【呪術廻戦】虎杖悠仁は術式を持っていない？能力や強さまとめ

呪術廻戦のメインキャラクターである虎杖悠仁は、ピンク色の髪が特徴の呪術高専に通う1年生です。宿儺の指を取り込んでからは目の下に宿儺の目が付いています。そんな虎杖悠仁とは一体何者なのか、その正体について解説します。

虎杖悠仁は元々一般の高校に通う並外れた身体能力を持つ男子高校生でした。ある超常現象に巻き込まれ、特級呪物の宿儺の指を食べてしまいます。宿儺の指を食べても、宿儺の力をある程度コントロール出来た虎杖悠仁は「宿儺の器」として生活することになります。しかし、呪いの王と呼ばれる宿儺の指を食べてしまった為、死刑か呪術高専に入学するかの選択を迫られ、呪術高専に入学し呪術師になります。

呪術廻戦は2018年より週刊少年ジャンプで連載が始まり、現在も大人気連載中です。2020年にアニメ放送、2021年に映画が公開されました。呪いを題材とし、人間の負の感情から生み出される呪霊を呪力で払うダークファンタジーです。2023年にはアニメの2期の放送が決定しています。

虎杖悠仁はある超常現象に巻き込まれ、最悪な状況を脱する為に呪術界で恐れられている、特級呪物の宿儺の指を食べてしまいます。特急呪物を取り込んだ虎杖悠仁は人間でなくなったとされ、呪術規定に基づき秘匿死刑が決定してしまいます。五条悟の助言で呪術高専に入学し、宿儺の指を20本全て取り込んでから死ぬことを決めました。呪術高専で仲間達と出会い呪術師として成長していく物語です。

呪術師のほとんどが生まれながらに刻まれている術式という能力を持っています。術式によって呪霊との戦い方は様々です。虎杖悠仁は戦闘シーンが多いですが術式は持っているのか、そして強さについて考察していきます。

結論から言うと虎杖悠仁は術式は持っていません。術式は無くても、虎杖悠仁の並外れた身体能力での攻撃に、呪力を乗せれば呪霊と戦う事が出来ます。また、宿儺の指を取り込んでいるので、いずれは宿儺の術式が虎杖悠仁に刻まれる可能性が高いのではないかと言われています。

作中で力勝負として砲丸投げをした時には、30メートル先にあるサッカーゴールまで投げたり、50メートル走を3秒で走るという噂が流れる程、虎杖悠仁の身体能力が高いことは有名です。また、姉妹校交流会の団体戦での作戦会議中で、同じ呪術高専1年生の伏黒恵が、呪力なしで戦わせたら虎杖が一番強いと発言しています。このことから、かなり戦闘能力が高いキャラクターだと言えます。

天与呪縛というのは、天から与えられた自分の意思とは関係ない縛りの事を言います。縛りと引き換えに高い能力を手に入れる事が出来ます。呪術廻戦のキャラクターで天与呪縛者は数名いますが、虎杖悠仁が天与呪縛かどうかはまだ明らかになっていません。ただ、常人離れした身体能力の高さと宿儺の器になれるだけの耐性があるので、読者からは虎杖悠仁は天与呪縛なのではないかと考察されています。

黒閃とは、呪力を流した状態での打撃で呪力が衝突するまでのコンマ数秒に空間が歪み、呪力が黒く光る現象の事を言います。黒閃は狙って発動できるものではないですが、東堂葵からアドバイスを貰い、花御との戦闘シーンで初めて黒閃を発動しました。勘違いされやすいですが黒閃は術式ではなく現象です。

作中では虎杖悠仁との過去について描かれている場面があります。しかし、それは虎杖悠仁には全く心当たりがない記憶です。ある2人のキャラクターに心当たりのない記憶について語られているシーンがあったので、記憶を操ることが虎杖悠仁の術式に関係あるのではないかという噂があります。存在しない記憶についてと、記憶の正体について考察します。

結論から言うと存在しない記憶については虎杖悠仁の術式ではありません。作者の芥見下々が術式ではないと断言しています。しかし、ありもしない記憶を2人のキャラクターが語っていたので、もしかしたら記憶に関する術式を持っているのではないかと考察されていたようです。作中で虎杖悠仁との記憶について語っていたのは脹相と東堂葵です。2人のそれぞれの関係と記憶の正体について考察します。

脹相の記憶は虎杖悠仁が兄弟であるという記憶です。実際この記憶は存在していました。脹相は加茂憲倫が生み出した呪胎九相図の長男です。脹相は加茂憲倫から唯一血を分けられていました。加茂憲倫と虎杖悠仁の母は羂索に乗っ取られていたので、虎杖悠仁と脹相は血縁関係にあります。脹相は血の繋がった兄弟の異変を感じることのできる術式を持っていて、瀕死状態だった虎杖悠仁の異変を感じ取り、血がつながった兄弟であったことが発覚しました。

