【呪術廻戦】領域展開の手の形やポーズまとめ!意味や由来についても
『呪術廻戦』の領域展開は発動時に独身な手の形やポーズを取っていますが、これは実際にある印が使われています。そんな『呪術廻戦』の作中で登場した領域展開の手の形やポーズ、それぞれの名前について、意味や由来などをまとめました。
目次
【呪術廻戦】領域展開とは?
『呪術廻戦』の領域展開は作中でも限られた呪術師や呪霊しか使えない能力であり、効力としても非常に強力なものになっています。そんな領域展開の基本情報や『呪術廻戦』のあらすじなどを紹介していきます。
領域展開とは?
『呪術廻戦』の領域展開は術式の最終段階と言われる技術で、術式を結界として外に展開し、その領域内に相手を引きずり込む技です。領域展開内では術者の能力が上昇し、範囲内では発動した術式が相手に必ず命中する状態になります。ただし、発動と維持には暴対な呪力が必要であり、術者にはかなりの負担がかかるという難点もあります。
呪術廻戦の概要
芥見下々の『呪術廻戦』は2018年から『週刊少年ジャンプ』に連載されている少年漫画で、2020年にアニメ化された作品です。呪術師達が日本で起こる様々な呪霊達が起こす事件の解決を描いていきます。ダークな世界観と能力バトル描写が好評となっており、漫画・アニメ以外にも様々なメディア展開を続ける作品です。
呪術廻戦のあらすじ
ある日、虎杖悠仁は呪霊の事件に巻き込まれた先輩を救うため、呪術師の伏黒恵と共に現場の学校に乗り込みますが、ピンチに陥ります。その時、学校に眠っていた特級呪物・両面宿儺の指を虎杖が喰らったことで力を得ますが、同時に宿儺の復活を許してしまいます。それをきっかけに虎杖も呪術師の道を歩み始め、力を使いこなすための特訓や事件に挑んでいきます。
【呪術廻戦】領域展開の手の形やポーズ一覧
『呪術廻戦』の領域展開は発動時に手で印を結ぶ必要があり、それぞれの術式で形やポーズが異なっています。そんな領域展開の手の形やポーズについて紹介していきます。
手の形やポーズ①五条悟(無量空処)
『呪術廻戦』の呪術師・五条悟が使用する領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」は、片手の中指を人差し指の後ろに回して突き立てるポーズを取っています。この形は帝釈天(たいしゃくてん)を表す印になっています。
手の形やポーズ②花御(朶頤光海)
『呪術廻戦』の特級呪霊・花御が使用する領域展開「朶頤光海(だいこうかい)」は、作中では2回発動しそうになりましたが、途中で妨害が入ったため、手の形やポーズは不明です。名前についてもファンブックで判明しました。
手の形やポーズ③真人(自閉円頓裏)
『呪術廻戦』の特級呪霊・真人が使用する領域展開「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」は、口の中に腕を生やして2つの印を結ぶことで発動します。指を互い違いに絡ませて組んだ上の手の形は孔雀明王(くじゃくみょうおう)、中指・薬指・小指を立てて手を合わせた下の手の形は弥勒菩薩(みろくぼさつ)を表す印になっています。
手の形やポーズ④漏瑚(蓋棺鉄囲山)
『呪術廻戦』の特級呪霊・漏瑚が使用する領域展開「蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)」は、親指・人差し指・中指を組んだポーズを取っています。この形は大黒天を表す印になっています。
手の形やポーズ⑤陀良(蕩蘊平線)
『呪術廻戦』の特級呪霊・陀艮の領域展開「蕩蘊平線(たううんへいせん)」は、作中では印を結ぶ前に倒されてしまい、紋章によって発動を肩代わりしたため、手の形やポーズは不明です。紋章として浮かび上がったのは袋紋で、大黒天などが持つ巾着袋の形になっています。
手の形やポーズ⑥伏黒恵(嵌合暗翳庭)
『呪術廻戦』の呪術師・伏黒恵が使用する領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」は、親指以外の指を組み、その上に親指を重ねて置くポーズを取っています。この形は薬師寺如来(やくしにょらい)を表す印、もしくは忍者の九字印の「陳(ちん)」であると言われています。他の印は仏教系の印になっていますが、正確な形では九字印の方が近くなっています。
