【鬼滅の刃】十二鬼月(上弦/下弦)とは？メンバーや豪華アニメ声優も紹介

鬼滅の刃におけるラスボス・鬼舞辻無惨の下には十二鬼月と呼ばれる幹部たちが存在しており、彼らは数多の人間を食べた凶悪な敵として登場・活躍しています。鬼の中でも別格の強さを持つ彼らにはそれぞれ特殊能力や個性的な人柄をしています。まずは十二鬼月の概要を紹介し、鬼滅の刃の作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

十二鬼月は鬼舞辻無惨が生み出した鬼の中で逸脱した強さを持つ者に与えられた称号です。最高幹部の立ち位置におり通常の鬼殺隊士では歯が立たないほどの強さを誇ります。しかし、鬼舞辻無惨にとって彼らは駒でしかなく、素養を見限られた鬼は称号を剥奪、場合によっては処刑されることがあります。

鬼舞辻無惨は鬼の弱点である太陽を克服することを目的にしており、それを果たすために青い彼岸花を捜索しています。生み出された鬼たちは青い彼岸花を探すことを命じられており、高い潜在能力を持っている十二鬼月たちには名前を与えて特殊な行動を命令することがあります。

十二鬼月には強さの順番を示す階級制度が設けられており、それぞれ上弦・下弦の称号と壱～陸までの数字によって示しています。最も強い鬼が上弦の壱、最も弱い鬼が下弦の陸とされており、入れ替わりの血戦にて格下の鬼が格上の鬼に勝利すると昇格することができます。なお、上弦は113年間メンバーが固定されていました。

鬼滅の刃は吾峠呼世晴によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。妹を鬼に変えられてしまった炭治郎が鬼を倒していく物語が描かれており、王道かつ感動的なストーリーやメディアミックス展開などが話題を呼び爆発的な人気を博しました。2021年2月時点で累計発行部数1億5000万部を突破しており、アニメ化やゲーム化といったメディアミックスが複数展開されています。

炭売りをして家族の暮らしを支えていた少年・竈門炭治郎は家を空けた日に家族が鬼に惨殺されてしまい、唯一生き残っていた妹・禰豆子も鬼にされてしまいました。狂暴化した禰豆子が炭治郎を襲うと、それを退治しようと鬼殺隊の富岡義勇が現れますが、禰豆子の中にまだ人間の意志が残っていることを悟り剣を収めました。その後鬼殺隊になることを炭治郎に薦めると、炭治郎は示された場所へ向かい鬼を狩る鬼殺隊として活動を始めます。

鬼滅の刃において十二鬼月は鬼舞辻無惨の正体や禰豆子を人間に戻すための重要な鍵を握っており、特に上弦メンバーとの戦いは物語の行く末を大きく左右するエピソードとして描かれています。ここでは鬼滅の刃における十二鬼月の上弦メンバーの特徴や強さについてまとめていきます。

黒死牟（こくしぼう）は上弦の壱の鬼です。十二鬼月の最古参でもあり生前に鬼殺隊に所属していたことから全集中の呼吸を使うことができます。冷静沈着かつ寡黙な人柄をしており、400年の間最強の座に君臨し続けている実力は鬼舞辻無惨からも信頼されています。

童磨（どうま）は上弦の弐の鬼です。普段は新興宗教・万世極楽教の教祖として温厚な振る舞いをしていますが、女の生首の感想を嬉々として語るほど猟奇的な性格をしています。新参者ながら上弦の弐まで昇格した高い潜在能力の持ち主で、血鬼術・冷気発生は鬼殺隊の肺を凍りつかせるほどの冷気を出すことができ初見殺し能力として極めて凶悪です。

猗窩座（あかざ）は上弦の参の鬼です。赤い短髪と武闘家のような衣服が特徴的で、素手で戦うことから拳鬼という異名が付けられています。強さを求め続ける武人な人柄をしており、強者に対しては強い興味を示す一方で弱者のことを見下しています。血鬼術・破壊殺は身体能力を高めるというシンプルなものですが、鬼の力を超越した災厄の強さを誇ります。

