさすがに単独では通用せず、圧倒的な劣勢に追いやられてしまいます。
そして無一郎は、闘いの中で自らの死を悟り、仲間のために殉ずる覚悟を定めます。無一郎の一撃は黒死牟の動きを止めただけでなく、結局は相手にとっての致命傷となりました。彼の死亡シーンや死因は衝撃的でしたが、それだけに見る者に多くの感慨を与えます。果たしてアニメ版「無限城編」ではどのようにその死が描かれるのか、今から非常に気になってくるところです。
この記事のライター
だいじろう
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