手の形やポーズ⑦両面宿儺(伏魔御逗子)
『呪術廻戦』の両面宿儺が使用する領域展開「伏魔御厨子(ふくまみづし)」は、人差し指と小指を折り曲げ、そのまま指を合わせたポーズを取っています。この形は閻魔天を表す印になっています。
【呪術廻戦】領域展開の由来・意味
『呪術廻戦』の領域展開は日常的に聞き馴染のない単語になっていますが、それぞれに由来や意味があります。そんな領域展開の由来や意味について紹介していきます。
意味や由来①無量空処
『呪術廻戦』の五条悟の領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」は、仏教の用語が元ネタになっています。仏教では三界(さんがい)という考え方があり、その1つに精神的な作用のみの世界である無色界(むしきかい)があります。そんな無色界には4つの階層があり、その第1天が無量空処(または空無辺処)です。この階層では物質が存在せず、無限に広がる空間になっています。
『呪術廻戦』における無量空処も無限に広がる宇宙空間が展開しているため、由来を意識したものになっています。また、無色界に至るには物欲などが無い状態になる必要があるところについても、脳内に負荷をかけて何もできない状態にするという能力にかかっていると考えられます。
意味や由来②朶頤光海
『呪術廻戦』の花御の領域展開「朶頤光海(だいこうかい)」は、作中で発動していませんが、単語の意味としては読み取れます。「朶頤」には顎を動かして食べることや食用が旺盛なことを指す意味があり、そこから転じて羨むことや強い国が弱い国を征服するという意味も持っています。また、「朶」は枝もしくは花が付いた枝という意味もあります。
それらの意味や森への畏怖から生まれた花御の存在を考えると、植物が相手を侵略する光の海のように襲い掛かる能力と予想することもできます。ファンブックで名前が明かされたことでようやく予想できる要素が出てきましたが、実際のところは不明なままです。
意味や由来③自閉円頓裏
『呪術廻戦』の真人の領域展開「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」は単語を区切っていくと、元ネタや由来としての意味が見てきます。「円満」とは天台宗における円満頓速の意味であり、全ての物事に備え、悟ることで成仏することを表しています。また、「裹」には包むやまとう、草の実という意味があります。能力としては相手に触れて魂に干渉することで即死させることから成仏や手でつつむ意味が付けられたと考えられます。
意味や由来④蓋棺鉄囲山
『呪術廻戦』の漏瑚の領域展開「蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)」は2つの単語を組み合わせたものになっています。「蓋棺」は棺に蓋をすることから人の死を意味、「鉄囲山」は仏教の世界にある鉄でできた山のことを指しています。能力としては山の内部のような溶岩を展開し、それらの攻撃で焼死させることから、由来や元ネタを感じさせる必殺技です。
意味や由来⑤蕩蘊平線
『呪術廻戦』の陀艮の領域展開「蕩蘊平線(たううんへいせん)」は、単語としては存在していませんが、それぞれの漢字の意味から付けたことがわかります。領域展開内では海と砂浜の景色が広がり、その海から魚の式神を出す技です。そして、「蕩」は揺れ動くや豊か、「蘊」は蓄えるや奥深いなどの意味があります。このことから「蕩蘊」は生命の源の海そのものやそこから出る式神を指していると考えられます。
意味や由来⑥嵌合暗翳庭
『呪術廻戦』の伏黒恵の領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」も3つの単語が合わさっています。「嵌合」は機械の部品がはまり合うような関係、「暗翳」は暗いかげや不吉な兆しなどの意味があります。領域展開としては不完全ながらも、伏黒恵の術式である十種影法術を余すところなく使える能力であることから、前半の意味は合っていると言えます。