半天狗（はんてんぐ）は上弦の肆の鬼です。年老いた容姿と背格好をしており分裂する能力を持っています。非常に臆病な性格をしていますが、能力を発動すると『喜怒哀楽』それぞれの感情を持つ鬼が出現します。本体を倒さなければ撃破することができず分裂した鬼はそれぞれ操雷、風起こしなど特殊能力を持っています。

玉壺（ぎょっこ）は上弦の伍の鬼です。普段は壺の中に身を隠しており、本体はヘビのように細長くうねった身体となっています。自らを至高の芸術家と語り殺害した人間で作品を作る下劣な性格をしており、複数の壺を使った空間転移や大量の水や魚を発射する攻撃を得意としています。

妓夫太郎（ぎゅうたろう）と堕姫（だき）はそれぞれ上限の陸の鬼です。2体は兄弟の関係にあり妹の堕姫が遊郭の花魁として人間を誘惑し、兄の妓夫太郎が裏で身剥ぎをしています。上弦としての力を有しているのは妓夫太郎の方で、血鬼術・血鎌は毒耐性を持つ鬼殺隊でも侵されてしまう猛毒を秘めています。

鳴女（なきめ）は空席となった上弦の肆に据えられた鬼です。長い黒髪で顔半分を隠している不気味な容姿をしており、常に携帯している琵琶を鳴らすことで任意の鬼を無限城に召喚することができます。無限城の中であればどんな存在でも意のままに操ることができ、上弦に選ばれてからは探知探索の血鬼術を習得しました。

獪岳（かいがく）は空席になった上弦の陸に据えられた鬼です。生前は善逸の兄弟子で桑島の下で共に雷の呼吸の修行に勤しんでいた少年でした。才覚はあり努力を惜しまない人物であるものの、強い承認欲求を抱えた問題児でもあり才能を持つ者でしか他人を評価できないという歪んだ思考を持っています。

十二鬼月の存在は鬼滅の刃作中に下弦の鬼が登場したことで初めて明かされました。上弦より強さに劣る下弦ですが、見習いだった炭治郎たちにとってはそれまでにない大敵で過酷な戦いが繰り広げられました。ここでは鬼滅の刃における十二鬼月の下弦メンバーの特徴や強さについてまとめていきます。

魘夢（えんむ）は下弦の壱の鬼です。青い瞳と十二鬼月唯一の洋装が特徴的で、自身の命すら何とも思わない狂気的な人柄をしています。血鬼術・夢操作は人間を夢の世界に閉じ込めることができ、閉じ込めている間その人間は身動きを取ることができません。魘夢は最初に幸せな夢を見せた後に不幸な夢を見せることでその人を内側から貶めようとします。

累（るい）は下弦の伍の鬼です。病人のような白い髪と少年のような体格が特徴的で、立志編のラスボス的存在として登場しました。家族に対して強い執着心を持っており、他の鬼に自らの血を与えて名ばかりの家族を構成し恐怖で支配しています。彼が操る糸は人体を切断できるほど屈強で並みの鬼殺隊では瞬殺されます。

響凱（きょうがい）はかつて下弦の陸だった鬼です。筋肉質な肉体から複数の鼓が生えている容姿をしており、生前は文筆家でしたが作品を評価されない人生を送っていました。本編初登場時から実力不足によって十二鬼月から降ろされたとされており、鼓を叩くことで屋敷の部屋を回転させたり斬撃を飛ばすことができます。

轆轤（ろくろ）は下弦の弐の鬼です。中年男性な顔つきと作務衣を身につけており、顔の大部分がひび割れている特徴があります。累が敗死した後に無限城に呼び寄せられたことで初登場を果たしましたが、無惨に散々説教された挙句機嫌を損ねてしまったことで即処刑されてしまいました。具体的な能力や生前の様子は不明です。

病葉（わくらば）は下弦の参の鬼です。つり上がった三白眼と少年のように幼い容姿が特徴的で、「せっかく十二鬼月になれたのに」と独白していることから下弦の新参者である可能性が高いです。累の敗死後に初登場を果たし、無惨からの殺気を感じて無限城から逃亡を図ったものの結果的に処刑されてしまいました。

