【呪術廻戦】ナルトと似ている部分を比較!その他の作品と酷似している所も
「呪術廻戦」は同雑誌で連載されていた大人気忍者マンガ「ナルト」に、似ている部分が多数あると話題になっています。本記事ではそんな「呪術廻戦」と「ナルト」の類似設定や共通点をまとめた後、両作品に登場するキャラクターについても比較しながら見ていきます。
目次
【呪術廻戦】とは?
呪術廻戦の作者
『呪術廻戦』の作者は漫画家芥見下々(あくたみげげ)です。幼い頃から週刊少年ジャンプの愛読者であり、当時はBLEACHの大ファンでした。作者自身ホラー小説やホラー映画を好んでおり、そういった影響も作風に現れています。2014年「神代捜査」という作品にて漫画家デビューを果たしました。
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦』とは2018年から週刊少年ジャンプにて連載が開始された、「呪術」をテーマにしたダークファンタジーバトル漫画です。単行本1巻が発売されるとすぐに重版がかかる人気ぶりで、さらにアニメ化をきっかけにその勢いは急加速しました。2021年には映画化もされ大ヒットを記録するなど、今最も注目されている少年マンガのひとつであると言えます。
呪術廻戦のあらすじ
『呪術廻戦』とは主人公、虎杖悠仁がとある事件に巻き込まれ特級呪物「両面宿儺の指」を食べてしまいます。普通の人間なら本来は即死。しかし虎杖はなぜかその呪物をうまく取り込み呪力を覚醒しました。つまり虎杖は両面宿儺の器となってしまったのです。この一件から虎杖の呪術師としての人生がスタートします。
【呪術廻戦】はナルトのオマージュ?似ている部分を考察
ナルト(NARUTO)の概要
『ナルト(NARUTO)』とは週刊少年ジャンプにて1999年から2014年の約15年間連載された、世界的人気を誇る忍者バトル漫画です。全700話、単行本にして72巻の大作であり一時期は「ONE PIECE」と並ぶ二大看板として週刊少年ジャンプを支えてきた歴史があります。完結した今もなおその人気が衰退することはなく「世界で一番検索されているコンテンツ」としても有名です。
ナルト(NARUTO)のあらすじ
『ナルト(NARUTO)』は落ちこぼれ忍者主人公うずまきナルトが、木の葉の里の長である「火影」を目標に、奮闘し成長していく物語です。生まれたばかりの頃に里を襲った「九尾の妖狐」を封印する器として利用されたナルトは、それがきっかけとなり、いじめられながら幼少期を過ごします。そんなナルトに残された道は「火影」になり全員を見返すこと。その長く険しい道のりには様々なドラマが生まれます。
ナルトと呪術廻戦の似ている設定や共通点
『ナルト』と『呪術廻戦』に共通している設定は主人公が「化け物の器」になっているという点です。これに関しては呪術廻戦ファンブックにおいて「ナルトの九尾のアプローチを自分なりに考えて、誕生したのが両面宿儺である」と明言されいました。また、もうひとつ似ている設定は「スリーマンセル」です。ナルトでは3人1組+先生で行動しそのメンバーで任務を遂行します。この構図がまさに呪術廻戦においての虎杖、伏黒、釘崎、五条が綺麗に当てはまります。
【呪術廻戦】とナルトの主要キャラを比較
キャラの比較①虎杖悠仁とナルト
『呪術廻戦』と『ナルト』に登場する主人公です。この2人に共通している点は前述の通り「化け物の器」だというところです。虎杖悠仁は両面宿儺を宿しており、うずまきナルトは九尾の妖狐を宿しています。この設定はオマージュであると明言されていました。しかし両者の性格についても、真っ直ぐで仲間想い、さらには強さに貪欲。少年バトルマンガにはよくある設定かもしれませんが、これも共通点として挙げられます。
虎杖悠仁とは?
『呪術廻戦』に登場する主人公。もともとは何の能力もなかったのですが、特級呪物である「両面宿儺の指」を食し、体内に両面宿儺を宿すことで呪力を手にします。元々身体能力が異常に高かった虎杖は、その能力と呪力を合わることで頭角を表し始めます。まさに王道主人公の様な人物です。
うずまきナルトとは?
『ナルト』に登場する主人公。里を襲った九尾の妖狐を宿しているという理由から、幼い頃里の中ではバケモノ扱い。友達と呼べる相手は1人もいませんでした。そんな人たちを全員見返すため、里一番の忍者「火影」を目指し奮闘します。決して頭の切れるタイプではありませんが、とにかく真っ直ぐで正義感の強い男。関わる人は次々とナルトに惹かれていく、そんな魅力的な人物です。
キャラの比較②五条悟とカカシ
『呪術廻戦』と『ナルト』においてこの2人はまず、主人公の先生という立場的な共通点がひとつと、最強クラスの強さを誇っている点も共通しています。それに加えキャラクターデザインも非常に近しく、五条悟は「目」を隠しておりカカシは「口」を隠しているという対照的なデザインになっています。また術を使う際にお互い「目」を使用するという設定もわかりやすい共通点です。
五条悟とは?
『呪術廻戦』に登城する五条悟は主人公虎杖たちの先生という立場で登場します。現代における最強呪術師といわれており、本編では4人しか登場しない「特級呪術師」の1人です。その才能は生まれつきで幼少期から頭角を表していました。呪力の詳細を見ることができるという「六眼」を持っています。
はたけカカシとは?