意味や由来⑦伏魔御厨子
『呪術廻戦』の両面宿儺の領域展開「伏魔御厨子(ふくまみづし)」は、発動時に出現させる物を指しています。「伏魔」は小説『水滸伝』に登場する魔物が潜む建物の伏魔殿(ふくまでん)、「厨子」は調理道具を納める、もしくは仏像など安置するための収納具の意味があります。領域展開で出てくる門のような建物にも厨子があり、全貌は物々しい雰囲気があることから魔物の建物としても見られます。
【呪術廻戦】領域展開を対策する方法
『呪術廻戦』の領域展開は発動すれば術式が必中になる強大な能力ですが、無敵の能力ではありません。そんな領域展開の対策方法について見ていきましょう。
方法①呪力で身を守る
『呪術廻戦』の領域展開内では術式が必中になりますが、防御できないわけではないので、呪力を込めて防ぐことは可能です。ただし、当たることは避けられないことから常に対応する必要があります。
方法②領域の外へ出る
『呪術廻戦』の領域展開には効果の範囲があるため、その領域の外に出れば効果を防げます。ただし、多くの領域展開では空間を分断した状態になるため、端まで行くことが難しく、術式として相手を引き込む性質があることから、壊すことはほぼ不可能な状態です。
方法③領域展開内で領域展開をする
『呪術廻戦』の領域展開内でも自分が領域展開をすれば、呪力の強さや相性が良い方が制し、領域展開を上書きすることが可能です。しかし、作中で領域展開を使用できるキャラの少なさから見ると、この手段を使える人物が限られています。
方法④シン・陰流 簡易領域
『呪術廻戦』の領域展開が使用できない者領域展開に対抗する手段として、シン・陰流の簡易領域があります。この技は簡易的な領域を展開し、その範囲内にいる限りは領域展開の必中効果を無効化できるという効果を持っています。ただし、発動時は自分の領域内から動けないため、戦闘時には相手からの攻撃を返す形になる技です。
【呪術廻戦】領域展開に関する用語を解説
『呪術廻戦』には領域展開以外にも領域と付いた単語が登場しています。そんな領域展開に関する用語について紹介していきます。
解説①生得領域
『呪術廻戦』の生得領域は人間の中にある精神世界のことです。領域展開はこの生得領域を呪力によって実際に具現化させ、そこに術式が発動する形になっています。
解説②簡易領域
『呪術廻戦』の簡易領域は簡易的な領域を展開する技術です。作中では先にも紹介したシン・陰流の簡易領域が最も登場しており、この簡易領域について門下生のみが習得できる技術になっています。一方で、領域展開以外の簡易的な領域を指す時もこの単語が使われることがあります。
解説③領域展延
『呪術廻戦』の領域展延は自分を包み込むように領域を展開する技術です。外に展開し、相手を引き込む領域展開と異なり、身にまとうような形にすることで領域展開の能力の1つである術式の中和を適用し、防御として用いています。
【呪術廻戦】領域展開に対する世間での評判や人気
ここでは『呪術廻戦』の領域展開について世間での評判や人気は紹介していきます。『呪術廻戦』の中でも魅力溢れる技として認知されています。
『呪術廻戦』の領域展開については名前や能力がかっこいいという意見が見られました。作中でも強力な必殺技として出てくるため、印象に残りやすい技であるようです。
『呪術廻戦』の領域展開については強力過ぎるという感想も見られました。特に五条悟の無量空処は領域内で何もできなくなるという効果から文字通りの必殺技になっています。
『呪術廻戦』の領域展開について、漫画やアニメの描写が凄いという感想もありました。アニメ化では色やエフェクトなどが追加されたことでより見栄えのある技になっています。
【呪術廻戦】領域展開はかっこいいものが多かった
『呪術廻戦』の領域展開は限られた者しか使えない能力で、範囲内における術者の能力上昇や術式の必中など強力な効果を発揮します。使用者によって領域展開の発動時の印が異なっており、名前には効果に関連した由来や元ネタがあります。そんな領域展開に注目して原作漫画やアニメを見返してみましょう。
この記事のライター
十文字猛
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