零余子（むかご）は下弦の肆です。赤い着物と2つの角を生やした容姿をしており、下弦唯一の女性の鬼でもあります。累が敗死した後に他の下弦メンバーと共に無限城に召集され、指示もなく口を開いてしまったことで無惨の機嫌を損ねてしまい処刑されてしまいました。登場した総コマ数はわずか16コマです。

釜鵺（かまぬえ）は下弦の陸の鬼です。渦巻模様の羽織と黒のズボンを身につけた少年の見た目をしており、呑気な性格をしています。累の敗死後無限城に召集され無惨から説教を受けると、心の中で呟いた声を読まれてしまい謝罪を求めたものの処刑されてしまいました。

鬼滅の刃はアニメ化された時期から爆発的人気を博すようになり、劇場映画は興行収入ランキング1位を記録するほど話題になりました。本作をきっかけに声優に興味を持つようになった人も多くいることでしょう。ここではアニメ版鬼滅の刃にて十二鬼月の上弦メンバーを担当した声優についてまとめていきます。

黒死牟を演じた声優は置鮎龍太郎（おきあゆりょうたろう）です。青二プロダクション所属の男性声優で1989年よりデビューしています。『地獄先生ぬ～べ～』の鵺野鳴介役などで知られており、2023年には声優アワード助演男優賞を受賞しています。

童磨を演じた声優は宮野真守（みやのまもる）です。劇団ひまわり所属の男性声優でCMや舞台に出演する俳優を経て2001年より声優デビューを果たしています。数々の作品で主演を担当している大御所声優の1人で、好きな男性声優ランキングでは山寺宏一らを抑えて1位に輝いています。

猗窩座を演じた声優は石田彰（いしだあきら）です。ピアレスガーベラ所属の男性声優で1988年よりデビューしています。ファンの間で『石田ボイス』と呼ばれるほど独特な声質をしており、『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲルなどミステリアスなキャラクターの定番声優として人気があります。

半天狗を演じた声優は古川登志夫（ふるかわとしお）です。青二プロダクション所属の男性声優で、テレビドラマや舞台出演の俳優を経て1974年から声優活動を始めています。ドラマとアニメどちらの分野においても卓越した演技力が評価されており、人気声優200人が本気で選んだ！声優総選挙！3時間SPでは第9位に選ばれました。

玉壺を演じた声優は鳥海浩輔（とりうみこうすけ）です。アーツビジョン所属の男性声優で1996年より声優デビューを果たしています。役者を目指した理由に対して「なんとなく」と答える自由人な人柄をしていますが、活動に対しては積極的で2016年には書籍『てきとう』を発行しています。

堕姫を演じた声優は沢城（さわしろ）みゆきです。青二プロダクション所属の女性声優で1999年にデビューを果たしています。幼い頃に学芸会で魔女役をした時に褒められたことから役者を意識するようになり、現在では『ルパン三世』の3代目峰不二子の声優として高い知名度を誇ります。

妓夫太郎を演じた声優は逢坂良太（おおさかりょうた）です。EARLY WING所属の男性声優で2010年より声優活動を始めています。オーディションで演技を見た長崎監督お墨付きの才能の持ち主で、2015年には声優アワード新人男優賞を受賞しています。

鳴女を演じた声優は井上麻里奈（いのうえまりな）です。青二プロダクション所属の女性声優で2004年より声優デビューをしています。高校生の頃に演劇で男役になる夢を見ていたことから声優という職業に行きついたそうで、尊敬している声優に緒方恵美の名前を挙げています。

獪岳を演じた声優は細谷佳正（ほそやよしまさ）です。現在フリーで活動している男性声優で2004年から活動しています。『テニスの王子様』の白石蔵ノ介役で注目を集め、2010年にはキャラクターソングアルバムのオリコン週間ランキング初登場6位という記録を打ち立てました。