『ナルト』に登場するはたけカカシは、ナルトたちの先生役として登場する上忍です。口数の少ない人物ですが愛読書の「イチャイチャパラダイス(後半からイチャイチャタクティクスに変わる)」を常に持ち歩くというギャップもあります。額当てで隠れている左目は写輪眼を開眼しており、その能力からコピー忍者のカカシという異名を持っています。
キャラの比較③伏黒恵とサスケ
伏黒恵とサスケは主人公の良きライバルのような立ち位置で描かれています。性格に関してはどちらもクールで冷静、さらに周りから一目置かれる強さを保持しているのも共通点です。黒髪であるというキャラクターデザインも共通点として見えてきます。
伏黒恵とは?
『呪術廻戦』に登場する伏黒恵は、呪術高専東京校の1年生。呪術界御三家のひとつ禪院家の血筋であり、その才能はあの両面宿儺でさえも認めていました。自分の影を媒体とした式神を使用して戦う戦闘スタイルであり、1年生の時点で不完全ながらも領域展開を習得しているという、末恐ろしい才能の持ち主です。
うちはサスケとは?
『ナルト』に登場するうちはサスケは、写輪眼という眼術を受け継ぐエリート家系うちは一族に生まれ、幼少期から忍術を磨いていました。しかしある日、仲の良い兄である「うちはイタチ」によって一族全員が皆殺しに遭います。その日以来サスケは、兄への復讐を掲げ更なる強さを求めるようになりました。後半では自らの意志で木の葉の里を抜け、抜け忍として扱われる様になりそこから徐々に闇落ちしていきます。まさにサスケの人生は波瀾万丈です。
キャラの比較④釘崎野薔薇とサクラ
釘崎野薔薇と春野サクラを比較すると、ヒロインであり戦う強い女性という共通点はあるものの、性格やその他の設定はあまり似ておらず、そこまでオマージュされている様には見えません。読者に好まれるヒロイン像が時代によって変化しているというのも、理由のひとつであると考察されます。
釘崎野薔薇とは?
『呪術廻戦』に登場する釘崎野薔薇は呪術高専東京高に通う虎杖、伏黒のクラスメイトです。都会に憧れを抱き東京に住みたいという理由で、東北の田舎村から上京。性格はかなりサバサバしており、時に悪役のようなセリフや表情を見せ、酷い暴言を吐く事もあります。その戦闘方法も金槌で五寸釘を飛ばすというあまり華の無いスタイルから、ヒロインらしからぬ存在として位置づけられています。
春野サクラとは?
『ナルト』に登場する春野サクラはメインヒロインとして登場しており、序盤からうちはサスケに恋心を寄せています。立派なくノ一になるという気持ちよりもサスケとの恋を実らせることに必死な女の子。しかし少しずつクラスメイトやナルトから刺激を受け、しっかりとした芯のある強い姿も見せるようになります。その後自分の特性を活かして医療忍術や怪力などを習得し、どんどんと活躍の場を広げていくようになります。
【呪術廻戦】と似ている他の漫画作品
似ている作品①BLEACH(ブリーチ)
『呪術廻戦』と似ている作品として特に目にするのが「BLEACH」です。作者芥見下々はBLEACHの大ファンであり、漫画家を目指すきっかけになった作品だと公言しています。構成やセリフ選びも参考にすることが多いと発言されており、これはまさにオマージュということになります。
似ている作品②ハンターハンター
『呪術廻戦』は「ハンターハンター」にも似ているという声があります。「呪術」と「念能力」というのはそもそも構造や効果が似通ってくるテーマではあるので難しいところではあります。手を叩くことで入れ替わる能力や、作中に登場する三輪霞の使う簡易領域は、ハンターハンターにてノブナガが使う円そのものと言っても過言ではありません。また絵柄やタッチが似てきているという意見もあり、ハンターハンターのオマージュは確定です。
似ている作品③幽遊白書
『呪術廻戦』の代名詞でもある「領域展開」ですが、これは幽遊白書の後半に登場する領域(テリトリー)の設定とほぼ同じです。自分にとって有意な領域に相手を引き込みそこで戦闘するというまさにそれそのもの。また設定以外にも戦闘シーンの構図が似ている箇所も指摘さており、幽遊白書もオマージュの対象になっていました。
【呪術廻戦】とナルトに対する世間での評判や人気
ここでは『呪術廻戦』と『ナルト』の関係について世間はどのようにみているのか、その評判や意見をいくつか見ていきます。どちらも大人気マンガであるため様々な意見があると予想されます。
『呪術廻戦』は世間的に見てもナルトとの共通点が多く、やはりパクリだと感じてしまう意見も少なからずある様子です。一度気になるとどれもそう見えてしまう様で、少し受けつけないという方もいらっしゃいました。
『呪術廻戦』に対する評判の中には、オマージュという言葉の意味を理解しこれはパクリでなくオマージュであると考ているファンも多いです。つまり好きな作品同士が、コラボしているかのような感覚で楽しんでおられました。
『呪術廻戦』と『ナルト』を比較すると共通点が多いことは間違いないのですが、主人公が宿している「両面宿儺」と「九尾の妖狐」は似ているかの様に見えて実は対局にあるという意見もありました。物事にはいろんな角度から見ることが必要だと気付かされます。
【呪術廻戦】とナルトは似ているところが多かった
『呪術廻戦』と『ナルト』については様々な共通点あり、ストーリー設定はもちろん、特にキャラクターに関するデザインと設定が大きく被っていることがわかりました。それについて基本的には肯定的な意見が多く、作者芥見下々のナルトに対するリスペクト精神の表れだと受け入れられていました。呪術廻戦は現在の週間少年ジャンプを率いる代表的マンガのひとつです。まだ読んだことがないナルトファンの方も、是非この機会にチェックしてみてください。
この記事のライター
うら
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