東堂葵の存在しない記憶は虎杖悠仁と同じ中学に通う親友というものです。この記憶の正体は単なる東堂葵の妄想です。東堂葵は出会った相手に対しどういう女がタイプかと聞くのが定番になっています。その質問に虎杖悠仁はタッパとケツのでかい女がタイプだと回答します。東堂は自分のタイプとドンピシャだったことをきっかけに虎杖悠仁の事を一方的にマイベストフレンドや兄弟と呼んでいます。この先、東堂葵の虎杖悠仁との妄想が更新されていく可能性が高いです。

虎杖悠仁は呪胎九相図ではありません。呪胎九相図を生み出したのは加茂憲倫を乗っ取った羂索です。脹相は呪胎九相図の中で唯一羂索から血を分けられています。また、虎杖悠仁の母親は香織という名前ですが香織の死後、羂索が乗っ取り虎杖悠仁を産みました。そのため、虎杖悠仁と脹相は羂索の血で繋がっているということになります。

虎杖悠仁の母親は死後羂索に乗っ取られてから虎杖悠仁を産んでいます。この事実については虎杖悠仁本人は知りません。現在羂索は夏油傑を乗っ取っていますが、作中でオカルト研究部の佐々木さんに向かって「息子と仲良くしてくれてありがとう」という発言をしています。このことから羂索と虎杖悠仁が親子関係であったことが明らかになりました。

虎杖悠仁の家族で登場しているのは祖父、父親、母親の3人です。虎杖家については呪術廻戦の中でも最も謎が多いと言えます。作中で既に様々な伏線が張られていて、この先の展開で謎は少しずつ明らかになっていくと思われます。虎杖悠仁の家族を1人ずつ紹介し謎を考察していきます。

虎杖悠仁の祖父の名前は虎杖倭助です。「お前は強いから人を助けろ」「大勢に囲まれて死ね」という遺言を遺し1話で亡くなりました。虎杖悠仁の両親は謎が多いですが、その謎を全て知っている可能性が高い人物です。亡くなる前に虎杖悠仁に両親についてを話そうとしていましたが、興味ないと拒否されてしまい真相はわからないままです。虎杖倭助がキーパーソンである可能性が非常に高いので、今後回想シーンで登場するかもしれません。

虎杖仁は妻の香織との子供が欲しかったようですが、それは叶わずに香織は亡くなりました。香織が羂索に乗っ取られてから虎杖悠仁が誕生しましたが、赤ん坊の虎杖悠仁を抱きながら倭助との会話で「彼女の話をするなら帰る」との会話をしています。このことから仁も何かを知っている様子が描かれています。仁が現在も生きているかは明らかになっていません。羂索の正体を解き明かす上で、重要な人物の可能性が高いので今後も登場すると考えられています。

虎杖悠仁の母親の名前は香織といい、香織の正体は加茂憲倫です。正確には加茂憲倫を乗っ取った羂索です。香織は死後羂索に乗っ取られ、額に縫い目があります。加茂憲倫も夏油傑も羂索に乗っ取られてからは額の縫い目がついています。倭助は仁に向かって「あの女だけはやめとけ」と忠告しているシーンがあります。このことから、仁も倭助も亡くなったはずの香織に異常な事が起きている事を理解していると考えられています。

虎杖悠仁はメインキャラクターなので作中での登場回数が多いです。戦闘能力も高く優しいですが、週刊少年ジャンプの主人公の中では珍しく冷静で温度感低めなキャラクターとして描かれています。そんな虎杖悠仁の人気と評判について紹介します。

虎杖悠仁のかっこよくて飾らないまっすぐな性格なのに、謎が多いところが好まれているようです。呪術廻戦の第2回キャラクター人気投票では3位でした。戦闘中と普段の緩さのギャップがいいと言うコメントがありました。

呪術高専1年生の虎杖悠仁と、伏黒恵や釘崎野薔薇の3人の組み合わせと関係性が好きという投稿が沢山ありました。1人ずつの個性は強くても3人で居ると平和で仲良しな雰囲気があり、それが人気の理由のようです。

虎杖悠仁は作中にいくつか名言を残しています。その中でも「生き様で後悔したくない」という名言通りに人生の選択をしているところが魅力的に思うようです。生き様で後悔したくないからこその行動が多く、虎杖悠仁の心の強さがかっこいいと思うファンもいました。

虎杖悠仁に術式はないものの並外れた身体能力の持ち主なので、今後天与呪縛者になったり、宿儺の術式が刻まれたりするかもしれません。呪術廻戦には伏線や匂わせ等、明らかになっていない謎が多いので、予想外展開になる可能性は大いにあると考えられています。今後の虎杖悠仁の成長と活躍に期待しましょう。