アニメの第1期と劇場映画『無限列車編』では下弦の鬼が登場していることから、鬼滅の刃の鬼と聞いて下弦の鬼を思い浮かべる人が多くいることでしょう。たとえ即処刑されてしまった下弦の鬼だったとしても声優が豪華であることで一時期話題を呼んだことがあります。ここでは鬼滅の刃にて十二鬼月の下弦メンバーを担当した声優についてまとめていきます。

魘夢を演じた声優は平川大輔（ひらかわだいすけ）です。現在フリーで活動している男性声優で1998年にデビューを果たしています。『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラスなど洋画や海外ドラマの吹き替えの定番声優として知られており、2009年からは音楽活動を始めています。

累を演じた声優は内山昂輝（うちやまこうき）です。劇団ひまわり所属の男性声優で、テレビドラマ出演の俳優を経て2001年より声優デビューをしています。幼い頃から子役として活躍している歴が長い演者であり、『キングダムハーツII』のロクサスを演じたことで声優としての知名度を集めました。

響凱を演じた声優は諏訪部順一（すわべじゅんいち）です。東京俳優生活協同組合所属の男性声優で1996年より声優デビューを果たしています。重みのあるバリトンボイスが特徴的で、作品のラスボスや大物悪役を演じることが多いです。実績も豊富で声優アワードでは助演男優賞、歌唱賞、パーソナリティ賞を受賞したことがあります。

轆轤を演じた声優は楠大典（くすのきたいてん）です。アミュレート所属の男性声優で1990年から声優デビューしています。ドウェイン・ジョンソンやマハーシャラ・アリなど数々の海外俳優の専属吹き替えとして活躍しており、2022年には声優アワードにて外国映画・ドラマ賞を受賞しました。

病葉を演じた声優は保志総一郎（ほしそういちろう）です。アーツビジョン所属の男性声優で1994年より声優デビューしています。清涼感ある声質と芯の通った演技力が評判であり、2003年にはアニメグランプリ声優部門のグランプリを初受賞、2006年と2007年にはグランプリを2年連続受賞しました。

零余子を演じた声優は植田佳奈（うえだかな）です。アイムエンタープライズ所属の女性声優で2001年より声優デビューしています。声優になる前はコスプレや同人誌を作っていた筋金入りのオタクであり、声優デビュー後はユニットによる音楽活動やYouTube活動など様々な分野で活躍しています。

釜鵺を演じた声優はKENN（ケン）です。Zynchro所属の男性演者であり声優の他に俳優、音楽活動を並行して行っています。『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の遊城十代役などで知られており、現在はミニアルバムを発売するほどのアーティストとしても人気があります。

十二鬼月メンバーは鬼滅の刃における悪役であるため、作中では最後に死亡したキャラクターが多数存在しています。鬼であっても生前の頃の記憶を回想したりと最後のシーンが劇的に描かれているところが本作の魅力と言えるでしょう。ここでは鬼滅の刃における十二鬼月の上弦の最後についてまとめていきます。

時透との戦闘から始まり、不死川玄弥、実弥、悲鳴嶼から次々と攻撃を仕掛けられていくと、実弥が透き通る世界に目覚め戦いの均衡が崩されます。窮地に立たされた黒死牟は不意に継国縁壱のことを想起し、彼に負け続けたことから不敗を求めて化け物になったことに気付きます。そして最後実弥と悲鳴嶼によって頸を切られ肉体が消滅しました。

無限城の中で胡蝶しのぶと対峙した童磨は激闘の末彼女の骨を砕いて殺害します。その瞬間を目撃したカナヲと途中から参戦した伊之助との戦いが始まりますが、時間だけが過ぎていくと突然童磨の体が崩壊し始めました。実は童磨が食らったしのぶの体内には大量の毒が含まれており、限界を迎えた童磨は死に際にしのぶから「糞野郎」と言われ消滅しました。

無限城で炭治郎と対峙した猗窩座は、無限列車の時から成長を遂げた彼の実力を認め後から参戦した義勇を一緒に相手します。その戦いの中で炭治郎が透き通る世界を開眼させると猗窩座は窮地に立たされ、炭治郎の言葉から生前、狛治だった頃の記憶を想起します。そこで人間だった頃の思いと鬼に変貌してからの行いに堪えかねた猗窩座は自らの手で頸を切り落とし自滅の道を選びました。

刀鍛冶の里にて炭治郎と禰豆子、弦弥と対峙していた時、遅れてやってきた甘露寺によって戦況が拮抗し炭治郎たちに本体を追いかけられてしまいます。決死の逃走劇の果てに炭治郎に追いつかれてしまうと、恨の鬼を生み出した悪あがきも虚しく炭治郎に頸を切られてしまいます。最後を迎える時、半天狗の脳裏にはお奉行が残した言葉が想起されていました。

刀鍛冶の里にて時透と対峙すると、刀鍛冶の死体で制作した芸術作品を披露したことで彼の逆鱗に触れてしまいます。珍しく怒りを露わにした時透は痣を発現することに成功し、身体能力が飛躍的に向上し玉壺を圧倒するようになります。玉壺は真の姿を顕現させて本気を出しますが、最終的に霞の呼吸漆の型・朧で頸を切られ敗北しました。

遊郭にて炭治郎と禰豆子、天元、善逸、伊之助とそれぞれ交戦していくと、堕姫は善逸と伊之助によって、妓夫太郎は炭治郎と天元の連携によって同時に頸を切られてしまいました。2人は人間だった頃、貧乏暮らしの中兄妹で協力して生きようとしたことを想起すると、最後に共に地獄へ落ちることを決心して消滅しました。

炭治郎たちが無惨の頸を取ろうと一斉攻撃を仕掛けると、鳴女は無限城を操作し無惨が回復するまでの時間稼ぎを行います。しかし、隙を突かれて愈史郎に脳を乗っ取られてしまうと無限城の制御を奪われてしまい、無惨が鳴女を取り戻そうと行動するも義勇によって遮られてしまうと無惨の呪いによって頭部を破裂させられ死亡しました。

無限城にて善逸と対峙すると、才能がなかった善逸に悪態をつきながら血鬼術を交えた雷の呼吸で彼を追い詰めようとします。しかし、善逸がいつか獪岳と戦うために編み出した漆ノ型によって頸をはねられてしまいます。散々見下していた善逸の手で頸を切られたという事実を受け入れられないまま、最後は声にならない断末魔を上げて肉体が消滅していきました。

これまで十二鬼月のメンバーやアニメ声優、迎えた最後などについてまとめてきましたが、鬼滅の刃本編で彼らの存在・活躍を見たファンはどのような印象を抱いているのでしょうか。ここでは十二鬼月に対する世間での評判や人気について、実際にSNSへ寄せられているコメントを参照し内容をまとめていきます。

ファンの間で十二鬼月は強い鬼という印象を持たれていました。炭治郎が初めて死闘を繰り広げた累を始め、柱を倒した猗窩座や無限城の決戦でそれぞれの戦闘シーンを見れば十二鬼月がとても強いことを知れることでしょう。

十二鬼月の中でも特に人気を集めていたのは猗窩座でした。猗窩座は鬼滅の刃本編にて初めて登場した上弦の鬼であり、柱の煉獄との戦闘シーンで衝撃を受けた人が多くいたそうです。また、劇場映画『無限列車編』にて登場したことも高い人気に繋がっているでしょう。

悪役として描かれている十二鬼月ですが、悪事を働いている裏で無惨からパワハラを受けている事実には可哀想という感想が寄せられています。無惨の機嫌を損なっただけで殺害された下弦の鬼たちや、いきなり無限城に呼ばれて説教される上弦の鬼たちを見れば思わず同情してしまうのも無理はないでしょう。

鬼滅の刃に登場する十二鬼月は炭治郎たちを追い詰めた恐ろしい敵でした。鬼滅隊員と十二鬼月の激闘に興奮し、生前を想起する過去回想シーンに感動したという読者は多くいたことでしょう。もしも十二鬼月たちの具体的な活躍を知らないという人は、ぜひ鬼滅の刃本編をチェックしてみてください。